IS〈インフィニット・ストラトス〉 紅蓮の錬金術師 作:焼酎ご飯
焼酎ご飯「…そろそろ始まるはず…」
キャラの呼び名が色々と難しいです
キンブリーさんの呼び名はキンブリー以外にありませんね(`・ω・´)
あとキャラの性格を理解するのもすごく難しいです
キャラ崩壊はこういうふうにおきていくんだなと実感しました…(´-﹏-`;)
日が傾き始め、あたりはだんだんと暗くなりはじめる
街灯には次々と光が灯されていく
「すげぇ…すげぇよ…大佐マジはんぱねぇよ!」
ハルフォーフ大尉は私の話し中、常に興奮状態を続けていた
「…さすがにもういいでしょう…ここまで疲れたのは何年ぶりか…こっちに来てから私に疲労を感じさせるのはあなたぐらいですよ…」
「え?…あ!はい…こんな長時間にわたって拘束してしまってすみませんでした…」
彼女はやっと辺りが夕焼けで染まっていることに気づいたのか、周囲を見てハッと驚く
この人は本当に自分の好きなものに入り込むと周りが見えなくなるようですね…
「まぁお話する約束でしたからね…少し伸びたと考えればいいだけですよ」
「えっと…その、このことって やっぱり他の人は…」
「えぇ、軍ではあなたしか知らないことです…そうホイホイと喋ることでもありませんからね…大丈夫だとは思いますが、このことは他言無用でお願いします…分かりましたか?」
「は、はい!もちろんです!…そもそも私の趣味を理解している近くの人間なら、このことを話しても誰も信じるとは思えません」
「そういえば、あなたの趣味はアニメや漫画でしたね」
「えぇ、とりあえず隊の皆には知られていることです…そういえばオススメをお貸しするという話でしたねよね?」
…まずい、彼女に変なスイッチが入りそうだ
ここは…
「そういう話でしたが、大尉…その隊の皆が待っているのではないでしょうか? 本来こんな長話になる予定はなかったんじゃないです か?」
「……」
彼女はだらだらと汗を流し始める…
急いで上着のポケットから通信機のようなものを取り出すとどこかへ連絡を始めた
内容は聞こえないが、終始大尉が謝り続け通信を終え、通信機をポケットにしまうと前方にうなだれていた
「どうかされましたか?」
「その…本来とっくに基地に戻っている時間だったので、隊長に叱りを受けてしまいまして…隊の皆が心配していると…」
隊…ふとあの襲撃事件のことを思い出す…
我が隊はエンピオ大尉以外全滅…
「隊長、ですか…大尉、あなたは確か副隊長でしたよね?」
「? えぇ、IS配備特殊部隊シュヴァルツェ・ハーゼ副隊長を務めさせていただいております」
「ふむ、お聞きしますがあなたの隊は実戦経験がありますか?」
「いえ、私が入隊してからはまだ無いと記憶しておりますが…」
副隊長である彼女が敵前で戦意喪失…
おそらくは隊じたいの実戦経験がない…
そして間違いなく--------
「…ではあなたは軍人として人を殺めたことがありますか?」
「ッ……」
彼女の表情が固まり、言葉が詰詰まる
一瞬の沈黙のうちに、彼女の顔から若干の血の気が引く
「……いえ、ありません…何故そのようなことを?」
「いえなに、襲撃事件の時のあなたを思い出しまして…実践経験がないのなら得心がいきました」
「襲撃時の、私ですか…?」
ISが動かないことは知っていたが、彼 女の目からは完全に戦意が喪失していた
あのあとの彼女を見る限りでは、自分が戦意喪失していたことに気がついていると思うのですが…
「えぇ、敵を目の前にしてほうけていたように見えましたので、もしやと思いましたが…なるほどやはりそうでしたか」
「も、申し訳ありませんでした…」
彼女は趣味を語っている時では考えられないほど弱々しい反応を見せる
「いえ、別に責めているわけではありません。大尉、あなたは人の死に非常に動揺しているように感じましたが、軍服に袖を通したとき、人の死に直面することになると考えなかったのですか?」
この質問をするのも随分と久しぶりだ…
「……いえ、軍に所属している以上いつかはそういったことがあると考えもしましたがが、まさか突然あのような事件が起きるとは……」
…そして問いかけた軍人は何故こうも甘い人間が多いのでしょうか…
彼女は不甲斐なさからか、肩を縮こませる…
ここで彼女を潰してしまうのは色々ともったいない…今後彼女とのつながりは必要になるかもしれない
だがこのまま放っておくのは私の気が収まらない
