卯ノ花さんの光源氏計画   作:木野兎刃(元:万屋よっちゃん)

15 / 70
エタらんぞぉ……………俺はエタらんぞぉ………………………


卒論が佳境を迎えたり、パワプロやったり、ポケモンやったりしていて、ポケモンのTRPGシナリオを作ったりと中々更新出来ないでいました。

遅くなってもエタる事だけは絶対しないのでこれからもこの作品をよろしくお願いします。



雀部、指導する

一番隊、護廷十三隊の中で総合力において最強とされる山本元柳斎が率いている隊。滅却師の侵攻時には十一番隊よりも獣じみた集団とされていた。

 

元柳斎のカリスマ性と圧倒的な実力によって統率が取れた集団で現在の護廷では最も荘厳な雰囲気を出している隊でもある。

 

 

「お爺ちゃんー‼︎僕に稽古をつけてください‼︎」

 

 

「おぉ双護や、よう来た。稽古か…………つけてやりたいのだが儂はこれから仕事がある………長次郎‼︎」

 

 

「ここに」

 

 

元柳斎が呼びかけると元柳斎の背後に彼の副官である雀部長次郎が控えていた。

護廷隊結成前から元柳斎の右腕として居続けている男である。

 

 

「長次郎、貴様が双護に稽古をつけてやれ」

 

 

「御意」

 

 

「双護に死神がなんたるかを教えてやれ」

 

 

「早速失礼いたします」

 

 

その瞬間、双護を傍に抱えその場を後にした雀部。彼は卍解を一ヶ月で習得し、元柳斎に認めさせる程の卍解を披露したが、元柳斎のまだまだという評価を受け10年の修行をした男。

 

そのストイックさを買って隊士の訓練の教官を任せているが、その結果一番隊の訓練は護廷十三隊の中で最も厳しいと噂されるようになった。

 

そんな護廷隊きっての鬼教官として知られる雀部に指導を任せた事を卯ノ花に知られたら烈に怒られるのかと思った元柳斎は密かに言い訳を考えるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一番隊の訓練所は四番隊のそれと比べて遥かに立派なものだった。

 

 

「今の時間は任務に出ている者が多い。隊士の邪魔になる事は無いから安心すると良い」

 

 

「はい、よろしくお願いします」

 

 

雀部は警戒をしていた。今までも何回か一番隊には顔を出してきていたが、まともに対応するのは今日が初めてだった。

 

あの大罪人卯ノ花ハ千流の息子なのだ。烈が隊長であった頃を知っている雀部として、あの乱暴者の子供がここまで礼儀正しい子に育つものなのかと驚愕していた。

 

 

「まずはお前の実力を確かめさせてもらう」

 

 

雀部はそう言うと浅打を双護に手渡す。いきなり浅打を手渡された事に驚く双護。烈との訓練では基本的に竹刀しか使っていない。素振り用の重い竹刀を使ったりする事もあるが真剣は持った事が無かった。

 

 

「その浅打を使って私と戦ってもらう。心配せずとも私から攻撃はせん」

 

 

「いや、でも…………真剣での訓練って危険じゃ無いんですか」

 

 

「その浅打を私に向ける事が出来なければお前は死神に向かん。ご両親には『貴公らの息子は刃を持てぬ軟弱者。死神には向かぬ』と伝えておいてやろう」

 

 

竹刀や木刀を用いた訓練で幾ら良い動きが出来ても斬魄刀は真剣なのだ。本物の刃を使いこなせ無ければ訓練の意味が無い。

 

実践に出た際に本物の斬魄刀を持っている事に怯んでいてはその身だけでなく仲間も犬死する事になる。そういった理由から一番隊の新入隊士は適正を見極める為、雀部相手に浅打での訓練をする事が通例となっている。

 

意思が弱い隊士は抜き身の刃に恐怖し、動けなくなる者や鈍る者が多い。

 

 

「…………………分かりました、いきます」

 

 

