やはり俺達が鬼殺隊最強と言われるのは間違っている。   作:甘味の皇帝

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刀鍛冶の里

 

隠「外しますよ」

炭八「!!」

炭治郎「わーーーー!!!」

八幡「これが里か。」

炭治郎「すごい建物ですね!!しかもこの匂い!!近くに温泉があるようだ!」

隠「ありますよ。あちらを左へ曲がった先が長の家です。一番に挨拶を。」

炭治郎「はい!」

八幡「分かりました。」

隠「私はこれで失礼します。」

炭治郎「ありがとうございました!!」

八幡「ありがとうございました。」

 

「ありがとうございました!!」

  「ありがとうございました!!」

    「ありがとうございました!!」

甘露寺「ん?感謝のやまびこが聞こえた。誰か来たのかしら?何だかドキドキしちゃう。」

 

俺と炭治郎は里の長の家に来ている。

鉄珍「どうもコンニチハ。ワシこの里の長の

鉄地河原鉄珍。よろぴく。里で一番小さくって一番えらいのワシ。まあ畳におでこつくくらいに頭下げたってや。」

炭治郎「竈門炭治郎です!よろしくお願いします!」

八幡「比企谷八幡です。よろしくお願いします。」

そう言って俺と炭治郎は畳に頭をつけた。

鉄珍「まあ、ええ子たちやな。おいでかりんとうをあげよう。」

炭八「「ありがとうございます」」

鉄珍「蛍なんやけどな今行方不明になっててな。ワシらも捜してるから堪忍してな。」

炭治郎「蛍?」

鉄珍「そうや。鋼鐡塚蛍」

炭治郎「可愛い名前ですね!」

鉄珍「ワシが名付け親。可愛すぎ言うて本人から罵倒されたわ。」

炭治郎「それは悲しい。」

こうして話してる間、俺は黙々とかりんとうを食べてる。うん。美味い。

鉄珍「あの子は小さい時からあんなふうや。すーぐ癇癪起こしてどっか行きよる。すまんの」

炭治郎「いえいえそんな!俺が刀を折ったりすぐ刃毀れさせたりするからで」

鉄珍「いや、違う。折れるような鈍を作ったあの子が悪いのや。」

怖っ。流石長。刀に厳しい。

「見つけ次第取り押さえて連れて参りますのでご安心を」

後ろにいたひょっとこを付けた人が腕を振りながらそういう。

炭治郎「あまり乱暴は……」

鉄珍「君もまだ鬼狩りに行ける程体が回復してないと聞いてる。それまでに蛍が刀を打たない場合別の者を君の刀鍛冶にする。うちの里の温泉は弱った体によく効くからまあ、ゆっくり過ごしてや。」

そう言われたあと俺たちは家を出た。

八幡「あ、少し忘れてたことが、炭治郎先に行っててくれ。」

炭治郎「何かあるの?って、八幡何も聞いてないじゃん。自分の刀のこと。」

八幡「そうそう。だから行ってくる。」

炭治郎「うん!俺は温泉で待ってるよ!」

八幡「おう」

 

鉄珍「ん?何か忘れ物か?」

八幡「あ、いえ。俺の刀鍛冶って誰になるんすか?」

鉄珍「あ……。君のこと話すの忘れておったわ。すまんの。」

俺の影の薄さがここにきて裏目に出るとはな。

鉄珍「君の刀鍛冶はもう決まっておる。ここを出て左に三番目の家や。まあ、とりあえず行ってみいや。」

こうして俺は自分の刀鍛冶に会うことになったんだが、温泉行けなそうだから炭治郎に手紙送んないとな。

 

炭治郎に手紙を送った後俺は自分の刀鍛冶がいる家の前に来た。

「コンコンッ」

俺は戸を叩く。

八幡「失礼します。」

そして、中に入った。

「誰だい?」

八幡「雪柱のひきゅ、比企谷八幡です。」

ああ!!死にたい!噛んだ!何でこんな時に噛むんだよ!

