艦これ、復帰しました   作:something1945

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遅くなりました。
展開が遅いのは艦娘との会話が楽しいからです!

感想頂きありがとうございます!励みになります!!!


艦娘、6隻揃いました

こんにちは。五十鈴を迎えて、初めての軽巡を迎えたタウイタウイ泊地の鎮守府です。

 

大淀さんに確認したところ、やはり、デイリーの建造はあと2人(合計3人)必要なようだ。

クエスト設定も「艦これ」世界に準拠しているのか。ということは、遠征系もかつての記憶のままにやれば大丈夫そうだな。後で遠征の件も大淀さんに訊いてやってみよう。

 

まずは、デイリーの建造をこなしてしまうことにする。

建造ドック2つを、最低値で、建造セット!

 

表示された時間は、それぞれ18分と、1時間。

軽巡はうれしいけど、また睦月型かあ…そろそろ特型駆逐艦が欲しかったんだけどな…。

と、どうしてもゲーム脳で戦力的なことを考えてしまうが、先ほど実物の菊月が現れたときは可愛くて、やっぱり嬉しかった。

 

うん。睦月型かわいいよ。

今はどんな艦娘でも、来てくれてうれしい。

 

「いずれ、200人くらい艦娘を抱えた鎮守府になるからね…!みんな待っててね!!!」

建造ドックの前で、高らかに宣言した。

 

電は「200人ですか…!?すごいのです!最強なのです!」と相変わらずキラキラした目を向けてくれる。

菊月は「ふん。できるならやってみるがいい」と恰好をつけている。

白雪は「頑張っていきましょう」と、上坂すみれボイスで励ましてくれる。

五十鈴は「200人…!?え…?山本提督や山口提督も私の艦長だったのよ!五十鈴だけで十分よ!」と一人泡を食ったような表情だ。かわいい。

 

五十鈴に「早く改二になれるように頑張ろうね~」と声をかけると、「当然でしょ!」と胸を張った。

 

うーん。セーラー服の丈が短くてお腹が見え…見え…

いや見ない!見ないから!うん!

 

18分の睦月型は自分が迎えるからいいとして、1時間後に建造ドックに再集合するように言い、自由行動していいよと伝えた。

 

好奇心旺盛な五十鈴は島の探索に行くといい、菊月や白雪は寄宿舎で自分の部屋を見に行くそうだ。

「自分の名前のプレートを作っておいてね」と電に告げておく。

「はいなのです!」

あ…電が書くと「いなづま」は「まづない」って書いちゃう…のかな。

「電、その…『みんなで一緒に』作成して、ね?」

「? はい!分かりました!」

電には意図は伝わらないだろうが、まあ、菊月だけでなくしっかり者の白雪もいるから、大丈夫だろう。

 

艦娘たちが散って、建造ドックから繋がる海を見つめる。

よく晴れて、風もほとんどない穏やかな海だ。

 

「敵艦見ゆとの警報に接し、連合艦隊はただちに出動これを撃滅せんとす。

本日天気晴朗なれども波高し」

 

…なんとなく、連合艦隊参謀の秋山さんの言葉をつぶやいてみる。

全然波は高くないが、きっと、この近海にも深海棲艦がいるのだろう。

自分の役目は、きっと、あくまでも「提督」なのだ。

 

「提督」としてこの世界に来てしまった以上、自分は、自分のできることをしよう。

なるべく艦娘が傷つかないように。

でも、暁の水平線に、勝利を。

 

…いつか、この海のずっと先にあるはずの、日本に行けたらいいな。

ぼんやりと、そんなことを思う。その日本は、自分の知っている「日本」なのかは、分からないけれど。

 

 

と、海を見つめてぼんやりしていたらあっという間に18分が経過していた。

MRIのような建造ドックが自動的に開き、

「長月だ。駆逐艦と侮るなよ。役に立つはずだ」

睦月型の、長月が現れた。

 

さらさらとした緑色の髪。同じ色のエメラルドのような瞳。前髪には睦月型の三日月マーク。

黒いセーラー服に、白いタイ。

 

まぎれもなく、長月だ。

「いらっしゃい!長月!」

駆け寄って頭をなでなでする。

 

「へ、変なところ触るんじゃない!」

「…変なところではないと思うけど」

「ぅ…なんだ…その…悪くは、ないぞ。司令官」

 

言うほど嫌ではなかったようだ。よかった。

長月のさらさらの髪をなんとなくいじっていると、

 

「鎮守府にいるのは、長月だけなのか?」と長月が真剣な眼差しで質問してきた。

思わず笑ってしまう。

「なんだ!?なにがおかしい…っ」

「あ、いや、ごめんごめん。他意はないよ。みんな今は、寄宿舎とか、他のところに行ってるだけ。

長月で5人目だよ。」

 

笑われたことにムッとした様子を見せた長月だったが、自分一人ではないと知って安心したようだ。

「もう少しで軽巡の子が来てくれるから、一緒に待とうか」

長月に提案すると、「…まあ、それもいいだろう」と返してくれた。

 

あー!!!ツンデレかわいい。

 

うん。叫びは心の中に収めておこう。怪しい提督だとは思われたくない。

 

30分くらい、海を見ながら長月と話をした。というか、長月に戦歴を話してもらった。

 

ケ号作戦に参加したこと、対空戦闘をしたこと、艦首破損の舞風を曳航したこと。

最後は入江で座礁中、爆撃を受けて放棄されたこと…。

 

「なんだかしんみりしてしまったな。すまん」

長月の言葉に、こちらこそごめんと返しつつ、長月の戦歴の話を脳内で再生する。

長月の言うことが正しいなら…やはり、1度、太平洋戦争は行われたのか。

 

じゃあ深海棲艦は…そしてこの世界は…

 

考え事に浸っていると、またプシューと背後で音がした。

 

「川内、参上!夜戦なら任せておいて!」

おお…!ゲーム中何度も何度も聞いた声だ!

素晴らしきあやねるボイス!!!

 

「期待してるよ。川内」

「もちろん!夜戦、楽しみだなー!」

 

賑やかな川内の声に惹かれたかのように、艦娘たちが集まってきた。

まあ、川内の声に集まったわけではなくて。1時間後に集合ね、とお願いしていたからというのは分かっているが。

 

「みんな、集合!これから、近海に出撃してもらいます!」

自分の声に、艦娘たちはびしっと背筋を伸ばして一斉に敬礼した。

 

 

 




次回こそ出撃。
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