曜とルビィの事件簿   作:la55

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※この物語は毎週月・水・金に投稿しております。


曜とルビィの事件簿Ⅱ~真・終章 未知への遭遇~

「う~、ここはどこだ・・・。どこか前にいた場所に似ている気がする・・・」

その男は目を覚ますと周りを見渡した。すると、その男はあることに気づく。

「ほ~、この国の鉄道は國鉄ではないんだ・・・。JRだと・・・。ほう、けったいな名前だな・・・」

そう、この男はあることに気づいた、鉄道会社の名が國鉄ではなくJRであると。その男は、このとき、こう考えていた。

(どうやら、私自身、別の次元に飛ぶことができたようだな。私のいた次元は濃くって國鉄が鉄道を運営していた。だが、この次元ではJRと名前を変えてある。どうやら、次元間の移動に成功したようだな」

そう、この男は別の次元、日本の鉄道が國鉄といわれている、そんな次元から飛んできたのである。そして、その男は自分の名札を見る。すると、そこにはこう書かれていた。

 

國鉄鉄道公安隊東京公安室公安特捜班工作員 矢立・アラン・スミシー

 

さらに、その男は自分の携帯を見る。すると、そこには、「2019年7月〇日沼津郊外」と書かれていた。どうやら、その男、アランの持つ携帯には今いる日時、場所が正確に示されているようだ。これには、アラン、こう考えてしまう。

(どうやら、目的の次元に飛ぶことができようだな。あともう少しすれば、私のいた次元と今いる次元が融合(コラボ)してしまう。そうなったときに上司たちがうまく立ち回れるようにするのが私の目的。そのための準備をしないと・・・)

どうやら、アランがこの次元に来た目的、それは、自分のいた、國鉄という鉄道会社がある次元と今いる次元が融合(コラボ)したときに上司たちが動きやすくする、その準備をするためのようだった。

 

 そのアランであるが、降り立った地の近くを、御殿場線沿いを歩いていくと、

「ほう、ここに病院とはな・・・」

とある病院を見つけてはその病院の前に立った。

 すると、アランはこの言葉を発した。

「へぇ、この病院、木松悪斗記念病院って名前なんだ。でも、なんか事件の香りがする・・・」

なんと、この病院から事件の香りがしていたようだ。アラン、これでも刑事のはしくれである。鉄道公安隊、アランのいた次元において、日本の鉄道などの治安を守る組織である。と、同時に、國鉄内で起きた事件を捜査する権限を有していた。その工作員であるアランも、実は、昔、公安隊の一員として活躍していたのである。今は引退して工作員になっているが、それでも昔の血が騒いだのかもしれない。

 こうして、病院のなかに入っていくアラン、少し歩いていくとある病室で眠っている婦人を見つけるなり、

「ほう、この婦人、ある男によって眠りについているようだな」

と言ってしまう。これも昔の刑事の感なのだろう、その婦人が誰かによって眠らされておる、そう感じ取ったのかもしれない。

 そして、アランはあることを決めた。

「なら、この私がなんとかしないと・・・」

どうやら、この婦人を起こすことを決めたようである。

 そのアランであるが、

「あぁでもない、こうでもない」

といろいろとやってみたものの、この婦人を起こすことができなかった。そのためか、アラン、こんなことを考えてしまう。

(う~ん、あれを除いてやってみたが起きなかった。なら、この婦人を起こすためにもこの婦人の裏で起きたことを調べる必要があるな」

どうやらアランはこの婦人に興味がわいたようだった。

 こうして、アランはこの婦人のことを調べることにした。すると、いろいろとわかってきた。この婦人の名は木松、木松悪斗の妻であること、その木松悪斗は投資グループを率いていること、さらには・・・、

「ほ~、木松悪斗という男、インサイダー取引をしていたのか」

なんと、その木松悪斗がインサイダー取引をしていたことすらわかったのである。ただ、今のアランは一個人でしかない。というわけで、アラン、

「警察ですか。私、あなたたちと協力したいと思っております」

と、警察の木松悪斗関連の捜査に協力することになった。

 こうして、アランは警察の一協力者として木松悪斗関連を調べ上げていく、いや、金田〇少年や名探偵コ〇ンみたいな優秀な探偵ともいえた。そのためか、木松悪斗にまつわる証拠などが次々とみつかったのである。それもこれもアランのおかげともいえた。

