やはり俺達が鬼殺隊最強と言われるのは間違っている。 作:甘味の皇帝
産屋敷邸
くいな「無惨を地上へ排出しました!!ですが場所は…市街地で!!想定の場所から大きくずれています!!」
輝利哉「(愈史郎さんと無惨で能力の綱引きになった。しかし地上に出せただけでも凄いことだ無惨は劣勢!!)夜明けまでの時間は!?」
かなた「あと…1時間半です……!!」
輝利哉「(まだ…そんなに…)」
「カアアアッ!1時間半!夜明ケマデ1時間半!!」
炭治郎「(!!…長い…まだまだある…!!みんな…どこだ…甘露寺さん伊黒さん義勇さん!!無事だ…無惨はどこだ!?嗅ぎ分けろ…)」
「バアアン!!」
無惨「ほう夜明けまで私をこの場に留めるつもりか…やれるものならやってみろ!!」
無惨が広範囲に触手を高速に降り破壊。
伊黒<蛇の呼吸・参ノ型>
甘露寺<恋の呼吸・弐ノ型>
義勇<水の呼吸・捌ノ型>
それぞれが技を撃つ。そして伊黒の刃が無惨の頸に入る。
伊黒「(肉に刃が入る!!頸を斬っても死なないが攻撃は有効体をバラバラにして…少しでも弱体化させれば…)」
だが、無惨の頸が落ちることは無かった。
義甘伊「「「!?」」」
甘露寺「えっ!?えっ!?あれっ?斬ったのに斬れてない!?」
義勇「(違う斬った!!確実に!!ただこの化け物が斬られた瞬間から再生している!!)」
伊黒「(頸を斬っても死なない…再生が速すぎて切断自体が不可能)」
そして、無惨が攻撃を放つ。
義勇「(まずい間合いが近すぎる!!)」
甘露寺「!!」
すると、3人を他の隊士達が庇い斬られていく。
隊士「行けーー!!進めーー!!前に出ろ!!柱を守る肉の壁になれ少しでも無惨と渡り合える剣士を守れ!!今までどれだけ柱に救われた!!柱がいなけりゃとっくの昔に死んでいたんだ臆するな戦えーー!!」
甘露寺「駄目ーー!!みんなやめて!!」
炭治郎「(みんなに続け…!!遅れるな全員でかかれば何とか…!!)ガハッ!!」
「ドタ」
炭治郎が吐血して倒れる。
炭治郎「グッウウウッぐあああっ…!!」
無惨「即死できた者は幸運だ。即死ができなくとも私に傷をつけられた者は終わる。あれを見るがいい」
全員か倒れた炭治郎を目の当たりにした。
炭治郎の傷つけられた右目は膨れ上がり細胞が壊れていた。
八幡は……
八幡「」
瓦礫に埋もれて気絶していた。無限城が倒壊して崩れ落ちてくるところに丁度飛ばられたのだ。幸い一番下ではないので生きてはいる。
小町は……
小町「いててて…ここは…?」
八幡のところから少し離れた場所に飛ばされていた。
小町「まずはお兄ちゃん探さないと…?あっちで戦ってる…どしよ?」
八幡探しか戦いへ加わるか迷う小町。
小町「向かう道中にいなかったら仕方ないね」
戦いへ参戦することに決めた。
八幡「んあ?…重い…どうやって出よう…」
八幡は起きたらしく脱出方法を考える。
八幡「近くで戦ってるな…ん?小町の気配が…」
小町「この辺りにお兄ちゃんの気配が…」
八幡「そこにいるのかー?」
小町「お兄ちゃん大丈夫?」
八幡「大丈夫じゃない埋められてる」
小町「ちょっと待ってねー」
小町は鞘ごと刀を抜き紐で抜けないように縛った。
小町<水の呼吸・捌ノ型 滝壺>