鉄刀木「お前が俺の打つ刀を使う柱だな。俺の名前は鉄刀木だ。」

 

八幡「鉄刀木さんですか。よろしくお願いします。」

鉄刀木「おう、よろしくな。でも、あと7日くらい掛かるからしばらくは元のやつ使っといてくれ。」

八幡「分かりました。」

鉄刀木「ああ、そうだ。お前の刀銀白らしいじゃねえか。ちょっと見せてみ。」

八幡「あ、はい。」

俺は自分の刀を鞘ごと渡した。そして、鉄刀木さんが刀を抜いた。

鉄刀木「おお。これはまたすげーな。綺麗な純白に銀の2色。今までこんな色が出た人は1人も見たことも聞いたこともない。八幡は何の呼吸使うんだ?」

刀の話聞いててそこは聞いてないんだ。

八幡「雪です。」

てか、さっき雪柱って言ったよね?話聞いてなかったの?聞いてないならあからさまに聞いてないふうにしてくれよ。そっちの方が話しやすいし。

鉄刀木「!?……お前、雪の呼吸を知ってるのか?」

八幡「え?俺が勝手に派生させた呼吸ですけど何かありました?」

鉄刀木「後でお前の型を全部見せてくれ。見せなかったら刀は打たん。」

八幡「え、い、いいですけど。」

雪の呼吸に何かあるのか?まさか昔同じのを使ってたなんて偶然ないよな、流石に。

 

そんな感じで里にある山の中に来た。

 

八幡「んじゃ行きますよ。」

鉄刀木「おう」

八幡「雪の呼吸・壱ノ型 初雪」

八幡<雪の呼吸・玖ノ型 銀雪銀花>

:

:

:

八幡<雪の呼吸・拾参ノ型 雪明かり>

八幡「雪の呼吸・終ノ型 雪吹雪」

 

全ての型を見せ終わると鉄刀木さんが、

鉄刀木「そ、それだ。その全部の型。全てが伝えられてきた通りの、八幡はそれ全てを自分でつくったのか?」

八幡「は、はい」

何かすげえ感動してんだけどどうした?

鉄刀木「やっと、来たんだな。お前、妹はいるか?」

八幡「いますけど」

鉄刀木「妹は鬼狩りか?」

八幡「はい」

鉄刀木「呼吸は雷か?」

八幡「え?何で分かるんすか?」

鉄刀木「よし。その妹の刀も俺が打とう。」

八幡「俺の妹もう刀打ってもらいましたよ?」

鉄刀木「俺が担当になるよう鉄珍の親父に言っとくか。」

八幡「親父?」

鉄刀木「あ、父親ではないからな?呼び方だけだ。」

八幡「あ、そうすか。」

鉄刀木「まあ、お前には一つ話をしておくか」

そして、俺たちは鉄刀木さんの家に戻った。

 

鉄刀木「俺の家、秋鉄家には代々伝わる話と刀の打ち方があるんだ。その話ってのが江戸時代の話でそこに出てくるのが3人の鬼狩りの話なんだ。んで、その内の1人が雪の呼吸を使ってたんだがその鬼狩りの血筋はみんな鬼狩りになったらしいんだ。だけど誰1人として雪の呼吸を使えたものがいないんだ。そして、その血筋に兄妹は一度も生まれなかったらしい。

そんな雪の呼吸を使ってた男の名前が、下の名前は不明なんだが苗字は"比企谷"と言われてる。そして、その比企谷には妹がいてその妹と一緒に鬼を狩っていたんだ。ちなみに妹の呼吸は雷だったらしい。」

