IS〈インフィニット・ストラトス〉 紅蓮の錬金術師   作:焼酎ご飯

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缶コーヒーはエメマンが好きです。

さて、この時点で今日中に間に合うかはわかりませんがとりあえず急ぎます。

今回少しグロ注意?だと思います。

私の文章力ではそのグロさも伝わるかわかりませんがね(゜∀。)




形状

「よし…これで基本動作に問題はないはずだ…しかし、スラスターのテスト時から武装を装備していなかったとは…本当に大丈夫だろうか」

 

 

同僚が私の纏うISとコンソールを繋ぐコードを引き抜く。

手足を動かし、スラスターを軽く吹かす。

動作に問題はないがバススロットを確認するも、やはり武装が一切ないのは心もとない。

 

通信が軍に漏れた事…そして逃亡した現状に全員が動揺している。

私や調整を行っている彼は比較的落ち着いている部類だが、他の研究員達は顔色に生気が無く、落ち着きなく動き回っている者が多い。

この殺風景な倉庫のような施設では気の紛らわしようもないのは事実だ。

 

 

「済んでしまったことは仕方ないわ。あの研究内容を実用しようと思うなら遅かれ早かれ軍を抜けて"あの組織"に入っていたわ…それが少し早くなっただけよ」

「…そうだな、それに土産としてこのISがある。武装がなくとも"彼ら"が到着すればこれを手土産に受け入れはスムーズにいくだろう…もとより非武装のISと小火器程度で戦闘になろうものならどうすることもできないしな」

「IS相手でなければどうにでもなるわ。武装がなくとも現行最強兵器に変わりは無い…装甲車程度なら殴り潰すことぐらいはできるわ。それに軍もISを明けっ広げに投入してくることは無いはずよ」

「そうだな…それにもうすぐ日が沈む。日をまたぐまでには彼らの迎えが来るんだ…全てをネガティブに捉える必要もないな」

 

 

 

今の会話が周囲にも聞こえていたようで、憔悴しきっていた彼らの顔に僅かながら生気が戻る。

そうだ…何も軍に発見されたわけではないのだ。

もし発見されているのならば今頃我々は完全に詰んでいるはずだ。

現時点で我々に追手が来ていないということは、我々の勝ちが確定しているも同然ということだ。

 

 

 

「皆、刻限は近いわ!今のうちに処理できることは消化しておく――――――

 

 

 

 

 

 

ゴボゴポッ

 

 

 

 

 

 

 

私が指示を飛ばそうとしたその時、何か不気味な音が私の声を遮る。

 

 

ハイパーセンサーが捉える視界の端には軽いノイズと共に異常な速度で膨張していく壁が映る。

 

 

まるで生きているかのように変化していく壁は瞬く間にその一面を覆い尽くし、ハイパーセンサーの熱源探知を一瞬で真っ白に染め上げる。

 

 

 

 

 

「!?全員伏せ―――――

 

 

 

 

 

私の警告が飛ぶより先に、形をとどめることができなくなった壁が紅蓮の炎をまき散らしながら破裂する。

凄まじい熱風と細やかな破片が吹きすさび、阿鼻叫喚の大絶叫、肉を裂く音、何かが押しつぶされるような水音が、爆音でかき消されながらもハイパーセンサーを使用する私の耳を犯した。

 

 

何が起こったのか理解ができなかった。

だが先ほどの希望が絶望に切り替わったことだけは理解できた。

 

 

センサーを起動していた以上、ISを見逃すなどといったことは無い。

ISどころか、これほどまでの攻撃力を備えた兵器ならばセンサーが捉え損ねるはず等ない…

センサー外から放たれたものだとしても、着弾前に観測できるはずだ。

 

 

 

「くっ…皆!大丈夫か?!生きているものがいたら返事をして!」

 

 

 

反射的に爆発で巻き起こった砂塵から顔を防ぐように周囲に呼びかける。

先の攻撃が何であるにせよ、規模から察するに私以外の研究員がダメージを負っていることは確かだ。

最悪全員死んでいるかもしれないが、一人二人程度ならISの出力をもってすれば逃げ切ることも可能だ。

センサーで周囲を探すと、砂塵の向こうに二人の人影が見て取れた。

 

 

