とある学園都市の市街狩猟(シティーハンター)   作:KBS滝原

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リョウが学園都市に転移してから早2週間。学園都市では早くも有名人となっていた。だがそんなリョウが、無能力者でありながら実力ではLEVEL5であることを聞いて、リョウに挑戦をするものがでてくる。果たしてリョウの運命は?そして挑戦者は誰だ?


第5話 受けて立とう!本当の力を思い知ったか学園都市

朝。リョウはリビングで新聞を読んでいる。早2週間であるにも関わらず、新聞の内容の違和感はもう払拭されていた。しかし、学園都市のエリアはあまり覚えられていない。だがリョウには、ある一つの事が分かったという。それは、以前いた世界の、あるエリアと道がそこまで変わっていないことだった。東京・多摩エリア。多摩エリアは、東京都多摩市の多摩センターや、立川、国立などのエリアとまったく似ているのだ。

更に、この学園都市には、2009年にいることから、リョウは、2009年の多摩エリアにおそらく転移した可能性が高いと判断。だがそんなことを他の人に話したところで、所詮は信じてくれないと判断。しかしリョウがもっと恐れていることは、この学園都市から二度と新宿に帰ることができない可能性があることだ。リョウは少しではあるが、SF系のテレビ番組を見てきた。だがリョウの身には、SFでしか見れないことが、リアルに起きている。

 

涙子が朝食を持ってくる。

 

「そういえば、リョウさんって、依頼を受けるときどうやって受けてたの?」

 

「それは、新宿駅東口の黒板に、XYZと、どこで何時に待ってるかを書けばいいのさ。まぁ、アシストとして1人が依頼を受けるんだけどね。あとは、どこかで突発的な事態が起きたら受けるって感じかな。」

 

「へぇー。この学園都市でも依頼を受ける予定はあるの?」

 

「どうすっか迷ってんだよな~。」

 

と次の瞬間、リョウが何か異変を感じる!それは、無数の宙に舞う鉄パイプ!ガラスを突き破り、入っていく!涙子の無事を確認したリョウ。だが涙子は、リョウに飛びつかれたことで顔を赤くしてしまう!

 

「大丈夫か?涙子君。」

 

「う、うん!しかし一体だれが?」

 

涙子は疑問に思う。リョウもこの周辺で工事をやっていないことは把握済みだ。しかし誰がどういう意図で鉄パイプを投げ込んだのか?

 

実はこの学園都市では、能力的にはLEVEL0の実力的にLEVEL5のリョウのことが広まっていた。それがあったからだろうか?だとしたら、リョウに対する挑戦という事だろう。実際リョウが新宿にいたときも、リョウを倒して新宿の頂点に立つということを考えて居る輩も少なくはなかった。それが早々に学園都市で起きているのだとしたら、学園都市はめちゃくちゃなことになる。

 

ジャッジメント一七七支部に出勤したリョウ。飾利が涙子の家で何か起きたことを知っていたのだろうか?それを心配していた。飾利はリョウの無事な姿を見てそっと胸をなでおろした。

 

「実際にこの学園都市では、ジャッジメントを狙う輩も少なくないから、気をつけてよね。特にリョウさん。あなたが無能力者の実力的超能力者レベルであることは学園都市で広まってるんだから。」

 

リョウはそれを言われなくても分かっていた。リョウはそれをこの学園都市に来る前に経験しているからだった。だがリョウはそれよりかなり気になることがあった。それは先日4人で逮捕した、あの常盤台狩りの事件だ。逮捕された重福省帆は、LEVEL2であったにも関わらず、能力はLEVEL2とは言い難かった。バンクのミスなのか、それとも本人が何かを使ったのかは分からない。

 

「どうしたんですか?そんなに考え込んでしまって。」

 

「先日、常盤台狩りで逮捕した事件があったよな?あの少女、LEVEL2のはずなのに、能力はLEVEL2を通り越していた。だがバンクのミスだとしたら、すぐに訂正されるはずだ。だがそれがなかったとしたら、おそらく何かレベルを上げるための特効薬に近いものが使われている可能性があるってことだ。」

 

