とある学園都市の市街狩猟(シティーハンター)   作:KBS滝原

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飾利から都市伝説を教えてもらったリョウ。その中にはレベルアッパーという項目が入っていた。だがリョウは、都市伝説が本当ではないのかと疑うぐらいのものを見つけてしまうのだった!


第6話 都市伝説は誠か!?ついに発見したリョウ!

第七学区のファミレス。そこにはリョウ、美琴、黒子、飾利、涙子の5人がいた。リョウは普通に座っているのだが、美琴たち4人は黒いシートの中に入っていた。中では、都市伝説と思われる話がされていた。

 

涙子が話を切り出す。

 

これは、先輩の友達の彼氏が、実際に見たという話だ。ある蒸し暑い夏の夜、その彼氏さんが、人気のない公園を通りかかった時のこと、ある女性に、駅までの道を尋ねられた。その彼氏が、快く道順を説明していると、どこかうつらな女性が、ふわーっと手を挙げ、突然がばーっと、

 

ブラウスを脱いだという話だ。

 

涙子がその話をしていたが、雰囲気が破壊された。

 

「って、全然怖くないじゃん!!」

 

起き上がったと同時に叫ぶ美琴。黒子もオチを聞いていて呆れてしまった。涙子は実際遭遇したら怖くないのかと言わんばかりに脱ぎ女の話をするが、美琴は怖くない上にそれはむしろ変質者ではないのかと指摘してしまう。涙子はリョウに聞くが、

 

「僕ちゃん都市伝説なんてのに興味ないからね~。そもそもそんな人物がいたら会ってみたいもんだな。」

 

と否定。だが学園都市では形を変えて噂になっている都市伝説もあるのだとか。風車の回り方が変わると町に異変が起きるとか、レベルを即上げるレベルアッパーだとか、聞いていても黒子は興味を示さない・・・のだが、美琴はあることに気が付いた。それは、どんな能力も効かない能力。美琴にはそれと一致しそうな、というか心当たりのありすぎる人が一人いたのだった。だがこの都市伝説には、リョウのことを書いていると思われる項目も見つかっている。

 

「東京都新宿区から転移してきた転移元のエリア一強い男」

 

リョウはそれに目が留まった。東京都新宿区から転移してきた転移元のエリア一強い男、つまりこれは、シティーハンター冴羽リョウのことを指しているようだ。

 

その時、

 

「リョウさんだって、あの常盤台狩りの事件のことを話した時、都市伝説を信じるようなことを言ってきたじゃないですか。」

 

飾利が言う。

 

「あれは何か使った可能性があるかもということで、飾利君に聞いたまでなんだけどな~。」

 

美琴はコンビニに寄った。雑誌を立ち読みしている。美琴は頭の中で以前に起きたことを思い出している。それは美琴が深夜、チンピラに絡まれている時だった。そこに頭がツンツンした高校生がやってくる。上条当麻。LEVEL0の高校生なのだが、実は右手には異能の力が込められている。それは、幻想殺し(イマジンブレイカー)だ。右手でどんな能力も打ち消してしまうという。だがそれが仇となり、不幸な人生しか遅れていないという事態も起こっている。

当麻が美琴を連れ出そうとしているが、美琴が誰だと言ってしまったため、兄妹のふりして助け出す作戦が破綻してしまったのだ。そこで当麻は、チンピラたちに説教をする作戦に出た。感心する美琴・・・だったが、当麻のある一言で、美琴の堪忍袋の緒が切れてしまう。

 

「見りゃ分かるだろ!まだガキじゃないか!」

 

なんと、ガキと言われてしまった。当麻がフォローするつもりが、逆に小馬鹿にしてしまうという事態に。怒りのボルテージが上がる美琴。体中に電気が帯びる!

