やはり俺達が鬼殺隊最強と言われるのは間違っている。 作:甘味の皇帝
炭治郎の足元にあった扉が開かれ炭治郎は落ちそうになるが手で扉の端を掴んで上がる。
義勇「気を抜くな!!」
炭治郎「はい!!」
「カアアアーッ!!比企谷八幡、胡蝶しのぶ両名ニヨリ上弦ノ弐撃破ーーッ!!」
炭治郎「(すごい…!!もう上弦を撃破したんだ!!)」
義勇「(鴉…(首に下げている紙は何だ?伝達が異様に速い)」
「他の柱は生きている?」
「はい」
「上弦と対峙したのは八幡しのぶだけ?」
「いいえ」
「愈史郎さんの"眼"を借りた鴉は半数に届いたかな?」
「まだです」
産屋敷輝利哉。齢八歳にして産屋敷家の当主となった産屋敷家長男。それは後ろに控える妹二人も同じ。妹の名はくいな、かなた。
姉の名はひなき、にちか。二人は母同様父の傍を離れようとしなかった。父は厳しかった。長く生きられないので子供たちを早く大人に育てなければならなかった。同じように厳しく優しかった母ももういない。そして輝利哉は父に代わり鬼殺隊の隊士たちの父にならなければならない。
輝利哉「情報が少ないね。鴉たちに一枚でも多く"眼"を撒くよう伝えて」
かなた「はい」
輝利哉「無惨の位置は動いてない。今の段階では全員の位置が遠い北へ誘導して。上弦と対峙しているのは…そうか」
くいな「我妻隊士です。上弦の陸と鉢合わせました。近くに小町隊士がいますが向かわせますか?」
輝利哉「向かわせてくれ」
そして小町は……
善逸「おせーんだよクズ」
獪岳「(斬られた!!速い…コイツ!!動きがまるで別人だ!!)」
善逸は兄弟子で鬼になった獪岳と戦っていた。
獪岳「死んで当然なんだよオオ!!爺もテメェもォオ!!」
<雷の呼吸・弐ノ型 稲魂>
小町「下手ですねー♪ちゃんと修行したんですか〜?」
<雷の呼吸・弐ノ型 稲魂>
獪岳「!?」
小町「適当にやっても意味ないですよ〜?」
獪岳「誰だテメェ!」
小町「善逸さんこの人誰です?」
華麗なる小町の無視。
善逸「俺の兄弟子で…コイツが鬼になったせいで俺の師範のじいちゃんが腹切って死んだんだ」
小町「つまりその仇打ちと…」
善逸は静かに頷く。
善逸「コイツだけは俺が斬らなきゃいけないんだ…!!」
小町「分かりました。ただ、少しだけ彼と手合わせしても?」
善逸「……いいですよ」
獪岳「舐めやがって!!」
<雷の呼吸・参ノ型 聚蚊成雷>
小町<雷の呼吸・参ノ型 聚蚊成雷>
獪岳が次々に斬られていく。
獪岳「(何なんだコイツは!?)」
小町「さっきの返答ですが、私は鬼殺隊鳴柱比企谷小町です♪善逸さんありがとうございました」
獪岳「(柱!?)」
善逸「続きだ…獪岳」
獪岳<雷の呼吸・伍ノ型 熱界雷>
善逸はそれをできる限り避けるが少し擦る。
獪岳「どうだ!?血鬼術で強化された俺の刀軒れ味は!皮膚を!!肉を!!罅割って焼く斬撃だ!!」
<雷の呼吸・陸ノ型 電轟雷轟>
獪岳「喰らった斬撃はお前の体で罅割れ続ける目に体に焼き付けろ俺の力!鬼になり雷の呼吸を超えた!!」
小町「雷の呼吸を超えたっていうのはこういうことだよ」
<電雷の呼吸・壱ノ型 霹靂閃電>
獪岳の両腕が斬り落とされる。
小町「(善逸さん、まだやれるよね)」
善逸「(ごめん"兄貴")」
<雷の呼吸・漆ノ型 火雷神>
獪岳の頸が刎ねられる。
小町は落ちていく善逸を掴んで上に上がる。
愈史郎「おいお前。そいつを貸せ、治療する」
小町「お願いします」
小町が愈史郎に善逸を預ける。
その頃炭治郎は…
「ガガガガガガ…………」
炭義「「!?」」
炭治郎と義勇の周りが激しく揺れる。
義勇「何だこの揺れは!!」
炭治郎「ぎ、義勇さん!」
義勇「止まれ!!落ちつけ」
炭治郎「(また誰か戦ってるのか!?また誰かが死んでしまうのか!!…いや違う。こっちに近づいてる?この匂いは……)」
義勇「上だ!!炭治郎下がれ!!」
炭治郎はギリギリのところで下がり避ける。
猗窩座「久しいなァよく生きていたものだお前のような弱者が…竈門、炭治郎!!」
猗窩座が炭治郎に殴りかかる。
