リーファ達を途中で担ぎ上げ、一気に走り出す。大量の猿型モンスターが現れたが、デスシウムクローで一気に突破した。
「うわぁああああああああああ!!!」
「きゃあああああああああああ!!!」
外に飛び出し、二人を放り投げる。二人は羽をだし、なんとか飛び始める。
「寿命が縮んだわよ!」
「知るか」
俺様は半重力空間を発生させて空を飛ぶ。
「全くもう!あっ!」
でけぇなぁ、世界樹ってのは。
「あっ!領主会談の場所ってのは?」
「えっとねぇ、北西のあの山の向こうよ」
「残り時間は?」
「あと20分」
「間に合ってくれよ」
俺様達はスピードを上げて、領主会談場を目指す。
アルブヘイム・中立域・蝶の谷
「サラマンダー達より早くつけるか微妙だな」
「そうね、警告が間に合っても、領主だけをなんとか逃がせるか、揃って討ち死にかだと思うよ」
「そんなこと考えてんじゃねぇ、助けに行くんなら最善の結果だけを考えておけ」
俺様を倒していったアイツらもそうだったからなぁ。
「そうよね!ネガティブ考えないでポジティブに行かないと」
「プレイヤー反応です!前方に68人、これがおそらく、サラマンダーの強襲部隊です!」
ほう、そんなにいやがるのか、おもしれぇ、倒しがいがありそうだな。
「さらにその向こう側に14人、シルフ及びケットシーの会議出席者と思われます、双方が接触するまであと50秒です」
「間に合わなかったね」
「なに言ってんだ?諦めてんじゃねぇよ、諦めたらそこで終わっちまうだろうが」
「で、でも」
「諦めなければなんとかなる、それに俺様とキリトがいる」
「わかった、信じてるよ」
「任せておけ」
そうだ、アイツらは俺様がどんな力を使おうとも諦めなかった。だから俺様に勝てたんだからなぁ。見えてきたな。
「フアッ!!」
土煙をあげながら俺様とキリトはシルフ、ケットシー、サラマンダーの間に降り立つ。
「双方、剣を引け!!」
キリトがそう言い、槍を下げるサラマンダーの大軍。
「サクヤ」
「リーファ!?どうしてここに?」
「簡単には説明できないのよ、でも、ひとつ言えるのは、私たちの運命は彼ら次第ってことよ」
「なにがなにやら」
「指揮官に話がある」
キリトがそう言うと、難いの良い、髭が濃い男が現れた。キリトはそこに飛んでいく。
「おいキリト!戦闘になったらそいつは俺様が倒す!!」
「わかってるよ!」
はったりをかますキリト。よくやるぜ。リーファもなにを言ってるんだかわかってないようだ。
「護衛もいないやつが大使だというのか?」
「護衛ならあそこにいる」
俺様を差すキリト。まぁ、そう言う風に言ったしなぁ。
「たった二人、たいした装備も持たない貴様らを、にわかに信じるわけにはいかないなぁ」
剣を抜く男。俺様の出番か?
