IS〈インフィニット・ストラトス〉 紅蓮の錬金術師 作:焼酎ご飯
私はアホなので計画的に投稿するとかできないのです!
白騎士事件の発端は一人の科学者にある
天才科学者”篠ノ之束”によって開発、発表された”IS”通称”インフィニットストラトス
宇宙空間での活動を想定し、開発されたマルチフォームスーツ。シールドバリアー、絶対防御などによってあらゆる攻撃から操縦者の命を守る。PICによる飛行システム、ハイパーセンサーによる五感や思考の補助、そのどれを取ってもまさにオーバーテクノロジーだった
しかし発表当初、このISに注目するものはほとんどいなかった。オーバーテクノロジーの塊を個人が開発したなど誰も信じるはずがなかった
そして篠ノ之 束は一ヶ月後ISを世界に認めさせるためにある事件を引き起こした。
白騎士事件である
日本を射程圏内とするミサイルが配備されたすべての軍事基地が同時刻に一斉にハッキングを受け、その全ての施設が日本へ向けてミサイルを発射した
しかしそのミサイルは篠ノ之束の開発したIS、白騎士によって半数以上が撃墜される。
そしてその白騎士を鹵獲しようと攻撃を仕掛けた各国の軍事兵器、戦闘機207機、巡洋艦7隻、空母5隻を撃破、あるいは無力化
それらの戦闘行動をある程度終えた白騎士は夕暮れの空に忽然と姿を消した
また、この事件における死傷者の数は0人であり、相手を生かしたまま無力化するほどの余裕があるということに他なく、その絶望的な戦力差に各国は恐怖した
これが白騎士事件の全容である
白騎士事件の翌日、篠ノ之束は世界に向けてISを改めて発表
そして彼女は自分は告げる。自分はISを量産できる、だが凡人たるそのへんの研究者には何年かかろうが作り出すことはできないだろう。そしてISを倒せるのはISだけである。という篠ノ之束の言葉とその事実を世界は無抵抗に受け入れた
そして篠ノ之束によって467個のISのコアが各国に分配され、各国はこぞってISの研究を始めた
しかし早々にISには致命的な欠陥があることが判明した
”女性にしか操縦することができないのだ”
その事実こそが今現在にまで続く女尊男卑の原因である
ISのコアはブラックボックスになっており量産することはできない
しかし世界最強の兵器を動かすことができるのは女性であり、故に女性の方が強いという考えが世
間、軍、それどころか国家にさえ蔓延しつつある
◇◇◇
「ってな資料を見つけたので改めて読み直してみたんですが、生きづらい世の中ですね…まったく」
「今更そんな胸糞悪いこと蒸し返さないでくださいよ、”キンブリー少佐”」
白騎士事件から約十年ほど経過した現在私はドイツ陸軍で少佐の位に就いていた
あの密約から、私はウィリアムの紹介で士官学校に入った
幸いにも国家錬金術師として頭のできの良さは、この世界においても凡人をはるかに超えていた
身体能力に関しても以前のような出所直後のような状態でもなかったため、上の中程度
そして士官学校を主席で卒業後、ドイツ陸軍に入り、女尊男卑の思想が蔓延る前にあらゆる手を使って地位を昇格を重ね、現在の位についている
女尊男卑の思想が軍内部にまで汚染が始まっている今、以前のような怒涛の昇格は期待できないだろう
「それで、なんでまたそんな気分の悪い昔のことを?今はどちらかというと世界初の男でISを起動させたやつのほうが話題性はあるんじゃないですか?」
彼はダリオ・エンピオ中尉、私がこの位に就いて以降部下として働いてくれている男だ。
権力志向の男で自分の昇格の妨げになっている女尊男卑の体制を嫌悪している
「えぇ確かに個人的な興味としてもそちらのほうが勝っています…第一回モンド・グロッソ優勝者、織斑千冬の弟、織斑一夏が男でありながらISを起動…」
数日前これは全世界で大きく取り上げられた。世界初の男性適合者、織斑一夏
男性がISを動かしたという事実に世の多くの男性はその希望に舞い上がった。しかしその希望はあっさりと打ち砕かれた。彼のみがISを動かせるだけであって何故動かせるのか原因も不明、各国で大規模な調査が行われているものの、いまだに新たな適合者は現れていない
「まぁその事件とは何ら関係ありません。今日の午後からISパイロットの護送任務があるので、デスク整理を兼ねてISの資料を改めて目を通していただけですよ」
「ISパイロットの護送?正直クソどうでもいいんですが、どういった内容で?」
「相変わらずですね、まぁいいです。内容はIS配備特殊部隊シュヴァルツェ・ハーゼ、通称黒ウサギ隊、隊員の一人を山中にある研究施設へ護送、その後ISの装着、起動テストなどの間、施設の警備といった感じですね」
「黒ウサギ隊?それって確か眼帯した小娘たちでしたっけ?そもそもIS持ってるんならそいつらに護送させればいいものを…」
「えぇ、全くそのとおりではありますが、これも仕事です。やらないわけには行きません」