炭治郎「猗窩座ァアアア!!」
猗窩座の突き出した拳を炭治郎が飛んで避ける。
炭治郎<ヒノカミ神楽・火車>
炭治郎「(いけ!!いけ!!いけ!!腕くらい斬れなきゃ頸なんて斬れない!!)」
炭治郎が猗窩座の左腕を斬り落とす。
炭治郎「(斬れた!!攻撃も躱せた通用する戦える。頸は狙えなかった!けど次は…)」
猗窩座が右腕を振る。
炭治郎<ヒノカミ神楽・幻日虹>
猗窩座の腕が空を切る。
すると、猗窩座の顔面に傷がつく。
義勇「(炭治郎…格段に技が練り上げられている。お前のその実力は柱に届くと言っても過言ではない。上弦の参を相手にこれ程…)」
八幡「猗窩座ァ!」
猗窩座「八幡!!」
しのぶ「大丈夫ですか?」
炭治郎「八幡しのぶさんカナヲ!」
猗窩座<術式展開>
猗窩座「さあ始めようか。宴の時間だ」
義勇<水の呼吸・参ノ型 流々舞い>
猗窩座「水の柱か!これは良い遭遇したのは50年振りだ!」
<破壊殺・乱式>
義勇<水の呼吸・拾壱ノ型 凪>
八幡<雪の呼吸・弐ノ型 立華>
猗窩座はそれを避ける。
猗窩座<破壊殺・砕式 万葉閃柳>
猗窩座の広範囲に渡る攻撃。
八幡<雪の呼吸・終ノ型 雪吹雪>
俺はその攻撃を弾く。
猗窩座「前よりも強くなったな!!八幡!!」
炭治郎「(凄い…!俺と義勇さんのところに来たのも弾いた…!!いやダメだ守られてばっかりじゃ俺も戦わないと…!!)」
炭治郎<ヒノカミ神楽・列日紅鏡>
炭治郎の斬撃が空を切る。
炭治郎「(!?消えっ…た!!後ろ!!)」
炭治郎「(ヒノカミ神楽・幻日…)」
すると猗窩座の右腕が斬られる。
八幡<雪の呼吸・壱ノ型 初雪>
そして、義勇と八幡による激しい斬り合いが始まる。
カナヲ「(速過ぎて…入れない…)」
しのぶ「(私が入っても足手纏いですね…)」
炭治郎<ヒノカミ神楽・炎舞>
後ろから炭治郎が斬りつけようとするが
猗窩座<破壊殺・脚式 冠先割>
猗窩座が炭治郎を蹴り上げる。
炭治郎「(受けたっ…ちゃんと刀で…っ!かすったか…!?僅かに…!!それだけでこの威力…!!)」
炭治郎のから鼻血が出る。
猗窩座「流麗!!練り上げられた剣技だ素晴らしい!!名を名乗れ!お前の名は何だ!!覚えておきたい!!」
義勇「鬼に名乗るような名は持ち合わせていない。俺は喋るこが嫌いだから話しかけるな」
猗窩座「そうかお前は喋るのが嫌いなのか!俺は喋るのが好きだ!何度でも聞くぞお前の名を!!」
猗窩座「(破壊殺・脚式)「人の嫌がることをするのが趣味なのか?お前」
猗窩座が技を出す前に脚を斬る。
猗窩座「お前には聞いていない!」
<破壊殺・鬼芯八重芯>
八幡<終雪の呼吸・伍ノ型 雪景色>
猗窩座「いい動きだ!!初めて会った時からこの短期間でよくぞここまで強くなったな!!」
八幡「じゃあ言わせてもらうがお前は何も変わってないな」
猗窩座「何だと…!!」
<破壊殺・乱式>
八幡<終雪の呼吸・壱ノ型 雪月花>
義勇<水の呼吸・拾壱ノ型 凪>
猗窩座「俺は八幡…お前を許さない…!!」
<破壊殺・脚式 飛遊星千輪>
俺はその攻撃を弾くが
八幡「(コイツの攻撃…性格無比な技…羅針盤のように確実に隙を突いてくる。磁石が吸い寄せられるように相手の急所に…何でだ?何に反応してコイツは攻撃を打っているんだ?)」
八幡<雪の呼吸・拾ノ型 不香の花>
猗窩座「(またか…!?闘気が…!!)」
八幡が猗窩座の頸を狙う。がギリギリのところで避けられる。
八幡「(今の攻撃だけ反応が遅かったな。今の型に何かあるのか?)」
炭治郎<ヒノカミ神楽・円舞>
「バチイイン!」
猗窩座が炭治郎の刀身を両手で挟む。
炭治郎はそれに頭突きをして離させようとするが離さない猗窩座。
義勇<水の呼吸・弐ノ型 水車>
炭治郎「義勇さん!!」
義勇<水の呼吸・捌ノ型 滝壺>
猗窩座<破壊殺・脚式 飛遊星千輪>
八幡「炭治郎!」
炭治郎「何?」
八幡「お前何かわかるか?猗窩座の吸い寄せられるようにくる攻撃が何か」
炭治郎「ん〜、それを考えてるけどわからないんだよ。でも猗窩座の言動から推理してみるね」