 それから1か月後、木松悪斗のインサイダー取引に容疑が固まった。だが、それでも婦人は、木松悪斗の妻は目を覚ましてくれない。これには、アラン、

「もっとこの婦人のことをよく調べないと・・・」

ともっとこの婦人のことを調べていく。すると、アラン、

「ふ~ん、桜花という娘さんがいるんだね・・・」

と桜花の存在に気づいたのかもっと調べていくうりに次のことがわかった、桜花は、今、静真にてスクールアイドルをしていること、その桜花が苦しんでいることを。そのため、アラン、こう推測した。

(その桜花という方はきっとこの婦人、いや、お母さまを必要としている。ならば、その桜花という方につなげないと・・・)

アランは桜花のことが気になった。そのため、今の母親の状況を伝えないといけないと思うようになっていたのだ。

 その後、アランはその婦人、木松悪斗の妻かつ桜花の母の病室のなかであるものを探してみた。すると、あるものをみつける。

「タブレットか・・・」

そのタブレットは木松悪斗が静真との連絡用においていたものだった。そのタブレットにアランは触れてはあるところにつなげようとする。それは・・・、

「このアドレスならAqoursにつながるはず・・・」

なんと、アラン、自分が知っているアドレスに、國鉄のある世界のあるアドレスにつなげようとしていた。そのアドレスは上司たちが、あちらの世界にいるよく知る人物に、あちらの世界のAqoursのメンバーにつながるアドレスだった。だが、それがこちらの世界でもつながるはず・・・、

「・・・、ツツー」

つながった・・・。まさかつながるとは驚きである。とはいえ、つながった・・・ためか、

「あれっ、どちらさまなの?」

と1人の少女がタブレット画面に現れた。

 

 ちょうど、そのころ、東京ではラブライブ!夏季大会決勝が行われていた。だが、このとき、桜花は逃げ出そうとしていた。ライバルである理亜・花樹組の圧倒的なパフォーマンス、自分のことを「役立たず」「ごくつぶし」と卑下している、そのこともあり、桜花は自分が嫌になりこの場から逃げ出そうとしていたのである。そんな桜花を奮い立たせようと一生懸命になるAqoursメンバーたち。

 そんななか、近くにあったタブレットが光った。これには、千歌、

「あれっ、タブレットが光っている・・・」

とそのタブレットを見つけては覗き込んでしまった。すると、そこには、

(あれっ、おじさんがいる!!)

と、千歌、そのおじさんの存在が気になったのか、千歌はそのおじさんに声をかけた。

「あれっ、どちらさまなの?」

これには、そのおじさんはこう答えた。

「私の名は矢立・アラン・スミシー。アランと呼んでくれ」

そう、そのおじさんこそ、今、桜花の母がいる病室にいたアランだった。

 

 千歌が持つタブレットに映るアランはすぐにこう命令した。

「少女よ、なにか立て込んでいるようだな。その様子をみせてくれ」

すると、千歌、

「うん、わかった!!」

と言ってはタブレットのカメラを桜花の方に向ける。すると、アランはあることに気づいた。

「もしかして、あの少女が桜花というものかね」

 すると、千歌はこう答えた。

「うん、そうだよ。今ね、桜花ちゃんのことで大変なことになっているの」

これには、アラン、

(あの少女がこの婦人の子、桜花というものなのか。なら、できるだけはやくこの婦人を起こさないと・・・)

どうやら、アラン、この婦人をできるだけはやく起こさないと、と考えたようである。そうでないとあの桜花がどうあんるかわからないからだった。だが、どんな方法を使ってもこの婦人は起きなかった、あと1つの手段を除いては・・・。

 だが、このままいけば桜花の身がもたない、そう考えたアランはついに残された手段を使うことにした。それは、

(今、私が持っている気付け薬を使うことにしよう。だが、これは私の世界の薬。まったく次元が違う人に使ってどんな副作用があるかわからない。でも、使わないと後悔する!!)

