IS〈インフィニット・ストラトス〉 紅蓮の錬金術師   作:焼酎ご飯

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「評価してくれてもいいのよ[壁]д・)チラ」とか言ってた昔の自分を殴ってやりたいです・:,(゚д゚○≒(`д´#)


評価の部分のコメントが50文字以上とかいう意味不明な文字数になっていたので、5文字に変更しました。



今までの話や今後の話において、他作品のキャラクターの名前が登場したりすることがあるかもしれませんが、名前や容姿だけで、原作には一切関係ないので、ご存知ない方もお気になさらず(^ω^)


お手数ではありますが、あとがきの方を最後に読んでいただけるとありがたいです。







特別

 

膨大な量のケーブルで埋め尽くされた気味の悪い部屋で、空間ディスプレイを操作するウサ耳のような機械を頭につけた少女

 

 

彼女の目の前に何処かで撮影されたであろう映像が映し出された

 

 

「うん?なんだろう、これ?…なんで私が作ったISが生身の人間に追い詰められちゃってるんだろう?」

 

 

映像にはISを見下ろし笑う男が一人

彼は何か武器を持つこともなくゆっくりとISに近づいて行く…そして…

 

 

「うわっ!…爆発?…ほんとにやられちゃった!!すごいすごい!!どうやったのかわかんないけど、私のISを倒しちゃった!!バチバチってなったやつどうなってるんだろう!!」

 

 

そんな風に画面を見て楽しげに少女は驚いている…そして映像は途切れる…

 

 

「ほへ~、まさか生身の人間がISを壊しちゃうとわね~…ちょっとムカつくけど、どうやって壊したんだろう?」

 

 

少女が頭をひねっていると、再び映像が復活する

 

 

「あれ?なんでまたセンサーが………ってええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?なんで”いっくん”以外の男がIS動かせるのーーーーーーーーーーー!?」

 

 

 

その日海上をステルス移動する移動研究所からウサギの叫び声が響いた

 

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

 

 

コンッ コンッ

 

 

「失礼します」

 

 

私は件のISの襲撃事件について軍のに召喚を受け、執務室へ来ていた

 

 

「キンブリー少佐、よく来てくれたね…とりあえずそこへかけてくれ」

 

 

彼はペンウッド大将、事実上軍のトップにあたる人物だ

私は彼の指した応接セットのソファに腰掛ける

 

 

「まずは我が国のISの強奪を防いでくれたことに大いに感謝するよ」

 

 

彼は軽くため息を吐きながら正面のソファに深く腰掛けた

 

 

「いえ、私も命がかかっていたので、身を守るための防衛行動ですよ」

「それでもだ…しかし、一応報告には受けているが、生身でどうやってISを撃破したんだい?」

「私は大したことをしていませんよ…ハルフォーフ大尉がAICでISの動きを止めている間に、基地内にあったC4を使用して爆破しただけです」

「なるほど…だが それだけでISを身にまとった人間があそこまで原型を無くすものだろうか?…」

「炸薬を調節する暇などなかったもので…」

「それもそうか…それと、今回の襲撃者は小規模なテログループのようだ、回収したISコアを解析した結果、中国で登録されていたもののようだが、そのテログループに強奪されていたようだね」

「なるほど…それで?そのコアはどうするんですか?」

「まぁ我が国のものとして使用することもできないし、返還されることになるだろうね…このことについて公表すれば中国にとっては大スキャンダルになる…大きな貸しになるはずだよ…」

「まぁそれが妥当なとこでしょうね」

「そうそう、今回の件でキミは昇格して大佐になるわけだが…」

「当然それだけが理由の昇格というわけではないんでしょう?」

 

 

彼は表情を落とし、話し始める

 

 

