とある学園都市の市街狩猟(シティーハンター)   作:KBS滝原

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グラビトン事件が一時的に収束したと思われる学園都市。実は過去に調べていくと事件を起こした犯人のレベルと能力が割に合わないことが判明!果たして何を使ったのか!?


第12話 割に合わない事件とデータ、鍵は押収物にあり!?

黒子と美琴は学園都市を散歩していた。だが黒子は考え込んでいる。どうしても腑に落ちないことがあるのだ。それは、あのグラビトン事件を起こした、介旅 初矢だった。介旅はLEVEL2だった。だが破壊力に関してはLEVEL4クラスだった。どう考えても何も分かってこない。そこで美琴は、息抜きにと、かき氷を食べることに。夏になるとやはり冷たいものを求めるのは人間だれしもそうなることだ。風鈴の音を聞けば涼しくなる気分になる。すると美琴は、共感覚性だと話した。共感覚?黒子はなんだそれはと疑問に思った。

 

共感覚とは、一つの刺激で複数の感覚を得ることだ。つまり赤系の色を見たら温かく感じたり、青系の色を見たら冷たく感じる、暖色寒色というものだ。そんな黒子と美琴がかき氷を食べているところに、リョウと涙子がきた。

 

涙子とリョウがかき氷を食べると、頭にキーンと来るような感覚が走る。もはやこれは夏のテンプレ。すると涙子は美琴にイチゴ味かと聞き、美琴が食べるかと誘う。するとそれを見た黒子が叫ぶ!お返しにとレモン味を美琴に渡す。涙子は食べ比べだと話す。すると黒子はイチゴ味を美琴に渡すが、美琴に同じイチゴ味だと言われる。

 

「まったくとんでもなくおかしい奴だな。」

 

リョウが辛辣な一言を言う。そういえば飾利がいない。美琴はどうしたのかと涙子に尋ねる。飾利は夏風邪をひいてしまったため、学校を休んでいる。涙子は薬を届けに行くという。

 

飾利の家。4人がお見舞いに行った。涙子はさっそく飾利の体温を測る。37.3。微熱だが今日一日安静にするよう指示。お腹を出して寝るのは禁物だと飾利に言う。すると飾利は、涙子がスカートをよくめくるから冷えたのだと主張。だが涙子のその理由はあまりにもくだらなすぎるものだった。

 

「それは、やはり親友として、初春が毎日パンツ履いてるか気になるじゃないですか。」

 

この一言にリョウは、

 

「涙子君も変態だね。スカートをめくってしかも理由がそれなんて。」

 

「リョウさんのモッコリとかそういう方がよっぽどやばいと思いますけど。」

 

美琴はとにかく安静にせよという。涙子は冷たいタオルを作りに行った。すると飾利は黒子に、グラビトン事件の進展についてを伺った。

黒子はあいまいな答えを言わざるを得なかった。何せ犯人の介旅はLEVEL2だったのだが、先述の通り、割に合わない。

 

「そういえばリョウさん。あの介旅って言う男から、何か持ってこなかったっけ?」

 

美琴がリョウに聞く。更に涙子にも、レベルアッパーがどうのこうのとかいう話をしてなかったかと聞く。

 

「能力のレベルを上げる!?」

 

「いや、あれは噂ですし、実体も分からない代物です。」

 

美琴はその実体が分からないことに疑問を持つ。涙子はそのレベルアッパーの噂を調べてみたが、中身もばらばらで、真面目に都市伝説みたいなものだ。それはそうだ。そんなに都合のいい話はないだろうと美琴が言う。するとリョウが、

 

「だがその都合のいい話があったとしたらどうする?」

 

どういうことかとリョウの切り出しに疑問を傾ける3人。

 

「あの音楽プレーヤー、実際に聞いてみたが、中身がとんでもないものになっていた。黒子君。前のグラビトン事件も、あの常盤台狩りの少女の事件も、何か食い違いはあっただろ?」

 

「ええ。私たちが担当した事件でも、かなり食い違いが発生していますわ。」

 