「了解です。しっかし小娘の護送とは…」
「はいはい分かりましたから、昼食後出発します。ちょっとした山ということんだので、一応山岳装備と皆さんにも連絡お願いできますか?」
「分かりました皆にそう伝えておきます。それでは後ほど」
「おっとすいません、もう一つありました。明日我々の隊も件のISの起動調査がありますので、その件も彼らに伝えていただけますか?」
「お、我々もついに受けるんですね。まぁでもあんまり期待してませんけどね…それじゃあ伝えときます」
ダリオ・エンピオは気だるそうに頭をかきながらオフィスを出て行く
(…シュヴァルツェ・ハーゼ…ナノマシンを肉眼へ移植するによって脳への伝達速度の向上…しかし、実践段階での失敗…可動実験もろくにせず実践に移すとは、人体実験もいいところ…やはりどこの世界もやることは一緒のようですね…)
私は資料を閉じ椅子に深く腰掛ける
そして”円形の刺青”が入った手を眺め呟く
「こんな任務ばかりでは、こいつの出番もそうそうないかもしれませんね…」
◇◇◇
十名弱の隊員を連れ、シュバルツェア・ハーゼの基地前まで到着する
ゲート付近でジープを降車すると、ほぼ同時に基地内から眼帯をした長身の女性がこちらへ歩いてくる。
「初めまして、クラリッサ・ハルフォーフ大尉ですね?」
彼女は敬礼を取りながら、こちらの目を見据え
「ハッ!お初にお目にかかりますシュヴァルツェア・ハーゼ副隊長、クラリッサ・ハルフォーフであります。そちらはゾルフ・J・キンブリー少佐でお間違いないでしょうか?」
「えぇ、ゾルフ・J・キンブリーです。本日はよろしくお願いします」
握手を求めそっと手を差し出す、彼女は手を握り返そうとしたが手を直前で止める
「?…あぁこれは失礼、さすがにこの刺青は不気味でしたね、無神経ですみませんでした」
「い、いえ、そういうわけでは…こちらこそよろしくお願いします」
改めて彼女と私は握手を交わす
「今日は私一人のためにお手数をおかけして申し訳ありません」
「いえ、今をときめくISパイロットの護送です、我々も光栄ですよ。それではそろそろ向かいましょうか」
「了解しました」
彼女がジープに乗り込んだことを確認し、無線で指示を出しながら乗り込む
「それでは出発します。各員、指示通りの配置で移動を開始ししてください。皆さんお仕事ですよー」
「「「了解!」」」
数台のジープのエンジンがかかり、目的地に向けて進み始める
ジープに揺られ始めて数分後
「あの~キンブリー少佐…」
「ん?なんでしょうか?あと上下関係とかあまり気にしなくていいですよ?実際私のほうが年下なわけですし」
「いえ、そういうわけにはいきません。私も軍人ですので…あと突然変なこと聞いてしまうんですが、キンブリー少佐は漫画やアニメなどに興味があられますか?」
「?、特に興味を持ったことはありませんが…しかしどうしてそんなことを?」
「えっと、その~…失礼にあたるかもしれませんが、先ほど少佐の手のひらにあった刺青がその…私の好きなアニメや漫画で登場するものによく似ていたので…」
「フフ、別に構いませんよ。この刺青は…まぁなんと言いますか、あなた方でいう眼帯のようなものですね…誇りとまでは言いませんが、私を象徴する一つのようなものです。」
「も、申し訳ありません!そのような大切なものとは露知らず…」
「いえ、だから別に構いませんよ、別に貶されたりされたわけじゃありませんから。むしろ話を振って頂いてありがたいぐらいですよ。私の友人にもジャパニメーションが好きな人がいるんですが、そんなに面白いものなんですか?もし面白いものがあるなら教えていただきたいものです」
「えぇ、それはもう!面白くて仕方がありません!私の人生においてあれ無しには語れないほどに素晴らしいものばかりです!」
「な、なるほど…それはすごいですね…」
「えぇと、まず私のおすすめから行きますと~…」
先ほどとは目の色が変わり、マシンガントークを始める彼女…この目はウィンリィ・ロックベルがブリッグズの機械鎧(オートメイル)工房でしていたマニアの目だ…完全に振る話題を間違えたと悟った私だったが、エンピオ中尉は別車両、部下の隊員も完全に目を合わせようとしない…私を助けるものは誰もいなく、やむなく彼女の話に付き合い、その熱弁は目的地到着まで続いた…
ダリオ・エンピオ、ACFAで登場するドイツ系企業ローゼンタールの専属リンクスです。
名前とキャラだけなので、ACは関係ありません。
クラリッさん出ましたね。ISの中でもかなり好きなキャラです。
こんなんクラリッサちゃうやん!という方もいらっしゃるかもしれませんが、勘弁してくだしあ
ハガレン、IS双方の知識で間違っている部分も多々あるかもしれません。そのときは私が致命傷を追わない程度に指摘していただけると幸いです。
あと、投稿って何時頃にするのが一番いいんでしょうか?