IS〈インフィニット・ストラトス〉 紅蓮の錬金術師   作:焼酎ご飯

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戦闘描写初めて書くから難しい(;´_ゝ`)

キンブリーさんの初めてのIS戦闘です

ラファール・リヴァイヴの正確な武装がライフルとアニメで使用されていたグレネードランチャー以外わからなかったため、憶測で書いている部分もありますが、ご容赦を

パソコンからAFイクリプスみたいな音がする…そろそろヤバいかもしれんΣ(○>Д<ノ)ノ






入学

ピットの外から光が差し込む

 

 

「っと…浮遊する感覚というのはなれませんね…」

 

 

ゆっくりとピットから出た私を待ち受けていたのは、言いようのない開放感だった

ハイパーセンサーの補助もあり、一気に視界が広がる…地上では体験できない浮遊感が体を包み、高度を徐々に上げていく

 

 

「おぉ…!これはすごい!」

 

 

私は自由に空を飛ぶという未知の感覚に浮かれた

飛ぶという考え自体が薄かった私にとっては、これだけも非常に刺激的な体験だ

山田と呼ばれていた彼女の高度まで上昇した私はハイパーセンサーを使用せずにあたりを見渡す…

以前の世界ではありえないような広すぎる光景だった…

 

 

「えっと…その…キンブリーさん?どうかしましたか?」

 

 

声に振り返ると、困惑した表情でこちらに声を掛ける山田先生の姿があった

 

 

「ん?…おっと失礼、初めての感覚に少々浮かれてしまいまして」

「あ、その気持ちわかります!私も初めて乗ったときそうでした。でもISに初めて乗った子は大体機体制御でそれどころじゃないんですよ?今見る限りもスラスターやPICの制御も問題ないように見えますし…すごい慣れの早さですよ!」

 

 

言われてみると…確かにピットから出る直前は若干ふらついていた感覚があったが…今は手足のようにとまではいかないものの、自由に動かすことができる

 

 

「IS学園の教員の方にISの操縦をお褒めを頂けるとは、光栄です」

「そ、そんな光栄だなんて…織斑先生ならともかく、私なんかの言葉を大きく受け止めないでくださいね?あ、でも操縦に慣れるのが早いのは本当ですよ?」

「IS学園の入試試験官を務めるぐらいの方です……それに織斑先生もあなたのことを評価していましたし、初心者の私にとっては光栄なことですよ。今回はよろしくお願いします」

「こ、こちらこそよろしくお願いします!改めまして、本日入学試験の試験官を担当させていただきます、山田真耶です。早速ではありますが、操縦確認と武装確認をします。私の周りを一周回ってもらえますか?」

 

 

彼女に指示された通り、彼女の周りをぐるりと一周する

やはり宙を自由に移動できるという感覚は気分が向上する

 

 

「はい、問題ありません。次は武装確認です」

 

 

そう言うと彼女の手に粒子のようなもの光り、大型のライフルが一瞬で形作られる

なるほど、これが量子変換と…間近で見ると面白い

 

 

「武装データは視覚化することができます。今回は私と同じラファール・リヴァイヴなのでインストールされている武装は同じです。試しにライフルを展開してみてください」

「展開…武装のリストは表示されるのですが、展開というのはどのようにすればいいのでしょう?」

「武装名を呼ぶという方法が初心者向きなのですが、武装がそこにあるというイメージをしてみてください。」

「イメージだけで展開されるのですか?」

「はい、その通りです。イメージだけで展開できるようになれば展開速度は段違いになります!ですがこれには慣れが必要なので、試しに今回はイメージで展開してみましょう。試しにイメージで展開してみてください。あ、どうしても無理なら名前を読んでもらって結構ですよ」

「分かりました」

 

 

なるほど、イメージですか

リスト化されている武装の一つであるライフルを自分の手に持っているイメージをする

錬金術における再構築のようなイメージだ

錬金術師にとってこのイメージが一番取りやすいものだろう

すると一瞬のうちに手に光が集まり、ライフルが展開される

 

 

「ほぅ…これもなかなか面白い」

 

 

展開したライフルを持ち上げてそれを眺める

虚空から物が現れるとは…錬成増幅器である賢者の石を彷彿とさせる

 

 

「展開も問題ありませんね。さっそくですが、試験を開始させてもらいます!ブザーが鳴ったら開始となりますので、準備してくださいね?」

「分かりました。お手柔らかにお願いしますね山田先生」

「フフ、わかっています。試験で生徒相手に本気を出す訳にはいきませんからね!」

 

 

二人は同じ高度を維持したまま距離をあける

ある程度距離が空いた数秒後、ブザーが鳴り響き入学試験が開始された

 

 