「あぁ、その通りだ…さっそく 本題に入ろう、ISを起動した君の処遇についてなんだが…君自身の希望というものはあるかな?」

「おや?私の意見が反映されるのですか?最悪モルモットも覚悟していたんですが…」

「君のことを少し調べさせてもらったよ…どうやら君は軽く小国の国家予算レベルの資産を持っているようだね…それもあらゆる銀行に巧妙に分散させて…」

「おやおや、バレるとは思っていなかったんですけどねぇ…それで?それと私の意見を聞き入れてくれることに何の関係が?」

「とぼけるね…上層部には君の息のかかったのが随分といるようじゃないか…つまりそういうわけだよ…君に都合のいいように持って行って甘い蜜を吸おうという輩が多いというわけさ」

 

 

私の軍での昇格を手助けしていた手段の一つが賄賂だった

ウィリアムを介して資産を増やし続けていた私にとっては賄賂に使用する額も大したコストではなかった

 

 

「本来そういうつもりでばらまいていたわけじゃないんですけどね…今回のように働いてくれたのはラッキーでしたね」

「私自身は君の意見を尊重するつもりだったからどっちでもいいんだけどね…それで?君はぶっちゃけどうしたいの?」

 

 

彼は今までの雰囲気を崩し、疲れたように背もたれに体重を掛ける

 

 

「私の身柄の安全を保証してもらいたっていうのはありますね…常に命を狙われるなんてさすがにごめん被ります。そうですね……軍で私が出ることのできる流血を伴うような事件、厄介ごとがあれば、私に紹介してくれる…ってのはどうでしょうか?」

「…?君は自分の命が大事なのに戦場を求めるのかい?」

「仕事とプライベートは違うということですよ…仕事というのは美しくなくてはなりません。私は魂をかける仕事こそ美しさがあると考えています…死と隣り合わせの戦場…あのISを爆破した時…どれだけ血湧き肉躍ったことかっ!!……失礼」

 

 

思わず立ち上がってしまった…そんな私を見て彼は少し驚いているようだ…

 

 

「君は…………わかった、その通りに通そう…軍には君のような人間が希にいる…そのような者は止めたって碌なことがないからね」

「感謝しますよ、ペンウッド大将」

「あぁそうだ、用事はもう一つあったんだ…君には専用機が与えられることになっている…このカタログから選んでくれ」

 

 

と言うと彼はISの情報が記載された資料の束を私に手渡した

 

 

「ほぅ…てっきり軍が開発した物になると思っていたのですが、企業開発のISですか」

「データ収集という名目ではあるが、男性操縦者である君が使用すれば広告塔になることは間違いないからね、可動データさえ取れれば軍や国としては十分みたいだね……それならいっそ国内企業が潤うほうがマシとのことだ…それに第三世代のISを開発できていないフランスのデュノア社が落ち目だ、これを期にデュノア社を追い抜くつもりなんじゃないかな?」

 

 

パラパラとページをめくりながら流し読みしていく

 

 

「なるほど…IS企業、パーツシェア世界四位、ローゼンタール…コストが少し高いものの癖のない扱いやすいパーツを多く製造している…これなら確かに凡庸性に優れるデュノア社を追い抜きたいのはうなずけますね」

 

 

そして私はあるISの項目に目を奪われた

 

 

「………!!…これは♪」

「なにかお気に召す機体が見つかったのかな? 向こう側はいつでも歓迎みたいだよ?」

「えぇ、それならすぐにでも向かわせていただきます」

「わかった、では私の方から連絡しておこう…それと君の処遇については詳しくは後日通達するよ」

「分かりました、あなたとは今後共良い関係を築いていきたいものです…それでは失礼致します」

 

 

私は執務室を後にし、屋外へ出た…するとそこには車を待機させているエンピオ中尉の姿があった

 

 

「お、少佐、話はおわ…そういえばもう大佐でしたね、羨ましい限りです、まったく」

「私も望んで昇格したわけじゃありませんよ、エンピオ中尉は何故こんなところに?」

「私も中尉じゃなくて今回の件で大尉に昇格したんですよ……世紀の男性操縦者を一人で行かせるわけにはいかないとのことですよ」

「おや、手間をかけさせてすみませんね」

 

 

私は車に乗り込みふとあることが気になった

 

 

