IS〈インフィニット・ストラトス〉 紅蓮の錬金術師   作:焼酎ご飯

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パソコンからバイクみたいな音がする今日この頃
参考と言ってアニメ見始めたら結局一から最後まで見てしまい
なかなか思うように進みません。
これも全てアニメが面白いのがいけないと私は思う





退屈

夕暮れ時、仕事終わりの人で賑わい始めるレンガ造りの街の中、私は自宅からそう遠くないこぢんまりとしたカフェで一日ぶりの食事をとっていた

多少食事をとらなくとも人間どうにでもなるもので、私は朝から今に至るまで図書館に籠っていた

だがさすがに空腹に限界を覚え今に至る次第

 

 

店に備え付けられたテレビが陽気な音楽を流す中

注文したコーヒーとサンドイッチに手をつけつつ、新聞を流し読みしている

(ふむ、ブリッグズのコーヒーよりはましですかね…ましなだけですが)

 

 

「ほれ、おまけだ」

 

 

30半ばぐらいであろう、剃り込みを入れた黒人の店主がフライドポテトが盛られた皿を机に置き、前の席に腰掛けてきた

 

 

「おや、ありがとうございます。ちょうど何か追加しようと思っていたところなので・・・ありがたいんですが量多すぎませんか?」

「心配すんな俺も食うんだよ、しっかしお前みたいな子供がこんな時間に新聞読みながら朝食とは…まるでじじいだな」

 

 

店主は人当たりのいいフランクな態度で話しかけてくる、しかしじじいと呼ばれるとは

 

 

「フフ、まぁ確かに落ち着きがあるとはよく言われますね、まぁそれは性格なので仕方ありません・・・それにしても最近の世の中は面白くありませんね…新聞も何一つとして良いことを伝えてくれません」

 

 

サンドイッチを食べ終え新聞を閉じる

 

 

「まぁな、最近はどこもかしこも不景気だしな、って今からそんなこと言ってたら俺ぐらいの歳になったとき生きていけないぞ? 子供は食って寝て遊んでいればいいんだよ」

「そういうもんですかね~…はぁ」

「ため息なんてつくもんじゃないぞー?…と言っても確かにいいことなんてぜんっぜんないわな~…客全然こないし・・・昨日バイトの奴辞めちまったし…はぁ」

 

(それはあなたの容姿が原因のような気が…)

 

 

彼の言うとおり、食事時だというのに店内には私たち二人以外の人影はない

 

 

「なんというか、ご愁傷様です。まぁでも私は今後ここを贔屓にさせていただきますよ」

「おう、そいつはありがたいな、ま、来てくれるんらサービスするぜ」

 

 

二人して軽いため息をつきながらポテトをつまんでいると

先程まで陽気な音楽を奏でていたテレビが突然切り替わり何か速報のようなものが始まった

 

 

「ん、なんかあったのか?」

 

 

 

 

 

『緊急速報です!!』

 

 

切迫した女性の声がテレビより響 く

 

 

『たった今入った情報によりますとつい先ほど、日本近郊及び日本周辺国のミサイル基地から発射しうる限りの無数のミサイルが発射され、日本の首都とされる東京に向かっているとのことです!』

「…はぁ!?」

 

 

二人はつまんでいたポテトを取り落とし、口を開け仰天している

 

 

『続報を伝えます!! ミサイルの発射を受け、日本防衛省は陸海空全ての自衛隊にスクランブルを発令、緊急配備が…さらなる続報ですたった今現地の映像が繋がりました!!』

 

 

そして画面が切り替わり、空が映し出される

だがその空には本来あるはずのない光る無数の点、そしてその点が光を徐々に大きくし、少しずつ近づいてきているように見える

おそらく日本語と思われる叫ぶような声があちこちからから聴こえながらも、カメラはかろうじて空を写し続けている

依然としてテレビの伝える内容に仰天している店主とは裏腹に、私は笑いをこらえるので必死だった

 

 

(なんですかこれは…なんですかこれは!!)

 

(素晴らしい!!まるで私が望むかのように世界が動いているではありませんか!!)

 

(あぁ、あの兵器が地を焼き人々の絶叫する音を直に聞くことができないのは残念ではありますが…映像があるだけでもまだよしとしましょう)

 

 

笑を堪えながらふと画面に意識を戻すと、不意に画面の中央に何かが映り込んだ

 

 

「なんだ…ありゃ?」

 

(なんですかあれは…人型のようにも見えますが…あれは、剣?)

