卯ノ花さんの光源氏計画   作:木野兎刃(元:万屋よっちゃん)

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正直このサブタイトル付けたかっただけな節はある。


時灘、キレた‼︎

薄暗い部屋にいるのは綱彌代時灘。娯楽の為に双護の陰口を広めた主犯だ。しかし、思っていた反応が返ってこず怒りすら覚えたが難易度が高い方がゲームは楽しいもの。考えを改め更なる方法で双護を蔑めんとしていた。

 

彼の手元にあるのは授業のカリキュラムだ。一般生徒が手に入れらるものでは無いが、時灘が独自で作り上げたルートから入手したのだ。

 

その表紙には流魂街遠征授業についての概要と記されている。生徒達に浅打を携帯させ、実際に虚の討伐を体験するという実習授業だ。

 

数人のグループに分かれての授業、教官と数人の護廷隊士が帯同する事になるが、普段の学校生活でなにかを仕掛けようにも自分を警戒する京楽の目がありなかなか動けていない時灘。

 

いくら教官や隊士の目があるからといって普段よりも警戒の目が薄くなる機会。これを利用しない手は無かった。

 

「癪に触るが本家からあれを借り受けるか……………………ククク、お前はどんな顔をするんだろうなぁ。卯ノ花双護」

 

 

そう言い残し、綱彌代時灘は本家へと赴いた。

場所は変わり、綱彌代の本邸。時灘は当主に謁見をしていた。いくら血筋とはいえ時灘は分家の分家で立場は限りなく弱い。

 

 

「お前のような者に貴重な欠片を譲れというのか」

 

 

「欠片の実験の一旦と思っていただければ」

 

 

「貴様のような者からの提案など聞く価値も無いわ」

 

 

「元柳斎を失脚させる事も可能になるかもしれません」

 

 

「なに?」

 

 

「護廷隊など言っていますが元柳斎がいなければ剣を握るしかしない猿の集まり。ただの謀略では元柳斎を失脚させる事はできません。元柳斎を超える存在を作り出せればそれも叶いましょう」

 

五大貴族の中綱彌代は護廷隊に対して否定的であった。貴族でもなんでも無いチンピラ集団が自分達に堂々と物を言うのだ。貴族としては面白くない。

 

そのため四十六室を通して卯ノ花烈を使い事件を起こさせた。その後始末を元柳斎になすり付ける為に。しかし、結果的にそれは上手くいかなかった。

 

罠に嵌める程度でどうにかなる相手では無かったのだ。自分達貴族には無い圧倒的な武力が必要だった。

 

 

「ふむ、話してみよ」

 

 

そんな当主の心情を知っていた時灘はニヤリと笑みを浮かべた。護廷の武力を手中に収め他の五大貴族よりも優位に立ちたい当主の心情など時灘からしたらどうでも良い事だった。

 

卯ノ花双護、並びに浮竹十四郎そして京楽春水を狂わせる事が出来れば何でも良い、それしか無いのだ。

 

自身の計画を当主に話す時灘。それを聞いた当主は大笑いした。荒唐無稽な計画ではあるが実現出来れば元柳斎を殺し護廷隊を手中に収める事が可能だろうと。

 

もし計画が暴かれた際は全て時灘になすり付ければ文句を言える者は瀞霊廷には存在しない。成功しようが失敗しようが見せ物として愉快になると確信した。

 

 

「良いだろう、欠片とアレをお前に預けよう。しかし失敗したとしても我々は貴様を見捨てる」

 

 

「存じております。この時灘、必ずや当主様のご期待に沿えるよう尽力いたします」

 

 

「ならば良し、では下がるがよい」

 

 

「はっ、失礼ます」

 

 

そう言って部屋から出る時灘。分家の分家の出身として本家の人間は時灘に後ろ指を指す。時灘としては気分の良いものでは無く足早に本邸から飛び出した。

 

そして誰も居ない路地裏で耐えてきた怒りを爆破させた。

 

 

「あの狸め………………言わせておけば‼︎碌な利用法も思いつかない低脳のくせに」

 

 

「時灘どうしたの?随分イラついてるみたいだねど」

 

そんな怒りを爆発させている時灘に近づく双護。暇つぶしに一番隊の訓練に参加した帰りに時灘と遭遇したのだ。

 

霊圧の荒ぶりから只事では無いと心配になった双護は思わず声をかけた。

 

 

「さっき本家に挨拶にいっていたんだ」

 

 

「あぁ、五大貴族だもんね。そういう事もあるんだね」

 

 

「あぁ、分家の私には居心地が良い場所では無くてね。こうして人目憚らず怒りを露わにしてしまった。見苦しい姿を見せてしまってすまない」

 

 

「霊術院では時灘ってずっとニコニコしてる印象だっからびっくりしたけど色々事情があるからしょうがないよ。そうやって発散させないと返って危険だ」

 

 

「あぁ、確かに発散させないとどうにかなってしまうな」

 

 

「僕で良かったら相談に乗るからね、それじゃまた霊術院で」

 

 

そう言って去っていく双護。怒りで忘れかけたが恥を忍んでも本家の手を借りたのは明確な目的があったからだ。

 

 

「あぁ…………その偽善に満ちた顔が絶望に歪むのか、怒りで溢れるのか楽しみだよ。卯ノ花双護」

 

 

双護もいなくなり、今度こそ誰も居なくなった路地裏で時灘は嗤うのだった。




ゲス書くの楽ちぃ。某童貞とかうさぎさんの人に影響を受けたのかもしれん。この作品読んでる人は知ってると思うけどはちみつ梅さんの作品は良いぞ。

童貞もだけどこの作品にゲスト出演した如月姫乃ちゃんが主人公の作品がリメイク中だ!!リメイク前も面白いけどリメイク版は更に面白いぞ!!!


双護くんヒロインダービー!!!!※双護くんと絡ませるのが明らかに難しいキャラはヒロインとしての採用が難しくなりますのでそこはご了承ください。

  • 涅ネム (マユリ印ヒロイン)
  • 虎徹勇音  (長身系真面目臆病風妹)
  • 砕蜂    (一途な真面目ちゃん)
  • 雛森桃  (正統派美少女)
  • 四楓院夜一  (褐色お姉さん)
  • その為 (活動報告にお願いします)
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