瓦礫を割って八幡のギリギリのところまで穴を開ける。
八幡「ありがとな」
八幡は残った瓦礫を蹴り上げ上がってくる。
八幡「行くか」
小町「うん」
八幡と小町は戦いの場所へ急いだ。
八幡「(もうすぐだ…間に合ってくれ…!)」
そして、目の前には無惨と戦っている八幡と小町以外の柱たちがいた。
甘し「「(えっ引っ張られ…)」」
甘露寺としのぶの体を無惨の触手が抉ろうとした。が、
八幡「あっぶねえ…間に合った」
八幡が斬り落とした。
甘露寺「比企谷君!」
しのぶ「八幡!」
無惨「(来たか…これで柱は全員だな。コイツらを仕留めれば私の勝ちだろう)」
そして、無惨との激しい攻防が始まった。
八幡「(ん?…全員なんか吐血したり腫れ上がったりしている…なんでだ?この状況であんな状態にできる奴は無惨しかいない。攻撃を受けたからか?攻撃と同時に何か…血か?血を入れて細胞を破壊してるのか…鬼にならないってことは結構な量を入れてるのか…)」
八幡「小町!無惨の攻撃はできるだけ受けるな!細胞を破壊されるぞ!」
行冥「(なんの説明も無しにそれを言い当てるとは…頭の回転が速い…)」
八幡<雪の呼吸・終ノ型 雪吹雪>
八幡が無惨の背中から出ている管を全て斬りながら間合いを詰める。
八幡<雪の呼吸・弐ノ型 立華>
無惨「(他の柱よりはやるな比企谷兄妹)」
無惨はそれを受けるが即回復、攻撃に移る。
八幡「(間合いが近いな…)」
<雪の呼吸・捌ノ型 暴風雪>
八幡は攻撃を弾きながら後ろに下がる。
小町<雷の呼吸・参ノ型 聚蚊成雷>
それと入れ替わりで間合いを詰めて攻撃を仕掛ける小町。
八幡「(透けて見てわかったがコイツ心臓7つに脳味噌5つあるんだけど…これのせいで頸斬ってもしなねえのかよ)」
小町に伸びた腕を振り下ろす無惨。
小町<雷の呼吸・伍ノ型 熱界雷>
それを斬り上げながら避ける小町。
小町「(まずい…みんな吐血してる…早く治療しないと死んじゃう……)」
八幡「(愈史郎ならどうにかなるか?アイツなら治療できるか?てか珠世さんは生きてるのか?)」
すると、何故か猫が無惨の真上に現れ何か薬が入ったものを飛ばす。それが八幡と小町以外の柱に刺さり無惨の攻撃による症状が回復した。
無惨「またあの女…珠世の差し金か…私の細胞の破壊を止める血清のようなものまで…無駄な足掻きをするな!!潔く死ね亡者共!!」
八幡「死ぬのはお前だ…無惨」
<雪の呼吸・漆ノ型 吹雪>
小町「そうですよ」
<雷の呼吸・陸ノ型 電轟雷轟>
無惨「(何故この兄妹だけは傷を付けられない!!)」
無惨はどんどん速度を上げているのに2人だけには攻撃が届かないことに怒りを募らせる。
八幡「(何か来てる…善逸?カナヲ…伊之助か?姿は消してるが俺程じゃないな…まあ助太刀してくれるのはありがたい)」
恐らく来ている3人が伊黒さんを救ったり無惨に傷をつけたりしていると、気づかれたようで
無惨「(いるな…1人…2人…3人)」
無惨が、いると見当をつけたところに攻撃を放つ。
善逸「いだアア!!やだァアもォォ!!」
カナヲ「くっ…(こんなに早く気付かれるなんて…!!)」
伊之助「いっ…てェェェ!!この糞虫が!!」
3人が頭に付けていた愈史郎の紙が切られて姿を表す。