 

 

画面内に映った何かにカメラがズームする、その何かは人型であるのがわかる

右手には大きな剣のような物を持ち、顔に当たる部分にはバイザーのようなもので覆われているものの、人のパーツが見え隠れする

そのように分析していると、突如人型の何かの左右に大きな”砲”のようなものが何処からともなく出現する

 

 

次の瞬間、 空に二本の線が引かれ、画面内のすべてのミサイルが爆散した

 

 

「「…」」

 

 

店主は顎が外れたかのように口を開けて驚愕している

これには私も驚かされた…しかし私は内心愉快ではなかった

数秒後には阿鼻叫喚の地獄絵図が映し出されていたはずのそれを謎の乱入者が阻止してしまったのだから

 

 

「…あの人型の機械は何なんでしょうか、現行あのような兵器が存在しているとは思えないんですけど…あれ何かわかります?」

 

 

店主は私の声でふと我に返り答える

 

 

「え?…あぁ、あんなもの俺見たことない…俺とお前が知らないだけってことも無いだろうよ」

 

 

私の落ち着きように疑問を持っているのか、意外そうな目を私に向けつつ、落ち着きを取り戻していた

 

 

「それにしてもあれは何なんだろうな?今だってさっきのビームみたいなの打ちながら剣でミサイルぶった切ってるんだが?まるでSFかジャパニメーションじゃないか…」

「えぇ、信じられませんね、あんな物が存在するとは…」

 

(まぁ正直この世界に来てからオーバーテクノロジーの連続で、あんなもの見た程度では驚きませんがね)

 

「…それにしても凄まじい性能ですね、先程からミサイルが着弾した様子がありませんね・・・それを映し出しているカメラマンも人間業とは思えませんけどね」

「確かにこのカメラマン逃げずに撮り続けてるな、どんだけ仕事好きなんだよさすが日本人は・・・まぁICBMなんて今から逃げても意味なんてないけどな、ざっと見ただけでも1000は超えるんじゃないか?」

「ICBM、大陸間弾道ミサイルでしたっけ?見ただけでわかるなんてすごいですね」

「まぁ昔やってた仕事柄爆発物に詳しいってのもあるが、その知識抜きにしたって海越えて飛んでくるミサイルっていったらそれくらいわかる。それに映像に出ている規模の大きさのミサイルなんて言ったらICBMぐらいだ。」

「昔のお仕事…何をしていたんですか?」

「ん?えぇっと昔軍に所属していたことがあってな…そこで少し詳しくなったってとこだ」

「ほぉ、軍に…」

「ま、昔の話さ…今はそんなことよりあのロボットだ、それにしてもカッコいいナリしてんな」

「確かに、洗練されたフォルムをしてい ますね…兵器としての性能も凄まじいみたいですし、今度は戦闘機やら船をぶった斬り始めましたよ」

 

 

画面には輪切りにされた軍艦や、今まさに墜落している戦闘機などのが黒煙を撒き散らしている

そしてその原因たる人型機械はいまだ無双の限りを尽くしている

 

 

「おー、ほんとにすごいな圧倒的じゃないか、あんな縦横無尽に飛び回れるんならあれに乗ってみたいもんだね~」

「確かに、あれには非常に興味をそそられますね。できることなら乗ってみたいものです。ですが1機であそこまでの戦闘力を有しているなら乗る乗らない以前に近々世界制服でもされるんじゃないですか?」

「確かに現行兵器で太刀打ちできてないどころか無傷ときたもんだ…」

「おそらくあれ一体だけということはありませんしね。製造されたのが一体だけなら そんな堂々と出てくるとは思えません。万が一破壊されてしまったらそれでおしまいですからね」

「もしかして何気に世界の危機ってやつなのか?」

「フフッどうなるんでしょうね、まぁ少なくとも世界が大混乱するのは間違いないでしょう」

「どうせこれが原因でなんやかんやあって不況だなんだとか言って俺ら国民に煽りが来るんだろうな~…はぁ」

「どこへ行こうと国はそういうもんなんですね、おや?どうやら件の人型機械は消えてしまったようですよ」

 

 

テレビは人型機械が突然消失してそれを捜索しているや、各国はこのミサイル発射について会議を設けるなどと言ったことを伝えている

 

 

「なんか今日だけでドッと疲れた、何歳老けた気がするわ…お前の言うとおり世の中いいことなんてそうそう起きるもんじゃないな」

 

 

店主はため息を突き机に突っ伏した

 

私はその様子を見ると少し考える、この際協力者としてこの店主を使得るのではないだろうか?金に困っているのであればよほどのことがない限り食いつくだろう…

 

 

「…もしよろしければ、あなたにとっても僕にとっても利になるものをお見せしましょうか?…おそらく退屈はさせないと思いますよ?」

「なんだ、なんかマジックでも見せてくれるのか?あんな事件があったばっかりなんだ、大抵のことじゃ驚かんぞ」

「そうですね、まぁあなたたちから見ればマジックみたいなものかもしれませんね」

 

 

そう言いながらポテトについていたケチャップでテーブルに錬成陣を描いていく

 

 

「もしかしてお前中二 病とかいうやつなのか?すまんな、そういうのにはさすがについていけないぞ?」

 

 

そして錬成陣の上にティースプーンを置き両手を錬成陣に置く

すると錬成反応の青白い光と共にスプーンは形を変え、金属の板に変形した

 

 

「どうです?なかなか面白いでしょう?これ」

「は?今お前…え~…絶対夢だこれ」

 

 

店主は頭を抱えてしまう

 

 

