前川みくの邪魔があったがどうにか無事に開演することができた。
しかし、出演予定の五十嵐響子がいない。
なんと彼女は、卯月たちを排除したいと考える佐久間まゆによって洗脳された状態で現われたのだ!
凛と美穂が響子を追い詰めるが、あと少しで逃してしまう。
美穂が行動不能となり凛は卯月と合流。 未央はみくに助けを呼びに離脱。
すると凛と卯月のもとに、スタッフがやってくる。
そのスタッフは近くにあるギターで2人に襲いかかった!
何故?
五十嵐響子のスタンド解説もあります!
~スタンド名 『ラヴ・ハンバーグ』~
本体は五十嵐響子。
スタンドの身体は全体的に赤く、ハートのマークがいくつか付いている。
能力は触れた部分をぐちゃぐちゃのミンチにすること。
ただしこれで人を即死させるには頭や心臓に触る必要がある。
なお、ぐちゃぐちゃになっても痛みはなく、刃物で傷つけない限り出血もない。
応用で、自分の肉と皮膚を分離させて自分の身体(皮膚)をおとりにすることも可能。
当然その間本体は皮膚を剥がした状態である。 非常にグロい。
人間だけでなく、物体も対象である。
そのため固まったコンクリの上を歩いて凹ませることもできる。
響子を見かけたらそこらへんの壁に味わい深いうさぎを描いてもらおう。 立体化もできるかもしれない。
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「す、スタッフさんが襲ってきた!!」
「まさか凛ちゃん、あの人もリボンで操つられているのかな?」
「いや、その可能性は低い」
凛は振りかざされたギターをスタンドの拳で粉砕しながら答えた。
「あのスタッフはさっきは何ともなかった。 もし操られていたら襲う隙はいくらでもあった。」
「そしてもし、会場にリボンのスタンド使いがいて新しくリボンを刺して操ったのなら、もっと多くの人を操るはず。」
「あっ、そうか……」
凛達を襲ったスタッフは突然倒れた。
「!!」
場は急に静かになる。
実際は菜々と美穂(仁奈)のライブ中なので、騒がしいが卯月と凛のまわりには倒れたスタッフ以外誰もいない。
「!」
凛が出てきた扉が、急に閉まった。
「凛ちゃん……」
「わかってる。」
凛はそれに近づき、最大限警戒しながら扉を開けた。
そこにいたのは……
「美穂ちゃん!!」
足のない小日向美穂であった。
「え、じゃあステージ上にいるのは……誰……?」
卯月はステージ上の美穂を見た。
「二人とも、逃げて!!」
美穂の後ろには別のスタッフがいた。
「彼に触ると響子ちゃんの能力みたいに身体が溶ける!!」
美穂の右手はドロドロに溶けていた。
「そうか! あいつは響子だ!! 彼の皮膚の下には、響子がいる!」
「さっきの人が急に動かなくなったのは、中身が抜けたからだ! 地面を通して、別の身体に移動したんだ!!」
美穂の後ろにいる男は止まったままだ。
「まさか……」
「卯月、美穂! 響子は多分地面の中にいる! 地面に気をつけろ!!」
「!!」
その直後、卯月は何かを感じ取り腕でジャンプした。
卯月が居た場所に赤い腕が出てくる。
それはすぐに引っ込み地面に隠れた。
ごろっ、ごろっ
卯月は上半身だけで飛び上がったため、バランスを崩しごろごろと転がった。
「いてっ、痛い!」
「卯月、大丈夫?」
「う、うん……、頭を少し打ったけど大丈夫だよ!」
「いや、そうじゃない! 卯月の体が上半身だけだけど、大丈夫……?」
「あ、血は出てないし痛くはないから大丈夫だと思う。 美穂ちゃんは?」
「んと、見た目は痛々しいけど痛くはないよ」
美穂も卯月と同じく痛みはないようだ。
「ふーん」
「それより私たちが響子ちゃんを見つけられないように、響子ちゃんも私たちが見えないと思う」
「なるほど、スタッフの中に入ったのは外を見るためだったのか」
「じゃあ、いま響子ちゃんは!?」
「新たなスタッフさんを探しているはず……」
卯月は周りを見る。
「でも、さっきと比べて明らかにスタッフさん見ないよね?」
「卯月ちゃん、そのことなんだけど」
美穂が口を挟む。
「私を追っていたスタッフの人は、控え室から出てきたの」
「その部屋の中には、他のスタッフが何人か倒れていたんだ」
「じゃあ今、響子ちゃんはそこに戻っているってここ?」
「でもさ美穂、それっていまこの部屋にいるスタッフをまた操ればいいよね?」
「出入りできる場所が増えればこっちが不利になるから」
「ねぇ」
卯月の呼びかけに二人は静まる。
「このスタッフさん達って……生きてるよね?」
「それは…… っ!!」
地面に急に大きな穴が開いた。
3人はそこに落ちる。
「まさか……巨大な落とし穴を掘っていたのか!!
「さっきのスタッフは私たちの意識を向けさせるための、囮……!」
穴の表面が塞がれ、真っ暗になった。
3人は穴に閉じ込められてしまった!
「卯月……ちゃん、美穂ちゃん……凛……ちゃん……」
「響子ちゃん!!」
美穂が呼びかけるが、返事はなかった。
(真っ暗闇じゃ、糸を発射するのはリスクが高い……)
「はぁっ!!」
凛が水を発射して小さな穴を開ける。
そこから外の光が入ってきた。
「美穂急いで!」
「う、うん。」
だが美穂が糸を発射するより早く穴は塞がれる。
「痛っ」
その結果美穂の手には、小石が引き寄せられた。
(どうしよう……)
卯月は考える。
(やっとステージに立てたのに……まだたった一回だけなのに……)
(いや、諦めるのはまだ早い…… まだ希望はある!!)
「しまむー!! どこにいるの!!?」
(来た!)
「真下だよ!!!!」
卯月は叫ぶ。
『スター!!』
1.2秒の沈黙の後に、光とともに未央の声が届いた。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
質問や感想等受付中です。
第1章の終わりに、スタンド設定を投稿しました。
よろしければご覧ください。
なお、第2章のスタンド設定は第2章の終了後に投稿する予定です。