行冥「お前たち生きていたか…!!」
伊之助「死んでたまるかボケェ!!あと俺この紙いっぱいもってるからな!いっぱい拾ってきてんだぜ!!何枚切られても山程あるんだよテメェの攻撃なんざ…」
伊之助に無惨が攻撃する。そして、それを伊之助が避ける。
伊之助「うわいィィ!!」
行冥「無駄口をきくな!!」
八幡<終雪の呼吸・伍ノ型 雪景色>
小町<電雷の呼吸・壱ノ型 霹靂閃電>
八幡と小町は無惨に斬り込み続ける。
無惨「(小賢しいっ…!!)」
「バキャン!!ドン!!」
八小「「!?」」
八幡「(しのぶ!!)」
八幡はしのぶの方に行き、小町が反対に向かう。そして、
八幡<終雪の呼吸・拾参ノ型 雪時雨>
小町<電雷の呼吸・拾壱ノ型 雷神>
八幡「(っ、俺と小町は攻撃を喰らわなかったとは思うが建物に勢いよく突っ込んだ所為で少し怪我したな…てか何だよあれ…しのぶも守りきれなかった…)」
小町「(もう少し反応が遅れたら腕無くなってたよ…)」
八幡と小町が対処したおかげで誰も腕や脚や目が無くなるということはなかったが小町と八幡以外はもう満身創痍だ。
八幡「(…!?しのぶ!!)」
カし「「(速…すぎる…)」」
しのぶとカナヲは無惨の前で膝をついていた。
しのぶとカナヲは額や体に傷が付いてそして、無惨が2人に両腕を振り下ろす。
後藤「やめろーー!!」
後藤が2人の元へ走る。すると、
八幡<終雪の呼吸・拾ノ型 雪晴れ>
炭治郎<ヒノカミ神楽・輝輝恩光>
その両腕が斬り落とされる。
しのぶ「八幡…八幡」
カナヲ「炭治郎…炭治郎」
炭治郎「うん…遅くなってごめん」
八幡「ここからは俺と小町と炭治郎に任せろ。細胞が破壊される前に珠世さんか愈史郎掴まえて治療してもらえ」
しのぶ「珠世さんは生きてるの?」
八幡「…生きてることを願う」
無惨「(珠世…アイツはさっき比企谷兄が切り離した…覚えていないのか…?)」
炭治郎「2人を頼みます」
炭治郎がしのぶとカナヲを後藤に預ける。
後藤「あ…ああ…」
後藤は2人を連れて下がる。
無惨「何という醜い姿だ。これではどちらが鬼かわからないな竈門炭治郎……虫唾が走る」
炭治郎は右目周辺が大きく膨れ上がり細胞が死んでいた。
炭治郎「終わりにしよう…無惨」
八幡「お前は今日ここで俺たちが倒す」
小町「死んでいった仲間たちの仇は絶対にとりますから」
炭治郎「(何百回と説明を受けることに加えて"正解の形"を一度見せてもらえると理解度が格段に変わる。俺はただ夢を見ているだけかもしれない。それでもほんの僅かな手首の角度の違い足の運びの違い呼吸の間隔を知り自分の無駄な動きに気づけた)」
炭治郎は気絶している間、遺伝した記憶を繰り返し見ていた。その中で見た継国縁壱の剣の型を見て自分のヒノカミ神楽の…日の呼吸への理解度を上げたのだ。
無惨が腕を振るう。
3人はそれを避け散開、激しい攻防が始まる。
無惨「(この光景…!!)亡霊共が…!!」
「バキャン!!ドン!!」
八幡<終雪の呼吸・玖ノ型 雪消雪>
八幡が先刻無惨が出したのと同じ攻撃を弾く。
八幡「(見えた…背中の9本の管と両腕に加えてそれ以上の速度の管を腿から出して攻撃してるんだな。無惨は形を変幻自在に変えられる。固定した姿で見ると隙をつかれる…)」