その方法とは、アランがもといた世界、國鉄が存在する世界の気付け薬を使うことだった。だが、リスクもある。まったく次元の違う世界の住人にそれを使ってもいいのか、である。もしかすると重篤な症状がでるかもしれない。そんなリスクだった。だが、ここで使わないと自分が後悔する、そのために使うことをアランは決めたのだ。

 こうして、アランはこの婦人に、桜花の母親に気付け薬と使った。すると、

「うぅ、ここは・・・」

と、なんと、桜花の母親が目を覚ましたのだ。これには、アラン、

「うぅ、よかった・・・」

と喜びあふれていた。

 そして、アランはすぐに桜花の母親に対し、

「実はあなたの娘の桜花さんが・・・」

と今の桜花の状況を伝えるとその母親はすぐに、

「ちょっときついですが私の娘のためです。一肌脱ぎましょう」

と助け舟をだすことを決めた。これにはタブレットを通じて病室の様子を見ていた千歌も、

「よしっ!!これで桜花ちゃんを救うことができる!!」

と声をあげた。むろん、アランもすぐにその準備を始めた。千歌に対し、

「千歌、こちらはいつでもOKだ!!」

と声をあげていた。

 すると、ルビィがこれに反応、千歌が持っているタブレットの画面を見てこう考えてしまう。

(あれっ、千歌ちゃんが持っているタブレット、誰かに似ている!?)

なので、ルビィ、すぐにその人が誰なのかわかったのか、千歌たちに対してこう言ってしまった。

「千歌ちゃん、この(タブレットに映っている)ご婦人っても、もしかして・・・」

どうやら、ルビィ、その人が桜花の母親であることがわかったようである。そんなことをわかっているのか、千歌はこう反応した。

「そうだよ。このご婦人こそ、桜花ちゃん復活の切り札、だよ!!」

 

 そのころ、桜花は大道具部屋に逃げては仲間である梅歌と松華から励ましを受けていた。だが、自分に対して卑屈に考えている桜花はさらに卑屈になっていた、そんなときだった。千歌が3人のあいだに入ってはこんなことを言ってきた。

「桜花ちゃん、自分を責めないで!!それはこのご婦人の願いでもあるの!!」

 そして、千歌は桜花に対し自分の持っているタブレットを桜花にみせた。すると、そこ映っている婦人を見て、桜花、はっとした。

「お、お母さま・・・」

そう、タブレットに映っていたのは桜花がもっとも会いたかった、自分を唯一認めてくれた自分の母親だった・・・。

 

 その後、桜花は自分の母親からとても大切なこと、「たとえ、自分の父と姉に見捨てられたとしても、まわりのみんな、Aqoursのみんなから認めてもらっていること」、そのことを伝えられたことで桜花は復活、桜花を含めた、Aqours Sun Galxy!!は立派にステージを舞い、ラブライブ!優勝、二連覇を果たしたのである。と、同時に、アランが提供した情報により、木松悪斗はインサイダー取引の疑いで逮捕されることとなった・・・。

 

 こうして、事件も桜花の件もすべて解決・・・するはずだったが、アランはあることを気にしていた。それは・・・、

(私のいた世界とこのラブライブ!の世界、いや、la55の世界が融合(コラボ)してしまう。先を急がないと・・・)

そう、ついにアランのいた世界とla55の世界が融合(コラボ)しようとしていたのである。そのため、アランはある少女を呼び出した。あのタブレットを使って・・・。

「え~、千歌、聞こえているか?」

これには、千歌、すぐに気づいたのか、こう答えた。

「あ~、アランさん、お久しぶりだね!!」

そのとき、アランは千歌にあるお願いをした。

「千歌よ、お願いがある。公安特捜班のエージェントして活動してほしいのだ」

なんと、千歌に公安特捜班のエージェントとして活動してもらいたい、というのだ。これには、千歌、

「なんで?」

と聞き返す。だって、公安特捜班という聞きなれない言葉が出てきたのだから。

 すると、アランはその千歌に対し、

「実はな・・・」

とその理由を答えてくれた。自分のいた世界、國鉄公安特捜班のある世界とla55の世界が融合(コラボ)しようとしていること、そして・・・、

「実はこの融合(コラボ)において九州にて事件が起きようとしている。そのため、千歌の仲間である曜とルビィ、そして、私の上司である南たち公安特捜班が力を合わせてその事件を解決してこの危機を乗り越えてもらいたいのだ」

