とある学園都市の市街狩猟(シティーハンター)   作:KBS滝原

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シティーハンター冴羽リョウの取材に来てしまった大原みさき。だが裏の世界のことに踏み入れるのは危険すぎる。リョウは頑なに拒否するが、それでも帰ろうとしない。そんな中、愛穂からの依頼で、麻薬密輸組織の摘発に動こうとしていた。
しかしこのあと、リョウたちは信じられない光景を目にしてしまう!


第18話 テレビ取材がリョウに!?知られてはいけない仕事、実力的LEVEL5の行方!(後編)

涙子の家。リョウが寝ている時に、みさきが押しかけてくる。投げられた新聞紙には、リョウが起こした事故が載っていた。

 

「残念だったね~みさきちゃん。現場にいながら特ダネをつかみ損ねて。」

 

リョウが言うが、

 

「とぼけないで!あのトラックは何者かにタイヤを撃ち抜かれてるのよ!それも警察署の真ん前で!きっとこれは、あなたのお兄さん、冴羽リョウの仕業よ!彼はこの組織の壊滅を依頼され、偶然に麻薬が発見されるようにしたのよ!」

 

冴羽リョウらしいやり方だと言ったみさき。

 

そんな時だった。

 

「出ていった?ということは、取材を諦めたのかな?」

 

リョウはそう思ったのだ。だが、涙子曰く、トラックの事故現場に向かったそうだ。大丈夫なのか心配であると申す涙子だが、リョウは心配はないと話す。シティーハンターの仕事は、証拠となるものは残さず去っていくことだ。

 

アンチスキル本部前。トラックの事故現場には、パイロンとバーで塞がれていた。やはり無駄足だったのだろうか、トラックは押収され、目撃者もいない。

その頃、みさきの近くには、リョウに成敗された不良連中がいた。誘拐した奴らは、空き家にみさきを閉じ込めた。

 

「おとなしくしてろ!大事な人質だ。あいつをぶっ殺すまではな!」

 

男の一人が言う。あいつとは?みさきが問うと、一人の男は、鼻のガーゼを見せる。そして、シティーハンターの居場所を吐かせるつもりだ。みさきは、知らない、いや、知ってても誰が教えるものかと言う。だがここでみさきにあるチャンスが。シティーハンターはこんな奴らに負けるはずがない。つまり、シティーハンターに助けを求める、絶好のチャンスだと!すると開き直り、今から言うところに電話をすれば出てきてくれると話す。

 

涙子の家。リョウは女性同人誌を見ていた。涙子が突然大声で呼び、ソファから転げ落ちる。リョウはなんだと言うと、怯えた表情で、

 

「みさきさんを、こいつらが拐ったって···」

 

電話を代わるリョウ。不良連中は意外に思った。まさか出てきてくれるとは。

 

「これは手間が省けた。忘れたとは言わせねぇ。あの晩偉く世話になったな。」

 

声を聞いて、リョウは、

「あーあのボロ軍服しか着るものがないかわいそうな奴らか。」

 

侮辱された男は、これはポリシーだ。着るものがないとかじゃない。自分達は、学園都市では泣く子も黙る暴走族、モールストリートだと!

 

しかしリョウは、

「おめでとう!前回から出てるというのにやっと自己紹介できたね~!」

 

煽る。男はみさきがどうなってもいいのかと言う。通話を聞いていた4人。みさきが無事なのかと問うリョウに、男は別の部屋に監禁していると告げ、カセットテープを流そうとする。恐怖に震える声を。だが収録された声は、みんなが足元を滑らせるような声だった。

 

「やっほー!リョージさんお元気~?私、この連中に捕まっちゃった~。お兄さんがリョウさんに用があるんだって、この人たち。早く彼に連絡して、早く助けに来てもらってね~。んじゃ、ばはは~い!」

 

電話口で聞いていたリョウたちと、暴走族連中は足を滑らせた。

 

「なんだこれは!?」

 

「それが妙に浮かれた女でして・・・ww」

 

男が幹部の中の一人に聞く。

 

「と、とにかく、女を返して欲しくば、七福神商店街付近の空き家に来い!さびてボロボロだから分かるだろ!」

 

了承したリョウ。

 

連中では、これで大丈夫だと男が言う。だが幹部の一人が、呼び出したところで、リョウに勝ち目がないと懸念をした。だが連中では、もう一人助っ人がいた。

ジェイオー。どうやらモールストリートの一人のようだ。どうやら、このジェイオーは試合中に人を殺して、スポーツ界から追われた元プロレスラーのようだ。リョウがどういう人物か分からないが、ジェイオーがいればリョウなんて敵じゃない。更に先ほどまで電話していた男の父は、関東龍驤会(かんとうりゅうじょうかい)会長だったのだ!

 

涙子の家では、リョウがみさきに呆れていた。

 

「一人で大丈夫なの?私も行こうか?」

 

美琴がリョウを心配する。だがリョウは、それは無用と話し、リョウは逆に待機指示を出した。空き家では、誘拐されたにも関わらず能天気なみさきの姿が。カメラを手入れしている。すると扉が開いた。後ろから手が!リョウの姿が。何しに来たのかと話すと、もちろん助けに来たのだとリョウは話す。

 

「余計なことをしないでよ。お兄さんはどうしたのよ!?」

 

「兄貴の手を煩わすことないから知らせてないんだよ!」

 

逃げることをリョウは言うが、頑なに拒否をする。それにリョウに助けられたら、恩を着せられて何を要求されることかと懸念する。

 

「あのね!今の自分の立場を分かってんのか!?」

 