無惨が両腕を振るう。3人はそれを避けて斬り込む。
炭治郎<日の呼吸・円舞>
<烈日紅鏡>
<火車>
小町<電雷の呼吸・陸ノ型 電出雷入>
八幡<終雪の呼吸・漆ノ型 報仇雪恥>
無惨「(死の淵を垣間見た生き物はより強靭になると私は知っている。死を回避する為に通常生きていく上では不必要だった感覚や力の扉が開かれるのだ。扉を開けぬ者は死に…扉を開いた者は……3人共刀身を赫くした。死の淵で扉を開いたわけか…柱たちも各々のやり方で刀身を赫くした。だが、)」
八幡が無惨の真後ろに現れる。
八幡<雪の呼吸・拾ノ型 不香の花>
無惨「(及ばない…遠く及ばないのだおま……ん?)」
無惨が攻撃を仕掛けようとするが背中の管と両腕が無かった。
八幡「(いいなこれ…無惨にも気付かれなかったよ…俺そんな影薄い?)」
この状況で自分の影の薄さを心配する八幡。
八幡<終雪の呼吸・拾壱ノ型 雲雀殺>
炭治郎<日の呼吸・日暈の龍 頭舞い>
<火車>
小町<電雷の呼吸・漆ノ型 雷雲電騰>
3人が無惨に畳み掛ける。だがギリギリのところで両腕を回復させた無惨が防御してすぐさま攻撃に移る。
炭治郎<日の呼吸・幻日虹>
<灼骨炎陽>
無惨「(此奴はもう技の精度が落ちた…赫い刃もすぐ元に戻る。所詮此奴もこの程度当然だ。
"あんなもの"然う然う生まれてなるものか)」
「バキャン!ドン!」
八幡「(まずい!小町も俺も炭治郎と反対にいる!)」
炭治郎<日の呼吸・烈日紅鏡>
炭治郎「ゴフッ」
炭治郎が吐血した。そして、そこに無惨が腕を振るう。が、それを炭治郎が避ける。
無惨「(?…何だ?変わらず動きは精彩を欠いて遅い…人間ならば当然動いた分の疲労が足枷となる。何故私はその疲弊しきった手負いの人間一匹も止めを刺せない?)」
八幡「(無惨が遅くなってきた…珠世さんの薬が効いてる…!!)」
<終雪の呼吸・捌ノ型 雪華>
珠世の使った薬は人間に戻す薬だけでなく、
"老化薬"も入っていた。その薬は1分で50年老いる薬で薬が作用するまでの時間を差し引いても3時間以上作用していたとみられ無惨は、
約9000年老いていることになる。
「カアアッ夜明ケマデ五十九分!!」
無惨「!」
炭治郎<日の呼吸・飛輪陽炎>
<輝輝恩光>
<碧羅の天>
<火車>
<烈日紅鏡>
<炎舞>
無惨「ちょこまかと跳ね回るな!!」
無惨が炭治郎に腕を振るう。が
炭治郎<日の呼吸・幻日虹>
<円舞>
<斜陽転身>
<灼骨炎陽>
<日暈の龍 頭舞い>
<陽華突>
八幡「(十二の型を繋げてる?あの感じ…元々繋げるものだったのか?あれを繰り返そうとしてる…)」
炭治郎「(繋…がった!!十二!!もっと速くもっと正確に繰り返せこの十二の巡りを!!夜明けまで!!)」
八幡<終雪の呼吸・参ノ型 雪月夜>
小町<電雷の呼吸・拾壱ノ型 雷神>
炭治郎を援護しながら八幡と小町も斬り込む。
炭治郎「(2人のおかげで繋ぎやすくなってるんだ!!心臓と脳を正確に狙うんだ!!もっと集中して透き通る世界に入るんだ…!?見えない…!!酸欠…!!落ちつけ!!匂いで捉えろ大丈夫だ絶対できる!!夜明けまで…)」
すると、炭治郎が足を滑らせる。
