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仮面編始まります。
双護、虚園へ降り立つ!!
藍染惣右介の離反から一年。事態は再び動き出した。
浦原や夜一達に恩赦が与えられた事がトリガーとなったのか現世と尸魂界のアクセスは良くなった。
藍染が護廷全体を敵に回してまで手に入れた崩玉が再び目覚めるまでの一年で現世にいる一護と護廷隊の連携を蜜にしておく事が必須であるとされ、浦原とマユリ両名によって通信設備が整えられた。
一年が近づき護廷隊は十番隊隊長日番谷冬獅郎を始めとする日番谷先見隊を派遣し、仮面を名乗る藍染の配下と戦闘をした。
それから程なくして現世にて一護の仲間である井上織姫が姿を消した。
「ならん‼︎黒崎一護よ、お主が井上織姫の救出へ向かう事を総隊長として認められん」
定期連絡にて一護は元柳斎に対し織姫の救出を宣言。しかし、元柳斎はこれを却下した。
「なんでだよ、じーさん⁉︎なんで井上を助けに行っちゃいけねぇんだよ‼︎」
「もうじき崩玉が目覚め、藍染が本格的に動き出してくるじゃろう。貴様は貴重な戦力、勝手に動かれる訳にはいかん」
「この手にはまだアイツの霊圧が残ってんだ‼︎井上が何で消えたのか分からねぇけど、残った霊圧が俺に助けてくれって言ってんだよ‼︎」
「護廷隊としては貴様らが井上織姫の救出に向かう事は絶対に許さん。分かったのなら藍染との一戦に向け英気を養っておけ、これで通信を終了とする」
一方的に通話を終わらせようとする元柳斎に納得が行かないのか一護がモニターに寄るが次の瞬間にモニターはブラックアウトした。
「どうするのさ山じぃ。彼、あの様子だと1人でも虚園に行っちゃうよ?敵の規模は分からないけど先見隊くらいの規模の援助はしてあげても良いんじゃない?」
「彼はまだ若い、衝動のまま敵陣に突っ込んで事態を悪化させかねません。彼に多少の援助をしても良いのではありませんか、元柳斎先生」
通信に同席していた京楽と浮竹が元柳斎に意見をする。浮竹も京楽も黒崎一護という少年に対して好感を持っていた。才能に恵まれ、情に熱く、仲間には甘い一面を持つ好青年を自分達の友人と重なるところがあったからだ。
長年隊長を務めてきたものとして元柳斎の言う事には納得出来る浮竹と京楽。出来る事なら井上織姫救出に人員を割くよりも打倒藍染に戦力を割くべきであると分かってはいるのだが、老婆心からか少しくらいならと京楽も浮竹も手助けを提案したのだ。
「護廷を預かる者としてそのような命令は出来んと言っておる…………………ところで、双護よ。一つ頼まれてくれんか」
「人員はこっちで決めるけどいいね?」
奥の方で控えていた双護に要件も言わずに“お願い”をする元柳斎。それに対して双護は分かっていたかのようにしている。
双護も元柳斎も仕事と普段の使い分けというのを大事にしている。元柳斎が命令すれば意見する事は出来るが基本的に上司である元柳斎の命令は厳守である。しかしそんな元柳斎が命令ではなく個人的に頼んだ。
「構わん」
「それじゃ適当な人員集めてくるよ、それじゃ」
そういうと双護はその場を後にした。京楽と浮竹はやれやれと言ったように笑みを浮かべる。2人が黒崎一護という少年に親友を重ねているように、元柳斎も誰かを重ねたのかもしれないと考え笑みが浮かんだ。
「ボク達も大概だけど山じぃも中々甘いね」
「察するに俺達の問題児っぷりは先生の影響なのかもな」
「自覚しておるなら直さんか‼︎」
「という事で虚園行くからお願いしますね、涅隊長」
「なんだネ、貴様ら。私を舐めているのかネ」
双護の不躾な物言いで青筋を浮かべるマユリの視線の先にはニコニコと嫌な笑みを浮かべる双護と烈、マユリの圧に押されている勇音とルキアと恋次、そして我関せずといった白哉がいた。
「要件は分かってるでしょ?涅隊長の事だから虚園へ行く手段も用意出来てると思ってね」
「ふん、出来ていたとしても貴様らに使わせると思うのカネ」
技術開発局では様々なものが開発されており、その基礎を作ったのは初代局長であった浦原である。
そして現在の局長であり、十二番隊の隊長を務めるマユリはその浦原を嫌悪している。浦原と親しい双護の頼みを快く受ける訳が無い事を双護もよく分かっていた。
「それなら喜助に頼むからいいよ。その方が安全そ「待ちたまえヨ‼︎特別に使わせてやらんでもないヨ」ありがとう、涅隊長」
そんなマユリに浦原の名前を出せばどのような反応をするか分かっていた双護は表情を悟られないよう踵を返してから浦原の名前を出した。
予想通りの反応だった事で思わず笑みが溢れる双護。この時の双護の笑みとマユリの鬼のような形相を見て背筋を強張らせる勇音とルキアと恋次。
「軽い手遊び程度のものだからネ、送れてもせいぜい2人が限度だヨ」
マユリの案内で連れて行かれた先には少し大きめの門があり、その中は黒腔のようになっていた。