(切り替えの速さは一般隊士のソレと比べて遥かに上か。そしてこの気迫………卯ノ花隊長と似ている。手を抜き過ぎるのも危険か)

 

 

素早い踏み込みから斬りかかる双護。攻撃自体は簡単に防がれたが、めげずに連続で攻撃する。

 

 

(単調な攻撃にならないよう緩急をつけている………………段々と攻撃も鋭くなってきている)

 

 

「ここです‼︎」

 

 

瞬歩によって雀部の背後に周る双護。しかし、瞬歩を使いこなせていない双護の瞬歩では、雀部相手に不意打ちにすらならない。

 

目で追えていた雀部は背後に周り不意打ちを狙った双護に感心した。斬術だけでは無く、瞬歩を使い背後を取ろうとする戦術眼は目を見張るものがある。

 

 

「不意打ちをするなら声を出すのは悪手だぞ」

 

 

振り返り防御しようとするがそこに双護の姿は無かった。

 

 

(しまった‼︎)

 

 

「はぁぁぁぁぁあ‼︎」

 

 

圧倒的に格上である雀部の反応速度を逆手にとった戦術。烈との訓練で使った戦法と似ているが今回は瞬歩を2回使用している。一度目の瞬歩は五割程度に抑え、分かりやすく背後に周り声を出した。

 

訓練という事で実力を極限まで押さえている雀部であっても反応する事は楽勝である。しかし相手が反応してから二度目の瞬歩をして再び背後を取れるほどのスピードは双護に無い。

 

そこで雀部の反応を見る前に全力の瞬歩で再び背後に周る。そして威力よりも発動の速度を最大限に考えた霊力の玉をぶつけたのだ。

 

 

 

(ふふ、なるほど。総隊長が気にかける訳だ)

 

 

「僕の実力は……………どうでしたか?」

 

 

「駄目だな、全く話にならん。霊力の操作がてんで駄目だ。それに斬術もまだまだだな」

 

 

今持てる全力を尽くした双護であったがその評価は散々なもの。双盾には頑張ると言ったがショックを隠せなかった。

 

 

「卯ノ花隊長との訓練が無い時にまた来い。お前が護廷隊に入る頃には多少マシになるように私が鍛え直してやる」

 

 

「さ、雀部さん‼︎」

 

 

「私の事は今後、師匠若しくは先生と呼びたまえ‼︎良いな、双護‼︎」

 

 

「はい、先生‼︎」

 

 

こうして、双護は新たな師を手に入れたのだった。その後暫く斬術の指導や瞬歩の訓練をした。

 

訓練が終わる頃には夕日も沈んでおり辺りが暗くなっていた為急いで汗を流し、雀部が四番隊隊舎まで送っていった。

 

隊舎の門には顔こそ笑顔だが、近くを通る隊士が冷や汗をかくほどの霊圧を解放していた。

 

その後、双盾が止めに入るまで雀部と双護は門前で正座をさせられ烈の説教を受けていた。




雀部さん、つよつよな死神のはずなのに原作では地味だったからこの作品ではそれなりに活躍させてあげたい。

山じぃは孫が出来たら甘々になると踏んだ。後日談ですが雀部さんに訓練を放り投げ帰りを遅くした事を山じぃは卯ノ花さんに怒られます。3時間くらい正座説教コースです。

初めて弟子が出来てウキウキな雀部さん。双護の事を全然駄目と言ったのは自身の卍解を山じぃに初披露した時に大した事ないって言われたのと似たような感じです。そういう所の思考は似るんでしょうねっていう妄想。

双護くんヒロインダービー!!!!※双護くんと絡ませるのが明らかに難しいキャラはヒロインとしての採用が難しくなりますのでそこはご了承ください。

  • 涅ネム (マユリ印ヒロイン)
  • 虎徹勇音  (長身系真面目臆病風妹)
  • 砕蜂    (一途な真面目ちゃん)
  • 雛森桃  (正統派美少女)
  • 四楓院夜一  (褐色お姉さん)
  • その為 (活動報告にお願いします)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。