炭治郎「(しまった足下が…!!)」
八幡「炭治郎!」
<雪の呼吸・参ノ型 氷雪>
炭治郎に振られた腕を斬り落としながら炭治郎を抱えて飛ぶ。
炭治郎「八幡…!!」
八幡「俺と小町が援護するから心臓と脳を斬れ」
炭治郎「わかった!」
八幡「回復したな放すぞ」
炭治郎「あ、うん」
すると無惨が飛んで追ってくる。そして、八幡が炭治郎を蹴り飛ばして回避させる。
炭治郎「うわっ…!!」
無惨が腕を振るい建物が大破する。俺は炭治郎を蹴り飛ばした勢いで避ける。
炭治郎「八幡!!」
八幡<雪の呼吸・捌ノ型 暴風雪>
身を捻りながら無理矢理技を出して無惨の攻撃を弾く。
無惨「(何故これ程までに私は遅くなっている?わからない…珠世を喰えなかった所為で薬の中身を見れない…!!)」
小町<電雷の呼吸・壱ノ型 霹靂閃電 六連>
無惨「!?」
八幡<終雪の呼吸・拾弐ノ型 名残雪>
小町が無惨の背中の管を斬り八幡が腕と腿を斬る。
小町「(善逸さんに霹靂一閃の六連の仕方教えてもらっておいてよかった…いちいち鞘に刀戻せないから電雷でしかできないけど)」
炭治郎<日の呼吸・円舞>
炭治郎が無惨に斬り込む。が、
「夜明ケマデ四十分!!」
「ドン!」
炭治郎「!!」
八幡「逃げやがって…!!」
小町「っ」
逃げている無惨が鬼殺隊員の亡骸を踏みつけた。
小町「(亡骸を踏みつけに…!!)」
鬼と戦う時でさえおおらかな小町が鬼殺隊に入って初めて怒った。
小町<電雷の呼吸・終ノ型 雷鳴>
小町が現れると時間差で空気を切り裂く雷鳴の音が鳴り響く。
無惨「(なん…だと…!?)」
小町「流石に小町でも怒るから…こんなことしてただで済むと思わないでね?」
小町からの殺気に流石の無惨も背筋がひやりとする。
小町<電雷の呼吸・拾ノ型 黒雷>
小町の周りから落雷の音が響く。
八幡<終雪の呼吸・陸ノ型 雪月風花>
八幡も怒りが湧いてきて技に一層のキレが出る。
無惨「くっ!」
「バキャン!!ドン!!」
八幡「(さっきよりも速いな…)」
<終雪の呼吸・伍ノ型 雪景色>
八幡が全て弾く。
無惨「(しつこい…!!いつまでもいつまでもどけ!!私の道を塞ぐな!!)」
無惨「ハァハァハァ(息切れ…!!体力の限界が近づいてきているこの私の肉体に…!!)」
八幡「(無惨が息切れを…いける!)」
「夜明ケマデ三十五分!!」
すると、無惨が分裂しようとする。
八幡「小町!!炭治郎!!」
炭治郎「(止められるか!?3人なら…)」
だが、無惨の分裂が止まった。
炭治郎「(止まった!?)」
無惨「(分裂できない…そうか薬は三つだったのか…人間返り、わからないが私の動きを遅らせる何か、分裂阻害。女狐が…!!)」
無惨「ゴブッ」
八幡「(!?…吐血した…!!細胞破壊の薬が効いてきた!!)」
無惨「(細胞が…破壊されている…!!っ!!)」
無惨がいきなり動きを止めた。
八幡「!?何かくる!!備えろ!!」
炭小「「!?」」
「ドォン!!」
無惨から白い光が爆音と共に出る。
八幡「っ!!」
<終雪の呼吸・終ノ型 雪ノ結晶>
無惨が出した波動攻撃を八幡が弾く。
無惨「いい加減にしろおっ!!」
「ドォン!!」
もう一度無惨から波動攻撃が放たれる。