「そこの!無事だったか!」

「ぐ、が…あ」

 

 

私の声に反応するように、砂塵を切り裂いて一人の研究員が私にもたれかかるように、飛び出してきた。

慌てて抱き抱えると、その研究員は片腕が千切れ飛び、肩から顔にかけて皮が細かく裂けており、裂けた部分から白く濁った脂肪とおびただしい量の血が溢れ出している。

一瞬で胃液がこみ上げてくるが、ISの精神抑制もあってギリギリのところで留める。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ご安心ください、加減はしてますよ。おそらく殆どの方は生きているはずです…」

 

 

「っ!?」

 

 

 

 

 

 

 

声がする方向を向く。

 

砂塵が晴れ、白いコートがはためかせた男が立っている。

 

コートに合わせた白い帽子を深くかぶったそいつは口元を不敵に釣り上げ笑う。

 

 

 

「何者だ!!いったいd―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

「今だけ、ですがね」

 

 

 

 

 

 

 

 

その言葉に疑問を持った瞬間、私の腕の中で何かが膨れ上がった。

 

 

 

 

 

「あ゛…ぁ゛…」

 

 

「?お、おいどうs―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

ぐちゃりっ

 

 

 

 

 

 

 

 

その異変を見るために腕の中の仲間に視線を移した。

 

その瞬間、ハイパーセンサーの捉える視界全てが赤黒い何かで染め上げられ、轟音が鼓膜を震わせる。

 

上半身がちぎれ飛ぶかと思うほどの衝撃と、絶対防御が発動したと警告するアラートウィンドが真っ赤に染まった視界を更に埋め尽くし、シールドエネルギーが目まぐるしく下がっていく。

 

 

 

「ぐあっ…あ、ああああああああああああっ!」

 

「おや、シールド内なのですが……まだ動きますか」

 

 

 

痛みと恐怖、そしてこれまでの惨状に脳の処理が追いつかず、恐怖を吐き出すかのように嘔吐した。

 

その吐瀉物に溺れそうになりながらも、ISが無理矢理に私の意識を保たせる。

 

 

 

 

 

パンッ

 

 

 

 

 

朦朧とした意識の中、乾いた破裂音のようなものが施設内にこだまする。

 

それがなんだったのか…理解する暇もなく私の意識は打ち付けるような痛みとともに刈り取られた。

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

微かなうめき声だけが響くガランとした倉庫のような施設。

最早抵抗を示す人間はおらず、一見すると生きているのかすら怪しい。

 

三つの銃を拾い上げ、先ほど壁面に吹き飛ばしたIS操縦者にまで歩み寄る。

ISが強制解除され汚物にまみれた彼女を服が汚れぬように転がし、ISを再起動させて初期姿勢に戻す。

 

ISの確保と施設内の制圧が完了し、仕事の殆どを終えた…残るは個人的な趣味時間だ。

インカムを取り出し装着する。

 

 

 

『大尉、施設内の制圧とISの確保が完了しました。車をこちらまで回してください』

『…早すぎる上になんですか今の…こっちから離れるとき特に何も持ってませんでしたよね?』

『えぇ、荷物は全部そちらに置いてあります。とりあえずこちらへ来てもらえますか?』

『分かりました。……何なんだよ…今の』

 

 

 

僅かに愚痴のようなものを残し通信が切られる。

やはり通常機器での通信はオーギルのフィルムの影響を多少なりとも受けるようだ。

屋外で、尚且つごく部分的な使用なのにもかかわらずそれなりにノイズが発生している。

性能が良いの結構だが、やはり弊害があるのは考えものだ。

 

数分と待たずに車が到着し、彼が施設内に足を踏み入れる。

この異常な惨状に僅かに眉をひそめる。

 

 

「なんです?このクレーターにペンキぶちまけたみたいな血痕…IS使わないで何をどうしたらこうなるんですかね…」

「それについてですが、あなたにお見せしたいものがあります。とりあえず生きている人間を一箇所に集めてもらえますか?あと私の足元にいる彼女と銃ですが、車に乗せておいてください。私は準備がありますので少し離れます」

「?…構いませんが…準備?」

 

 

施設を出ると、車の近くの地面に取り出したチョークで錬成陣を描く。

 