飾利に先日起きた事件の疑問についての考察を話す。すると飾利が自分のパソコンを出す。開いたのは、学園都市の都市伝説だった。

 

「実はここに、能力を上げるレベルアッパーというのがあるんですけど、リョウさんの言っていることが本当だとしたら、この都市伝説と言うのに当てはまるはずなんですよ。ただ、その物証がない上、都市伝説に過ぎないので、確証はありません。」

 

「そうですわ。いくらレベルアッパーがあるにしても、物証が抑えられなくては意味がありませんわね。まぁそれはそうとして、お話を聞きましたわよ。鉄パイプが投げられたそうですわね。だが私がお聞きしたいのはそうではなく、佐天さんに飛びついたみたいですわね?いったいどういう神経してますの?」

 

黒子が出てくる。そしてリョウに突拍子もないことを聞きつける。

 

「あれは安全のためにしたことなんだ!ああでもしなかったら死んでたところなんだぞ!」

 

「だからといって、もうちょっと考えられたはずではありませんの!?」

 

「黒子君だって、美琴君といちゃいちゃしているじゃないか!」

 

「あ、あれは美しいお姉さまとスキンシップの一環としてですね・・・!」

 

「ほう、常盤台の変態が、美しいお姉さまとスキンシップの一環だぁ?よく言うぜ。とびっきりゲスい映像にしか見えないけどなぁ~。」

 

「ぶ、侮辱するとは・・・覚悟なさいまし!」

 

「いてぇ!バカ!やめろ!!」

 

2人の見苦しい争いに困惑する飾利と美偉。実を言うと黒子は、美琴のことが好きなようで、同じ部屋になろうと他の生徒とトレードさせてしまったり、突拍子もないところで美琴に抱き着いたりと、変態と言わざるを得ないようなことをしてしまっている。美琴は黒子の考えて居ることが大体分かっているため、スルーをしている。急にくっつかれるなどして、少しうんざりをしているのだが、まずいことをすると黒子を利用してなんとか誤魔化すなどの少しゲスいことはしているようなのだが・・・

 

「そこで見苦しい争いをするなら、各自巡回に行ったらどうかしら?」

 

美偉がそこで割って入る。

 

リョウは美偉に言われ、一人で巡回をしている。さっきの行為が正しいというのに、黒子が理解をしていない。いや、それより黒子はもっとひどいのではないかと思ったのだった。

そんな巡回をしている時だった。何かを聞きつけたのだろうか?リョウの前に、常盤台の制服を着た2人の女子がやってきた。

 

「あの、もしかして冴羽リョウさんですか?」

 

話しかけたのは、少しベージュカラーをした女の子だった。横には黒髪ロングの女の子がいる。

ベージュカラーをした女の子は、湾内絹保。中学1年で、水泳部所属。レベル3で、能力は水流操作(ハイドロハンド)。水を自在に制御する能力だ。黒髪ロングの女子は、泡浮万彬。同じく中学1年で、水泳部所属。レベル3で、能力は流体反発(フロートダイヤル)で、周囲の浮力を自在に増減させることができる能力だ。

 

「噂はかねがね、レベル0でも実力的にはレベル5に匹敵する力をお持ちなんですね!一体どうやってその能力を身に着けたんですか!?」

 

「まぁ基本的には、自分で訓練を積み重ねることだな。俺はそういう能力開発は受けないで育ってきた人間だから。」

 

リョウに憧れる2人。そして2人はリョウにプレゼントを渡す。

 

「お会いできたらと思い、用意しました!」

 

「ありがとう。喜んで受け取るよ。」

 

2人と別れたリョウ。巡回を続ける。すると、女性の下着が道路に落ちているのを見て、かぶりつくリョウ!なんと等間隔においてあって、最後に向かった先は、柵川三丁目操車場。するとそこに、55人がかりの不良連中と思われる人物たちが、リョウの方に集まってくる。

 

「よう冴羽さんよ、俺らはおめぇを倒したくてこうやって誘ってやったんだ。」

 

幹部の頂点と思われる男がそういう。

 

「ほう。まぁ僕ちゃんを誘ってくれたのはうれしいけど、動き次第では覚悟してもらおうか。」

 