「そうですか…では死と向き合う覚悟しておくことです。あなたが軍人である以上、あなたはいつか人を殺めることになるかもしれません。ましてやあなたはISを持っています………そういった場面が訪れる可能性は他者より高いのです。ISで殺そうが銃で殺そうが……相手がテロリストであろうと善人だろうと、それが人の死である ことには変わりありません。そしてその死から目を背けることはできません」
「……」
「おっと、すいません…説教臭くなってしまいましたね。ようは割り切ってしまえばいいんですよ 軍人ならばより多くの死に直面する…それは自分の手で行われることかもしれない、ですそれがが仕事というものなのです」
「しかし…そう簡単には…」
「まぁそうでしょうね…ですがあなたが軍人を続けるのなら考えておくほうがいいでしょう…ですが何もそれだけが真理というわけではありません…軍人としてなら難しいかもしれませんけどね」
そう…エルリック兄弟のような強い意思を持ち、それを貫けるものなどそうそういるものではない
「……私は………」
「今すぐ答えを出す必要は ありませんよ?人によっては難しい問題でしょう…そろそろいい時間です、本部までお送りしますよ」
「…はい、ありがとうございます…」
彼女を本部まで送る
道中、私たちの間に会話はなく、二人の足音だけが響いていた
「大尉、つきましたよ?」
「…」
「ハルフォーフ大尉?」
彼女の反応がないので振り返ると、彼女は俯いていた
凄まじいデジャヴを感じる…これはあのスイッチが入った時の…
「…大佐、大佐の言葉について考えさせてもらいました」
おや?どうやら違ったようですね…
「…その…覚悟と言えるかはわかりませんが、言えることがあります」
「ほぅ、それは是非お聞かせ願いたい」
「私は任務がであったとしても、自分の行動によって人間が死ぬことには耐えられないかもしれません…目の前で人が死んだぐらいで呆然としてしまうんです…国の為だとわかっていたとしても、何もできないかもしれない…」
彼女はまっすぐとこちらを見据えると、少し前までの弱い雰囲気は消え、迷いない口調で話す
「ですが、そんな甘い私でも隊の仲間を守る為ならば、死から目を逸らさず殺しも厭わないつもりです…!」
彼女の目にはそれまでにはなかった強い意志が宿っているように感じられる……とてもいい目だ
「それでは仲間のためなら割り切れると?」
「はい、仲間のためなら割り切ります。仲間が死の危機にさらされるのであれば、相手が誰であろうと、仲間を守るためなら相手を殺します」
「とてもいいと思いますよ、素晴らしい覚悟です」
「そんなことが起きないことを祈りますが、覚悟をしておくことはできます。覚悟があるのなら私は戦うことができると考えています」
「仲間の為に戦う覚悟…貫き通せばそれもまた真理です…その覚悟を忘れないことです」
「ハッ!!了解しました!!…なんというか…その…ありがとうございました!」
敬礼の姿のまま彼女は礼をする
そしてその顔はどこか吹っ切れたようだった
◇◇◇
~~~ということがあったんですよ、いやはや、彼女が強い意思を持つ人間になってくれて私も嬉しい限りです。やはりそういった方には好感が持てます」
「大佐、人に思想植え込むのもいいですけど、雑務を私に回すのやめてもらえませんか?一応部下ですけど、なんでハルフォーフ大尉を私が送らなきゃいけないんですか…こちとら病み上がりなんですよ?」
左右を海に挟まれた道路をエンピオ大尉が運転する車両が走る…
この車以外に走行している車両は無く、日中だというのに驚く程静まり返っている
「別にいいじゃないですか、運転は問題ないって言ってたわけですし」
「送るぐらいならいいんですけど、ハルフォーフ大尉にあなたのこと色々聞かれましたからね正直結構疲れました」
「私のことを?なんでまた…」
「なんででしょうね、趣味やら好きなものやら正直どうでもいいことばっかりでしたね…気でもあるんじゃないですか?」
「ハルフォーフ大尉が私に?…まぁさすがにないとは思いますが、いいんじゃないですかね?」
「意外ですね、こういう話はあまり好かないと思っていたのですが」
ルームミラー越しにニヤニヤとこちらを見てくる
いつも思うが彼のにやけづらは酷く腹立たしい
「じゃあ話振らないでください…まぁそういった感情抜きにして、彼女にはそれなりに好感が持てますよ?」