え?比企谷?何その偶然。しかも呼吸まで一緒とか。

鉄刀木「そして、その兄妹は無惨と戦って勝ちかけたんだ。ある鬼狩りと協力して。その鬼狩りの名は継国縁壱。当時…いや、歴代最強の鬼狩りで無惨以上の強者。3人は戦ったんだが途中で逃げられてしまった。でも、ここまで無惨を追い詰められたのはこの3人のみ。と言うのが言い伝えられてきた話で。刀の打ち方というのは誰にも教えられないが、雪の呼吸を使うもの専用の打ち方がある。今までどんなに刀を握ってこようとこれを超えれる刀はない。雪の呼吸の使い手からしたらな。」

八幡「んで、俺がその比企谷の家系の末裔とか言いたいんすか?」

鉄刀木「まあ、そうなるな。俺たちの家系は代々雪の呼吸を使う鬼狩りを待っていた。雷の呼吸を使う妹持ちのな。これで、あと1人で勝てる。この代で、必ず鬼殺隊は勝利する。お前と妹、そして、日の呼吸を使える剣士が出れば必ず勝てる。」

八幡「日の呼吸ってなんすか?」

鉄刀木「始まりの呼吸。全ての呼吸の原点になったものだ。話によれば今は"ヒノカミ神楽"として継承されてるらしいが。」

八幡「!?…俺の同期にヒノカミ神楽を使ってる奴がいます。」

鉄刀木「本当か!?そいつは今どこにいる?!」

八幡「今この里に来てます。」

鉄刀木「そうか。やっと報われるんだな。俺たちがこれだけはと伝えられてきた刀の打ち方。

血反吐を吐くような努力をしてきた歴代のヒノカミ神楽の継承者達。そして、雪の呼吸を使える人を探すために代々鬼狩りをしてきた比企谷家の人達。これでやっと報われる。そして、八幡。お前は雪の呼吸を使っていた江戸の比企谷さんを超えられる。いや、すでに超えてるだろう。」

八幡「?…どういうことですか?」

鉄刀木「さっきの剣技で分かってる。お前まだ隠してる型があるだろ。」

八幡「にゃ、何のことだかさっぱり……」

鉄刀木「まあ、どうせ完成度が低いとか雪の呼吸って言われたからとか思ってんだろうけど隠さなくていいだろ。」

えー、なんでわかるのー?こわーい。いや、真面目に怖い。

八幡「なんで分かるんすか?」

鉄刀木「お前が捻くれてると思ったからだ。」

八幡「それだけでか……。」

鉄刀木「あと、お前の先祖の比企谷さんも捻くれてたらしい。だから、雪の呼吸が使えるお前も捻くれてるかと思ってな。」

俺の先祖何捻くれてるんだよ。俺が言えたことじゃないが。

八幡「そうですか。あと、確かに出してない型ありますけど名前付けてないんで使いずらいんですよ。」

鉄刀木「なら、俺が付けてもいいか?」

八幡「まあ、いいですけど。」

鉄刀木「呼吸の名前な。型名は自分でやれ。」

八幡「あ、はい」

面倒くせぇ。まあ、呼吸名で大体思いつくだろ。

 

と、しばらくして

 

鉄刀木「っと、少し話し過ぎたな。俺は作業に戻る。ゆっくり温泉でも使ってしばらく休みな。」

八幡「うす」

 

 

 

 