八幡「(これを捌くのは流石にきついっ!)」
<終雪の呼吸・終ノ型 雪ノ結晶>
無惨「(何故この男はこれも防げる…!?何故2人を守りながら防げた…!もう一度…!!)」
無惨「ハァハァハァ(術が…出せない…疲労か…)」
八幡「ハァハァハァ(疲労でもうあれは出せないんだな…それなら…!!)」
小町「あ、ありがとうハァお兄ちゃん…ハァ」
小町も限界が近い…当たり前だあれだけ大技連発してれば疲れる筈だ。
無惨は腕を俺に振ってくる。
八幡「(遅くなってるな…)」
<終雪の呼吸・拾壱ノ型 雲雀殺>
小町「(まだ生きてるんだ…無惨は…夜が明けるまでまだ…!!)」
<電雷の呼吸・肆ノ型 電光影裏>
炭治郎<日の呼吸・火車>
無惨は3人の攻撃を弾いて炭治郎に腕を振り吹き飛ばす。
炭治郎「ガハッ」
八幡「炭治郎!!(流石に限界か…炭治郎はよくやってくれたあとは俺たちが…!!)」
小町「うあ!」
小町も無惨の攻撃を刀で受けたが飛ばされる。
無惨「(これで逃げられ…!?)」
八幡「逃がすと思うなよ」
<終雪の呼吸・終弐ノ型 玉雪開花>
八幡が終雪の呼吸の二つの終ノ型の内のもう一つを出す。無惨の背中と腿の管が全て斬られる。
無惨「ハァハァハァ(腕が上がらない体が重い鉛のように…まだくる…吹き飛ばした2人もまだ立ち上がる……害虫共!!)」
炭治郎<日の呼吸・陽華突>
炭治郎が無惨の腹に刀を刺して建物に押し付ける。
炭治郎「(もうこれ以上俺は技を出せない一秒でも長くここに無惨を縫い止める!!)」
無惨が炭治郎に左腕を振るうが、
小町「いい加減にしてくださいよ!!」
<電雷の呼吸・壱ノ型 霹靂閃電>
左腕を斬り落とす。が、もう片方を無惨は炭治郎に振るう。
八幡「しつこいんだよお前!!」
<終雪の呼吸・壱ノ型 雪月花>
それを八幡が斬り落とす。
炭治郎「八幡!小町ちゃん!」
すると、無惨の顔面が割れて口が大きく開き炭治郎を喰おうとする。
八幡「炭治郎!!」
<雪の呼吸・拾ノ型 不香の花>
無惨の頸を斬り落とす。
小町「炭治郎さん頑張って!!夜明けです!!」
無惨「!!」
無惨が波動を放つ。
炭治郎「(まずいっ…!!)」
八幡<終雪の呼吸・終ノ型 雪ノ結晶>
小町<電雷の呼吸・拾壱ノ型 雷神>
無惨ごと攻撃を放って波動を斬る。
無惨「ぐっ!!」
炭治郎が両手で刀を強く握りしめて刃を赫くする。
無惨「(体を縮めれば一瞬で焼き尽くされる。肉を守れ肉の鎧を)」
無惨の体が膨張して赤子の姿になる。
八幡「炭治郎!!」
炭治郎が無惨の体の中に入っていく。
小町「炭治郎さん!!」
無惨「ギャアアア!!」
太陽の光に照らされて叫ぶ無惨。日陰に逃げようとする。
産屋敷邸
輝利哉「日陰に入らせるな!!落とせ!!」
輝利哉の合図で隠の数名が建物の上から本棚を落とす。それが直撃して無惨が一旦止まる。
輝利哉「次!!行きなさい!!」
隠2人が車で突撃する。
隠「死ねェェ!!」
輝利哉「危ない!!下がれ!!」
隠は車から出る。そして、無惨が車を殴り潰す。
輝利哉「今だ押せ!!行く手を阻め!!」
隠「「「「「「「うおおお!!」」」」」」」
電車を無惨に押し付けて日陰に入れないようにする。
隠「押せ押せ押せ押せぇえええ!!!」