そう、迫りくる事件を曜とルビィ、そして、アランの上司である南たち公安特捜班の力でもってっその事件を解決してほしい、というのだ。ただ、これには、千歌、

「え~と、え~と、なんだっけ?」

と難しい話なのかあまり理解していないもののすぐに、

「でも、面白そう!!私、やってみる!!」

となぜか乗り気でアランの申し出を受けてしまった・・・。

 

 その数日後、國鉄鉄道公安隊のいる世界(つまり、アランのもといた世界)とla55の世界は融合を、コラボを果たした。そのことを知った千歌はついにアランにお願いされたことの準備を始めた。まず、今度、Aqoursオリジンとして発売予定のCDシングル「Happy Party Train」、通称「ハピトレ」のミュージックビデオ(MV)の撮影場所を九州と決めた。というのも、木松悪斗の騒動によってAqoursは日本において大ブレイクを果たしたのである。そのため、東京の音楽会社からCDシングルのオファーを受けていたのである。ただし、今のAqoursではなく、卒業生のダイヤ、鞠莉、果南、3年生の千歌、曜、梨子、2年生のルビィ、花丸、ヨハネ、この9人による2代目Aqours、Aqoursオリジンとして・・・。これには、桜花たちからブーイングがくるもせっかくのオファーだから、と音楽会社の意向を受けることにした。そこで、千歌はリーダー特権として九州にてMVを撮るようにと月にお願いしてていたのである。その月であるが後輩のあげはにAqoursのマネージャー業を渡したとはいえ、Aqoursのプロヂューサー的存在としてAqoursに関わっていた。そのため、月にAqoursのすべての権限が委ねられていた。ただ、それでもリーダーである千歌の言うことを聞かない、というわけではないので、月も千歌の意向を受けとることにした。まぁ、「ハピトレ」のMVの場所をどこにするか月も悩んでいたため、千歌がその方向性を示してくれたことにより、月のMVの候補はかなり絞られたらしく、「ハピトレ」はSLと機関庫が舞台、ということで、九重高原の豊後森機関庫がMVの舞台として選ばれた。

 そして、千歌は月にさらなるお願いをした。そのMVの下見を曜とルビィにお願いするようにしたのである。まぁ、月もMVのロケ地の選定に千歌が関わってくれた、ということでその願いを承諾、曜とルビィはなにも知らないまま、いや、融合(コラボ)したことで國鉄鉄道公安隊のいる世界での記憶を継承していたヨハネから南さんという知らない人のことを聞かされていた曜とルビィはその人の名を胸に九州へと旅立っていった。

 そして、対する千歌は主人公特権なのか、千の資格を持つ女として、ときにはSL旗艦助手として、ときには「あそぼーい」のパーサーとして、ときには変装して「36+3」の女性チーフパーサーとして、曜とルビィ、そして、南たち公安特捜班のサポートにまわっていた。それは獅子奮迅の如しであった。そのためか、千歌、南たちから「陰の功労者」とも言われていた。

 

 一方、アランは南たちをルビィと曜に会わせるべく陰で動いていた。そして、南たちが曜とルビィに出会うと今度は南たちの捜査のサポートなどを行った。このため、南たちは九州という地にて大活躍をみせたのである。

 

 こうして、南たち公安特捜班と曜、ルビィは九州で起きた3つの事件を解決、融合、いや、コラボを大成功へと導いてくれた。

 その後、その世界とla55の世界の融合(コラボ)は終わりを告げ、無事に「ハピトレ」を販売、ミリオンセラーを記録するほどの販売実績を残した。また、花丸、ヨハネたちが融合(コラボ)の際に継承した記憶をなくすなか、曜とルビィの南たち公安特捜班の記憶は千歌のおかげで残り、その想い出を胸に秘め頑張ろうとしていた。むろん、千歌もその記憶を残すとともに次に備えて頑張ろうとしていた。