「大尉、肩を撃たれていたと思うのですが運転は可能なんですか?というか怪我はもういいんですか?」

「えぇ、出血はしていましたがただのかすり傷ですよ…それじゃあ出発しますね」

 

 

彼は肩を気にする様子もなく車を発進させ、本部を後にする

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

 

エンピオ大尉が運転する車は程なくしてローゼンタール社の研究施設に到着した

 

 

「つきましたよっと…IS企業に来るなんて…改めてあなたがISを起動させたと思うと…すごい人を上司に持ったもんだ」

「よかったじゃないですか、そんな貴重な上司を持てて」

「ウレシイナー…お、早速迎えが来たみたいですよ」

 

 

外に視線を向けるとスーツを着た男が小走りにこちらへ向かってくるのが見える

とりあえず降車して施設に近に向かって歩き始める

 

 

「いやーキンブリー大佐、我社を選んでいただいてありがとうございます!本日あなたを案内させて頂く、総務部、川尻浩作と申します。よろしくお願いいたします!」

 

 

彼は私に名刺を差し出してくる。

ピッチリとした真っ白なスーツにオールバックで固めた髪型…何故か見た目以上に親近感を感じる…

 

 

「…これはご丁寧にどうも、ドイツ陸軍大佐ゾルフ・J・キンブリーと申します。本日はよろしくお願いします」

「ありがとうございます。それでは早速向かわせていただきますが、お連れ様はいかがいたしますか?」

「あーそうですね、エンピオ大尉、あなたはどうしますか?」

「私がISなんて見ても虚しくなるだけなんで、ロビーで待たせてもらいますよ」

「分かりました、迎えのものを寄越しますので、車はてきとうに止めておいてください。それでは早速向かいましょうか!」

 

 

彼を先頭に私は施設の中へと歩を進めた

 

 

 

 

施設内の廊下をしばらく進むと、前面がガラス張りになっている大きな部屋に通される

 

 

「お待たせしました、あちらに見えます実験場にて期待の紹介をさせていただきます」

 

 

彼が無線で何やら指示を送ると場内にISスーツを着た女性が入り、こちらに会釈する

それと同時に場内の床の一部が左右にスライドし、白い何かがせり上がってくる

 

 

「紹介致します…こちらが我社が開発した発表前の第三世代機…『オーギル』となります」

 

 

 

 

 

そこには純白の”天使”が、いた…

騎士の甲冑を思わせるようかのような重厚さ、しかしそれでありながらスマートで洗練された美しさを保っている

そして最も目を引くのは背部に見える大型のユニットだ

まるで天使の羽を思わせるかのようなそれは、機体の美しさをより際立たせていた

 

 

 

 

「…おぉ…!」

「気に入って頂けましたでしょうか!?それではさっそくこの機体の実演説明をさせていただきます!今から紹介するきのは私もお気に入りでしてーーーーー」

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

俺ことダリオ・エンピオはロビーで缶コーヒーを飲んでいた

キンブリー大佐の専用機の為ここまでの送迎してきたのだが、ソファーに座り改めて大佐について考えてみる

 

あの人はどうにも規格外だ…ISを動かせることはもちろんだが、あの年齢であの昇進…

 

そしてもっとも謎なのが数ヶ月前に執務室で小規模な爆発が起きるという事件が発生した…私が執務室近くを通りかかった時、それなりの爆音と共に扉が勢いよく開いたことがあった…

 

急いで部屋に入ると、デスクや資料だながめちゃくちゃになった部屋の中で冷や汗をかいて佇む大佐の姿があったので、何があったのか尋ねると

 

 

「なんでもありません…何でもありませんから…とりあえずここの部屋への立ち入りを一時的に禁止して頂けませんか?」

 

 

と、見るからにうろたえていた…

だが上司の命令なら仕方がないと、踵を返して部屋から出ようとしたとき、自分の近くを”ゴキブリ”が通った…

 

 

 

 

 

 

次の瞬間、ゴキブリがいた地面が盛り上がり、軽い爆発を起こしゴキブリは跡形もなく消滅した…

 

