やはり俺達が鬼殺隊最強と言われるのは間違っている。 作:甘味の皇帝
小町「もうすぐだね。」
八幡「そうだな。あと、そろそろ日もくれるしできたら今日片付けたいな。」
小町「そうだね」
俺たちは初の任務のため北にある町に向かっいた。
八幡「居た!」
着くとすぐ近くに鬼が2体と鬼殺隊員2人と倒れた隊員2人が居た。そこに俺はすかさず斬りかかる。
八幡「水の呼吸・肆ノ型 打ち潮」
鬼「なんだ!?」
俺の斬撃を鬼は避け下がる。
鬼「こいつ!!」
鬼がこちらにくる。が
小町「雷の呼吸・壱ノ型 霹靂一閃」
鬼の両腕を小町が斬り落とした。
八幡「ありがとな。」
小町「どういたしまして。それと、大丈夫ですか?」
隊員1「あ、ありがとうございます!」
隊員2「ありがとう…。君たちは?」
八幡「階級癸、比企ヶ谷八幡だ。」
小町「同じく比企ヶ谷小町です!」
隊員2「み、癸じゃ、歯が立たない!あいつらは十二鬼月だ!しかも2体も!は、柱は!」
八幡「いや、助かったんだからいいだろ。それに来たくてきたわけじゃ無い。司令だから仕方ないだろ。」
小町「あと、十二鬼月ってなんです?」
隊員1「む、無惨の精鋭部隊みたいなので鬼の中でも取り分け強い。並の剣士じゃ歯が立たない!」
八幡「それが2体もなんて俺たち運が悪いな」
小町「そうだね。」
隊員2「この話を聞いて何で平然としてられるんだよ!」
八幡「慌てたら勝てるわけじゃねえしな。」
小町「確かに。」
鬼「餌が増えてよかった。」
鬼「さっさと食べてこの町の住民を全て食わなければ。」
八幡「お前らに質問したいんだがお前らって本当に十二鬼月なのか?」
下陸「そうだ。俺が下弦の陸だ。この目を見ろ。」
下参「俺は下弦の参だ。」
うん。本当らしい。
小町「じゃあ、小町が陸ね。」
八幡「え!?何で弱い方取るんだよ!」
小町「妹に強い方押し付けるわけ?」
八幡「ぐっ、分かった。」
妹には勝てんな。というわけで俺は下弦の参と戦うことになった。
下参「どうせ俺たちに食われるんだ。どちらと戦っても変わらないだろ。」
八幡「そうか?」
俺は下弦の参が喋ってるうちに懐に入り両手両足を斬り落とした。
下参「な!?」
下弦の参は足を先に再生して下がった。
流石に再生が速いな。
小町「雷の呼吸・壱ノ型 霹靂一閃」
下陸「その技はさっき見た!」
下弦の陸は小町の一撃を避ける。
下陸「血鬼j」
小町「陸ノ型 電轟雷轟」
下陸「!?」
小町が一瞬にして下弦の陸の両手両足に加えて首を斬り落とした。
下陸「な!?俺が負けるのか!!」
そう言い残して下弦の陸は灰となって消えていった。
八幡「流石小町だな。」
下参「くっ!あの娘、速い!」
八幡「雪の呼吸・肆ノ型」
下参「雪?!」
八幡「粉雪」
下参「!?」
下弦の参は下がろうとするがその時には首が宙に浮いていた。
下参「ま、けたのか?柱でも無い鬼狩りに!!」
下弦の参はその言葉を最後に灰となって消えた。
隊員1「す、すごい。」
隊員2「た、助けてくれてありがとうございます!」
八幡「いや、いいよ。偶々俺達がここに来ただけだし。」
小町「もう、お兄ちゃんは素直じゃ無いんだから」
「大丈夫ですか〜?」
八幡「ん?誰ですか?」
しのぶ「私は鬼殺隊・蟲柱、胡蝶しのぶです♪十二鬼月が2体居るとの報告を受けて来たんですがどこです?」
八幡「えっと、俺と小町で倒しちゃいました。」
しのぶ「2体ともですか?」
八幡「あ、はい」
