リアル
「たでぇま」
「っ!?ベリアル!!」
俺様がアインクラッドから戻ると、詩乃が抱きついてきた。
「おかえり、ベリアル!!」
「おう、戻ったぜ」
「クリアしたの?」
「ああ、してきてやったぜ」
「そっか、楽しかった?」
「まぁな」
俺様はアインクラッドに行く前にいつも座っていた場所に座った。
「はい、大好きな唐揚げ」
「ありがとよ」
俺様は差し出された唐揚げを手に取り食べ始める。
「やはり、お前のが一番うめぇな」
「ありがとう」
少しずつだが、実感がわいてきた。
「終わったんだなぁ」
「ふふ、そうよ、終わったのよ、ベリアル、お疲れ様」
そして俺様はこの世界でのいつも通りの生活に戻った。
「つまらんなぁ」
「それがいいんでしょ、ほら、そこどいて」
「へいへい」
SAOをクリアしたらしたでつまらなくなった。
「久しぶりに散歩にでも行ってみるか」
「そう、ならこれ買ってきてくれない?」
「わかった」
俺様は詩乃からメモを受けとり、外出した。SAOをクリアしてから2ヶ月が立った。その間に俺様は、菊岡にSAOのクリアを報告し、キリトやアスナ、リズなどの顔見知りの奴らが入院しているところを聞いた。キリトやリズは、目を覚ましたらしいが、アスナだけが、未だに目を覚ましていなかった。俺様との融合のせいかと思ったが、別の理由があるらしい。調べてみるか。
「そういや、明日キリトに呼び出されてたな」
政府からの報酬で買ったスマホ。料金はちゃんと俺様が払ってる。働き口は科学特捜隊、通称科特隊だ。この世界にもウルトラマンは来ていたらしく、俺様が本物のウルトラマンと知ったときは質問の嵐に見舞われた。俺の役目は、犯罪行為に走る宇宙人の殲滅。報酬も高いので引き受けた。
「にしてもこんなもん送ってくるとはなぁ」
科特隊が作った特殊スーツ、ULTRAMAN。こんなもんつけなくても戦えるんだがなぁ。
「さて、買い物も済んでるし、帰るとするかね」
『ベリアル君!急で済まないが出てくれないか?』
「あ?なんだ井手のジジィ、こっちは夕食なんだよ」
『そうだったのか、すまない、だが緊急事態なんでね、頼めるかな?』
「チッ!報酬は弾んでもらうぞ」
『もちろんだ、それではここに行ってくれないか?諸星君では倒せなくてね』
「相手はなんだ?」
『ゼットンだよ、まさかこんなのまで持ち込まれているとは思わなかったよ』
「そうかよ、じゃ、行くとするかね、井手のジジィ、俺様は契約通り好きにやらせてもらう、諸星だかなんだか知らないが文句は言わせねぇぞ」
『わかってる、頼んだよ』
井手との通信が切れる。
「さて、着替えるか」
俺様は腕を真上に振り上げる。すると、体が光で包まれて、アーマーが装着されていく。
「ジェアッ!!」
俺様は指定された場所へ飛んでいく。詩乃には連絡を入れ、遅くなることを伝える。
お!あそこかぁ~。バチバチやってんなぁ。激しい光が漏れだしている場所へ降り立つと、スーツの所々がひしゃげた諸星、もとい、セブンがいた。
「よう、みっともねぇ格好だなぁ」
「うるさいぞベリアル、そんなこと言ってる暇があったら戦え」
クールに言ってくるセブン。
「お前が言ってんじゃねぇぞ、三下が」
俺様はこちらの世界で変異したゼットンに向かっていく。ん?コイツ、ゼットンはゼットンだが、なにかと混じってるなぁ。ところどころに赤い鱗が生えているゼットンは、顔の側頭部に生えた嘴のようなものから炎を吐いてきた。
「この感じ、お前、パンドンと混じってるな?言うなればゼッパンドンか?」
俺様はギガバトルナイザーをゼッパンドンにかざし、捕獲を試みる。こんな面白そうな怪獣、捕まえておかねぇとそんだろ。ゼッパンドンは光のカードとなり、ギガバトルナイザーに吸い込まれていった。レイブラッドの血の効果で捕まえることが出来たようだ。
「終わったから帰らせてもらうぞ」
「ああ、わかっているそういう契約だからな」
セブンと別れ、俺様は家に帰った。
「おかえり、ベリアル」
「たでぇま」
これが俺様の地球での生活だ。
_____________________
怪獣紹介
融合宇宙恐竜 ゼッパンドン
宇宙人の遺伝子操作で作られたハイブリッド怪獣。通常のゼットンよりも火球の火力も上がっており、現科特隊の戦力でベリアル以外のものがこの怪獣と戦うのは無謀だ。
ゴジラと戦わせる?それとも共闘?
-
戦わせる
-
共闘
-
陛下の意のままに