やはり俺達が鬼殺隊最強と言われるのは間違っている。 作:甘味の皇帝
その頃小町は……
「此方も抜かねば…無作法というもの…」
<月の呼吸・壱ノ型 闇月 宵の宮>
小町<雷花の呼吸・壱ノ型 御影一閃>
小町が上弦の壱の攻撃を止める。
「雷の柱か……」
小町「その通りですよ」
時透「小町…ありがとう」
小町「いえそういう仕事ですしね♪」
時透「やっぱり兄妹だね」
小町「小町もお兄ちゃんに似てきたのかな〜?」
「小町…その体…比企谷の末裔か…」
小町「そうらしいですね〜。それで、あなたのお名前は?」
黒死牟「黒死牟だ…」
小町「どうも比企谷小町です♪」
<雷の呼吸・壱ノ型 霹靂一閃>
黒死牟はそれを飛んで避ける。
小町<雷の呼吸・伍ノ型 熱界雷>
小町は上にいる黒死牟を斬りあげる。それを黒死牟は受け止める。
時透「(刀身を見せた…!!)」
小町「なかなか反応に困る刀ですね…」
黒死牟<月の呼吸・伍ノ型 月魄災禍>
小町「(振り無しで斬撃を…)」
<雷の呼吸・弐ノ型 稲魂>
小町は斬撃を弾きながら下がる。
小町<雷の呼吸・参ノ型 聚蚊成雷>
黒死牟「やりおる…流麗練り上げられている…素晴らしい…剣技だ…」
黒死牟は小町の攻撃を避ける。
小町「(呼吸を使う鬼…ただでさえ身体能力再生能力が異常に高い鬼で呼吸を使うなんて)」
小町と黒死牟の斬り合いは激しさを増していく。
黒死牟「(ほう…まだ…ついてくる…私の技に…しかもまだ…本気を出していないようだ…)」
<月の呼吸・陸ノ型 常世孤月 無間>
小町<雷花の呼吸・肆ノ型 電渦桃轟>
黒死牟「(まだ…耐えるか…)」
時透「(この空気…入れない…)」
小町と黒死牟の戦いの激しさに入りどころを見つけられない時透。
小町「時透さんは無惨の元へ急いで下さい。ここは小町が」
黒死牟「俺を…一人で…抑えるつもりか…」
小町「そうですけど何か?」
黒死牟「いや…できるものなら…やってみるがいい…」
小町「なら遠慮なく」
<雷の呼吸・壱ノ型>
黒死牟<月の呼吸・参ノ型 厭忌月 銷り>
小町「(技の途中で来ないでくれないかな〜?)」
<雷の呼吸・弐ノ型 稲魂>
黒死牟「まだ…本気を…出さないようだな…」
小町「あ、バレてた?テヘッ♪」
黒死牟「まだ…これ程の…余裕があるとは…」
<月の呼吸・弐ノ型 珠華ノ弄月>
小町<電雷の呼吸・参ノ型 疾風迅雷>
黒死牟「初見の…型…呼吸だな…」
小町<電雷の呼吸・肆ノ型 電光影裏>
黒死牟「(消え…後ろか…)」
小町の後ろからの一撃を黒死牟が止める。
玄弥「(凄い…)」
丁度今ここに来た玄弥は小町と黒死牟の激戦を目の当たりにする。
時透「玄弥!」
玄弥「時透さん!」
時透「今すぐ無惨の方に向かおう。ついて来て」
玄弥「でも小町が!」
時透「小町が先に行ってって言ったんだ。それにあの化け物と今ここで渡り合えるのは小町だけだ」
玄弥「…」
時透「それに僕たちじゃ足手纏いになるだけだよ」
玄弥「わかりました」
時透と玄弥は無惨の方に向かった。
小町<電雷の呼吸・伍ノ型 迅雷風烈>
黒死牟<月の呼吸・漆ノ型 厄鏡 月映え>
黒死牟「(この娘…今ままで会った…剣士の中でも…相当上位の…剣技を持っておる…)」
小町「(お兄ちゃん凄いなぁ…こんな強い上弦をもう2体も倒したんだ。小町も頑張らないと…!!)」
<電雷の呼吸・弐ノ型 落雷>
辺り一面に雷が落ちたような音がなる。
黒死牟<月の呼吸・捌ノ型 月龍輪尾>
小町<電雷の呼吸・壱ノ型 霹靂閃電>
黒死牟「!?」
小町の技の速度に流石の黒死牟も動揺する。ギリギリのところで避けるが左腕が斬られる。