「夢じゃありませんよ、ていうかリアクション微妙ですね…なにかもっと別のものを錬成したほうがよかったですか?」

「だってお前、あんなロボットが暴れまわってるの見たあとにそんな魔法なんて見せらてみろ?誰だって夢だと思うよそんなもん…ていうかお前それ以外にも何かできるのか!?」

「えぇできますよ?そうですね…では私の十八番で、紙とペンありますか?」

「ほれ」

「あ、危ないんで顔近づけないでくださいね」

 

 

錬成陣の書かれた紙の端にてを合わせる

次の瞬間、赤い錬成反応と共に甲高い破裂音を鳴らしメモ帳が弾けとび、紙の破片が宙を舞う

のけぞった店主は椅子ごと倒れそうになる

 

 

「ドゥワッ!?って今のは爆薬の爆発か!?」

「おや?今のがわかるとはさすがですね」

「お前の十八番って…いいじゃねぇか、最高にクールだ…」

「おぉ!ご理解いただけて光栄です」

「それで?正直俺としては今ので結構満足してるんだが、両方の利になるってのはこれのことか?」

「まぁ半分正解です。これは錬金術と言って、あなたも名前くらいは聞いたことあるんじゃないですか?」

「錬金術つったらそれこそ魔法の一つみたいなもんだろ?」

「まぁ違うんですが、この世界では同じ様のものですしその考えでいいですよ。そうそう、ついでにぶっちゃけますと私ほかの世界からやってきました」

「あーもうなんでもありだな」

「まぁ本題に入ります。錬金術というのは文字通り金を作り出す技術のことです。どんな小さいものでもいいんで金で出来たなにかありませんか?」

「なんで金を作り出すの金がいるんだ?まぁそれはいいんだが、金なんてそうそうあるわけ…どんなに小さくてもいいのか?それだったらこれとかどうだ?」

 

 

と言って店主はレジの横から小さなカードのようなものを持ってくる

 

 

「SDカードなんだが、確か端子の部分が金で覆われているはずだ。こんなんで大丈夫か?」

「えぇ、少しでもあれば大丈夫です。それではどうしましょうかね…先程作ったこのスプーンから作った板で錬成しましょうか」

 

 

先ほど同様錬成陣を描きその上にSDカードの端子と金属の板を置き、上で手を重ねる

錬成反応とともに、みるみるうちに金属の板は眩しい黄金色へと姿を変えた

 

 

「…おぉ!さすがにすごいな!これ金なのか?」

「えぇその板の金の純度は一般の金の延べ棒と同程度純度ですよ?なんなら力いっぱい押してみたら穴が開くと思いますよ?」

「いや、それはさすがにもったいない、それにしてもこれはすごいな…」

「じゃあその金の板は今回の食事代ということでお願いします。まぁ色々と脱線してしまいましたが、ここで先ほどの両者の利の話に戻ります」

「え、これくれんの?って確かにその話がまだだったな」

「えぇ、先程も話したと思いますが私はほかの世界から来たと言いましたね?実は私元の世界では20代だったんですが、今は見ての通り子供の姿です。衣食住を維持するためにもお金が必要なんですよ…と言ってもいくら金を錬成したところでそれをお金に換えるすべを持ってなければ意味がありません。そこであなたにお願いしたいんですよ」

「お前20代なの!?どうりでそんなに落ち着きがあるわけだ…それで?俺にとっての利ってのはなんなんだ?」

「話が早くて助かります。まぁ早い話換金所で換金してくださった額の半額をあなたに差し上げます」

「そんなにもらっていいのか?そんな条件提示されて断るやつなんていないだろ…もちろん協力させてもらう」

「良いお返事を聞けて幸いです。正直な話そこまでお金があっても私は使い道がありませんからね」

「まぁくれるんなら貰うんだが、なんで今日あったばっかりの俺なんかにそんな話持ちかけたんだ?」

「私がこの世界に来たのは先日なんですよ。初めて知り合いになったのがあなただったんですよ…あと強いて言うなら家が近いということですかね」

「HAHAHAHA…今日は客こねぇしミサイル発射とかそれを迎撃した何かとかのせいで散々な一日かと思ってたが、その真逆だったかもな」

「それはよかった…まぁでも私はそのうち軍に入るつもりですのでそれまでの期間ですけどね」

「軍に入るのか…それはいいとして、よろしくなえーと…考えたらお前の名前聞いてなかったな」

「そういえば私もあなたの名前を聞いてませんでしたね。私はゾルフ・J・キンブリーと申します。今後共よろしくお願いします。」

「俺はウィリアム・ネルソン。一方的に俺のほうが得をしてる気がするが、改めてよろしく頼む」

 

 

 

 

 

テレビがうるさく先ほどの事件についての報道をする音が店内に響く中、二人の密約が交わされた。

 

 

 

 

 

 




ウィリアム・ネルソン、彼についてですが某武器商人とかはこの世界では全く関係ありません
爆発って素晴らしいNE☆
執筆中はなぜか頻繁に肛門が爆発しそうになりますがそっちはノーサンキュー
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