ソードアート・ベリアル   作:競馬好き

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新たな力

ゼロとジード、俺様はこいつらの力を手に入れたのか。

 

「ジード、行くぞ」

「え、あ、わかった、父さん!!」

 

俺様とジードはレッキングリッパーやレッキングバーストでログアウトが遅れたプレイヤーに伸びる触手を破壊する。その後、オベイロン本体に攻撃を仕掛ける。だが、やはり内部への道を作ることができねぇ。

 

「ゼロ!てめぇもだ!!」

「言われなくてもやってやるよ!!」

 

スラッガーを放ち、俺様達に迫り来る触手を切り落としながら弱点をもとい内部への入り口になりそうな部分を探す。

 

「フッ!見つけたぁ~」

 

そこには小さな綻びが生まれていた。

この怪獣化は不完全だったってことかぁ。ハッ!やっぱ、人間の闇じゃあこの程度ってことだなぁ!!

 

「ジード、ゼロ、俺様がこの中に入る。外は頼んだぞ」

「へッ!言われなくても!!」

「任せてよ、父さん!」

 

俺様は闇のオーラを纏うと、オベイロンにある綻びに飛び込んだ。

 

 

 

 

オベイロンのなかは、闇が渦巻き、到底光の戦士が入り、無事に出てこれる場所ではなかった。

さらに、アスナの顔が至るところにあり、そのどれもが苦しんでいる顔のみが闇に写し出されていやがった。気持ちのわりぃ。須郷はどこまで歪めば気がすみやがる?

それを無視し、ギガバトルナイザーを担ぎ、先へ進んでいると、突如闇による襲撃を受けた。闇が現れた方向を見ると、憤怒の顔に歪んだ須郷がいた。

 

「我が聖域にノコノコと、何様のつもりだ!!」

「俺様は俺様だ、どこに入ろうが俺様の勝手だ」

「ハッ!まぁいい!!貴様を倒す算段はすでについている!」

 

そう言って、須郷は懐から黒いジードライザーを取り出した。

 

「てめぇが何でそいつを持ってる?」

「私はねぇ、君が思ってるよりも価値がある人間なんだ。科学特捜隊が作ったあのスーツ。あの開発に、私やあの憎き茅場も参加していてねぇ。科特隊の極秘ファイルへのアクセス権限も有しているんだよ。ある日、ウルトラマンが作ったアイテムの情報が記載されたファイルを発見した。そして私は!貴様らのような下等な者共に邪魔されることを想定して、このライザーをオベイロン専用アイテムとしてこのゲームに実装した!!この力で、貴様らを叩き潰し、アスナも手にいれ、会社を手にいれ、茅場を越えたことを証明して見せる!!」

「なに言ってんだてめぇ」

「あ?」

 

俺様はギガバトルナイザーを須郷に向け、このゲームの仕組み、そして俺様の武器が使えることを考慮すると、このゲームはSAOのコピーでしかねぇ。クッハァッハァッハァ!こいつは傑作だぁ!!

 

「お前の研究はすげぇが、このゲームはただのSAOの模造品だろうが。てめぇの研究も、あのゲームがなかったら、できなかったよなぁ」

「何が言いたい」

「ハッ!簡単だ!お前は何一つ茅場明彦に勝てちゃいねぇ。むしろ負けまんまの弱者だ。お前は、SAOのサーバーデータをコピーし、新しい設定を作っただけ、他に何をした?金の儲けのために研究をした?ハッ!言っとくけどなぁ。あんな研究、場所と時間と基礎知識さえあれば誰でもできる!お前はただSAOのユーザーを誘拐し、サーバーデータとゲーム性を盗んだ泥棒の王なんだよ!!」

「貴様ぁああああ!!この私を侮辱するか!!」

「当たりめぇだ、言っとくけどなぁ、俺様は王なんてとっくの昔に越えてる」

「なに?王を越えているだと?GM権限もないお前がこの私を越えただと?」

「ああそうだ、俺様は、一度ひとつの宇宙を支配した銀河皇帝カイザーベリアルだ!こんなゲームひとつ支配したところで、お前じゃ俺様には勝てない。っと、いいところで、このサーバーのハッキングが終わった」

 

俺様の目の前にモニターが現れ、ゲームの設定を弄くれるようになった。

 

「それじゃあ、やりあおうぜ、ぶっ潰してやるからよぉ」

「いいだろう、お前が一度宇宙を支配したことがあったとしても、この世界でどれだけ無力なのかを教えてやろう。ヒャハハハハ!!」

 

須郷が取り出した未実装武器、エクスキャリバーと俺様が持つギガバトルナイザーがぶつかり合い、火花を散らす。最初のつばぜり合いはどちらも一歩も引かない互角のものであった。だが、戦闘経験の違いから、俺様が須郷を追い詰めていく。

 

「この世界でどれだけ無力なのかを教えてやるだぁ?お前の方が無力じゃねぇかよぉお!!」

「ブギゃッ!」

 

須郷を吹き飛ばし、馬乗りになると顔面に拳打をなん十発と叩き込む。そのうち、アバターのテクスチャに影響が出始め、ボコボコに歪んでいった。

 

「ぎゃめ、許して、ゆるじでぐだざぁい」

「研究対象とした元SAOユーザーが許しを請うたら研究をやめたか?ハッ!んなわけねぇよなぁ?だから、俺様もやめる気なんちゃねぇよ」

 

ある程度続け、俺様は満足し、闇の力で宙に浮かばせ身動きひとつとらなくさせると、俺様は両腕に闇の力を充填させると須郷に向かってこう言い、止めを差した。

 

「知ってたか?俺様達ウルトラマンっつうのは、どうやらてめぇみたいなやつにめっぽう強いらしいぞ?」

 

『ワイドレッキング光線』

 

腕をL字に組み、黄金の光線に赤黒い闇のエネルギーを纏わせたスペシウム光線を叩き込むと、気持ちの悪い悲鳴を上げて須郷はこの世界から追放された。

 

 

須郷が消えると、サイバー怪獣オベイロンはSAOと同じ光を出しながら消えていった。

 

「終わったぞ」

「ああ」

「お疲れ様、父さん」

「俺様は帰る、後始末はてめぇらがやれ」

 

そう言って俺様はゲームからログアウトした。

ゴジラと戦わせる?それとも共闘?

  • 戦わせる
  • 共闘
  • 陛下の意のままに
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