「流石の涅隊長でも一度に全員は無理なんだ」
何かしらの装置を弄りながら説明をするマユリに喧嘩でも売りに来たかのように煽る双護。
そんな2人のやり取りに勇音達、副隊長組はもうやめてくれと苦笑いするしか無かった。
「馬鹿を言うんじゃ無いヨ。当然可能だガネ、動力が足らない。何処かの誰かがもう少し予算を増やせば一度に全員を送る事も可能なんだガネ」
「なら、恋次とルキアちゃんから行くといい。黒崎君と比較的距離が近いのは君達だし合流するならその方が黒崎くんもその方がやり易いだろうし」
「「は、はい‼︎」」
「どこかの放蕩息子の監査が無駄厳しいせいで動力が足りてないんだヨ。さっさと入りたまエ」
マユリに押し込まれるように門へと入るルキアと恋次。押し込まれる際、ルキアは白哉に何かを言おうとしたが白哉はこくりと頷くだけで何かを言うことは無かった。
ルキア達が門の中に消えたのを確認するとマユリは機械を弄り始める。
「白哉くん、何か言ってあげても良かったんじゃない?」
「ルキアは兄や私が守られるだけではない。自分の足で進むだけの力はある。私から何か伝えずとも自分で見つける」
白哉と双護の付き合いはかなり長い。白哉が護廷に入隊する前からの付き合いで夜一のお気に入りだった事で小さい時から知っている。
白哉が背負っているものや抱いてきた感情も全て見てきた双護は前に進めている事に安堵していた。
「僕がいるから死ぬような事にはさせないのに、ついてくる辺り心配なの?」
「兄やルキアに対して案ずる事は無い。私がここにいるのは黒崎一護への恩に報いる為だ」
白哉がルキアとの間にあった確執を取り除けたのは一護がルキアを助けに来たからだ。白哉が一族としての誇りや隊長としての責務、ルキアの兄としての想いに折り合いをつけられたのは一護と本気でぶつかったからだ。
隊長として、貴族の長として、兄として受けた恩に報いなければと言う思いで白哉は井上織姫救出作戦に協力した。
「場所の設定と動力の再装填で少し時間がかかるヨ。モルモットになっても良いのならお茶をだしてやってもいい」
機械をひたすら弄っていたマユリが双護達に話しかけ奥へ消えていった。
「じゃあお言葉に甘えようか、阿近くんお願いしてもいいかな」
近くに控えていた十二番隊三席で技術開発局現副局長の阿近にお茶を出すように頼む。阿近はめんどくさそうにへいへいと言いながらお茶の準備をする。
暫くして阿近が人数の湯呑みを持ってくる。烈や双護、白哉は特に気にせず飲み始める。 しかし、この場において唯一の副隊長である勇音は恐る恐る口をつけていた。
二時間後、動力の再装填が終了した事で双護達も虚園へと出立するのだった。
「なんだテメェは⁉︎」
第5十刃ノイトラ・ジルガは驚愕していた。十刃最強を自負している自分の殺すつもりで振り下ろした一撃な片腕で簡単に防がれる事は今まで数える程度しかなかったからだ。
第6十刃であるグリムジョーとの戦闘を終えたばかりの一護を狙い襲撃し追い込んだ。
トドメのつもりで放った一撃はいつのまにか現れた双護によって受け止められていた。
「お疲れ様、黒崎君。ここはぼくに任せてくれて良いから君は自分のやるべき事をやりなさい」
「双護さん‼︎助かった‼︎」
双護に対して一言礼を告げると一護は再び走り出した。
一護が離脱した事を確認すると双護は受け止めていたノイトラの一撃を振り払う。
「紹介が遅れたね。二番隊隊長、卯ノ花双護だ」
「そうか、テメェが卯ノ花双護か………………悪くねぇ」
「お眼鏡にかなったようで何より。それじゃあ……………戦おうか」
この一言を引き金として第5十刃ノイトラと双護の戦いが始まるのだった。
煽り煽られるマユリ様は最高なんじゃ。
初戦はノイトラさんです。がんばれ!!
双護くんヒロインダービー!!!!※双護くんと絡ませるのが明らかに難しいキャラはヒロインとしての採用が難しくなりますのでそこはご了承ください。
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涅ネム (マユリ印ヒロイン)
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虎徹勇音 (長身系真面目臆病風妹)
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砕蜂 (一途な真面目ちゃん)
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雛森桃 (正統派美少女)
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四楓院夜一 (褐色お姉さん)
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その為 (活動報告にお願いします)