「俺の攻撃を30秒防げたら、貴様らを大使として認めてやろう」
「そんなんじゃ面白くねぇ!!」
「なに?」
「俺ら二人でお前ら全員叩きのめしてやるよ!ここ数日の戦闘は、歯応えがなくてなぁ」
「ほう、男に二言はないな?」
「当たり前だ三下が」
「よくしゃべる口だ」
俺様はライザーと、とある二つのカプセルを取り出しながら、キリトに話しかける。
「いけるよなぁ」
「もちろんだ」
「だよなぁ」
俺様は、アイテムストレージから剣を一本取り出す。
「お前、二刀流だったよなぁ、コイツ使っとけ」
「ありがとう」
さて、やるか。俺様はケイからもらったストムル丸薬を飲み、ストルム器官を俺様の体に取り付ける。
「行くぞ」
「ああ」
俺様はカプセルを起動させ、ホルスターにセットする。そしてライザーで読み込む。
『デモニックフュージョンアンリューシュ!』
ライザーから音声がなり、俺様の体が本来の姿へ変化する。
「え?あれって・・・」
「リーファ?」
「うそ、あの人が、あの人が二年前の・・・」
『ダークルギエル!エンペラ星人!ウルトラマンベリアル!!アトロシアス!!!』
「フアッ!!」
俺様は、一度、地球を絶望の縁に叩き落とした姿にフュージョンライズした。
「フハハハハハハハ」
「つ、強そうだなそれ」
「実際俺様のなかで最強の姿だ」
「アイツら、そんなにヤバイのか?」
「いいや、だが、ああいうやからは絶対なる力を見せてやったほうが大人しくなる」
「そうか、まぁ、行こうぜ!!」
「ああ」
俺様達はサラマンダーの大軍に突撃していき、剣とナイザーを振るう。
「オラオラオラ!!そんなもんかぁ!!!」
ベリアルジェノサンダーを放ち、大軍を一網打尽にしていく。
「す、すごい」
「当たり前です」
「え?」
「だってあの人は」
俺様はナイザーを一度しまい、腕を下でクロスし、頭上に上げた後、クロスを解き、顔の側面に持ってくる。両腕に闇のエネルギーが溜まり、それを十字に組む。
「アトロシアバースト!」
黒と赤の光線が放たれ、射線上のプレイヤーをすべてkillする。
「ウルトラマンなんですから」
光線を出し終わり、ナイザーを持つ。すると、先ほどの男がこちらに攻撃してきた。男が持っていた剣をナイザーで受け止めようとすると、それはナイザーをすり抜けてきた。
ガギィン!!
「ほう、いいもんもってんじゃねぇか」
「それを鎧で弾く貴様もなかなかやるな」
「フアッ!!」
ナイザーで吹き飛ばし、男に向き直る。吹き飛ばされた男も構え直し、にらみ会う。
「キリトなら、追い詰められただろうが」
コイツも、俺様の闘志を満たしてくれなさそうだ。
「相手が悪かったなぁ」
「なに?」
俺様は一瞬で男の目の前に移動し、吹き飛ばす。
「「「なっ!?」」」
「な、なんだあのスピードは!!」
速攻で潰してやる。
「オラオラオラオラオラオラ!!」
止まることのない連打を叩き込み、HPを削っていく。
「ぐっ!」
最後に、思いっきり吹き飛ばした後、ベリアルジェノサンダーの応用技で拘束し、動けなくする。
「終わりだ」
俺様は、先ほど撃った光線と同じ予備動作をして男に向けて光線を放った。男は赤い炎へと変化した。キリトも全軍倒し終わったようだなぁ。残ったのは数十人ってところか。
「見事!!」
「スゴーい!!Niceファイトだよー!!」
「やるじゃねぇか」
「スゲーなアイツ」
「俺も光線出せるかな?」
「無理だろ」
「だよなぁ」
俺様はフュージョンライズを解除して、通常のモードへと戻る。
「ベリアル!!」
「うおっ!?な、なんだテメぇ」
「ありがとう!!」
「ハッ!俺様は戦いたいやつと戦っただけだ、礼は要らねぇ」
俺様は人間態となり、椅子に座る。
「キリト君も、すごかったよ」
「ああ、ありがとう」
その後、サラマンダーとの抗争は回避され、丸く収まった。お次は、リーファの知り合いの問題か。
「なるほどな、シグルドの態度に苛立ちめいたものが潜んでいるのは、私も感じていた」
「苛立ち?なにに対して?」
「たぶん、彼には許せなかったんだろうなぁ、勢力的にサラマンダーの後塵を拝しているこの状況が」