八幡「頼む。お前が考えてる間の時間は稼ぐ」
炭治郎「ありがとう!」
八幡<雪の呼吸・参ノ型 氷雪>
猗窩座はそれを避け一旦下がる。
八幡「義勇さ…?」
何か義勇さんの左頬に痣が発言する。
義勇さんさ猗窩座に斬りかかるが猗窩座が拳を突き出す。義勇さんはそれを避け頸に刀を振るう。それを猗窩座は間一髪で避け後ろに下がる。
八幡「(速度が上がった…痣ってすげえな)」
すると、義勇さんが一瞬で猗窩座との間合いを詰める。
義勇<水の呼吸・肆ノ型 打ち潮>
猗窩座は傷がつくがすぐに回復。激しい斬り合いが始まる。そこに八幡も加わるが両者互角の戦いを繰り広げる。
炭治郎「(考えろ絶対に思考を放棄するな。なぜ猗窩座の攻撃は磁石のように正確なのか。背後や死角からの攻撃にと必ず反応する理由……『その闘気練り上げられている。至高の領域に近い』煉獄さんとの戦いで猗窩座は闘気という言葉を使った。闘気って何だ?俺が匂いで色々なことを感知できるように猗窩座も闘気で何か感知している?)」
炭治郎「八幡!」
八幡「何か分かったのか?」
八幡が一旦下がって炭治郎の方に行く。
炭治郎「何でかはわからないけど恐らく猗窩座は"闘気"に反応してるんだと思うんだ。煉獄さんとの戦いの時に言ってた!」
八幡「分かった」
闘気?俺たちから何か出てるのか?それを感知してる(と仮定して)それを無くせればいいのか?俺の拾ノ型と何か関係は?
八幡は思考を凄い速さで巡らせる。
炭治郎<ヒノカミ神楽・円舞>
その攻撃を猗窩座が後ろに手を回して掴む。
猗窩座「銅ががら空きだぞ炭治郎!!」
炭治郎「(入る!!)」
だがその攻撃を炭治郎が避ける。そして、刀が猗窩座の手から零れ落ちる。
八幡「(よく避けれたな…何かあったのか?)」
八幡<雪の呼吸・拾ノ型 不香の花>
俺は再び猗窩座の頸を狙う。
猗窩座「(何なんだこいつのこの型は…!?)」
またしても猗窩座にギリギリのところで避けられる。
八幡「(闘気…字からして闘う気…つまり闘う意志や殺気ってとこか?俺が猗窩座を倒したい攻撃したいって気持ちが闘気として現れてるのか?もしそうなら拾ノ型が効くのは納得だ)」
雪の呼吸・拾ノ型 不香の花。これは頸を斬る専門とも言っていいような技で頸を斬る。ただそれだけを意識して他は捨てる。感情を制御したりするのが大の得意の八幡だからこそできる八幡だけの技なのだ。
八幡「(俺が捨ててる感覚の中に闘気?があったとしたらその感覚でいけば全ての型で猗窩座に攻撃が効く…やってみるか)」
<雪の呼吸・漆ノ型 吹雪>
猗窩座「(これもなのか!?)」
猗窩座はこの戦いで一番攻撃を喰らう。
八幡「(もっと集中しろ。剣技をもっと意識するんだ。猗窩座への攻撃はおまけだ。より正確な剣技を……!!)」
<終雪の呼吸・漆ノ型 報仇雪恥>
猗窩座「(一旦下がらなければ…!!広範囲に攻撃を…!!)」
<破壊殺・終式 青銀乱残光>
猗窩座は超広範囲に渡って攻撃を無数に放つ。
八幡「(終雪の呼吸・玖ノ型)」
何だ?猗窩座と義勇さんの体が透けて見える。攻撃が遅く感じる。
義勇「(また攻撃の速度が上がる!!威力が増大している!!受けきれるか…!!凪で…!!)」<水の呼吸・拾壱ノ型 凪>
しのぶ「八幡!!カナヲ!!」
カナヲ「師範!!」
しのぶはカナヲを抱きしめ守る体勢になる。
八幡「雪消雪」
義勇「(く、受けきれなかった…か……?何故俺は攻撃を受けていない?)」
八幡「(くそっ、炭治郎が遠すぎて炭治郎の方にいった攻撃が防げなかった…)」
猗窩座「大したものだ…この攻撃を無傷とは。そこの女2人も。八幡は粉々になって死んだようだ。杏寿郎や炭治郎や八幡のように死ぬことはない。お前も鬼になれ義勇」
だが、後ろには炭治郎と八幡がいる。
義勇「(!?…気づいてない!!背後の八幡と炭治郎に…気配が無いのか!?これは…八幡斬れ!!炭治郎も!!まだ動けるなら狙え!!気づかれぬうちに!!頸を!!)」
炭治郎「猗窩座!!今からお前の頸を斬る!!」
何馬鹿正直に呼んでんだよ!!