「ま、確かに今のご時世にしては珍しくまともですし、外見もかなり美人なんじゃないですか?…それに基地まで送った時に見ましたが、部下にはかなり尊敬されているみたいでしたし、人徳もあるんじゃないですかね?」
「完璧超人じゃないですか…しかし…なるほど…仲間のためにと言うぐらいなら確かに慕われていて当然ですね」
車は検問所に差し掛かる
窓から許可証を差し出すと、通行止めのバーが上がり、人工島へと車を進める
「しっかし、このためだけに日本まで連れてこられるとは思いませんでしたよ…それにしてもすごいですね”IS学園”…」
IS学園…現在私は学園へ通じる唯一の直通道路を走行していた
進行方向には巨大な人工島が広がっており、島の各所には近未来的な建物が乱立している
世界で最も重要な機関とされているだけのことはあるが、学園として考えるのなら巨大すぎる
「よかったじゃないですか、IS学園に入れるなんてそうそうないんじゃないですか?」
「乗れるのなら別ですが、私はあなたと違って凡人なのでまったくもって興味ありませんし…というかどっちかっていうと忌々しいですよ」
「おや、それは残念…まぁほとんど休暇みたいなもんなんですから色々見て回っては?日本の技術はドイツ一ィとかなんとかハルフォーフ大尉も言っていましたよ?」
「なんか違う気もしますが…そうですね、あなた送り届けたらとりあえず適当に飯食って帰りますよ…っと、また検問か」
島の上陸部分に検問が設置されている
同様に通行証を提示して上陸する
既にここに来るまでに二回の検問を通過していことから、警備の厳重さが伺える
「さて大佐、そろそろ到着しますよ」
「ふむ、そうですか…しばらく会うこともなさそうなので、あなたにも聞いておきますかね……」
ミラー越しに彼を見て問う
「先ほどのハルフォーフ大尉の話ですが、あなたは軍人として、死についてどうお考えですか?」
「私ですか?…そうですね…私は割り切っている方だと思いますよ?嬉々として殺しているわけじゃありませんが、仕事上やむ得なくそうなることもあるでしょう、軍人なら仕方のないことです。現に私の目の前で隊員が死にましたし、歩兵も何人も撃ち殺しましたが、これといった感情は湧きませんね…強いて言うなら死にたくないってとこですかね?」
彼は駐車場を発見し、車を入れてエンジンを止める
「仕事だから仕方ない……だがどうせ仕事なら楽しくやりたいってのはありますね……あなたが”何”なのかは聞きません……ですがあなたの下で働くのは何かと面白いことがありそうです……まぁ正直に言ってしまうと私の昇格の助けにもなりそうですしね……さ、つきましたよ大佐殿」
「…ご苦労様です…フフッ、そうですか…面白い答えが聞けたかもしれませんね」
私は降車すると扉を閉め、彼の方を振り返る
彼は再びエンジンをいれると窓を開ける
「満足のいく答えだったのなら、私も答えてよかったです」
「いずれ機会があれば私のことをお話するかもしれませんね」
「ならそのときを楽しみにしていますよ、それでは大佐、お達者で」
「えぇ、そちらこそ…それではまた」
彼はこちらに軽い敬礼をすると、車を発信させ来た道を引き返していった
彼はもう色々と気づいているみたいですね…
それについて追求しないあたり、なかなか面白い…
まぁそれはさておき…
IS学園、なんいう広さ…
「さて、まずはどうしたものか…」
「お前がゾルフ・J・キンブリーだな?」
「む?」
背後から声をかけられたので振り返る
私が声をかけられるまで気配を察知できなかったとは……
伊達にイシュヴァール戦を生き残ったわけじゃないんですけどねぇ…
そこには黒いスーツを着こなす、鋭い目をした女性がこちらを注視していた
「はい、私で間違いありませんが、あなたは教員の方でしょうか?」
「すまない自己紹介が遅れたな、私は織斑千冬、ここIS学園で教師をしている」
織斑千冬…?なるほど、謎の引退後はIS学園で教師をしていたとは
それにしても…軸の通った立ち振る舞い…まるで武を極めた者のようではありませんか…
ブリュンヒルデ、ISだけというわけではなさそうですね…
「ドイツ軍で大佐をさせてもらっています、ゾルフ・J・キンブリーと申します。こんなところでブリュンヒルデにお会いできるとは…」
「すまんがその呼び名はあまり好かん…お前はこれからここの生徒になるわけだ、私のことは織斑先生と呼ぶように」
「分かりました、織斑先生」