 

「私が一番うざいのは、お前だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

高電圧放電!周囲にいたチンピラたちは感電してしまい、全員気絶してしまう。だが当麻は右手のイマジンブレイカーにより感電を免れた。

それを美琴は、なんで当麻に効かないのかが疑問になっている。

 

一方、リョウは立体通路を歩いていた。今日は公休のため、定番のモッコリ美女探しにでかけたのだった。すると、高校生と女性が何かを話している。

 

「何か目印になるようなものはありませんでしたか?」

 

「確か、目の前に横断歩道があったな。」

 

「横断歩道じゃ、目印とは・・・」

 

女性に目が行ったリョウ。

 

「ひゃっほー!モッコリ美女発見!失礼ですが、私と一緒にドライブ行きませんか?」

 

「できればそうしたいのだが、あいにく自分の車を止めた場所が分からなくてな・・・。」

 

「なんと!それは緊急事態ですな。すぐ探しましょう!」

 

当麻はリョウの姿を見て、驚いた。

 

「あ!実力的LEVEL5の冴羽リョウだ!」

 

だがその時、美琴が付近にいた。当麻を呼ぶと、当麻が美琴をビリビリ中学生!と呼ぶ。

 

「ビリビリじゃない!御坂美琴!今日と言う今日は私と勝負してもらうわ!」

 

と当麻に挑戦をするのだが、その時女性はあまりの暑さにワイシャツを脱いでしまう。なんとブラウスだけだったのだ!そしてなんとそれを見たリョウは、飛び込んでしまう!それを見ていた美琴は怒りのボルテージが上がってしまう。

 

「いい歳した男が飛び込んでんじゃないぞゴラァ!!」

 

放電させてしまう。当麻は逃げた。そしてリョウが女性と一緒にいると、なんと周囲の視線がきつくなってしまう。

 

「きゃあ!変態よ!」

 

「女の人が襲われてるわ!」

 

そんな声が飛び交っている。とにかく場を移そうとする2人。

 

テーブルで待っているリョウと美琴。

 

「リョウさんさ、何よあの人?急に脱ぎだして。」

 

「俺だって知らないよ。突然すぎて俺も何も言えなかったし!」

 

「だからといって飛び込むあんたもあんたよ!反省しなさい。」

 

中学二年生に圧倒されるリョウ。だが脳裏を過ぎったのは、ファミレスで話していた都市伝説の事だった。何を隠そう、突然脱ぎだす脱ぎ女。だが美琴はそんなのはないないと否定する。その時、美琴の携帯に、一本の着信が入る。

 

「もしもし。」

 

「お姉さま?今どちらにいますの?これから初春とお茶しに行きますけど、お姉さまも来られますの?」

 

黒子からの誘いだった。だが美琴はそれが少し変わった事態に巻き込まれていると話す。黒子は耳を疑った。

 

「突然服を脱ぎだした!?」

 

黒子の驚愕した声に、涙子が便乗する。それはやはり都市伝説の脱ぎ女であったからだ。飾利も便乗する。黒子がやめよと話すが、興奮した2人は落ち着きそうにない。その声を聞いていたリョウと美琴。美琴の携帯を取り上げる。

 

「あのな、君たちは誤解していると思うが、いくら変わった人でも別にないとは思うが。」

 

と言ったその時だった!

 

「変わっているというのは、私の事かな?」

 

怖い表情で突然現れた女。2人はびっくりし、思わず電話を切ってしまう。

そんなことはないと否定する2人。美琴に携帯を返した時、また着信がなる。それを切る美琴。

 

「つながりませんの。というか、なんでリョウさんがお姉さまと一緒にいるんですの?」

 

黒子が疑問に思う。

 

「やばいんじゃないんですかぁ?」

 

涙子が話す。

 

「探しに行った方がいいんじゃないんですか?」

 

飾利も警鐘を鳴らす。だが、

 

「都市伝説を信じるなんて、おバカさんですわよ。それに、あの御方がいるのですから、何かあっても2人は自身で対処しますわよ。」

 

