ソードアート・ベリアル   作:競馬好き

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護衛

「俺様になんのようだ」

俺様は今、キリトに呼ばれてこの前剣を強化した鍛冶屋のところに来ている。

「いやぁ、俺さ今日用事があってね、リズの護衛をかわりにしてくれないかなぁって」

「用事つってもアスナとのデートだろうが」

「ちょっと、今のどういうことよ」

「い、いやぁ、そ、それじゃあ、あと頼んだベリアル!!」

「チッ!めんどくせぇ」

俺様は腰からギガバトルナイザーを取り出し、歩き出す。

「おい、行くんじゃねぇのか?」

「え?やってくれるの?」

「この前いいもん作ってくれたからなぁ、まぁやってやる」

「ありがとう!それじゃあ最初はここに行くわ」

「わかった」

俺様とリズベットは転移結晶で52階層へ向かった。

 

 

「んで、ここのどこへ向かうんだ?」

「ここの山岳地帯よ、ここには希少な鉱石が多いのよ、護衛、頼んだわよ」

「ハッ!」

何が護衛頼んだわよだ、俺様が52層のモンスターに負けるわけがねぇ。俺様はベリアロクを背中にセットし、リズベットの後を歩き出す。ギガバトルナイザーのなかでは怪獣どもが外に出せと騒いでやがる。

「うるせぇぞテメぇら!!」

「え?どうかしたの?」

「あ?この中に入ってやがる怪獣どもがうるせぇんだ」

「へぇーそれ怪獣っていうの入ってるんだ」

「ああ、別の宇宙でコイツで色々と悪さをやっていた」

「へぇー、どんなことしてたの?あたし気になる」

「胸糞わりぃ話ばかりだぞ」

「いいから、暇潰しにはなるでしょ?」

「わかったよ」

俺様はアイツと始めて対決した時のことを話し始めた。

「あれはまだ、俺様が光の国にしたときのことだ」

 

俺様は目的地につくまで俺様がやってきたことを話した。俺様がプラズマスパークを奪い、怪獣軍団を復活させて全宙を支配しようとしたことや、銀河皇帝となり一つの宇宙を支配したこと、怨念となり生き続け、ある鎧にとり憑き、ライバルの体を乗っ取り、俺様の中で仲間達を殺されていくところを見せたり。さらに、この世界とは違う別の世界にあるマルチバース世界の一つを一度破壊したり、その世界で息子を育て、最後は息子に俺様の悲しみと憎しみ、そして俺様の心の奥底にあった物を引き出してくれたあと、俺様を永遠の眠りにつかせようとしてくれたことなどを話した。

「あんたすごいことをやってきたのね、でも、息子はいい人みたいね」

「ああ、俺様の闇を受け入れ、それを己の信じる正義のために戦っている、俺様なんかよりよっぽどすごいやつだ」

「誇りに思ってるの?」

「いや、だが、アイツのことは信じられる。どんな困難にも立ち向かい、運命を変えてきたのだからなぁ」

「そっ、あ、もうそろそろよ」

俺様は話すのに夢中になっていたため、周りが岩に囲まれていることに気がついていなかったが、すでに山に入り、目的地についていたようだ。

「んで、なにをとるんだ?」

「オリハルコンよ、まさかこのゲームにファンタジー鉱石があったなんてねぇ、これでどんな武器が出きるか試してみたくてねぇ」

「そうかよ」

俺様はそういうのに興味ないんでね。さて、モンスターが出るまで寝てるとするか。

「おい、取り終わるかモンスター出たら起こせ」

「まさか寝るってんじゃないでしょうねぇ」

「あ?悪いか?」

「はぁ、まぁいいわ好きにしてて」

リズベットがそう言ったので好きにさせてもらうとするか。

 

リズベットサイド

今日はキリトの代わりにベリアルさんが私の護衛をしてくれている。まさかやってくれるとは思ってなかったけどね。そういえば、ベリアルさんって本当に宇宙人なのね~。過去にやってきたことが想像を越えてたわ。あ!見っけ。

「よいしょっと」

いい感じねぇ、さっすがマスタースミスねぇーって、あたしのことなんだけどね。よし!次々ぃ~。あたしはあちこち歩き回り、オリハルコンを取っていった。

「さぁーて、ここで終わりにしようかしらねぇ~」

あたしは最後のオリハルコンを取り始める。

「よしっ!さて、帰りますかねぇ~」

あたしがベリアルをお越しに行こうと振り返ろうとすると、黒い影があたしを包み込んだ。振り向くと、攻撃しようとしている。巨大なモンスターがいた。

「え?」

あたしは何が起きているのかわからず、その場に立ち尽くしてしまった。そのせいであたしは逃げることが出来なかった。モンスターは振り上げた爪をこちらへ振り下ろしてくる。あたしは眼をつむった。

あたし、死ぬのかな?

そう思いながらにあたしは攻撃の衝撃が来るのを待った。しかし、一向に来なかった。その代わりにあたしを何かが包み込む感覚があった。眼を開けてみると、苦悶の声をあげるベリアルがあたしを庇うようにあたしに覆い被さっていた。

「ベリアルさんっ!?」

ベリアルさんのHPはわずかしか残ってなく、次の攻撃を受ければ死んでしまうくらいだった。すると、モンスターはまた爪を振り上げていた。

「ベリアルさん!!退いて!!あたしはいいから!!」

「はっ!護衛される側がなに言ってやがる」

「でも!!」

一向に退こうとせず、そのままあたしを庇うようにしているベリアルさん。すでにモンスターは爪を振り下ろしてきている。あたしはまた眼をつむり、ベリアルさんに掴まった。すると、ガギィン!!という何かがなにかを弾く音がした。

「よくやったゼットン」

すると、ベリアルさんはあたしから離れていく。モンスターの方を見ると黒い何かが立っており、バリアを放っていた。

「戻っておけ」

ベリアルさんがそう言うとそのモンスターは光となりギガバトルナイザーに戻っていった。

「さぁて、お前なら俺様を楽しませてくれそうだなぁ」

そう言ってベリアルさんはモンスターに飛び出していった。ベリアルさんは怒涛の攻撃でモンスターをあっという間に倒してしまった。

「なんだこんなもんか、おい!もう終わったのか?」

「え、ええ」

「なら戻るぞ」

「わ、わかったわ」

その背中は、とても頼もしく見えた。乱暴ながらも優しいベリアルさん。あたしの心はその時から彼を見ると暖かい気持ちで一杯になる。たぶんキリトとアスナの関係を見て、気持ちが沈んでいた時に彼と出会ったからでしょうね。

ガチャ。

今日も赤と黒の装備を着た彼が来た。

「おい、コイツを鍛えろ、金と素材はなんとかなる、頼んだぞ」

「ええ!もちろんよ!!」

今日もあたしは彼を思っている。言っておくけど、あたしは軽い女じゃないからね。

 

 




リズの仕打ちがかわいそうで結局ヒロインの一人にしました。アンケートのリズは消しておきます。

ゴジラと戦わせる?それとも共闘?

  • 戦わせる
  • 共闘
  • 陛下の意のままに
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