 

 

 

 

理解が追いつかなかった私は見なかったことにして言われたとおりに部屋前の通行を禁止した…

 

 

後日大佐(当時少佐)は爆音について問いただされていたが、

 

 

「Made in Chinaの時計が爆発しただけですよ」

 

 

と言うと何故か納得したように引き下がっていった…

 

何を言っているのかわからねーと思うが 

おれも何で引き下がったのかわからなかった…

 

あの部屋であの規模の爆発が起きて時計が爆発って…それはまだいいとしよう…あの爆発が起きて大佐が無傷だということがおかしいのだ…

 

大佐は俺が想像もつかないような秘密を持っているはずだ…だが今更それを探る気にもならない…

 

大佐は時折恐ろしい目をすることがある…それは人の生き死にに関する時に見せるものだ…

 

その目は狂気に満ちているように感じる…それは何故か本能的に恐ろしいと感じるものだ…

 

だが大佐は面白い…おそらく大佐の下についていれば私の昇進の足がかりになることは間違いないだろう…

 

だから私は大佐がIS操縦者になる今後も彼の部下として働くつもりだ…

 

 

「男性で二人目のIS操縦者の部下…さすがにこれだけじゃインパクトも糞もねぇな…」

 

 

そう言いながら立ち上がると、飲み干した缶コーヒーをゴミ箱に投げる

 

だが缶がゴミ箱に入ることはなかった…

 

 

 

 

 

凄まじい爆音と地響きが起こり、ゴミ箱が倒れたのだった…

 

 

 

 

 

ガラスがビリビリという音を出しながら揺れはすぐに収まっていく

社内は軽くパニックに陥りそうになっていたが、そこで社内放送が鳴り響く

 

 

『あーあー…テステス…っていっても耳聞こえないからわからないか…たった今起きた爆発は研究施設のテストで発生したものであって、地震や攻撃によるものではないので安心してください…以上!』

 

 

研究施設…?

つまりは大佐の専用機による爆発…

 

 

「あの人が選んだ専用機っていったい…」

 

 

そんな嫌な想像をしていると物凄く上機嫌な様子で大佐と先程のスーツの男が帰ってきた

 

 

「キンブリー大佐…先程の爆発って…」

「えぇ、素晴らしいものでした!!あれに私が乗ることができるなんて、いい時代に生まれたものです!!」

「気に入っていただけたご様子で、我社も大変ありがたい限りです!」

 

 

二人は気持ち悪いほど高いテンションで話し合っている

 

 

「あー、はい、良かったですね…それじゃあその専用機はもう大佐が持ってるんですか?」

「いえ、最終調整がまだらしいので、しばらくしたら再度伺うことになってます」

「申し訳ありません、全力で取り掛からせていただきますので、お時間頂いてしまって申し訳ありませんが、仰っていた追加武装の方も完璧に仕上げさせていただきます!」

「それは何よりです、貴社のセンスは素晴らしいかったです…私個人として支援させていただくかもしれませんね…それではエンピオ大尉、いきましょうか」

「了解しました」

 

 

大佐を送り届けるため、車に向かう…

 

送迎中、ミラー越しに終始笑みを浮かべる大佐を若干引き気味に捉えつつ、大佐宅まで送り届けた

 

 

 

 




多くの人に勘違いさせてしまって申し訳ないのですが、機体の外見は『キラークイーン』ではありません。

今回登場した専用機の外見は『acfa ノブリス・オブリージュ』と検索していただけるとわかりやすいと思います。


外見を使用させていただいただけなので、性能や攻撃方法などといったものは一切異なりますので、ご存知ない方もさほど気にする必要はありません。


今回もわかりにくい部分や、誤字脱字、間違った設定などがあるかもしれません。
ご感想、ご意見、ご指摘などをお持ちしております。
…評価してくれてもいいのよ[壁]д・)チラ

 (´・ω・`)彡ボコッ!
 ⊂彡(´;ω;`)
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