黒子は否定し、2人なら何とかするはず!そう信じていた。

 

そして美琴とリョウは、女性と一緒に座って雑談していた。持ってきたのは熱いカレースープだった。すると、女性はこう言った。

 

「熱い時には温かい飲み物がいいのだよ。それにカレーのスパイスには疲労回復を促進する効果がある。」

 

そう言う女性。だが美琴は賛同するも、暑い日にはやはり冷たい飲み物だろうと話す。すると、

 

「そういえば名前聞いてなかったな。」

 

リョウが言うと、女性は気づく。名前は木山春生。大脳生理学で主にAIM拡散力場を研究している。リョウには分からない名前だ。

 

「知らないのかい?」

 

「あ、実はリョウさんって、学園都市に来たばかりなんですよ。そりゃ知ってるはずがないですよ。」

 

そういう美琴。AIM拡散力場というのは、能力者が無自覚に発散している微弱な力であり、人間の視覚や味覚、嗅覚や触覚、聴覚の五感では感じ取れないため、それを計測する機械を使わないと観測できないほどの弱い力だ。ということは、ごくを数回言わないといけないくらいのかなりどころではない弱い力ということだろう。リョウは言う。

 

「僕ちゃん勉強苦手だからそういうのはさっぱり理解できな~い。」

 

リョウはそれを捨てるような発言をした。

 

「それにしても、さっき学園都市に来たばかりと言っていたな。元々はどこにいたんだ?」

 

ここでまさかの質問が来てしまった。この学園都市には、東京の大都会、新宿という地名がないのだ。それを忘れてしまっていたリョウ。どうするか?

 

「実は、埼玉県の山間部に住んでいました。」

 

なんとか誤魔化すリョウ。

 

「ほう。ということは、埼玉県の大河原町とかあのあたりに住んでたってことか。」

 

聞いたことがない街に困惑するリョウ。なんとか誤魔化そうと質問攻めをする。

 

「さっき、AIM拡散力場と言ったけど、それの研究をしているという事は、もしかして学者さんということかな?」

 

「そうだ。私はそれを応用する研究をしているんだよ。」

 

すると美琴はこれに気づいたのか、能力について詳しいと判断。それは気になっていた、都市伝説でも出ていたどんな能力も効かない能力なんて言うのがあるのかということだった。それについて当該人物といったら、やはり上条当麻だろう。それを質問すると、

 

「能力と言っても色々あるからなぁ。例えばどんな力が効かないんだい?」

 

春生が聞くと、美琴は、高レベルの電撃を発しても効かないというものを一例にあげた。それを聞き、春生は、避雷針のようなものを発生させ、電撃を逸らせる能力があるのではないかと一つ考察を立てた。しかし美琴はそれとは違ったものであると話す。すると逆に春生は、それは美琴の知り合いなのかと問う。美琴はそう聞かれ、都市伝説だといってその場を乗り切る。

 

「また都市伝説か?最近の若い者はそれに熱中し過ぎてばっかじゃないか。」

 

「いいじゃないの!いくら都市伝説を信じない私でも気になることは気になるの!」

 

リョウと美琴の口論が発生した。それをほほえましく見ている春生。仲がいいんだなと横から入る。

 

「別に仲がいいわけではないですよ!」

 

「そうそう、都市伝説を信じるなんてよっぽどお子ちゃまな人なんだからな~。」

 

リョウの発言にカチンと来た美琴。するとその時、春生の横をアイスクリームを持ちながら走っていた2人の子供。男の子がつまずき、アイスクリームがスカートについてしまった。あっ、これはやっちゃったなと気づく2人。男の子は謝る。春生は大丈夫だと言い、何とその場で脱いでしまう。それに興奮するリョウ。

 

「わーお!大チャーーンス!」

 

と言って飛びかかろうとした瞬間、美琴の電撃で落ちてしまうリョウ。

 