なんか、この人怖い。妙にずっとニコニコしてるし。
しのぶ「比企ヶ谷君。階級は?」
八幡「入ったばかりなんで癸です。」
しのぶ「比企ヶ谷君と小町さんはこれが初任務ですか?」
八小「「はい」」
しのぶ「(初任務で十二鬼月を2体討伐ですか。すごいですね。)」
しのぶ「お2人は兄妹か何かで?」
八幡「はい。兄妹です。」
しのぶ「すごいですね。お2人は。入隊して初の任務で無傷で十二鬼月を倒すなんて。滅多に無いことですよ?」
小町「そうなんですか?」
しのぶ「下弦なら私達柱からすれば雑魚鬼と同じように倒せますが普通の隊員は相当手を焼きますし倒せるだけですごいです。お2人は1人1体ずつ?」
八幡「はい。そうですけd」
「ドォォォオオンッ!!」
俺たちが話してる途中、少し離れたところに轟音が響いた。そして、その中には
しのぶ「下がっていてください。」
八幡「あいつは?」
しのぶ「分かりませんが、相当な相手です。」
「その闘気、3人は柱か?」
八幡「いや、柱はこの人だけだ。」
「そうか。だがお前と横の女の闘気も中々の物。特にお前。柱でもおかしくない。」
八幡「お前は誰だ?」
猗窩座「俺は上弦の参、猗窩座。お前の名は?」
八幡「比企ヶ谷八幡。」
猗窩座「比企ヶ谷?ああ、お前があの方の言っていた人間か。なら隣は妹だな。鬼になろう。と言いたいところだったが仕方ない。
連れ帰らせてもらう。」
猗窩座「術式展開 破壊殺・羅針」
八幡「雪の呼k」
俺が技を出そうとした瞬間、猗窩座の拳が小町に向かった。
八幡「小町!!」
小町「ぐっ!」
小町は刀で受けたが吹き飛ばされ、奥にある建物に突っ込んで気絶した。
八幡「…ギリッ」
猗窩座「!?(こいつ、妹が建物に突っ込んだ瞬間に闘気が格段に増した!殺気がすごく伝わってくる!)」
八幡「雪の呼吸・参ノ型 氷雪」
俺の刀を回転させながら放つ振り落とす様な三連撃。
猗窩座「破壊殺・脚式 流閃群光」
全て弾かれた。
八幡「陸ノ型 白雪」
猗窩座「破壊殺・乱式」
八幡「(型は全部出来てない。でも、出来なくてもやるしかない。1発で成功させる。)」
八幡「雪の呼吸・捌ノ型 暴風雪」
俺は猗窩座の攻撃を全て弾きながら攻撃を入れていく。
猗窩座「素晴らしい!物の数秒でここまで技の精度を上げるとは!!」
<破壊殺・鬼芯八重芯>
八幡「伍ノ型 花弁雪」
八幡「ぐっ!!」
腹に一撃入った。内臓は傷ついていないがきつい一撃だ。これ以上喰らえない。
八幡「弐ノ型 立華」
片腕を斬り落として後ろに下がる。
しのぶ「比企ヶ谷君!私も加勢します!」
八幡「下がっていてください。」
しのぶ「ダメです!!」
八幡「胡蝶さんは負傷している2人を連れて下がってください。ここまで攻撃が来るかもしれません。」
しのぶ「でも!」
八幡「日の出まで後数分。時間を稼ぎます」
八幡「あと、小町をお願いします。こいつの首は、俺が斬る…!」
しのぶ「(す、すごい殺気…。)分かりました。」
猗窩座「話は終わったか!!」
<破壊殺・乱式>
八幡「雪の呼吸・伍ノ型 花弁雪」
いきなりの攻撃を全て弾くだけじゃなく猗窩座に攻撃を加えられるほどに今の八幡は集中している。今の八幡の実力は柱に届くと言ってもいいだろう。
猗窩座「!?あの攻撃を弾くだけじゃなく、俺の胴体を半分にするとは、"流石"だな!八幡!」
<破壊殺・滅式>
回復が速過ぎる!それにこの広範囲攻撃!まずい!受け切れるか……!