「さて、まずはどうしたものか…」

 

 

展開可能な武装はアサルトライフル、スナイパーライフル、ショットガン、グレネードランチャーが各種一丁ずつ、近接ブレードが一振り…

私は様子を見ながら相手の周りをゆっくりと旋回し始める

相手も同様に旋回し始める

水を打ったような静けさが周囲を包む

互いに拮抗した状態が続きアリーナを一周しようかとしたその時、相手に微かな動きがあった

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

 

入学試験のためアリーナに出て数分が経った

新しく発見された男性操縦者であるキンブリーさんがピット内からアリーナへ出てきた

ISを操縦したことがないと聞いていたのですが…

初心者にしては珍しく、周囲の景色に目を向ける余裕を見せている

そして何の操作ミスも無く私と同じ高度まで上昇してきた

熟練者とまでは言わないが、機体制御はなかなかのセンスだと思う

男性との関わりに乏しかった私は、変に緊張してしまい若干吃りながら彼に話しかけた

しかし彼はそんな私に対して、物腰が柔らかい紳士的な対応をしてくれた

私より全然落ち着き払った様子に、なんとなく君付けで呼ぶことができなかった

 

機体制御や武装展開についてあらかたの説明を終える

試合が開始されるため、機体同士の距離をあける

 

 

「お手柔らかにお願いしますね?山田”先生”」

 

 

彼はごく自然に私のことを”先生”と呼んだ…”先生”!…ついに私にも先生としての貫禄が…!!

先生と思ってくれているからには、それらしい態度でいかないと!!

 

 

「フフ、わかっています。試験で生徒相手に本気を出す訳にはいきませんからね!」

 

 

結構かっこよく決まったという自負に酔いながら、機体同士の距離をあけ終える

 

 

 

 

ビ―――――――ッ!!

 

 

 

 

試合開始のブザーが鳴り響く

彼は私を中心に旋回し始める…私もそれに合わせて旋回を開始する

大抵の初心者はその場に立ち尽くすか、早々に攻撃を仕掛けてくるものなのですが…

私から攻撃を仕掛けるというのは少々気後れしますが、このまま拮抗していても仕方ありません

先生である私が動かさねば!

 

 

先制攻撃を行おうとライフルを展開した瞬間、ハイパーセンサーに警告が表示される

 

 

「え?」

 

 

狙いのつけられていない多数の弾丸がライフルを展開しようとする私にばら撒かれる

相手は武器を展開していなかったのに何故急に弾丸が!?

私は咄嗟にそれを回避するも数発被弾してしまう

急いでライフルの展開を終え、体勢を立て直して相手に銃口を向ける

するとそこにはライフルを構えたキンブリーさんの姿があった

 

 

「ふむ、やはり銃というものには慣れませんね…撃ち尽くして1~2発しか当たらないとは」

「い、いつの間に武器を?」

「ん?先ほどのようにイメージして展開しただけですが?」

 

 

彼はそう言うと持っていたライフルを一瞬で量子化させた

そして量子化が完了したとほぼ同時にスナイパーライフルが展開される

量子化からの展開のラグが短く感じられる…

彼がスナイパーライフルをこちらに構え始める

 

 

「あまりこういうのは慣れませんが…」

「初撃は食らってしまいましたが、そう簡単には行きませんよ!!」

 

 

スナイパーライフルがこちらを捉えるより先に、銃撃を開始する

結構な距離が空いているものの、射撃に関しては得意分野

彼のスナイパーライフルを数発の弾丸が撃ち抜き、彼の目の前で爆散する

 

 

「…っ!」

「スキありです!」

 

 

ライフルの爆散で怯んでいる彼に急速接近し、ショットガンを展開する

爆炎に初弾を撃ち込む、確かな手応えがあった

二発目を撃つために引き金に指をかけた瞬間

複数の弾丸によって銃身が貫かれ、ショットガンがバラバラに砕け散った

 

 

「きゃぁっ!」

「やはりゼロ距離でショットガンを食らうのは衝撃がすごいですね」

 

 

武器が眼前で爆散し、衝撃で怯んだ私にそう声が聞こえる

意識を彼に向けた瞬間、目の前にグレネードが飛来する

 

 

「な?!くっ!!」

「ほぅ!今のを咄嗟に回避できるとは!!」

 

 

私が咄嗟に身をよじってグレネードを回避する

アリーナの地面に着弾したグレネードは砂煙を巻き上げ爆発する

爆風に煽られて若干体勢を崩す…

そんな私の見下ろすように、彼は悠々と空中を漂っている

 

 

背筋にゾクリと悪寒が走る…彼が私を見下ろす顔……何か……

 

 

だが悪寒はすぐに引く…やっぱり気のせいだったのだろうか?