つまり、レベルアッパーは都市伝説ではなく、真面目に存在しているという事になる。何か知っていることはないかと美琴が聞く。すると、嘘か誠かは不明だが、レベルアッパー使用者がネットの掲示板に書き込みをしているとかないとかと、涙子が言う。すると飾利がパソコンを開いて当該と思われる掲示板を見せる。更にその中には、素性は分からないが、そのたまり場と思われる書き込みがあったのだ。すると美琴が先に出ていった。黒子はそれはジャッジメントの自分の仕事だというが、止まらない。リョウもあとを追う。

 

「大丈夫なんですかね?」

 

飾利が心配する。

 

「大丈夫だよ。学園都市が誇る、LEVEL5と、LEVEL4、そして実力ではLEVEL5のリョウさんだもん。」

 

涙子が言う。すると突然、もしレベルアッパーを使ったら、本当にレベルが上がるのかと疑問に思う。飾利はさぁというが、反則はだめだと断る。

 

そして涙子が食事を作る。学校で、パーソナルリアリティを勉強せよと言われたが、涙子にはよくわからなかった。自分だけの現実、それは何か?とすると、妄想の可能性を示唆。飾利は、妄想ではないが、思い込みとかそういう気持ちだと話す。涙子は自分も思い込めばレベル上がるのかと考える。飾利は大丈夫だと話す。涙子は思い込みが激しいからと話す。さりげなく毒を放つ。

 

一方、夜のジョナG。ここにレベルアッパー使用者が集まるそうだ。美琴、黒子、リョウが乗り込む。黒子とリョウの仕事だが、美琴は、この2人の面が割れている可能性があると話す。リョウならなおさらだ。美琴は自分に任せろと話す。不安なスタートだ。

 

「レベルアッパーについて知りてぇだぁ?」

 

フードを被ってる男が話す。

 

「うん!ネットで偶然、お兄さんたちの書き込みを見つけて、よかったら私にも教えてほしいなぁって。お願い!この通り!いいでしょう?」

 

ぶりっこになってお願いする美琴。

 

「本当にガキだな。まぁどうなるかお手並み拝見だな。」

 

リョウが話す。

 

とっとと帰れと男が話す。美琴はそんなことは言わずにというが、ガキはお眠の時間だろと突き放しの姿勢を崩さない。

 

「まずいですの。早くもとん挫の予感が・・・」

 

黒子は心配になった。すると美琴が、そんなに自分は子供ではないという。それに笑うリョウと黒子。するともう一人の男が美琴に興味を持ったのか、確かに子供じゃないし、美琴が好みだという。だがただというわけではない。お金もいいが、やはり体だとして、美琴を捕らえようとする。すると美琴はすり抜けて避ける。美琴のぶりっ子はまだ終わらない!すると今度は、泣く子作戦で行く!

 

「私、家に嘘ついてるの・・・。」

 

いきなりどうしたと疑問を抱く。

 

「私もう、レベルアッパーしか頼れるものが無いの・・・。だから・・・だめ・・・かな?」

 

すると後ろで男2人が話す。美琴が意外といい金づるになるかもしれないと話す。すると教えてやるよと言われて、情報の獲得に一歩近づいた。情報を受け取るため、場所を移す。やってきたのは、変電所だ。

最初にフード男が、有り金をすべて出してもらおうと話す。美琴の時間稼ぎにしびれを切らしたのか、フード男が美琴に近づくと、感電する!そしてレベルアッパーについて洗いざらい吐いてもらうと美琴が言う!するとレベルアップした力を見せつける自信があるのか、男たちは美琴を取り囲む!

 

「おやおや、寄ってたかって俺の相棒を取り囲む手に出たか。」

 

「お前は・・・まさか!!」

 

「シティーハンター、冴羽リョウだ。」

 

「ふっ、シティーハンターだ?所詮はレベル0だろ?俺の力を見せてやるぜ!」

 

するとリョウはパイソン357マグナムを取り出し、発砲する!

 

「まったくまた私の出番を奪って、別にあんたの相棒じゃないんだけどね。」

 

すると女の声が!