温泉に浸かった後宿に飯を食べにきたわけなんだが、

炭治郎「凄いですね!」

甘露寺「そうかな?今日はそんなに食べてないけど」

甘露寺さんの食べる量がやばい。しかもそれがそんなに食べてないと言えるのがやばい。

炭治郎「俺もいっぱい食べて強くなります!」

炭治郎もいつかこれくらい食うようになるのか?いや、無理だな。甘露寺さんのは多分生まれつきのだ。

あ、ちなみに俺は黙々と食べてるから会話には混ざってない。てか、甘露寺さん俺のこと気付いてないだろ。

炭治郎「あ、そうだ。甘露寺さんが温泉で会ったのは不死川玄弥という俺の同期でしたよ。」

誰?それ。

甘露寺「えっ!そうだったの〜……不死川さんの弟さんでしょ?でも弟いないって言ってたの。仲悪いのかしら。切ないわね。」

炭治郎「そうなんですか……どうしてだろう」

甘露寺「私のうちは5人姉弟だけど仲良しだからよくわからなくて不死川兄弟怖って思ったわ〜」

そう言って話してる間に甘露寺さんは禰豆子と遊んでる。というか禰豆子が遊んでもらってる

炭治郎「玄弥はまだ来ないですね。本人と少しでも話せるといいんですが。」

甘露寺「あの子来ないみたいよ。全然食事しないって里の人が話してた。何か持ってきてるのかしら。」

炭治郎「…大丈夫かな。後で握り飯でも持っていこう。」

甘露寺「そうね!そうしましょう!」

いや、やめてあげて!玄弥くんが可哀想!とマジでやめてあげてくれよ。そういうのが一番こう、きついんだよな。まあ、俺じゃないしいっか。

そして、全員が食べ終わって玄弥っていうやつの部屋に行こうとする途中、

炭治郎「甘露寺さんはなぜ鬼殺隊に入ったんですか?」

甘露寺「ん?私?恥ずかしいな〜。えーどうしよう聞いちゃう?あのね……」

恥ずかしいってどんな理由だよ。てか、理由言うのにこんな緊張感ない人初めて見たんだけど。ほら、普通誰々が鬼に殺されたとかだろ?だから、

甘露寺「添い遂げる殿方を見つけるためなの!!」

八炭「「」」

甘露寺「やっぱり強い人がいいでしょ女の子なら。守って欲しいもの!わかる?この気持ち男の子には難しいかな。_______」

 

大丈夫だ八幡、炭治郎。これを聞いた者はみんな同じ気持ちになってる。

 

そして、玄弥の部屋についた。だが、扉を開けても玄弥はおらず、

甘露寺「玄弥君いないわねー」

すると、横から隠の人が来て

隠「甘露寺様、間もなく刀が研ぎ終わるそうです。最後の調整のため工房の方へ来ていただきたく」

甘露寺「あらー、もう行かなきゃいけないみたい。」

炭治郎「気になさらず!お見送りします!」

甘露寺「いいのよ。多分深夜発つことになるから」

炭治郎「いや、でもそうなんですか…うーん」

甘露寺「今度また生きて会えるかわからないけど頑張りましょうね。あなたは上弦の鬼と戦って生き残った。これは凄い経験よ。実際に体感して得たものはこれ以上ない程価値がある。5年分10年分の修行に匹敵する。今の炭治郎君は前よりももっとずっと強くなってる。甘露寺蜜摛は竈門兄妹を応援してるよ〜」

俺も前に同じようなことをしのぶさんに言われたな。確か猗窩座と戦った時か。

炭治郎「ありがとうございます。でもまだまだです。俺は宇髄さんと八幡に"勝たせてもらった"だけですから。もっともっと頑張ります。鬼舞辻無惨に勝つために!」

甘露寺「八幡?あ!ごめん八幡君!君いたの忘れてたっていうか気付かなかった!ほんとごめんなさい!」

やばい、泣きそう。いや、でも大丈夫だ。俺にはしのぶさんがいる。でもしのぶさんにこれやられたら自害してるな。

八幡「大丈夫です。気にしないで下さい。」

甘露寺「ありがとう〜優しいね!それと、2人は長く滞在する許可が出てるのよね?」

炭治郎「あ、ハイ一応は……」

すると、俺たちの間に来て甘露寺さんが

甘露寺「この里には強くなるための秘密の武器があるらしいの。探してみてね。じゃあね!」

そう言って甘露寺さんは隠の人と工房に向かった。だが、横でいきなり炭治郎が鼻血を噴き出した。

八幡「おい。大丈夫か?」

 

翌朝

 