「ごちゃごちゃ言うのはそこまでだ!」

 

後ろから7人が襲ってくる!だがリョウは瞬間移動したかのように身のこなしで回避!まずは7人を成敗!そしてもう1人が出てきて、なんと重量のあるバス1台をリョウに向けて投げる!バスは大破したが、リョウは回避!だが1人の男はそれを計算内だとして、次にリョウがいるところに空洞をつくり、道路を崩落させた!リョウは落ちた!・・・かに見えたが、そこから這い上がり、1人を成敗!すると埒が明かないと思ったか、総動員で倒そうとする!するとその集団は、感電して気絶する!そこには、なんとLEVEL5の超電磁砲の能力の持ち主、御坂美琴がいた!

 

「まったく何やってんのよ。集団に対して一人で立ち向かおうなんて。」

 

「美琴君か。なんでここにいた?」

 

「今の現状を見たときに、あんただったらなんとかできると思ったけど、埒が明かなそうだから、私が代わりに成敗してあげたわ。」

 

「余計なことはしなくていい。」

 

「何よそれ?助けてあげた人に対してとる態度かしら?まぁいいわ。私と勝負しなさい。」

 

「しつこいな~。俺は18歳未満の子供とは付き合わないと言っているだろ?」

 

美琴のしつこさにリョウも呆れ果てる。

 

「だ~か~ら~!私は子供じゃないって言ってんでしょ!!何度も言わせんなやごらぁ!」

 

美琴が激高し、電撃を放つ。

 

「あんたが勝負するまでいつまでもついていくわよ。」

 

「わ~ったよ。そこまで言うなら、戦ってやる。」

 

夜の河川敷。リョウがここなら安全だと話し、いつでも来なとスタンバイをしていることを話す。すると美琴は、最初に電撃を放つ!リョウは高くジャンプし、感電を回避する!美琴はこれがだめだとして、次の手を打つ。それは、砂鉄の剣だ。だがこれはただの砂鉄の剣ではない。チェーンソーのように細かく震えているため、触れたら出血する可能性が大きい。リョウは回避し続け、様子を見る。そして、パイソン357マグナムを取り出し、一発発射!すると銃弾は美琴の持っている砂鉄の剣の持ち手の部分を撃ち抜いた!すると砂鉄の剣は強制的に砂鉄に戻った!すると美琴は、風に乗った砂鉄を宙に舞いあげる!

 

(砂鉄で攻撃か・・・とりあえずここは避けるか!!)

 

砂鉄の中から出てきたリョウ。だがここで誤算が!美琴に後ろをつかれ、右手を握られる!電流を流される!と思った矢先、リョウはコンクリートで作った小さい輪のようなものを腕にはめていた!そのため、なんと電流は流されないで済んだ!そして手を外し、今度は美琴の後ろに回り込み、美琴の頭を鎖錠し、ヘッドロックをした!実は、頭蓋骨には継ぎ目の中心部分があり、そこに圧力をかけることで、ロックをさせられるのだ!美琴に強い痛みが走る!だがリョウはすぐに圧力をかけて離す。

 

「いくらなんでも、LEVEL5とはいえこの程度か。次はもうちょっと能力開発を受けるべきだな。」

 

そういい、リョウは去っていく。納得いかない美琴は、また電撃を放つ!リョウは危険を感じ、今度は走って逃げる!

 

「これで倒れたと思ったら大間違いよ!もう一度勝負しなさい!!」

 

「しつこいな~!かまってちゃんは嫌われるぞ!」

 

「うるさいわね!とにかく勝負しなさいと言われたらしなさい!」

 

逃走劇が続く。




まだまだリョウに挑戦を仕掛けてくる人物たちがいる。そんなことはもう分かっているリョウ。だがリョウは倒した人物たちから、あるものが次々と見つかってきた。これはもしかして・・・!

次回 都市伝説は誠か!?ついに発見したリョウ!


お待たせいたしました。かなり更新期間空いてしまって誠に申し訳ございません。かなり多忙な日々を送っている関係で、こちらにちょっとしか手をつけられない事態が起きてしまいました。
楽しみにしていた方、お待たせいたしまして、誠に申し訳ございませんでした。
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