「あ・・・」
「シグルドはパワー思考の男だからなぁ」
「いわゆる脳筋か」
「そうだ、キャラクターの数値、能力だけでなく、プレイヤーとしての権力も深く求めていた」
「でも、何でサラマンダーのスパイなんか」
「もうすぐ導入されるアップデート5.0の話は聞いているか?遂に転生システムが導入されるという噂の」
「あ!じゃあ」
「モーティマーに乗せられたんだろうなぁ、領主の首を出せば、サラマンダーに転生させてやると」
「それで、どうするの?サクヤ」
「うーん、ルー、確か闇魔法のスキル上げてたな?」
「うん」
「シグルドに月光鏡を頼む」
まぁ、自業自得だなぁ、そのシグルドってやつは。俺様にはもう関係ないがな。
「サクヤ」
「礼を言うよ、リーファ、君が救援に来てくれたことが嬉しい」
「私はなにもしてないもの、お礼ならこのキリト君とベリアルにお願い」
「そうだ、君たちは一体」
「ねぇ、君、スプリガンとウンディーネの大使ってほんとなの?」
「ん」
「あー・・・」
「んなもんはったりに決まってんじゃねぇか、んなもんねぇし、そもそも俺様達は昨日このゲームに初めてログインしたんからなぁ」
「「き、昨日!?」」
「うん、この二人、こう見えてバリバリの初心者なの」
「それにしても強すぎるんじゃないか?」
「まぁ、別ゲーでおんなじようなのやってたし」
「へぇー、なら君、ケットシー領で傭兵やらな~い?三食おやつに昼寝つきだよ~」
「うっ!」
「うえっ!」
「ならば、私はこちらを」
「テメぇ引っ付いてくんじゃねぇ気持ち悪い」
「あら、照れちゃって」
「照れてねぇ」
めんどくさい奴らだこいつらは。
「ちょちょっと!!ベリアルはあたしの、あ、あたしの・・・」
「なんだ?」
「え、えっと、あたしの・・・」
「おいキリト、行くぞ」
「お、おう」
「サクヤだったか?またどっかでなぁ」
「ああ、いずれまた会おう」
俺様はモゴモゴなにか言ってやがるリーファを担ぎ、飛ぼうとすると。
「キリト君、ベリアル」
「あ?」
「今日は本当にありがとう、私たちが討たれていたら、サラマンダーとの格差は決定的なものになっていただろう、なにか礼をしたいが」
「んなもん要らねぇよ、キリト要んねぇだろ?」
「ああ、お言葉は嬉しいが、気にしないでください」
「ねぇ、サクヤ、アリサさん、今度の同盟って、世界樹攻略のためなんでしょ?」
「ああ、まぁ究極的にはな」
「その攻略に、私たちも同行させてほしいの、それも、可能な限り早く」
「「ふむ」」
「同行は構わない、というより、こちらから頼みたいほどだよ、しかし、なぜそんなに急いでいる?」
「コイツを見たら、急ぐ理由もわかるだろ?」
俺様はサクヤとアリサにデータを送る。
「「なっ!?」」
「この会社はそんな非人道的なことをやっていたのか!!」
「これは急がないと不味いね」
「だからお願い!」
「ああ、もちろんだ」
「SAOの人達をこれ以上苦しませたくないからね」
「だが、攻略組全員の装備を整えるのに数週間はかかる」
「それに人も足りないよ」
「人なら俺様がなんとかできる」
「わかった、ならば、できるだけ人を集めて、攻略組を編成、よいわけだな」
「ああ」
「なら大丈夫だ、少しの間待っていてくれ」
「わかった、ありがとう、サクヤ」
「礼には及ばんよ、さぁ!領地に帰って準備をするぞ!!」
「決戦は明日だよぉ!!」
「あ、あと、これ、資金の足しにしてくれ」
「俺様もやる」
「あ、ああ、うお!?ん?っ!?さ、サクヤちゃん!これすごいよ」
「ん?なっ!?十万ユルドミスリル貨がこんなに!?いいのか?一等地に城が二軒立つぞ」
「いいんだ、俺にはもう必要ない」
「俺様も金には困っちゃいねぇからなぁ」
「これだけあればかなり目標金額に近づけると思うよ!!」
「準備ができしだい、連絡する」
「よろしく頼む」
その後、資金をもって、シルフとケットシーは領地に戻っていった。俺様達も、世界樹の根本にある街、アルンへ飛んでいった。
ゴジラと戦わせる?それとも共闘?
-
戦わせる
-
共闘
-
陛下の意のままに