炭治郎「甘露寺さんの言ってた武器って何だろうな。」

八幡「やっぱり刀じゃないか?」

炭治郎「埋まってたりするのかな?宝探しみたいでわくわくするなあ」

八幡「でも、強くなるためのものだったら刀以外でもありそうだよな。」

炭治郎「そうだね。すごくいい所だけど温泉の匂いが強くてなぁ。うーん。体力が万全じゃないのも鼻が利きにくい原因だ。鋼鐡塚さんを早く見つけたいんだが…ん?子供?ともう1人は」

ん?あれは、柱合会議でいたな。ほとんど喋ってなかったけど。

炭治郎「あれ?確か柱の…なんて言ったっけしのぶさん……そうだ。霞柱、時透無一郎」

そうそうそれ。

「どっか行けよ!!何があっても鍵は渡さない使い方も絶対教えないからな!!」

何だ?揉めてるのか?

すると、時透が右手を上げ少年の首に振り下ろそうとした、

八幡「!?」

その時には俺は動いていて腕を掴んで止めた。

時透「誰?放してくれない?」

俺は無言で腕を放した。

時透「で、君誰なの?」

八幡「雪柱の比企谷八幡だ。」

まさか、覚えてもらえてないとはな。何で?悲しいんだけど。

炭治郎「大丈夫!八幡!」

八幡「俺は大丈夫だが。」

炭治郎「よかった。八幡速いね!あの一瞬でここまでくるなんて!」

時透「君柱なんだ。まあ、どうでいいけど。それより僕はこの子から鍵を貰わないといけないからそこどいてくれない?」

少年「だ、だっ誰にも鍵は渡さない。拷問されたって絶対に"あれ"もう次で壊れる!!」

時透「拷問の訓練受けてるの?大人だって殆ど耐えられないのに君は無理だよ。度を超えて頭の悪い子みたいだね。壊れるから何?また作ったら?君がそうやってくだらないことをぐだぐだぐだくだ言ってる間に何人死ぬと思っているわけ?」

炭少「!?」

八幡「」

時透「柱の邪魔をするっていうのはそういうことだよ。柱の時間と君たちの時間は全く価値が違う。少し考えればわかるよね?刀鍛冶は戦えない。人の命を救えない。武器を作るしか能がないから。ほら、鍵。自分の立場を弁えて行動しなよ。赤ん坊じゃないんだから。」

すると、少年が震えだした。が、炭治郎が

「パァン!」

時透の手のひらを叩いた。

少年「!!」

時透「何してるの?」

炭治郎「こう…何かこう…すごく嫌!!何だろう…配慮かなぁ!?配慮が欠けてて残酷です!!」

炭治郎の語彙力の方が残酷的だろ

時透「この程度が残酷?君「正しいです!!」

炭治郎「あなたの言ってることは概ね正しいんだろうけど間違ってないんだろうけど!刀鍛冶は重要で大事な仕事です!剣士とは別の凄い技術を持った人たちだ!だって実際刀を打ってもらえなかったら俺たち何もできないですよね?剣士と刀鍛冶はお互いがお互いを必要としています!戦ってるのはどちらも同じです!俺たちはそれぞれの場所で日々戦って「悪いけど、くだらない話につき合ってる暇ないんだよね。」

そして、時透が炭治郎の右首に手刀を入れようとする。

八幡「」

それを俺が止める。

時透「さっきから何で止めるの?」

八幡「お前さ、柱なんだから刀の大事さぐらい分かるだろ。炭治郎の話理解できなかったのか?刀鍛冶がいなかったら俺たちは戦えない。命を守れない。刀鍛冶が武器を作るしか能がないなら俺たちは戦うことしか能がない。だって刀打てないし。そうやって自分の都合だけでうじうじ言ってて人が救われるわけじゃないんだからやめろよな。」