「本当に学習能力のない人ね!!」

 

リョウは黒焦げになってしまった。

 

一方、喫茶店では、黒子、飾利と、涙子がお茶をしていた。黒子が美琴に幾度も電話を掛けるが、つながらない。

 

「お姉さま、まだつながりませんの。」

 

すると涙子は、まだあの脱ぎ女の都市伝説を話している。黒子は聞き飽きてそんな与太話をするなと言う。それに、美琴は常盤台のエースである上に、リョウもいるから最強であること間違いなしだと断言する。

能力的なLEVEL5と、実力的なLEVEL5。この2人の力が互いに作用すれば、力はとんでもないものになるのだ。すると飾利は、脱ぎ女について書かれたサイトを見つけた。それを見ると涙子は、ぬあっ!と声をあげて驚いてしまう。

 

「白井さん。脱ぎ女に遭遇した人は、最後に叫び声を残して、連絡が取れなくなるって・・・(泣)」

 

しつこい都市伝説に黒子も呆れ果てる。だが涙子はもっと恐ろしいことが脳裏を過ぎる。なんと脱ぎ女は伝染してしまうとのことだ。正確に言うと、脱ぎ女に遭遇した人がその呪いで、なんと自らも脱ぎ女になってしまうということだ!飾利はまさかという考えが過ぎってしまう!そして美琴を尊敬している黒子までもが、まさかの都市伝説に引きずり降ろされてしまった!机上に頭を打ち付ける黒子!そして飾利にその呪いを解く方法を調べよと話す!涙子は都市伝説だからとなんと開き直った。自分が都市伝説信じておいてなんだその開きっぷりは。しかも黒子をも信じさせてしまってるじゃないか。

 

一方、公衆トイレでは、美琴が春生のスカートを乾かしていた。春生は美琴に悪いねと一言陳謝。美琴は乗り掛かった舟だから別に気に留めることではないと話す。スカートを乾いたことを認め、扉上からスカートを渡す。春生が思い出したのか、彼にもお礼を言っておいてくれと話す。誰の事かと話すと、当麻と、リョウのことだった。

 

「途方に暮れていた私に声をかけてくれたのだよ。」と話す。

だがそれはかっこつけだと話す。更にリョウについても。

 

「元々はスイーパーをやっていたみたいですよ。それで私たちジャッジメントとはけた違いの経験をしているみたいですよ。ちょっと女の人に弱く、飛びかかる癖がついてしまっているみたいですけどね。なんてったって、パイソン357マグナムを持って、相手を撃ち抜くみたいですけど。」

 

すると春生は、仲がいいんだな。と話す。すると女の子が本当は好きなのに素直になれない、ツンデレみたいなことを言おうとしているみたいだが、ツンダラ?言葉に詰まってしまう。美琴の怒りのボルテージが上がり、大電流を放電してしまう始末。すると警報音が鳴ってしまう。

 

「おせぇな。」

 

リョウが言う。だが美琴はリョウをも巻き込み、そそくさと逃げ込む。

 

ようやく自分の止めた駐車場に来れた3人。

 

「おたくは、結構いい車持ってるじゃないか。ランボルギーニガヤルド。それを忘れるなんてのは、いくら学者でもないぜ。」

 

そういうリョウ。春生はそれを聞いて少し笑う。何かあったらいつでも来なさいと言って去っていく。




明けましておめでとうございます。職業柄、多忙を極めてしまっているため、投稿できず誠に申し訳ございませんでした。でも完成させるまではあきらめませんので、どうか最後までよろしくお願いします。



学園都市を散歩していたリョウ。しかしその途中で上から女性がリョウの頭上に落下!すると背後から何か追ってきた人物が!果たして女性は何で逃げ出したのか!?そして女性が持っていたあるものとは何か!?

次回
危険物取扱いは慎重に!恐ろしい野望を断ち切れ!
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