八幡「雪の呼吸・玖ノ型 銀雪銀花」
猗窩座「本当に素晴らしい剣技だな!だが、そろそろ終わりにしよう!!」
<破壊殺・乱式>
俺は弾いたり避けたりして擦り傷で済んだ。
だが、少し奥にある建物に猗窩座の攻撃が当たりそうになる。
八幡「まずい!!」
<壱ノ型 初雪>
八幡「ぐわっ!」
建物に傷わつかなかったが肋骨の1本が折れたな。
八幡「ハァ、ハァ、ハァ、っ!」
猗窩座「これでやっと連れて帰れる」
<破壊殺・滅式>
八幡「くっ!雪の呼吸・拾ノ型 不香の花」
猗窩座「!?(と、闘気が感じられない!)」
すると、日が出てきた。
猗窩座「日の出かっ!!」
猗窩座は俺に向けて2発拳を放った。限界を迎えた俺は避けきれず肩に1発喰らった。
猗窩座「八幡!次に会った時は絶対に連れ帰る!!」
そう言って猗窩座は消えた。
八幡「」
俺はその場で気を失って倒れた。
どこだ?知らない天井だな。
しのぶ「あ、起きましたか。おはようございます。比企ヶ谷君。」
八幡「あ、胡蝶さん、おはようございます。ところでここどこです?」
しのぶ「ここは私の屋敷で蝶屋敷と言います。怪我をした隊員を療養したりするところです♪」
八幡「そうですか。ありがとうございます。あ、小町は!」
しのぶ「小町さんは背中の強打以外にこれといった攻撃を受けていないのですぐに回復して今は機能回復訓練を受けています♪」
あいかわらず、この人の笑顔は嘘っぽいな。
八幡「分かりました。ありがとうございます。」
しのぶ「いえ、そういう仕事ですので。それより、凄かったですね。」
八幡「そうですね。あの上弦の参。とても強くて。俺なんかじゃとても叶う相手じゃありませんでした。」
しのぶ「え?いえ、上弦が強いのはそうでしたけど、比企ヶ谷君のことですよ?」
え?俺?何で?
八幡「?」
しのぶ「だって、あの上弦と戦ってそれだけの傷で生きて帰ってくるなんて普通の剣士が出来ることではありませんよ?」
八幡「そうなんです?」
しのぶ「上弦には滅多に会うことがありませんから分かりませんけど柱もこれまで何人も殺されてきています。私もこの前会ったのが初でしたし。」
八幡「は、はぁ。それって俺超運が悪いじゃないすか。」
しのぶ「でも、君は戦って生きて帰ってきた。この経験は滅多に得れることじゃありませんし、今の比企ヶ谷君はこの前より格段に強くなっている筈ですよ。」
そう言って胡蝶さんは優しく微笑んだ。
八幡「(いつもそういう笑顔なら可愛いのになぁ。」
しのぶ「!?!?///か、カワイイッテ今///」
八幡「ん?どうかしましたか?」
しのぶ「な、何でもありません!それより、比企ヶ谷君は体に変なところはありませんか!」
八幡「え、あ、ありませんけど。」
突然どうしたんだ?
しのぶ「ならいいです。これで、私は失礼します!」
な、なんかいきなり変になって出ていった。
その後、胡蝶さんは那田蜘蛛山に向かった。
俺は小町と入れ替わりで機能回復訓練を始めることになった。
アオイ「あ、来ましたね!私は神崎アオイと言います!これからあなたには柔軟と反射訓練と全身訓練をしてもらいます!」
と言って神崎に言われた通り回ったわけなんだが、柔軟がキツ過ぎる。全身訓練と反射訓練は常中ができるし訛ってなかったから問題なかったが体はマジで硬くなってる。
5日ほどかけたら体も本調子に戻ったので素振りなど基礎訓練を始める。あと、上弦の参との戦いで成功した型を確実にできるように繰り返す。
後で分かったことだが、俺の技をきよ、すみ、なほ。そして、帰ってきていた胡蝶さんがガン見ていたらしい。
夜
八幡「はぁ」
疲れたな。型はそこそこできるようになったし途中からずっと繋げてやっていたみだがそのせいで腕が引きちぎれそうになった。足も痛いし。
俺は蝶屋敷の屋根の上でそんなことを考えていた。
あ、瞑想ってのやってみよ。集中しやすくなるらしいし、いつもより丁寧に、深い全集中の呼吸を。
八幡「スゥゥゥ、ハァァァ……」
静かだと親父や母ちゃんのこと思い出すな。
あれ以来無惨には会わないから仇は取れてない。本当はこんなことして死にかけたりしてほしくないんだろうけどどうしても俺は、俺と小町は仇を取りたい。
しのぶ「もしもーし」
八幡「!なんです?」
しのぶ「頑張ってますね。」