隠「下がるな何があっても!!」
隠「退がるなァア押し続けろ!!」
隠「皆一緒だ怖くない!!」
無惨が隠の場所に右腕を振り下ろす。
輝利哉「死ぬな一旦退がれ!!次の手は僕が考えるから!!」
実弥<風の呼吸・玖ノ型 韋駄天台風>
実弥「治療も終わったここからは任せろやァ」
そして、行冥が鎖を無惨の頸に巻き付けて後ろに引っ張る。
行冥「オオオオ!!」
無惨が後ろに倒れる。
輝利哉「塵になれ早く早く灼けてしまえ!!」
無惨は土に潜ろうとする。
行冥「地面に潜ろうとしてる!!攻撃して無惨の体力を削れーっ!!」
義勇<水の呼吸・拾ノ型 生々流転>
実弥<風の呼吸・伍ノ型 木枯らし颪>
時透<霞の呼吸・肆ノ型 移流斬り>
甘露寺<恋の呼吸・壱ノ型 初恋のわななき>
伊黒<蛇の呼吸・参ノ型 塒締め>
しのぶ<蟲の呼吸・蝶ノ舞 戯れ>
治療を終えた柱達が攻撃を仕掛ける。
八幡「(これで終わりだ…)」
<終雪の呼吸・終弐ノ型 玉雪開花>
小町<電雷の呼吸・終ノ型 雷鳴>
八幡と小町が無惨の頸と両肩を斬り落とす。
無惨「ア"、ア"、ア"…ア"ア"ア"!!」
無惨が崩れ始めた。
八幡「終わった…?」
小町「うん」
無惨は塵となり消えた。そして、周りの隠や生き残った隊士たちが泣き叫ぶ。すぐに怪我人の手当てが始まった。
八幡「あ…そうだ」
小町「?」
八幡「しのぶ!」
しのぶ「どうしたんです?」
八幡「今すぐ俺の血をとって悲鳴嶼さんに飲ませてくれ」
しのぶ「あ!わかりました!」
行冥は年齢が二十五を超えている為一刻も早く八幡か小町の血を体に取り込まないと寿命で死んでしまうのだ。
行冥「感謝する…八幡。お前と小町、炭治郎のおかげで無惨を倒すことができた。それに加えて痣の代償を帳消しにさてくれるとは…感謝してもしきれない」
八幡「いえ…悲鳴嶼さんがいなかったら俺と小町が来る前に誰か死んでいたかもしれませんし皆のおかげです」
行冥「そうだな…」
八幡「俺炭治郎探してきます」
行冥「わかった」
八幡は無惨がいた位置に向かった。
八幡「炭治郎…」
炭治郎は膝をついて刀を両手で持っていた。
後藤「息してない脈がない…炭治郎…うっうっううっ」
八幡の目から涙が流れる。
八幡「炭治郎…ありがとうな」
八幡は炭治郎の前で両膝をついて感謝の言葉を述べる。
八幡「すまん…禰豆子…守れなかった…」
人間に戻った禰豆子が八幡の後ろから走ってくる。それに気づいた八幡が禰豆子に謝る。
後藤「うっううっうっ…!!」
すると、炭治郎の右目の腫れが引いていく。
八幡「炭治郎…?」
『お前が滅ぼせ私の代わりに…鬼狩りを』
炭治郎が後藤の反対側にいる隠に腕を振るう。
八幡<雪の呼吸・壱ノ型 初雪>
それを八幡が腕を斬らないように弾く。
後藤「何?ええ?炭治郎?なんで?」
後藤に振り向いた炭治郎は痣が右頬にも出ていて涎を垂らしていた。
その姿はまるで"鬼"だった。
そして、炭治郎が後藤に腕を振るう。
八幡「やめろ炭治郎!!」
八幡が炭治郎を突き飛ばした。すると、太陽がの光が炭治郎に当たり炭治郎が焦げていく。
炭治郎「ギャッギィアアッア"アアウ"ア"アア"ア"」