時透「……(腕が外せない。)」

八幡「どうせ今腕が外せないとか思ってるんだろうけど」

時透「!?」

八幡「図星しか。まあ、人の話はよく聞けな。御館様の話は聞けてるんだから。あと、鍵で何しようとしてたんだ?」

時透「修行…絡繰人形で。」

八幡「絡繰人形?まあ、それはいいか。修行だっら俺と木刀でやればいいんじゃないか?一応柱ですし。」

時透「分かった。あと、ごめん。僕が悪かった。これからは人のことも考えるようにするよ。小鉄くんもごめんね。」

小鉄は少年の名前らしい。

小鉄「……。」

八幡「コイツも悪気があったわけじゃないんだから許してくれると助かる。」

小鉄「わ、分かった。許す、許します。あ、あとやっぱり絡繰人形を使って修行して欲しいんです!」

八幡「壊れるんじゃないのか?」

小鉄「壊れたら俺が直します!それに、俺たちはやっぱり戦えないから3人に強くなって欲しいんです!」

時透「分かったけど僕は遠慮しとくよ。無理矢理奪おうとした僕には使う権利はないよ。」

八幡「まあ、時透が言うならいいが、俺も時透と稽古するから問題ない。炭治郎のことを鍛えてやってくれ。」

小鉄「わ、分かりました!」

炭治郎「いいの!?ありがとう小鉄君!」

こうして俺たちは強くなるための稽古を始めることにした。

 

そして、稽古を始める前に絡繰人形を紹介してもらった。

小鉄「これが俺の祖先が作った戦闘用絡繰人形

"縁壱零式"です。」

縁壱?あれ?鉄刀木さんが言ってたのって

炭治郎「手が6本あるのは何で?」 

小鉄「腕ですか?父の話によるとこの人形の原型となったのは実在した剣士だったらしいんですけど腕を6本にしなければその剣士の動きを再現できなかったかららいそうです。」

まさか、

炭治郎「その剣士って誰?どこで何してた人?」

小鉄「すみません俺もあまり詳しくは…戦国の世の話なので」

ああ。確定したわ。これ継国縁壱さんが原型で間違いないわ。あれに似た耳飾りつけてたって話だし。

炭治郎「せっ戦国!?そんな…300年以上昔なんだ?そんな長い間壊れてないの?あの人形」

小鉄「凄い技術なので今の俺たちでも追いつかないんです。壊れてしまったら直せるかどうか。直すとはいいは言いましたけど」

八幡「あの絡繰人形の原型になった人のこと知ってる刀鍛冶がいるぞ。」

小鉄「え!?持ち主の俺が知らないのにいるんですか!?」

八幡「ああ。俺の刀鍛冶の鉄刀木さんだ。その絡繰人形の原型になった人の名前、多分継国縁壱って人だと思うぞ。」

炭治郎「はっ!思い出した!夢だ!俺その人を夢で見た!」

八幡「どゆこと?」

炭治郎「え?あ、俺おかしいこといっよね。」

小鉄「いえいえ!それは記憶の遺伝じゃないですか?うちの里ではよく言われることです。受け継がれていくのは姿形だけではない。生き物は記憶も遺伝する。初めて刀を作る時同じ場面を見た記憶があったり経験してないはずの出来事に覚えがあったりそういうものを記憶の遺伝と呼びます。」

八幡「ああ、鉄刀木さんも言ってたな。俺も色々遺伝してるらしいし。」

炭治郎「え!?八幡は何が遺伝してたの!」

八幡「俺は雪の呼吸が遺伝してたらしい。記憶というよりかは体に覚えがあった的な感じでな。あと、炭治郎」

炭治郎「え?何?」

八幡「お前のヒノカミ神楽について分かったかもしれない。」

炭治郎「え!?何で!」

八幡「詳しい話は後でするが鉄刀木さんがヒノカミ神楽について知ってたぞ。」

炭治郎「分かった!後で聞かせてね!」

八幡「おう」

小鉄「八幡さんの呼吸って雪なんですか?聞いたことありませんけど。」

八幡「まあ、成り行きでな。教えてもらった呼吸より使いやすいから使ってる。」

 

そんな感じの会話があって訓練が開始された。




抜けててすみません。玖もすぐ出します。
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