八幡「それしか、できることがないんで。」
本当に、俺には努力をする事しか出来ない。日々訓練して少しずつじゃないと俺は進めない。だから、頑張るしか方法がないだけなんだよ。仇を撃つための方法が。
しのぶ「綺麗でしたね。君の型。」
八幡「そうでした?」
しのぶ「はい。雪の呼吸なんて初めて見ました。聞いたこともありませんでしたし。」
八幡「まあ、あれは俺が独自に派生させた呼吸なんで。」
しのぶ「すごく、綺麗でした。鮮やかで、綺麗な太刀筋。上弦の参と戦ってる時も思いました。腕を斬り落とした時、傷をつけた時、雪が落ちてくるのが当たり前のように、それなるのが当たり前なのかとおもわせるような攻撃でした。迷いのない綺麗で、フワッと雪のようで、でも、しっかりとした。そんな風に見えます。」
八幡「そう、ですか。ありがとうございます。」
しのぶ「それで、君に、私の夢を託してもよろしいでしょうか?」
八幡「?」
しのぶ「鬼と、仲良くなる夢です。」
その後、胡蝶さんから話を聞いた。
両親が鬼に殺された件、姉が鬼に殺された件、そして、殺された姉が死ぬ間際までずっと鬼に同情して、可哀想と思っていた件。それを叶えたい思い胡蝶さんが姉が好きだと言ってくれた笑顔を絶やさないようにしてる件。
しのぶ「でも、もう疲れました。」
八幡「…。」
しのぶ「比企ヶ谷君に、託してもよらしいでしょうか?」
八幡「よろしくない。」
しのぶ「え?」
八幡「あんたの姉はお前にそうやって叶えろって言ったのか?」
しのぶ「言われて、ないです。」
八幡「なのにあんたがそれを重荷にして苦しむなんてする必要、あるのか?」
しのぶ「でも!私は姉さんの想いを!」
八幡「胡蝶さんはどうしたいんですか?」
しのぶ「え?」
八幡「姉が、とかじゃなくて純粋にあなたがどうしたいのか。鬼をどう思ってるのか。」
しのぶ「姉の夢は、叶えたいです。でも、鬼は憎いっ。家族を奪った鬼が堪らなく憎い!姉の願いと私の気持ちが逆だからどうすればいいのかわからないんですよ!」
八幡「なら、あなたの気持ちを優先してください。」
しのぶ「どうしてですか?」
八幡「姉や兄っていうのは、下の子に苦しんで欲しくないんですよ。ましてやその理由が自分だったりしたら最悪です。それに、弟や妹の気持ちを優先してほしい。そして、幸せになって欲しい。正直それ以外はどうでいもいいんですよ。」
しのぶ「……。そういう、ものですか?」
八幡「はい。俺も小町が俺のせいで苦しむなら死んだ方がマシですしね。」
しのぶ「ふふっ。死んだら小町さんはもっと苦しむことになりますよ。」
八幡「(あ、その笑顔可愛い。」
しのぶ「か!?も、もう!何でいきなり言うんですか!ずるいんですよ!?///」
ぁ、口に出てたか。やばい、人生が詰む!
八幡「す、すみません!気持ち悪かったですよね!ほんと申し訳ございませんでした!」
しのぶ「え?あ、いや普通に嬉しかったっていうか、もっと言って欲しいっていうか……
!?わ、忘れてください!今のは無しで!」
八幡「あ、はい」
途中モゾモゾしてて聞こえなかったがまあ、いいか。
しのぶ「それと、比企ヶ谷君さえ良ければ私の継子になっていただけませんか?」
八幡「継子?」
しのぶ「継子と言うのは端的に言えば柱が直々に教える隊士のことでカナヲも私の継子なんですよ♪」
八幡「ああ、カナヲも。ん〜、あ!小町も一緒にってダメですか?」
しのぶ「え?」
八幡「えっと、理由は小町の刀身って黄色だけじゃなくて鎬を区切りに刃側が黄色、反対が桃色になってるんですよ。それで、しのぶさんの呼吸が花の呼吸なら、と。」
しのぶ「私の呼吸は蟲ですが、花の派生なので私は花も使えますよ。それにカナヲが花ですのでいいですよ。」
八幡「ありがとうございます!」
しのぶ「(妹思いで優しい人ですね。)」
八幡「あと、胡蝶さん。あんまり無理しすぎないようにしてくださいね?」
しのぶ「は、はい。あ、比企ヶ谷君。」
八幡「なんです?」
しのぶ「たまに甘えさせてください。」
八幡「え?あ、いいですけど。」
しのぶ「お願いしますね。お兄さん♪」
は、恥ずかしい。
こうして八幡は、胡蝶しのぶの継子になったのだった。
感想やアドバイスなどあればコメントよろしくお願いします。