小町「(惜しい〜もうちょっと!)」
黒死牟「(構え無しで…あの一撃を…)」
小町「(じゃあ小町のとっておきの…)」
<電雷の呼吸・陸ノ型 電出雷入>
黒死牟「(消え…あそ…?いない…)」
小町は出てきては消えを繰り返す。その速度が速すぎて瞬間移動しているようにも見える。そして、この技中雷雲のゴロゴロとした音が鳴っている。
小町<電雷の呼吸・壱ノ型 霹靂閃電>
落雷の音が小町の攻撃と時間差で響く。
黒死牟「!?」
長年の戦いで培った勘でギリギリ気付き、屈んで避ける。が顔が横半分にされる。
小町「(流石上弦の壱…毎回惜しいところで避けられる…)」
黒死牟「(この小娘…縁壱を除けば…私の出会った剣士の中で…一番だろう…私も…本気を…出したくなった……!!)」
黒死牟は何かに気付き後ろに下がる。すると、黒死牟がいた場所に鉄球が落ちてくる。
黒死牟「次々と…降って湧く…」
行冥「我ら鬼殺隊は百世不磨…鬼をこの世から屠り去るまでは…」
小町「悲鳴嶼さん…」
行冥「…無傷…か」
小町「?…どうかしました?」
行冥「流石だな…」
鉄球を回しながら行冥は言う。
黒死牟「(素晴らしい…極限まで練り上げられた肉体の完成形…これ程の剣士を拝むのは…それこそ300年振りか…いや…それよりも…)」
行冥「上弦の壱を相手に無傷とは…」
小町「でもまだ黒死牟さんも本気を出してないですよ」
黒死牟「そうだ…私も…本気を出したくなった…」
小行「「!!」」
黒死牟<月の呼吸・弐ノ型 珠華ノ弄月>
小町「(さっきよりも速い!!)」
<雷の呼吸・弐ノ型 稲魂>
小町が黒死牟の攻撃を弾くが黒死牟その後すぐに間合いを詰め、
黒死牟<月の呼吸・伍ノ型 月魄災禍>
行冥<岩の呼吸・肆ノ型 流紋岩 速征>
行冥がその攻撃を弾くが顔に傷が入る。
小町<雷の呼吸・参ノ型 聚蚊成雷>
黒死牟が一旦下がる。
行冥「これは…無惨の時まで温存しておきたかったが…ここで負けては元の木阿弥今使うのも止む無し!!」
行冥の両腕に痣が発現する。
黒死牟「そうか…お前も…痣の者…残念だ…」
行冥「残念とは?」
黒死牟「見た所…お前の…年の頃合いは…二十七…といったあたりか…」
行冥「それが何だ?」
黒死牟「喪失を…嘆いている…痣の者は例外なく…二十五の歳を迎える前に死ぬのだ…」
小町「でもそれ小町とかお兄ちゃんの血でどうにかなるらしいから問題ないんじゃないですか?」
黒死牟「………無かった…ことに…しよう…」
小町「…あの〜ごめんなさい…」
黒死牟「気にするな…」
行冥「再開といこう…」
黒死牟「そうだな…」
そして、3人の激しい攻防が始まる。
しばらくして…
小町<電雷の呼吸・漆ノ型 雷雲電騰>
黒死牟はそれを避けるが、
行冥<岩の呼吸・壱ノ型 蛇紋岩 双極>
小町<電雷の呼吸・捌ノ型 激雷>
黒死牟の衣服が斬られる。
行冥「まだだっ!!畳み掛けろ!!頸を斬るまでは!!」
黒死牟「その通りだ」
小町「!!」
<電雷の呼吸・玖ノ型 雷轟電撃>
黒死牟「これも…防ぐか…」
行冥「(奴は何をした!!この間合いで攻撃がきたのか!!)」
黒死牟「着物を裂かれた程度では…赤子でも死なぬ……貴様ら二人を討ち果たしてしまえば…残りは容易く済みそうだ…」
黒死牟の手には血鬼術により変化した伸びて所々枝分かれしている巨大な剣がある。
小町「(あの大きさの剣をあの速度で…ちょっとまずいですね〜)」
黒死牟<月の呼吸・漆ノ型 厄鏡 月映え>
小町<電雷の呼吸・参ノ型 疾風迅雷>
小町が攻撃を防ぐ。
黒死牟<月の呼吸・捌ノ型 月龍輪尾>