八幡「炭治郎から離れろ!!動ける奴は今すぐ武器を持って集まれ!!炭治郎が鬼にされた!!人を殺す前に炭治郎を殺せ!!」
炭治郎が日陰に逃げようとする。それを俺が刀を突き刺して止める。だが次の瞬間、炭治郎が日の光を克服した。
八幡「っ!」
俺は炭治郎を蹴って少し離れる。炭治郎は顔面の痣が広がり右の額からも出てきた。
八幡「(斬るしかない…!!斬るしか……できねえよ…)」
八幡が気を抜いた瞬間に炭治郎が襲いかかる。
すると、
禰豆子「お兄ちゃん…ごめんね」
禰豆子が炭治郎を抱きしめる。炭治郎は禰豆子の左肩を噛んでいた。
炭治郎「グオオオ!!」
炭治郎が禰豆子の左肩を爪で引っ掻く。
禰豆子「!!」
善逸「炭治郎やめろーっ!!禰豆子ちゃんだぞ元に戻ってる人間に戻ってる!!こんなことしたら死んじゃうよ!!お兄ちゃんて呼んでるだろ!!」
炭治郎「グワウ!!」
伊之助「やめろーーっ!!」
伊之助が炭治郎の頭を叩く。
伊之助「ガーガー言うな!!禰 豆子に怪我とかさせんじゃねぇ!!お前そんな…そんな奴じゃないだろあんなに優しかったのに…!!元の炭治郎に戻れよォオオオ!!」
八幡「伊之助!!善逸!!」
炭治郎「ガア!!」
波動攻撃を炭治郎が放つ。
小町<電雷の呼吸・拾壱ノ型 雷神>
波動攻撃を弾きながら小町がきた。
小町「善逸さんと伊之助さんは刀を持って下さい!!」
伊之助「俺たちに炭治郎を殺せって言うのかよ!!」
小町「元に戻す方法を探しながら戦うんですよ!!」
善逸「!!…わかった!!伊之助!!」
伊之助「おうよ!」
伊之助は刀を拾い善逸も刀を取りに行く。
炭治郎の背中からは4本の管と骨のようなものが伸びて出てきた。
禰豆子「お兄ちゃん負けないでお兄ちゃん…!!」
炭治郎「ハァッハァッ」
炭治郎が攻撃してくる。
八幡「(速いっ…弱体化されてないから無惨よりも強い…!!)」
小町「(どうすれば元に戻るんだろ…どうすれば…!!)」
炭治郎の口の前に白い光が集まる。
八幡「まずいっ!」
禰豆子「誰も殺さないで!!お兄ちゃんお願い!!やめて!!」
炭治郎の口の前に禰豆子が左手を出す。
小町「禰豆子さん!!」
「ドキャン!!」
善逸「わああ禰豆子ちゃん!!」
禰豆子の左腕が血だらけになる。
禰豆子「だめ!!もう今のやったらだめ!!」
八幡「(禰豆子を殺さない…?炭治郎も抗ってるのか?炭治郎が自我を取り戻せれば…!!…?カナヲがあそこに…持っている箱は何だ?こっちに走ってくる…)」
カナヲ「(八幡たちが注意を逸らしてくれてる…今なら…!!)」
八幡「(何かする気だな…カナヲを守るか…)」
カナヲ「(合わせてくれてる…!!ありがとう八幡…!!)」
カナヲが炭治郎の背中に薬を刺す。
カナヲ「炭治郎だめだよ早く戻ってきて…禰豆子ちゃん泣かせたらだめだよ…」
禰豆子「カナヲちゃん」
八幡「カナヲあれは何だ?」
カナヲ「師範が作った鬼を人間に戻す薬…預かってたの」
八幡「そうか…信じるしかないな」
すると、炭治郎が倒れた。
禰豆子「戻ってきて…お兄ちゃん」
そして、炭治郎が目を開けた。
禰豆子「お兄ちゃん」
炭治郎「……ごめん怪我大丈夫…か…」
後藤「戻ったあああ!!炭治郎だあああ!!」
禰豆子「大丈夫だよ」
炭治郎の痣は左の額だけに戻っていた。