猗窩座「(生きている!?八幡は無傷か!?まさか炭治郎があの攻撃を喰らって尚…いや問題ないどんな攻撃でも俺の破壊殺・羅針は感知する。相手の闘気が強け……)ぐっ!!」
八幡が猗窩座の胴体を半分にする。が、すぐに回復。
猗窩座「(何だコイツら何か別の生き物になったようだ。闘気が消えた闘気がない!!さっきまでの型を使ってる時だけじゃない!!落ち着け!!…!!来る)」
八幡<終雪の呼吸・捌ノ型 雪華>
炭治郎<ヒノカミ神楽・斜陽転身>
猗窩座の両腕右脚を八幡が斬り落とし炭治郎が頸を斬る。
義しカ「「「!?」」」
猗窩座「(馬鹿…な…)」
だが、猗窩座は自分の頸を左腕で持ちくっつけようとする。
八幡「(させるか…!)」
俺は猗窩座の顔面を蹴って頸を飛ばす。
頸は床に落ちると崩れていった。
だが、
義勇「(体の崩壊が始まらない…これは…これは…)」
「ドン!」
猗窩座<術式展開>
猗窩座は炭治郎に手刀を振り下ろす。
八幡<雪の呼吸・壱ノ型 初雪>
俺はその手を斬り落とす。だがすぐに回復される。
炭治郎「(まだ動く!!体が崩れない!!頸の断面が閉じてる!!ううう目が回る…!!)」
八幡「炭治郎…もう休め。あとは任せろ」
炭治郎「ごめん」
八幡「気にすんな」
<終雪の呼吸・拾ノ型 雪晴れ>
俺は猗窩座に斬りかかる。だが頸が無くても相当な力が残っており応戦してくる。
義勇「八幡!」
<水の呼吸・参ノ型 流々舞い>
俺らは頸を斬ろうとするが常に広範囲攻撃を放つ猗窩座に近づけない。
八幡「(どうにか動きを止めないと…!)」
俺はすぐに間合いを詰め両腕を斬り落とす。だがすぐに回復する。
八幡「(まずい次が来る…!!)」
俺は止められるがこのままだと持久戦になりこっちが負ける。
猗窩座「(破壊殺・滅…)」
炭治郎「やめろーーっ!!」
炭治郎は猗窩座に斬りかかるが刀がすっぽ抜け素手で猗窩座の生えてきた顔面を殴る。
猗窩座「(…俺が殺したかったのは)」
<破壊殺・滅式>
すると、猗窩座が俺と炭治郎に笑顔を向けた。
八幡「(自分で自分を…)」
炭治郎「(一瞬猗窩座から感謝の匂いがした)」
炭八「「あ…」」
そして、猗窩座は何かにしがみつくような体勢をとり崩れていった。
炭治郎「消えた…終わっ…た…はやく次は珠世さんのところに」
「ダン!」
炭治郎がその場で倒れた。
しのぶ「炭治郎さん!」
八幡「しのぶは炭治郎の治療を頼む。冨岡さん怪我は?」
義勇「擦り傷で済んでいる…途中俺への攻撃を防いだのは八幡か?」
八幡「多分…あの時は全員守るので精一杯だったので」
義勇「助かった…あれのおかげで怪我がこの程度で済んでいる」
八幡「お互い様だ」
「カアアア!!炭治郎義勇八幡ニヨリ上弦ノ参撃破ッ!!炭治郎ハ疲労困憊ニヨリ意識保テズ失神!!」