小町<花の呼吸・伍ノ型 徒の芍薬>
小町は攻撃をいなしながら避ける。
小町「(まずい…!悲鳴嶼さんが攻撃を喰らっちゃってる…!!)」
黒死牟<月の呼吸・玖ノ型 降り月 連面>
小町「(もっと集中!相手の動きをよく見て!もっとよく!もっと!)」
<電雷の呼吸・拾ノ型 黒雷>
いくつもの雷が重なり合ったような音が無限城中に響き渡る。
小町「(何だろう…この視覚…黒死牟さんの体が透けて見える…)」
黒死牟<月の呼吸・拾陸ノ型 月虹 片割れ月>
小町<電雷の呼吸・肆ノ型 電光影裏>
黒死牟の攻撃を弾きながら後ろをとる。
小町<電雷の呼吸・捌ノ型 激雷>
黒死牟「!?(この小娘…先刻より動きが…動きに入るまでが速い……!!)」
黒死牟はそれを避け、
黒死牟<月の呼吸・拾肆ノ型 兇変 天満繊月>
行冥は鎖を振り防ぎ小町も避ける。そして、行冥が投げた鉄球が黒死牟の右肩を破壊する。
黒死牟「(この二人…また…そうか…視えているのか…私と同じ世界が…戦いの最中…見え始めたのだ…)」
小町<電雷の呼吸・壱ノ型 霹靂閃電>
黒死牟はそれを刀で受け止める。
黒死牟<月の呼吸・伍ノ型 月魄災禍>
小町は後ろに飛び、
小町<花の呼吸・陸ノ型 渦桃>
斬撃を弾く。
黒死牟「(反応が…速い…技を出そうとした時点で…すでに動かれている…)」
行冥「(小町も透けて見えているのだな…)」
<岩の呼吸・伍ノ型 瓦輪刑部>
黒死牟はそれを避ける。が、その先には待っていたかのように小町がいた。
小町<電雷の呼吸・玖ノ型 雷轟電撃>
黒死牟「!」
黒死牟に無数の傷がつく。そしてさらに行冥と小町は黒死牟に畳み掛ける。
黒死牟はその猛攻に押されてゆく。
小町<電雷の呼吸・拾ノ型 黒雷>
この激戦で出ている落雷のような音が周囲に響きわたる。
悲鳴嶼<岩の呼吸・弐ノ型 天面砕き>
行冥の鉄球が黒死牟の後ろ頸に入る。が
黒死牟「ぐぅアアア!!ぬァアアア!!!」
行冥「(何という強靭な頸まだ攻撃が足りない!!)」
行冥は黒死牟の前頸に斧を投げる。だがそれを黒死牟が刀で受け止める。
黒死牟「(月の呼…)」
小町<電雷の呼吸・参ノ型 疾風迅雷>
黒死牟の両腕が斬り落とされる。そして小町はさらに、
小町<電雷の呼吸・弐ノ型 落雷>
刀を行冥の鉄球に当てて頸に押し込む。
小町「(鉄同士がぶつかり合って赤く…)」
黒死牟の頸が落とされた。
黒死牟「(俺はもう二度と敗北しない…そうだ例え頸を斬られようとも)」
行冥「(出血を止めた!!)小町ーー!!攻撃の手を緩めるな!!畳み掛けろ!!」
小町「わかってますよ!!」
<電雷の呼吸・伍ノ型 迅雷風烈>
行冥<岩の呼吸・伍ノ型 瓦輪刑部>
だが、小町と行冥の猛攻を黒死牟は避け、頸を再生した。
小町「頸を…再生…」
行冥「攻撃し続けろ!!頸を落とされた直後で体が脆いはずだ!!」
小町「はい!」
黒死牟「(克服した…これでどんな攻撃も無意味…太陽の光以外は…これで私は誰にも負けることは…)」
すると、黒死牟は向かってくる小町の刀で反射した自分の姿を見た。
黒死牟「(何だこの醜い姿は……侍の姿か?これが……これが本当に俺の望みだったのか?)」
そして、小町と行冥に傷をつけられた部分から体が崩れていく。
小町「(終わった…?)」
行冥「再生が止まった…」
小町は刀を鞘にしまった。
行冥「小町…無惨の元へ向かうぞ」
小町「はい」
「カアア!!小町行冥ニヨリ上弦ノ壱撃破ァア!!」
八幡「(流石小町だな)」
炭治郎「(凄い…!!これで殆どの上弦を倒した…!!)」
八幡「(無惨のところまでもう少しだな…)」