ソードアート・ベリアル   作:競馬好き

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ALO

俺様は今、ある喫茶店に来ている。店主はSAO内でも店をやっていたエギルだ。

「よう」

「来たかベリアル」

「遅いぞ」

「うるせぇエギル、んで、ここに呼んだ用件はなんだ?」

エギルに聞くと、一個のゲームを取り出してきた。

「アルヴヘイム・オンライン、ナーブギアと同時発売されたアミュスフィアの新しいモデルのアミュスフィアNeoのMMOだ」

「SAOと同じ、VRMMOか」

「何でも、妖精の国って意味を持った名前らしいぞ」

「妖精の国ねぇ」

「まったり系か?」

「いや、そうでもないらしい」

コーヒーを俺様に出しながらゲームの性質を話し始める。

「スキル制、プレイヤースキル重視、PK推奨」

「スキル制?」

なんだそりゃ?

「いわゆるレベルがないらしい、各種スキルが反復仕様で上昇するだけで、戦闘はプレイヤーの運動能力に依存する」

「そりゃハードだ」

俺様がやれば無双もいいとこだな。

「ソードスキルなし、魔法ありのSAOってところだな」

「ベリアルは楽勝だな」

「そうだろうな、あれだろ、科特隊のバイト始めたんだよな?」

「まぁな」

正確には戦闘員の仕事を引き受けたんだけどな。

「んで、話を戻すが、今コイツが大人気なんだとよ、理由は飛べるからだそうだ」

「「飛べる?」」

「妖精だから羽根がある。フライトエンジンというものを搭載していて、慣れると自由に飛びまわれるそうだ」

「へぇー、どうやって制御するんだ?」

「さぁな、だが相当難しいらしい」

「そりゃそうさ、人間には存在しない羽根を操るんだ、背中の筋肉を動かすのかな?」

「んんっ!」

本題からずれてるぞキリト。

「んで、その大人気ゲームがアスナとどんな関係があるんだよ?」

すると、エギルが一枚の写真を出した。そこにはアスナに似た人が写っていた。そう来たか、こりゃ面白くなりそうだ。

「どう思う?」

「似ている、アスナに」

「やっぱりそう思うか」

「早く教えてくれ!これはどこなんだ!!」

「ゲームの中だよ、アルヴヘイム・オンラインの」

「なっ!?」

アイツはまだゲームの中に取り残されてるって訳か。

「世界樹というそうだ、この樹の上に城があってな、プレイヤーは九つの種族にわかれ、どの種族が先にたどりつけるか、勝負していると」

「飛んでいけばいいじゃないか」

そうだ、飛べんなら飛んでいきゃいい。

「何でも滞空時間ってのがあって、無限には飛べないらしい。てだ、体格順に四人のプレイヤーが肩車してロケット式に飛んでみた」

「なるほどね、バカだけど頭いいな」

「それでも世界樹の最初の枝にも届かなかったが、何枚かの写真を撮った。その一枚に奇妙なものが写っていた」

「鳥かご?何でこんなもんが世界樹に引っ付いてんだ?」

「その鳥かごを、解像度ギリギリまで引き伸ばしたのが、これだ」

ということは、あの野郎は何らかの経路をたどってこのゲーム内に入れられ、監禁されてる可能性があるわけか。

「でも、何でこんなところにアスナが?っ!?レクト、プログレス!」

まためんどくさいことになりそうだな。

「エギル、このソフト、貰ってってもいいか?」

「構わんが、行く気なのか?」

「この目で確かめる」

「なら俺様もいってやる」

「ありがとうベリアル」

「身体能力重視のこのゲームなら俺様は最強だ、用心棒として扱え」

「了解だ」

キリトは、荷物をまとめた後、エギルに向かってこんなことをいった。

「死んでもいいゲームなんて、温すぎるぜ」

エギルはなんとも言えねぇ顔をした。

「テメぇは、SAOに毒されたな」

キリトはコーヒーを飲み干すと、鞄を肩にかけた。

「ハードを買わないとな」

「ナーブギアで動くぞ」

「アミュスフィアNeoは、アミュスフィアとナーブギアの強化型だ」

「そりゃありがたい」

「俺様はそんなの関係ねぇがな」

「ふっ、助け出せよ、アスナを、そうしなきゃ、俺達の戦いは終わらねぇ」

そう言って、エギルは拳をつきだしてきた。

「ああ、いつかここで、オフをやろう」

キリトも拳をつきだし、ぶつけあわせた。俺様も一応やっておく。

 

 

 

俺様はその後、キリトについていった。

「ただいま」

「お、お兄ちゃん!?」

すると、縁側にいた女が口の中にあるもんを詰まらせた。

「なにやってんだ?」

水を取ろうとして手を伸ばすが、届かず、キリトに取って貰っていた。

「し、死ぬかと思った」

「そそかっしいやつだな、もっと落ち着いて食えよ」

すると、キリトも縁側に座り、女と話し始めた。

「スグ、ゆうべのこのだけど」

「う、うん」

「サンキューな」

「え?」

「スグのお陰で元気出たよ、俺、諦めない。それに、協力してくれる友達をいるしな」

そう言ってこちらを向いてくるキリト。俺様が友達ねぇー、昔の俺様からしたら、ありえねぇことだったよなぁ。

「へぇー、お兄ちゃんに友達かぁー、あの、お兄ちゃんをよろしくお願いします」

「へいへい、ほれ、やるんだろ?」

「おう、じゃ、後でな」

「うん」

元気のない声で返事をするスグと呼ばれた女。アイツは、鈍感なのか?それともバカなのか?

 

 

 

 

次回、陛下、ALOへ

 

 

 

ゴジラと戦わせる?それとも共闘?

  • 戦わせる
  • 共闘
  • 陛下の意のままに
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