 

 

「ど、どうしてライフルの銃撃のあと直ぐにグレネードが…?そ、そもそもどうやってライフルを?」

「む?あなたに教えられたようにイメージして武器を呼び出しているだけですよ?ほら、このように」

 

 

彼はそう言うと手に持った武器を次々と入れ替えていく

 

ラピッド・スイッチ!?

 

武装の高速変換の技術なのだが…彼の変換にはタイムラグが存在しない

量子化が完了した頃にへすでに別の武器が手に収まっていた

 

 

「す、すごい…どうしてそこまでの高速切り替えができるんですか!?」

「高速切り替え?…あぁなるほど、やはり私はほかの人より展開速度が速いようですね…ISに乗っていたわけではありませんが、展開と似たイメージを何度もしたことがあるものでして」

 

 

切り替えていた武装をグレネードランチャーで止め、数発のグレネードをこちらに向けて発射する

ライフルを展開し、牽制と迎撃の為に弾幕を張る

グレネードを誘爆させ、そのまま彼に弾幕を集中させる

 

 

「くっ!やはり簡単に避けることはできませんか…!」

「これでも射撃には自信があるんです!そう安安と躱されちゃったら自信なくしちゃいますよ!」

 

 

結構な弾数が入った手応えがあった

撃ち尽くした弾倉を入れ替えるため、緩急をつけた動きで移動しながらリロードを行う

リロードが完了し、再度射撃を行おうとしたその時、再び眼前にグレネードが迫る

 

 

「ま、またっ!!」

 

 

咄嗟にライフルをぶつけ、盾にする

爆風に煽られ、斜め上に吹き飛ぶ

 

 

「おぉ素晴らしい!今のを回避するとは!さすがはIS学園教員といったところでしょうか?」

「き、キンブリーさん…初めての操縦って嘘なんじゃないですか?」

 

 

実際爆風による衝撃は多く受けているものの、シールドエネルギーの残りは3~4割といったところ

おそらく彼のシールドエネルギーも同程度だろう

だが彼の戦闘技術は初心者のそれとは比べ物にならなかった

油断すれば負ける…それ程の強さだ

 

 

「いえいえ、装着するのも今回が初めてですよ」

「それならさすがに…負けられませんねっっ!!」

 

 

私はそう叫びながらスナイパーライフルを展開し、瞬時加速を使用して接近する

 

 

「なっ!?」

 

 

瞬時にライフルに持ち替えて迎撃を行う彼だったが、その狙いは甘い

ダメージ覚悟で彼に接近しつつ、スナイパーライフルを腰だめで速射する

回避を行わなかったため、かなり被弾したが決定打には足りない

私が放った数発の弾丸が彼のバランスを崩す

その隙に肉迫し、スナイパーライフルを投げ捨て、近接ブレードを展開する

彼も即座にブレードを展開する…が、既にそれは予測していた

 

 

 

 

ガキンッッッ!!

 

 

 

「!?」

 

 

展開された直後の握りの甘いブレードを柄で弾き、ブレードを彼のシールドに突きたてる

 

 

「これでっ!私の勝ちです!!」

 

 

そのまま地表めがけてて最大加速で押し進む

そして勢いを殺すことなく、彼ごとグランドに接触する

 

 

「がっ!…かはっ…!」

 

 

凄まじい砂埃が巻き起こり、彼が地面へ叩きつけられる

 

 

「はぁはぁ…な、なんとか勝てました」

「フ、フフフ……さすがに最後の攻撃は驚きましたね…」

「わ、わ、す、すいません!ちょっとやりす―――――

 

 

 

―――――ですが今の一瞬で止めを刺さなかったのはよくありませんね」

 

 

 

 

警告音が鳴る、その先に意識を向けたとき、既に遅かった

彼の手にはグレネードランチャーが展開され、それがゼロ距離で私に発射された

 

 

 

 

 

ビ―――――――ッ!!

 

 

 

 

 

「試合終了!両者シールドエネルギー0!試合結果、引き分け!」

 

 

 

 

 

 




山田先生との戦闘でした

キンブリーさんがそこそこに強いのはセンスと錬金術師としての処理能力によるところが大きいです
ISは本人のステータスに左右される部分が大きいと感じられる描写が多いので、身体能力、戦闘経験、第六感に優れたキンブリーさんがISを操縦した場合はこの程度の強さはあっていいかなと思った次第

メタルギアごっこによる突き指の痛みは引きましたが、自転車による転倒でこの歳になって膝を擦りむきました…超痛いです(´;ω;`)

次回はすこし遅くなるかもしれません。

コメント、誤字脱字の指摘、ご意見等ございましたら是非お願いします




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