微かな紫雷が走り、瞬く間に平面な床が構築される。

 

 

「なっ!?………はぁ…」

 

 

後方から何かを諦めたかのようなため息が聞こえるも、それを無視して作業を進める。

懐から取り出したレポートを参照し、二つの五角形で構築された特殊な錬成陣を床に記していく。

陣が完成し、レポートから錬成陣の描かれた一枚のページを破り取ると、陣の中央に固定する。

 

 

「とりあえずこれで成功すれば御の字ですが…大尉、何人生きていましたか?」

「っと、これで最後…とりあえず8人ですマジカルキンブリー大佐。頭に破片が刺さっていて二人死んでいたんですが…死んだ奴合わせても一人足りないんですが大丈夫なんですか?」

「そのマジカルで床のシミになったのが12人の内の一人です」

「え゛?…えっと…8人生きてますけどこいつら虫の息なんでほっとけばあと数分で死にますけど…どうしましょうか?」

「それはいけませんね。では私の指示に従って置いていってください」

「尋問するとかじゃないんですか?」

「尋問用ならさっき車に乗せたのですよ。それに私は尋問といったようなものは得意ではありません。さぁ!さっさと並べてしまってください!」

「了解ですよっと…これなら俺いらなかったんじゃ…」

 

 

時折ブツブツと文句を垂れながらもセッティングが完了する。

そしてこれから起きることを覆い隠すかのように日が完全に沈み、あたりを闇が支配し始める。

 

錬成陣に倒れる人間の殆どは意識がなく、あったとしても時折うめき声を上げる程度の体力しか残っていないようだ。

だが生きてさえいれば…魂さえあれば材料としての価値が損なわれることはない。

 

全ての準備が整い、自分でもわかるほどに気分が向上していく。

 

 

「クハ、フハハ…大尉、巻き込まれるかもしれませんので少し下がっていてもらえますか?」

「こんなもんですか?それにしても…あなたがここまでとんでも人間だったとは…」

「それぐらい離れてもらえれば結構です。それではさっそく…"賢者の石"の錬成を開始します」

 

 

ゆっくりと錬成陣の端に手を添える。

 

そして編み出した構築式を魂の個数に合わせて丁寧になぞり合わせていく。

 

魂というエネルギーの物質化…そのイメージを巡らせた瞬間、目を覆うほどの光を伴った錬成反応が発生し辺りの闇を照らす。

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「ガアアアアアァァァァァッアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

五体満足な材料・四肢の一部が欠損し意識のなかった材料は、体を痙攣させながら意識を取り戻し、この世のものとは思えないほどの苦悶に満ちた表情で大絶叫し、溢れ出た血涙で錬成陣を汚していった。

 

 

 

「い、一体何がおこって…!!」

「あああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…いいっ!素晴らしい!!」

 

 

 

地鳴りのような大絶叫が心地よく皮膚を揺らすこの快感に狂気せずにはいられず、脳内麻薬が大量に分泌された私の頭は構築式を尚もなぞっていく。

 

そして絶叫の数が一つ、また一つと消えていく。

 

全ての絶叫が止もうとした瞬間、中央に固定した錬成陣の上に膨大な錬成反応とともに赤い輝きが生まれ、それが形を得ようとした…

 

 

 

 

 

 

 

 

『警告!!高エネルギー反応急速接近!!』

 

 

「っ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

突如響いたアラートに意識が向いた瞬間、紫の光が降り注ぐ。

咄嗟に錬成を中断、ISを展開し謎の攻撃を防ぐ。

光の雨は数秒間続き、それが止むと同時にハイパーセンサーを駆使して襲撃者を探す。

 

だが襲撃者は直ぐに見つかった。

 

はるか上空よりこちらを見下ろすそれは、月光を浴びて青く輝く蝶のようなISだった。

 

 

 

「っ、よくも…!」

 

「―――――」

 

 

 

だが私がそのISを捉えた瞬間、こちらが武装を展開する暇もなく青い軌道を描いて飛び去ってしまった。

一体どこのISのだったのか…検討がつくはずもなく、先ほどの視覚情報をデータ化する。

そして苛立ちのままにISをしまい、土煙の晴れた周囲を確認する。

当然ながら、錬成陣は材料もろとも原型をとどめていなかった。

 

