卯ノ花さんの光源氏計画   作:木野兎刃(元:万屋よっちゃん)

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こちら前描きにて双護くんのイラストを掲載します。

描いてくれたのは現在『童貞死神のスローライフ計画書』を書いてるはちみつ梅さんです。


【挿絵表示】


これはまごう事なきイケメンショタですね。


その少年、京楽

その日、烈や雀部との訓練が無く、暇を持て余していた双護は瀞霊廷を練り歩いていた。

 

 

「ん〜、こっちの方になんか感じるな」

 

 

烈との訓練による気配の察知、雀部との訓練による霊力の操作によって微弱ではあるが、双護は霊圧知覚が出来るようになっていた。

 

双護が向かった先は貴族が住まう区画であった。貴族は非貴族と比べて霊力が高い傾向にある為双護は反応した。

 

双護は基本的に四番隊の隊舎周りと一番隊隊舎周りしか行かない為瀞霊廷の土地勘はあまりない。

 

 

「迷った…………………」

 

 

貴族が住まうという事で、それなりに複雑になっている貴族街で目的も無く練り歩いていれば迷うのは必然であった。

 

 

「やぁ、君……………四番隊の隊長の息子だろ?貴族街に何のようだい?」

 

 

双護がどうしたものかと頭を捻っていると、双護と背格好が似た少年が声を掛けてきた。

 

 

「えっと、君は………………」

 

 

「ボク?ボクは京楽次郎総蔵佐春水。長いから京楽でも春水でも好きに呼んでくれていいよ」

 

 

「僕は卯ノ花双護っていうんだ。よろしくね、春水君。暇で散歩してたんだけど道に迷っちゃってさ、どうしよかと思ってたんだよ」

 

 

双護の話を聞いた京楽は少し考え込む素振りを見せると

 

 

「ならボクが一般区画まで案内するよ。ボクも今暇だし」

 

 

「ありがとう、助かるよ‼︎」

 

 

「気にしなくていいよ。同年代の子供って貴族街にはあんまり居ないし、居ても気持ちの良い連中じゃないしね。君みたいな感じなら好感が持てるのにね」

 

 

「でも貴族街に居たってことは春水君も貴族なんだよね?」

 

 

「一応上級貴族さ。大した権力を持ってる訳でも、一昔前の痣城みたいな武力がある訳でもない、ちょっとお金持ちなだけさ」

 

 

「昔の痣城の事知ってるなんて物知りなんだね」

 

 

痣城はかつて斬術と鬼道に優れた家系であったが今は見る影も無くなっており、不動産で築いた権力の方が知られている。痣城の武勲を知っているのは教養ある者か、一部の血縁者のみである。

 

 

「ボクの両親は君のお父さんのファンだからね。色々と調べてたみたいだよ」

 

 

痣城を追い出された今でも双盾の貴族達の人気は高く、一部の過激な者達からは卯ノ花家を貴族として迎え入れようという者までいる。

 

天音や四番隊の隊士から双盾の話を聞いていた双護は疑っていた訳では無いが、自分の父が本当に人気者なのだと実感した。

 

 

「そうなんだ…………一つ聞きたいんだけど良いかな?」

 

 

「ボクに答えられることなら良いよ」

 

 

「なんでそんなに警戒してるの?」

 

 

今2人の位置関係は双護の少し前を京楽が歩いている状態だ。

 

 

「さっきから後ろをボクが一歩踏み込んでもギリギリ届かない位置をずっと保ってる。顔はこっち向いてないけど意識はずっとこっちを向いてる」

 

 

双護が一歩を踏み込み手を伸ばしてもギリギリ届かない間合いを京楽は保っていた。その証拠に双護が距離を半歩詰めたら京楽も半歩距離をとる。

 

烈との訓練の成果なのか、気配というものに非常に敏感な双護。一対一であれば相手の意識がどこに向いているのかある程度であれば気配で察知する事が出来る様になっていた。

 

 

「ふぅん……………思ってたよりも鋭いんだねぇ。いやぁ〜、ごめんごめん。"あの''剣八の息子って言われてどんな奴か気になってね。気を悪くしたなら謝るよ」

 

 

「気にしなくても良いよ、他の隊の隊長さんとかがいつもそんな感じだし慣れてるから」

 

 

救護詰所である四番隊の隊舎には他隊の隊士だけでなく、隊長も顔を出す事が良くある。基本隊舎にいる双護は隊長達に出くわす事が多い。その際、挨拶をするのだが微妙に距離を取られている。

 

それを聞いた京楽はあははと軽く笑うと双護の肩に手を置き、サムズアップしながら

 

 

「お詫びに良いとこに連れてってあげるよ」

 

 

と言った。そうして京楽は双護を引き連れ京楽のおすすめだという場所を回った。

 

茶屋ではお茶とだんごしか頼んでいない筈なのに、女性店員からあんみつをサービスされたりしていた。

 

双護があんみつの分の代金を支払おうとすると京楽がそれを阻止し、女性店員に「お姉さん、ありがとね」とウインクした。

 

とっておきの場所があると言って双護を引っ張る京楽。京楽が向かっていたのは大人のお姉さんが沢山いる花街だ。何が何だかよくわかっていない双護にも自分には早過ぎるということだけは理解出来た。

 

京楽が花街に入ろうとした時、虎徹天音と遭遇した事で花街への侵入は無しに終わった。京楽曰く花街に美味しい定食屋があるらしく、そこに行こうとしていたとのこと。

 

花街に入ろうとした事は何故か卯ノ花へ伝わっており、双護が帰宅した後の訓練は通常の3倍厳しいものになった。




あの、京楽くんも双護君も君らほんとに子供か???????

京楽さんって絶対子供時代かろ自分の顔の良さを理解して利用してたよねって思ってます。スーパー美少年だったんでしょうね‼︎

双護くんヒロインダービー!!!!※双護くんと絡ませるのが明らかに難しいキャラはヒロインとしての採用が難しくなりますのでそこはご了承ください。

  • 涅ネム (マユリ印ヒロイン)
  • 虎徹勇音  (長身系真面目臆病風妹)
  • 砕蜂    (一途な真面目ちゃん)
  • 雛森桃  (正統派美少女)
  • 四楓院夜一  (褐色お姉さん)
  • その為 (活動報告にお願いします)
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