卯ノ花さんの光源氏計画   作:木野兎刃(元:万屋よっちゃん)

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もっともっともっと雀部さんのカッコいい所が見たいでごんす。

入社日でした。僕のデスクが社長の目の前なのは精神的に辛いです


雀部、戦う

黄煌厳霊離宮、雀部長次郎が習得した卍解。楕円形の霊子を上に一本、下に十一本伸ばした形をしている。

 

 

「ふむ、先ずは周りの雑魚から片付けるか」

 

 

雀部はレイピア状に変化した自身の斬魄刀、厳霊丸を真っ直ぐに振り下ろす。すると霊子の帯を伝い、上空から雷が落ちる。

 

先程雀部が姫乃を助ける際に放った落雷とは威力が段違いであった。一度の落雷で十数体の虚を消し炭としていく。

 

 

「双護よ、以前始解について教えたな?」

 

 

「はい、斬魄刀との対話を通して斬魄刀の名を知る事です」

 

 

「うむ、上出来だ。卍解を習得するうえで必要なプロセスは二つだ。具象化と屈服、この二つの工程を経て卍解と習得となる」

 

 

始解をするには斬魄刀との対話を通して斬魄刀の名を知る事で可能となるが、卍解は斬魄刀の本体を自分がいるところに呼び出し、そして屈服させる事で斬魄刀本来の力を卍解という形で引き出せるようになる。

 

その戦闘力は始解の五倍から十倍になると言われている。

 

 

「しかし、卍解は習得して終わりという訳では無い。使い熟す為の修練をせねばならん」

 

 

双護に授業をしながら片手間で虚を殲滅していく雀部。雨かのように次々と落ちる雷に虚達はなす術もない。

 

ここで雀部を危険と判断したのか、虚閃を放つ統率者の虚。虚閃は雀部に着弾する前に落雷によってかき消される。

 

 

「如月三席の力で消耗させてもこの威力か…………よくぞ1人で押し留めたな如月三席」

 

 

「お褒めの言葉はいいので早くちゃんとした治療受けさせて貰えませんか?貧血なのか少しフラフラするんです」

 

 

「ふっ、その減らず口がきけるなら大丈夫そうだな」

 

 

現在、統率者の虚は姫乃が使用した鬼毒丸の能力によって死神の因子が毒であると誤認した状態である。

 

死神を喰らい変化した虚にとって死神の因子が毒になるということは自身の存在そのものが自身を滅ぼす毒となるという事。統率者の虚の霊圧は徐々に下がってきていた。

 

降り注ぐ雷の中、足を止めていては雀部に勝てないと判断した統率者の虚は咆哮を上げながら雀部へと突撃した。

 

 

「間合いを詰めてきたか。馬鹿の一つ覚えで虚閃ばかり撃ち続けていれば楽なものを」

 

 

「◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️‼︎」

 

 

「その斧の方は取り上げさせてもらうぞ」

 

 

統率者の左腕を斬り捨てた。斧であった左腕を斬られ、痛みからか悶え苦しむように唸る統率者の虚。再生させようと自身の霊力を高めるが再生は行われない。

 

厳霊丸によって斬られた左腕の切り口に厳霊丸の霊子の残滓が帯電しており、それが再生を阻害していたのだ。

 

 

「◼️◼️◼️◼️◼️‼︎」

 

 

再生を諦めたのか、右腕の刀で攻撃をする統率者の虚。しかし、雀部は慌てる事なく紙一重で避ける。そして、後ろ回し蹴りで統率者の虚を蹴り飛ばす。

 

 

「倒せる敵は倒せるうちに倒せ。下手に追い込んで限界を超えた力を出され負けるという事がある。我々の戦いにおいて敗北とは死に繋がる。追い詰めたのなら最後までトドメを刺せ」

 

 

目にも止まらぬ速さで厳霊丸を振るう。すると統率者の虚の身体は少しずつ斬り刻まれていく。

 

 

「戦闘に娯楽を見出すのも結構だが、獲物の前で舌舐めずりするような者は三流でしかない」

 

 

統率者の虚はなんとか反撃しようとするが、姫乃の放った毒によるダメージと雀部による再生の阻害によってダメージは少しずつ増えていた。

 

 

「この一撃をもって今回の授業をお終いとしよう。変異体の虚よ、避けれるものなら避けてみろ」

 

 

厳霊丸を天に掲げると統率者の虚の上空に雷雲が集まり出す。天相従臨、一部の斬魄刀に備わっている天候すら支配してしまう程の能力。

 

雀部の厳霊丸にもその天相従臨がある。雀部はこの天候すら変えてしまう程の力を持って元柳斎に消えぬ傷を与えている。

 

 

「はぁぁぁぁぁあ‼︎」

 

 

雀部が厳霊丸を振り下ろすと上空からこれまで降らせてきた落雷とは比べ物にならないほど濃密な霊子を圧縮させた巨大な雷が統率者の虚を襲う。

 

雷に焼かれながらも統率者の虚はなんとか動こうとするが徐々に体が焼き切れて消し炭となっていく。

 

 

「◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️‼︎」

 

 

断末魔のような咆哮を上げながら消えていく統率者の虚。しかし、その咆哮は何処となく満足しているかのようなものにも感じた。

 

統率者の虚が消え去った後、そこには刃こぼれした斬魄刀が地面に突き刺さっていた。

 

 

「これは………………如月三席、この斬魄刀を結界で覆い瀞霊廷へと持ち帰れ」

 

 

「了解しました」

 

 

雀部の指示を聞いた姫乃が一瞬のうちに刃こぼれした斬魄刀を結界で覆う。

 

 

「双護よ、卍解とは己の心の在り方を写す鏡のようなものだ。身体的な強さ、技術は当然鍛えていかねばならないが、それ以上に心の強さを鍛えるのだ。そうすればお前も卍解に至る事が出来るだろう」

 

 

「はい‼︎」

 

 

雀部は本当であれば卍解は秘匿したままだった。彼の卍解は元柳斎の為のものなのだ。そんな自分の信念を曲げてまで卍解を使ったのは双護に対する期待からなのだろうか。

 

先程の光景が目に焼きついているのか、興奮した様子の双護を見ておもむろに双護の頭を撫でる雀部であった。




今回の話って雀部さんを活躍させてぇ!!っていうマインドで書き始めたんですけど書いてみたら足りないですわ。

もっと雀部さんのカッコよさを表現してぇです。

そろそろ双護くんの霊術院編です。京楽さんだけじゃなく浮竹さんも出てきますね!!頑張ろ

双護くんヒロインダービー!!!!※双護くんと絡ませるのが明らかに難しいキャラはヒロインとしての採用が難しくなりますのでそこはご了承ください。

  • 涅ネム (マユリ印ヒロイン)
  • 虎徹勇音  (長身系真面目臆病風妹)
  • 砕蜂    (一途な真面目ちゃん)
  • 雛森桃  (正統派美少女)
  • 四楓院夜一  (褐色お姉さん)
  • その為 (活動報告にお願いします)
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