 一方、アランもla55の世界に残り、警察と共に、木松悪斗の元側近、猪波悪鬼の捜査に着手していた。その結果、いろんな証拠、特に、猪波悪鬼の母親殺害に関する証拠をアランは見つけてはそれを猪波悪鬼に対して、

「猪波、お雨、人を殺したな、毒をもって・・・」

と函館のデパート棒一屋の花樹たちのステージにてその証拠を突きつけたのである。その証拠をもとで、花樹の父親、猪波悪鬼は逮捕されたのである。また、これに加担した病院の医師の逮捕などにも貢献、警察からは感謝状が送られていた。ただ、これには、アラン、

(少しは目立ち過ぎたかもな・・・)

とエージェントであることを思い出しては少し反省していた・・・。

 

 こうしてSNOW CRYSTALの世界もようやく終わりを告げようとしたとき、またあれが起きようとしていた。それは鉄道公安隊のいる世界とla55の世界の融合、コラボ、である。一度あることは二度ある、宴、再び、である。コラボ、とてもいい響きである。コラボ、それはすばらしいことである。そのなかで事件が起きようとしていた。

 

 そんななか、千歌のタブレットにある指令が届く。

「指令 千歌を國鉄鉄道公安隊東京公安室公安特捜班特別工作員に任命する」

これには、千歌、こう答えた。

「またまたやりますか。待ってて、曜ちゃん、ルビィちゃん。千歌がしっかりとサポートしてあげるからね!!」

 一方、アランの方も準備を行っていた。すぐに南たちに連絡する。

「え~、こちら、エージェント、アラン。すぐに九州に来られたし。新たなる事件が起きる恐れあり!!至急来れり!!」

 

 その後、千歌は曜とルビィの先回りをしては2人の旅のサポートをしていた。「A列車で行こう」では(未成年専用の)バーテンダーとして、さらに、人吉駅の駅弁売りの少女として2人のサポートにまわるどころか事件解決への足がかりをつかんでくれた。

 そして・・・、

「えっ、旅行プランが変わるかも!?それは大変だね!!」

と思った千歌はすぐにAqours旅行社という架空の旅行会社を立ち上げ、そこの添乗員として、曜、ルビィ、だけでなく、南たち特捜班、宮地親子のサポートまでしてしまった。また、この旅では千歌の上司のアランも参加、マイクロバスの運転手として南たちの旅のサポートをした。こうして、千歌とアランは曜とルビィの旅のサポートを、いや、南たちを含めたすべての旅のサポートに徹することにより、この旅を完遂することができた。

 

 だが、それにより、当初の目的が完遂されたことでついに別れのときがきた。曜とルビィとともに三重のアリバイを崩したあと、

(曜ちゃん、ルビィちゃん、ちょっと離れるね)

と千歌は2人のもとを離れると大分駅のはずれへと来ていた。そこには南たちを迎えきていた新幹線「かもめ」とそれに乗り込もうとしているアランの姿があった。千歌はそんなアランに対しお礼を言った。

「アランさん、これまでありがとうございました。千歌、アランさんがいたから曜ちゃんとルビィちゃんの旅をサポートできたと思うの。だから、アランさん、いや、師匠、これまでありがとうございました」

それは千歌からの心のこもったお礼であった。

 すると、アラン、千歌に対し、

「千歌、私の方こそこれまで千歌に助けられてきたと思う。だから、千歌、あなたはもう私たちの仲間、エージェントの一員である」

と言うと自分が大切にしていた公安特捜班工作員のバッジを千歌に渡した。これには、千歌、

「ありがとうございます、アランさん・・・」

とお礼を言った。

 その後、「ピー」という汽笛のなるなか、アランは千歌に対し最後の言葉を投げかけた。

「千歌、あなたはとても優秀なエージェントだった。それをこれから昇華していってくれ!!」

 その後、アランは「かもめ」に乗って自分たちの世界へと旅立っていった。千歌はそんな「かもめ」を見て、

(アランさん、この経験、千歌、忘れないよ。千歌、きっと、これからもこの経験をバネに頑張っていくよ)

と心のなかで誓うのであった・・・。

 

真・終章 未知との遭遇 FIN

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