デレのジョな冒険 スマイリングシンデレラ   作:並び替え

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佐久間まゆは、何をしたのか?


第44話 束縛と解放(+第3章に登場したスタンド一覧)

 まゆのスタンド、『エヴリデイドリーム』の能力は"縛る"ことだ。 そしてこのスタンドに足りないものは、正反対である"解放"という概念。 

 

 ガラスの靴は、それを与えてくれる。

 

 死者はもう、戻らない。

 まゆが死んでも、プロデューサーさんに会える保証はない。

 それでもただひとつ、永遠の愛を叶える方法がある……

 

 

 

「ガラスの靴が……光り出した!?」

「これだ…… これなら、」

 

 まゆの手が、自然と靴に伸びる。

 まゆの魂(リボン)が身体から"解放"された。

 あとはプロデューサーさんの身体に"縛る"だけ。

 

 プロデューサーさんの身体にまゆの魂が入ること。

 これがいま思いつく、愛を叶える最良の方法!

 

「これ以上、Pちゃまに手出しはさせませんわ!」

 桃華が、まゆの魂を掴む。

「っ、はなして!」

「絶対に放しませんわ……」

 

「!」

 

 ガラスの靴のエネルギーが弱まっている!?

 ますい、このままだとPさんの身体にたどり着けない。

 その場合、魂はどうなるのか分からない!

 それなら……

 

 櫻井桃華を乗っ取る!

 

 まゆの魂は桃華の手から浸透して中に入り込む。

 そして、発光が収まったとき――

 

 

 

「…………」

 手が、小さい。

 けど身体に違和感は、ない。

 乗っ取りは成功したみたいですね。 

 プロデューサーさんではないから結果は失敗ですけど。

 

「桃華様、これからどうなさいますか?」

 

 桃華、いや佐久間まゆは後部座席にある自分の死体を確認した。

(佐久間まゆはもう死にました。 これからまゆは、桃華として過ごすことになる。 たとえまゆはどうなっても永遠の愛にたどり着きます!)

 

「もうすべて終わりました、帰りましょう」

 

 まゆは『リボン』を出して、猫を捕まえる。

 新しく手に入れた、解放の能力……

 ガラスの靴無しだと、若干の制限はありそうですがどうなることやら……

 散々私の邪魔をしてくれたネコちゃんで試しますか

 

 

 

「み、道の真ん中に猫がいるにゃ!?」

 

「あれ、猫化しない?」

 

 前川みくはスタンドを出せずに車に轢かれた。

 

 

 

「なるほど…… スタンドを身体から一時的に"解放"する。 これがガラスの靴が呼び覚ました、新たな力……」

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

「間に合わなかった……」

 菜々は、足下の死体を見ている。

 

「みくちゃん!!」

「!!」

 美穂と凛が降りてきた。

 卯月も降りようとしたが、ヘリが落ちる可能性があるため止められた。

 

「っ……」

「そんな……」

「これもリボンのスタンド、いや佐久間まゆがやったのかっ!」

「まゆちゃん、ですか?」

「菜々ちゃん、知っているんですか?」

「まぁ、名前だけですが……」

 

 人が集まってきた。

 誰かが呼んだのか、パトカーの音が聞こえてくる。

 

「凛ちゃん、美穂ちゃん! 早くヘリを回収して戻らないと…… 最悪謹慎処分になるかも」

「っ……」

「ここは菜々に任せてください」

 

「…………」

 美穂はなんともいえない表情でみくを見ていた。

 そっとみくの目を閉じた後、2人は美穂のスタンド能力でヘリに戻った。

 

 ヘリは346プロダクションへと向かう。

 菜々は一人残った。

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 桃華、いやまゆは座席に座り考えていた。

 

 桃華の左靴は光っていなかった。 そもそも拘束していないのに靴が逃げなかった…… 

 さらに光ったのはまゆの持っていた靴だけ。

 

 つまり、彼女の靴は偽物だった?

 それならどうしてまゆの靴は光ったのでしょう?

 両方揃わないと、あんなふうにはならないはず。

 

 

 

 安部菜々……

 

 彼女が来てから靴は光りだした。

「すこし調べてみる必要がありそうですね」

 

 これからまゆがすることは、2つ!

 『安部菜々を手掛かりに本物の左靴を探す』、『邪魔者を排除する』!

 ガラスの靴のエネルギーが回復するまでに、必ず達成するっ!!

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

―――― 2019年4月2日(翌日) 08:04 346プロダクション ロビー

 

 卯月、凛、未央、美穂はロビーのテーブルを囲んで椅子に座っていた。

「未央ちゃん……」

「うん、話は菜々さんから聞いた。」

 

 未央はスマホでニュース動画を再生する。

 

『346プロダクション所属のアイドル、『前川みく』、『佐久間まゆ』が遺体で発見されました』

 

「それで、プロデューサーはどうなったの?」

「それは……わかりません」

 卯月は下を向いて答える。

「でも佐久間まゆがすべての元凶なら、プロデューサーが見つからないのはおかしいよ……」

 

「誰かが、攫った?」

「車に乗ってた『薔薇』のスタンド使いが?」

「でも、なんでそこまでしてプロデューサーを……?」

「それはわからない……けど」

 

 凛は立ち上がる

 

「これから私たちがすることは、2つ!」

「『薔薇のスタンド使いを手掛かりにプロデューサーの情報を集めること』、そして『アイドルとしての活動』!」

 

「しぶりん……。 未央もやるーー! あれ?みほちーどうしたの?」

 

 美穂がそわそわしている。

「? 美穂ちゃん、どうしたんですか?」

 

「実は……」

「来週からしばらくロケで熊本に行くことになったんです!」

 

 

 

第3章に登場したスタンド一覧

 

No.10 ラヴィアンローズ

 

本体

破壊力

スピード

射程距離

持続力

精密動作性

成長性

櫻井桃華

D

E

D

C

B

C

 

初登場は第37話。

 

バラの挿し木(たとえスタンド使いでも他人には見えない)をすきなところに挿せる。

そしてそこが衝撃を受けたとき、花が咲いてツタが絡まり棘が刺さる。

次に花びらが散り、それはカッターの刃と似たような切れ味を持つ。

 

日光がないとバラは咲かずツタも出ない。

一度に挿せるのは99本までだが解除によって挿し直すこともできるため、弾切れはまずない。

桃華自身には挿せない。

 

スタンド名の元ネタはソロ曲。

 

 

 

No.?? ???

 

本体

破壊力

スピード

射程距離

持続力

精密動作性

成長性

佐久間まゆ

?

?

?

?

?

なし

 

 ガラスの靴の力によって得た"正反対"の能力。

 解放する。

 

 




ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
質問や感想等受付中です。

次回(第4章 vsキャンディアイランド編)の更新についてですが、ストックが少なくなっため1ヶ月後に活動報告でお知らせします。
しばらくお待ちください。
ストックの補充ができずさらに遅くなる場合も、活動報告でお知らせします。

また、アンケートを設置しましたのでよろしければご回答ください。
バトルの考え方の参考にしたいです。

アイドル同士のバトルで一番面白かったのはどれですか?

  • 島村卯月vs渋谷凛
  • 島村卯月vs小日向美穂
  • 本田未央vs前川みく
  • 島村卯月たちvs五十嵐響子
  • 前川みくvs佐久間まゆvs櫻井桃華
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