 

「随分と派手にやってくれたじゃねぇか。」

 

髪を結んだ女が!すると美琴の財布を狙って何やってやがんだと叱責!手下たちなのかと思った美琴とリョウ。男たちが2人に謝り、帰れと言う!男たちは去っていった。

 

「君はどうやら、あいつらのボスのようだが?ということは、レベルアッパーについても知ってるという事だな?」

 

リョウが聞く。すると女は、自分の舎弟をかわいがってやったのだから、覚悟はできてるのかと話す。謝罪は関係ないと話す!すると女は、コンクリートに力を込め、波動みたいなものを繰り出す!するとコンクリートが波打っている!能力名は、表層融解(フラックスコート)。コンクリートを自在に制御できる!美琴は女に電撃を放つが、コンクリートの壁で防御されてしまう!するとリョウと美琴はどっかに消えてしまった!すると美琴は壁にくっつき、リョウは窓のところに手をかけている!

 

「電流ってね、磁場を作るのよ。壁の中の鉄槌に向けると、便利でしょ!」

 

美琴が言い、電撃を放つ!するとリョウは銃弾を変え、一度壁に当てて、美琴の電撃と衝突させる!するとものすごい爆発が!そしてコンクリートに大穴が開いた!

 

「そろそろ話してもらおうか。地獄を見たくなければな。」

 

「なるほど。一撃目は本気じゃなかったってわけだ。電撃と、跳ね返る銃弾を使ってわざと外し、そして合流させたってわけだ。」

 

ご名答だと美琴。だが女は、

 

「ふざけんな!あたいはまだ負けちゃいないんだよ!あんたも能力者なら本気で来な!そこのシティーハンターも、本気で来い!あたいの黒鉄の意志、そんな鎮痙な電気と銃弾ごときで砕けるもんなら砕いてみな!」

 

挑発する女。美琴とリョウが地上に降りた。

 

「嫌いじゃないわ。じゃあお言葉に甘えて、やられたらやり返す、倍返しよ!これが私の、LEVEL5としての流儀だから!」

 

電圧を上げる!リョウは感電を防ぐための特殊な絶縁靴を履いていたため、感電していなかった。黒子が止めに入るが、大丈夫だと話す美琴。そしてリョウは火薬を最大限にした銃弾に交換!そして、女に銃弾を向け、結んでいる髪の部分を切断した!だが美琴の過大電流があまりにも流れ過ぎてしまったせいで、全部が停電してしまった!黒子が美琴にだから待ってと言ったのにと叱責。そして美琴は、変電設備があったことを知らなかったと話す。

 

「大体リョウさんも、近くにいたんだったら止めてくださいな!本当にこれだからモッコリスケベさんは・・・」

 

「お前だって人の事言えねぇだろ!?いっつも美琴君にくっついてばっかりじゃないか!」

 

翌日、ジャッジメントが交通整理していた。美琴とリョウが歩いていた道中に、黒子が瞬間移動してきた。深刻な事態が発生した。なんとグラビトン事件の介旅 初矢が意識不明になってしまったそうだ。アンチスキルの取り調べ中に突然倒れたそうだ。

病院に向かい、医療関係者に話を聞く。容体を聞くと、最善を尽くしているが、依然として意識を取り戻す様子がないという。だが不思議なことに、体に異常はないようだ。だが今度はまたとんでもないことに、今週に入って同じ患者が次々と搬送されてきたようだ。だがどうにもできないため、外部から大脳生理学の先生を呼んだようだ。すると来たのは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさかの木山春生だったのだ!

 

「また再会したねぇ!モッコリ美女先生!」

 

その頃涙子は、極秘裏にレベルアッパーを探していた。だが見つからない。すると何か隠しリンクが。そこには、レベルアッパーが!そしてこのレベルアッパーは、とんでもない事件に大きく発展してしまうのだった!




学園都市ではこの原因不明の事態に直面していた!大脳生理学の先生たち、そしてリョウたちも研究しているが、依然として原因が分からない!そんな中、涙子が怪しい行動をとっていた!レベルアッパーの正体は、あの音楽プレーヤーなのか!?

次回 佐天が怪しい動き!?レベルアッパーの正体をTSUKAME!!
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