「さて、早速で悪いがついてきてもらう」
彼女は踵を返すと、建物に向かって歩き始める
私もそのあとに続き屋内へ入っていく
「織斑先生、我々はどこへ?」
「何、すぐにわかる…IS学園に入学する者が行う…まぁ試験のようなものだ」
気がつくと目の前には重厚で巨大な金属製の扉がその道をふさいでいる
彼女が扉の前に立つと、重い金属音と共に扉が上下に開かれる
扉をくぐるとそこは大きく開けたグラウンドのような空間と、それを囲むように設置された巨大な観客席が広がっていた
「ふむ、ISの競技場といったところですか?」
現在我々がいる場所は整備室んのような場所で、全面がガラス張りになっており、中を見渡せる
「その通りだ、お前をここまで連れてきたのは入学試験の為だ」
「入学試験?それに合格しないと入学できないということですか?」
まさか今更ドイツへ帰れなんてことには…
「いや、お前のようなイレギュラーは無理矢理にでも入学してもらうんだが、一応全員が受けることになっている試験だ、結果がどうであれお前には学園に入学してもらう」
「なるほど、それなら仕方ありませんね…それで?その試験の内容というのは?」
「お前にはISを装着して教員の一人と戦ってもらう…山田君、アリーナ内へ出てくれ」
彼女がインカムで指示を飛ばすと、こちらの対面側のピットから深緑のISを纏った女性がアリーナの中央まで飛行する
ラファール・リヴァイヴ…あの時と同じIS…
『ほ、本日試験官を務めます、山田真耶です!よろしくお願いします!』
ISの拡声機能によってこちらへ聞こえる声で彼女は話す
空中でわたわたとこちらにお辞儀をする山田真耶と名乗る眼鏡をかけた女性…
とりあえず笑顔で頭を下げると、彼女は安心したかのようにほっと息をつく
なんと言いますか…教師というにはすこし幼く見えてしまう
「山田君、織斑の時もそうだったがそこまで緊張する必要はない、君は教師なのだからもっと堂々としていたまえ」
『は、はい!すいませんでした!』
「入試でISでの戦闘とは、さすがIS学園といったところでしょうか…しかしISは初めて動かすことになるので、いささか不安ですね」
「別に勝てと言っているわけではない。それに山田先生はかなり強い、初心者が倒せる相手ではない。しかし…装着は初めてなのか?」
「えぇまぁ、ここに来るまで色々と忙しかったもので」
「それならならちょうどいい、他の生徒も一部を除いて同じ条件だ。すぐ隣がピットになっている」
入口の向かい側に同じ構造の扉がある
そのままピットへ入っていく
巨大なカタパルトが目立つその部屋には二体のISが鎮座している
「打鉄とラファール・リヴァイヴ…どちらか好きな方を選べ」
打鉄ですか…ラファール・リヴァイヴに比べてより鎧に近いようなフォルムをして
ですがやはりここは…
「ラファール・リヴァイヴでお願いします」
「わかった、そういえばISスーツだが…まぁいい、上着を脱いでISに背中を預けろ、あとはシステムが自動で装着を行う」
上着を脱ぎ、ISに背中を預ける…手や足に装甲が装着されていく…ハイパーセンサーが起動し周囲の情報が次々と読み込まれていく
これは面白い…!360度視覚野の外でも視認できる上に様々な情報を読み取ることができる…これは実際に乗ってみないとわからない感覚ですね…
「装着が完了したな?ではすぐにカタパルトを使用せずにそのままアリーナへ飛んで入れ」
「…了解しました」
私は慣れないPICの操作に多少フラつきながらも、アリーナの青空のへと飛び出した
すこし投稿が遅くなってしまいましたヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ
すこし忙しい時期に入ってしまったので、これぐらいのペースになってしまうかもしれません。
日間で2位に載ったときはテンション上がりすぎて大学でメタルギアごっこして突き指しました
一度読んだラノベを読み返すのは結構大変ですね(^_^;)
なんとかラノベとアニメを見直して、知識補充をしてきたので、間違いは減ると思います
なんかもう自分で何書いてるのかわからなくなってくる時があって、改めて読み返してみると、キンブリーさんマジ意味不明…みたいなことになることが多かったので、誤字脱字の勢いがましているかもしれませんorz
コメント、誤字脱字の指摘、ご意見等ございましたら是非お願いします
[壁]д・)チラ