 

 

 

 

「大尉、残念ながら賢者の……!」

 

「あ゛ぁ゛…ごぼ…がふっ…」

 

 

 

 

 

私が大尉のいた車の方を振り返ると、そこには真上から貫かれた車と、それにもたれかかるように倒れ赤い泡を口から噴き出す大尉の姿があった。

 

 

 

「残念ですね、あなたはなかなか気に入っていたのですが…」

 

 

 

彼は左脇腹から肺にかけて、大きく半円状に焼き切られたような致命傷を負っている。

肺を大きく損傷していることからもわかるが、助かる見込みは無いだろう。

目は既に生気を失っており、ただひたすらに口から血と泡が溢れ出しもがき苦しんでいるように見える。

 

 

 

「げぼっ…ごほっ…」

 

「ですがまぁせめて苦しまないよう……!」

 

 

 

両手を合わせ、彼の頭に手を触れようとした瞬間、ある考えが私の頭をよぎる。

 

 

(生きてさえいれば…魂さえあれば材料としての価値が損なわれることはない)

 

 

先ほどの怒りを忘れる程の好奇心が、私のなかで膨らむ。

 

 

 

「フフ…魂の実験としては面白い…良かったですね大尉、貴方はまだ生きながらえるチャンスがある…フフ…」

 

 

 

触れようとした手を止め、彼から溢れ出す血だまりから血を掬う。

 

 

 

「それでは大尉…運がよければまたお会いしましょう…」

 

 

 

ある錬成反応が走る。

 

その瞬間、彼の身体機能は完全に停止した。

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

「あぁ…ついに死んだのか…」

 

 

痛みだけが感覚の全てを支配しもがき苦しんでいたはずの俺は、真っ白な何もない地面が延々と続くかのような空間に立っていた。

 

こんな気味の悪い風景と先程までの状況から察するに…俺、ダリオ・エンピオは死んだのだろう。

本当にわけがわからないままに死んだ。

 

とんでも人間だった大佐が、黒魔術みたいなことをやってたかと思うと、目の前が光に包まれて気がついたら腹に穴があいていた。

最後に大佐が俺に何かを言っていた気もしたが、大佐のことだ…「あぁ大尉、こんなところで死んでしまうとは情けない」などと嘲笑していたのだろう。

傍から見ればこの上なく愉快な死に方なのだろうが、いかんせん自分の身に降りかかったことなので笑えない。

 

余りにも馬鹿らしいせいか、死んだにも関わらず妙に落ち着いていられる。

 

 

 

「にしても…何なんだここは?」

 

 

 

そもそも何故俺の自我は保たれているのだろうか?

自我どころか、足を踏み出すと地面を踏むような感覚もある。

体を見渡すも負っていたであろう傷も一切なく、むしろ快調なぐらいだ。

 

ここはいわゆる死後の世界というものなのだろうか?

そんなものは考えたことすら無かった俺ではあるが、これは期待はずれにも程がある。

 

 

 

「本当になんにもねぇな…」

 

 

 

どれくらい歩いただろうか、目に映るもの全てが真っ白で上下感覚まで狂ってしまいそうな空間が変化することはなかった。

 

半ば諦めたように立ち止まると、何ら期待もせずに自分の歩いてきた方向を振り返る。

 

 

 

『…』

 

「っ!?」

 

 

 

振り返った瞬間、そこには俺以外の人間がいた。

少女だ。

真っ白なワンピースを着た彼女の肌と髪はそれに負けないほどに曇りなく真っ白で、この空間に溶けてしまいそうなほど白い印象を受ける少女がそこにはいた。

初めからそこにいたかのような彼女は、唯一白に染められていない真っ赤な瞳でこちらを凝視する。

 

 

 

「お、おい…おm」

 

 

 

 

 

 

 

 

『イレギュラーを確認、排除を開始します』

 

 

「…は?…がはっ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

俺がその少女に話しかけると、俺の声を遮るかのように複数の声が混ざり合ったような形容しがたい声が、何もない空間で反響したように響いた。

物騒な言葉に呆気を取られた瞬間、彼女の手が勢いよく俺の首元に伸び、少女の体格からは信じられないほどのチカラで締め上げていく。

 

 

「がっ…ぐっ…」

『イレギュラーの抵抗を確認、出力を上昇させます』

「て…っめ…ふざ…んな…」

 

 

 

首の筋肉に指が沈み、動脈が圧迫されて行くのがわかる。

抵抗も虚しく、気管に徐々に力が加わっていくのを息苦しさをもって実感する。

 

このままでは確実に殺される…

 

この俺が…訳の分からないままに死に、訳のわからない世界に放り込まれ、訳のわからない女に殺される…そんな不条理があってたまるか!

