戦姫と狩人   作:暇を持て余す火の玉

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アインス「…何か言う事は?」
作者「更新が物凄く遅くなってしまい、本当にごめんなさい…。」

投稿期間が長くなってしまい、申し訳ありません!
新並行世界編です!


第15話:黒狼の夢

ードォンッ!ドォンッ!ドォンッ!ー

 

爆音と共に猛スピードで放たれる火炎弾。

放たれた火炎弾は、目の前に立ち塞がる者達を容赦なく焼き飛ばす。

火炎弾を喰らった者達ー装者達は、次々と吹っ飛ばされ、地面に倒れて行く。

ーただ、1人を除いて。

 

「どうして…こんな事に…?」

残った装者ー小日向 未来は、目の前の光景が信じられず呆然としながら呟いた。

地面に倒れ伏す装者達。

その中には、立花 響も含まれている。

 

『グヴヴヴヴ…!』

そして、唸り声を放ちながら目の前に立ちはだかる黒い影。

向けられた血走った瞳からは、薄らと赤い眼光が放たれ、狂気以外何も宿っていない。

翼を大きく広げながら、鋭く尖った耳を逆立てるその有様は、まるで翼が生えた黒い狼の様にも見える。

そしてー

 

『グヮォオオオオオオオオオオオーッ!!』

黒狼は、天へ向けて咆哮を放ちながら襲い掛かってくる。

避けなければ、心ではそう思っているのに、体はまるで石になったかの様に動かない。

そして、黒狼は未だに火の粉が舞うその口を開き、その身に牙を突き刺そうと、自身へ飛び掛かりー視界は暗転した。

 

「ーッ!!?」

そこで、未来は本当に目を覚ました。

全身からは嫌な脂汗が流れ出ており、着ている寝巻きがグッショリと濡れてしまう程だった。

 

「はあ…はあ…今のは…?」

息を切らしながら、未来は今見た夢がなんなのかを考える。

今見た夢はなんだったのだろうか?

ただの夢と片付けるには、あまりにもリアル過ぎるあの光景、まるで未来の出来事の様に感じられる程だった。

いや…まさか、本当にそうなのだろうか?

 

「…。」

未来は、自分の隣で眠る響に目を向ける。

幼馴染で、同じ学院に通う2人は、2段ベッドを持っているにもかかわらず、同じベッドで眠る。

人によっては「んん?」という様に感じるかもしれない。

本人達はこれくらいは普通だと思っているらしいが…。

 

「くかー…すぴー…。」

響は、口元から少しだけヨダレを垂らしながらグッスリ眠っている。

大方、食べ物の夢を見ているのかもしれない。

いつも通りの光景に、未来は心の中で安堵のため息を吐いた。

それと同時に、眠気によって瞼が重くなるのを感じる。

ふと時計を見ると、午前3時を指していた。

 

「明日は、学院も休みだし…。

ふぁ…もう少しだけ眠っていよう…。」

そう小さく呟くと、未来は再び眠りにつくのであった。

…この時、未来は知らなかった。

自身が再び並行世界へと渡る事件に巻き込まれる事になると言うことを…。




投稿が物凄く遅くなってしまい、申し訳ありませんでした…。
納得いく物が作れなかったのと、リアルの方が忙しくて…あと、中の人が大スランプに陥ったりして、投稿期間が長くなってしまった次第です…。
今後も、かなり投稿頻度が遅くなると思われます…どうかご容赦ください…。
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