卯ノ花さんの光源氏計画   作:木野兎刃(元:万屋よっちゃん)

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双護、飲み会す。

八番隊の隊舎の近くは飲み屋街となっている。日が落ちれば、護廷隊隊士だけで無く、一般人なども含めて数多くの人が集まり賑わいを見せる。

 

 

「大将、春水達来てる?」

 

 

「おぅ、双坊。春坊達なら奥の座敷だよ」

 

 

双護はそんな賑わいを見せる大通りから少し離れた静かな裏路地にある居酒屋に来ていた。

 

この店は双護達が入隊してから通っている店である。その事もあって、大将と呼ばれている男は古参の死神となっている双護達を子供扱いする数少ない人物なのだ。

 

双護が指定された座敷の襖を開けると料理が並べられ、京楽と浮竹が既に食事を始めていた。

 

 

「お〜、遅かったじゃないの。先始めてるよ〜」

 

 

「お疲れ、双護。仕事頑張ってるみたいだな」

 

 

「遅くなってごめん。少し立て込んでてね」

 

 

そう言いながら双護は席に着くと京楽がいつのまにか酒を注いでいたグラスを駆けつけ一杯とばかりに飲み干す。

グラスを机に置くのと同時に京楽が酒を注ぐ。

 

 

「双護が刑軍も兼任する様になって50年になるか…………………彼女達は元気にやってんのかね」

 

 

「京楽」

 

 

京楽の発言を諌めるように浮竹が呼び止める。しかし、京楽は気にする様子もなくグラスを傾けている。

 

 

「気にしなくて良いよ、十四郎。あれは彼女が選んだ事だから。僕が言うことは無いよ」

 

 

元々、二番隊は前任者の影響もあり隠密機動としての側面を持っている。隠密機動は護廷十三隊とは別の組織であるが、二番隊の役職に就くものは隠密機動での役職に就くものが多い。

双護は隠密機動に所属していた訳では無いのだが、とある事件が原因で隠密機動のトップであった四楓院夜一が失踪した。

 

それにより、双護が代理で隠密機動の刑軍軍団長代理を務める事になった。

 

双護にとって四楓院夜一は同僚というだけでなく、京楽や浮竹以外の数少ない友人と呼べる人物だった。

 

親しい間柄だった双護はあらゆる方面から責められており、その事に気を使った浮竹と京楽が沈黙する事を決めた。それ以来、3人の間では50年間、四楓院夜一という名前は禁句となっていた。

 

 

 

「まぁ軍団長って言っても僕は代理だしね。基本的な事は砕蜂ちゃんがやってくれてるから」

 

 

「あぁ、双護の副隊長の子か。彼女優秀らしいじゃない」

 

 

「俺も聞いたぞ。隊首試験の内示を受けたそうじゃないか」

 

 

隊首試験、それは護廷十三隊の隊士が隊長になる手段の一つである。

 

護廷隊の隊長は一般隊士とは別次元の強さを持つ。その強さの理由の一つが卍解の習得である。卍解は限られた才能を持つ者が努力の末に獲得出来る死神の最高戦術だ。卍解を習得すれば等しく尸魂界の歴史に名を残す事になる。

 

隊首試験を受けるという事はそれだけの実力があると判断された事になる。

 

 

「本人は隊首試験受けるつもりが無いみたいだし、僕も受けるには卍解の修練が足りてないから受けさせるつもりは無いよ」

 

 

雀部から卍解とはなんたるかを学んだ双護にとって習得したばかり卍解は意味が無い。時間をかけ、修練を積んだ卍解だからこそ死神の最高戦術としての力を発揮出来るからだ。

 

この後、酒が進んだ双護は部下との距離感についての悩みなどを吐露した。

 

 

「だから僕にとって砕蜂ちゃんは妹みたいなものなんだよ」

 

 

「随分可愛がってるんだね〜。まぁ、あんなプリティーな子だったら尚更だよね。そんな調子で彼氏とか出来たらどうすんのさ」

 

 

ピシリとグラスを傾ける手が止まる双護。直後、双護から溢れ出した霊圧によって空間が軋む様に震え出す。

 

 

「砕蜂ちゃんに彼氏とかまだ早いよ。もし砕蜂ちゃんを彼氏にしたいなら僕よりも強くないと認めないからね」

 

 

「お、おい双護。落ち着け、な?」

 

 

「ならボクが立候補しちゃおっかな〜」

 

 

「京楽‼︎」

 

 

双護を宥めようとする浮竹だが、横から京楽が面白がるように手を挙げる。

双護が身内に対して甘々な事は隊長格が知る所だが、京楽はそれを誰よりも理解している。

 

霊術院時代から2人の喧嘩を見てきた浮竹は何とかして京楽を止めようとする。

 

しかし、京楽を静止しようとした時双護が握っていたグラスが割れた。

 

 

「面白い冗談だね、全く笑えない事以外は凄く面白い冗談だよ」

 

 

「落ち着け、双護‼︎頼むから落ち着いてくれ‼︎」

 

 

「十四郎、僕は落ち着いてるよ。それはそうと七緒ちゃんは元気かな?今度ご飯にでも誘いたいから予定空いてたら教えてくれないかな、春水」

 

 

「幾ら双護でもさぁ……………冗談が過ぎるよ?」

 

 

「ブーメランって知ってる?」

 

 

「分かった‼︎殴り合うなら外でやれ‼︎他のお客さんに迷惑だろ‼︎」

 

 

この後、浮竹の必死の説得により外で決着をつけようとなった。しかし、浮竹が大慌で地獄蝶を飛ばした事で駆けつけた姫乃によって事なきを得た。

 

 

この居酒屋での乱闘騒ぎで心労が溜まっていると思った砕蜂が溜まっていた休暇を消費するという名目で双護を強制的に休ませることを決心した。

 




活動報告で双護君への質問コーナーを開設します。双護くんの趣味や好きなものなど気軽に質問してください。

更新する時、後書きに返答を書きます。

双護くんだけで無くこの作品に登場する原作キャラへの質問でもOKです。

双護くんヒロインダービー!!!!※双護くんと絡ませるのが明らかに難しいキャラはヒロインとしての採用が難しくなりますのでそこはご了承ください。

  • 涅ネム (マユリ印ヒロイン)
  • 虎徹勇音  (長身系真面目臆病風妹)
  • 砕蜂    (一途な真面目ちゃん)
  • 雛森桃  (正統派美少女)
  • 四楓院夜一  (褐色お姉さん)
  • その為 (活動報告にお願いします)
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