 

俺はその手を引き剥がすことを止め、彼女の細い首に手を回し渾身の力を込めて締め上げる。

 

 

 

ゴキャッ

 

 

 

鈍い音と感触が伝わる。

 

首の骨があらぬ方向へと曲がり、皮膚の下から骨が押し上げる。

火事場の馬鹿力とでも言うのだろうか、彼女の首はあっさりと折れた。

すると彼女の手は俺の首から離れ、力なく垂れ下がる。

 

 

「かはっ、げほっげほ…はー…はー…」

『致命的エラーが発s生。s修復不能とhhh不能tと判ddd断。iii一zzzzz時ttttt―――――

 

 

だらりと後ろに傾く頭。

そこから発せられる早送りやスロー再生を繰り返す音声のような奇妙な声に悪寒が走る。

 

そしてその声が止まったかと思うと、真っ白な少女は空間に溶けるかのように、線をなくし消滅する。

 

 

 

「一体なんだって…っ!!!!!!!!????????―――――

 

 

痛む首を押さえ、目の前の自体に動揺した瞬間、頭が割れるほどの頭痛が俺を襲う。

 

コアネットワーク、セカンドシフトなどといった膨大なISの情報が無理やり頭に捻じ込まれるかのような感覚に襲われ、俺の意識は消失する。

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

「…は?」

 

「おや、思ったより時間がかかりませんね…おはようございます大尉」

 

 

私が再び意識を取り戻すと、目の前には大佐が立っていた。

 

 

「おはよう…ございます?…って俺…私は死んだはずでは…」

「大尉、あなたの後ろを見てください」

「?」

 

 

状況がつかめないまま、言われた通りにその場で振り返る。

 

その際体に違和感を感じたが、そんな感覚は一瞬で吹き飛ばされた。

 

 

 

「…ダメだ…これは完全に夢だわ」

 

 

 

振り返るとそこには車にもたれかかるようにして倒れ、脇腹を大きくえぐられた軍服の男の姿があった。

 

 

そう、俺、ダリオ・エンピオの死体があった。

 

その目からは光が失われ、致死量を優に超える血だまりがその場に溜まっている。

 

そしてその血だまりに映る"モノ"確認し、驚愕する。

 

そこには胸部装甲を大きく開き、白い翼を広げるISの姿があった。

 

ISは空洞を覗かせているにも関わらず、僅かに動いている…それどころか一挙手一動俺の動きを鏡合わせしたように動いている。

 

どういうわけか、首を動かさずとも全身を見ることができた…何故それができると知っていたのかも分からないが…

 

そうしてようやく俺というものを理解する。

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうして俺が大佐のISになっているんだ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

俺がそれを理解したのを見届けるかのように、装甲内に刻まれた小さな赤い錬成陣が怪しく輝き、胸部装甲がゆっくりと閉じられる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダリオ・エンピオ

 

極秘作戦遂行中、所属不明ISの攻撃にさらされ死亡

 

検死報告

 

左脇腹から左肺にかけての損傷及び、それに伴うショックと思われる心臓麻痺。

 

 




ギリギリ間に合いました!!

さて、今回二話同時投稿させていただきましたわけですが、いかがでしたでしょうか?

少し間が空いてしまっていたので、文章の書き方わからねぇ(゜∀。)
とか
軍とか国とか物理法則とか私には理解できないぜい(゜∀。)
みたいなことになっていますので、前回・今回共にひどい内容になっているかもしれませんが、そのへんは私がアホなので仕方ないということでどうかお願いします。



今回も誤字脱字の嵐かもしれません…m(_ _)m


コメント、感想、誤字脱字の指摘、ご意見等ございましたらいつでもお待ちしております^^
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