リョウがキレる。するとみさきが叫ぶ。帰れと言うが帰らない。するとリョウは、みさきの頬に平手打ちを一発入れる。

 

「まだ分からんのか!彼に会おうとしただけでこんな目に遭ってるんだ!これ以上彼のことに突っ込むとどうなるか!」

 

リョウはまた厳しく言ったが、みさきはリョウをグーパンチしてしまう。こんな脅しは聞き飽きた。彼に助けてもらうためなら、命を懸けてでも残ると。リョウは呆れ、そこまで言うなら待つがいい。ただ後悔しても知らないぞと言って去る。

これは荒療治をするしかないとリョウは判断。

玄関近くでは、連中たちがリョウに一網打尽にされて倒れていた。更に美琴の電撃をも喰らっていた。

 

「どうだったの?」

 

「美琴君か。また君、余計なことしたな。」

 

総帥に忠告するリョウ。

 

「とんだ二度手間だぜ。いいか?1時間後に彼女をもう一度助けに来る。今度はこんな独活の大木ではなく、もっとましなお出迎えをしてもらいたいな!」

 

といい、美琴とリョウは去る。

 

会長が来て、叱責する。この場合は会長も手を出すしかないとしたのだが、総帥が、リョウをおびき寄せるエサを探してくれるだけでいいと話す。

監禁場所に行く総帥。

 

「お前を助けに来る男が殺されるかもしれんというのに、カメラの手入れたぁ、おめでたい女だ。」

 

みさきはそれを聞いて、そっちこそおめでたいな。リョウに勝つ気でいるとはと話す。総帥はみさきを連れ出し、会長の元へ押し出す。会長の姿を見て見覚えがあるという表情を出す。

 

空き家の前。大勢の連中が銃をもって待ち構えていた。

すると、奥から残像が。

 

「一つ!人の余の生き血をすすぎ、二つ!埒な悪行三昧、三つ醜い明陽に対峙してくれよう!」

 

と走りだすリョウ!桃太郎のマスクを出すと、全員がずっこける。気に入らなければ、眼鏡と鼻のマスクをつけた姿でどうかと問う。

 

「さてと、まずはその子を返してもらおうか。」

 

その数で勝てるのかと総帥が言う。だがリョウも、そんな大口叩いていいのかと言う。

 

一歩ずつ踏み出し、マグナムで銃をどんどんはじいていく!そして総帥の元に近づいていき、総帥の銃をはじく!そして、総帥に銃口を向ける。それを見ていた会長が、土下座し、総帥をも土下座させる。

 

「組長さん。息子の教育がなっていないようですな。」

 

一言を投げ、会長の乗った車は去っていった。それを追いかける連中。

 

「どうしたんだ?このカメラで俺を撮りたかったんだろ?いいぜ。振り向いて撮るがいい。」

 

リョウは言うが、みさきは、裏の世界を知らなさ過ぎたことを後悔していた。映画やテレビのような存在でしか見ていなかった自分を憎く感じていた。みさきを呼ぶリョウ。カメラを渡そうとしたが、記念に差し上げますと言われた。それを言われ飛び込みかけるリョウ!悪夢のようだとみさきが話す。すると電撃をリョウに放つ!

 

「あんたって人は・・・遅いからいやな予感がしてたけどぉ!?」

 

と美琴が言う。だがなぜみさきの姿が?これは気づかれてしまったと涙子たちが言う。なんとか、みさきの口をふさがないといけないと焦るリョウ。するとリョウは、キスをしようとしていた。

 

「なんのマネですの!?」

 

苦し紛れに言い訳するリョウ。だが記事に出してしまえば、みさきの命を狙う奴らが出てくる可能性がある。いっそ山奥に、自分も行ってしまいたいと言ったが、美琴に電撃をまた喰らってしまった。

 

「ジョークだってば。こうやって気分転換を・・・。」

 

「私もこうやって気分転換してるの。」

 

と、その時、みさきが目覚めた。気絶してたことを思い出した。リョウが逃げようとした。みさきに呼び止めた。シティーハンターの追跡取材はやめると宣言した。どういうことなのかが謎に感じた5人。

 

「あの、冴羽さん。迷惑ついでに一つ。明日の晩、私とデートしてください。」

 

驚愕する皆。リョウがそれを聞いて急に興奮しだしたリョウ!

翌日の夜。デートで集合したみさきとリョウ。いつものように街に遊びに出たと思って振舞ってほしいと話す。色々なところをはしごし、深夜まで続いた。リョウがどういう生活をしているのかがこれで分かったと話すみさき。そして最後に、みさきはリョウに、一緒に一枚だけ写真をお願いした。承諾するリョウ。

 

新聞社。

上司がみさきに話しかける。うれしそうな姿をしたみさきに何かを感じた。みさきは、胸の中に、シティーハンターはいると話し、気分を高揚させて去っていった。

 

公園。

届いた写真を5人で見ている。だがこの写真からは、冴羽リョージに向けて撮った写真とは思えない。なぜなら、これはシティーハンターに向かって話す顔であると感じたからだ。

 

「しかし、あれが、みさきさんの胸の中にいるシティーハンターの正体なんですよね。」

 

飾利が言う。

 

「それを知って、本人はどう思っているんだろうね?」

 

涙子が言う。するとリョウが、ナンパに行った。

謎な顔をする4人であった。




超能力者と実力的LEVEL5を狙う人物が出てきた!普通の奴らであればどうにかなる可能性があるが、なんと今回、殺戮兵器を使って2人に襲い掛かる!
誰が2人を狙い、その真の目的は!?

次回(終前話)
美琴とリョウ!能力を掛け合わせた学園都市追走反撃(前編)
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