・・・正直、俺にはまだ心の何処かでこれは夢ではないかと思ってしまう。
今通っている学校もこの町も本当は夢で目を覚ませばいつもの学園都市ではないのかと思ってしまう。
ダメだと分かっているでもやっぱり、インデックス達の事を思い浮かべてしまう。
「・と・・・当麻」
不意に声がした。振り返ると・・・士郎が居た。
「・・・ん、ああ士郎どうしたんだよ?」
時間は・・・ああ、結構思いつめていたんだな。
「今日さ、弓道場を掃除して帰るから2人には一声かけておいてくれないか」
へぇ、って
「弓道、辞めたんじゃないのか?」
「ああ、いやさ、慎二に頼まれてな」
またアイツか止めさせた原因の癖にまったく、中学の頃は良かったのniどうしてこうしちゃったんだろうな。
「分かったよ、帰りには、危ないからな早めに帰ってこいよ」
藤ねぇから聞いたけどこの辺りで殺人事件が起こっているらしいからな
「ああ、分かっているって、最近物騒だしな」
・・・家に帰える前に買い物をしておこうかな
(やる事が無いからな、どうしよう)
しばらくはテストも無いし。
そんな事を考えてたら、もう家に帰っていてついでに夕食も済ませてしまった。
「・・・士郎遅いな」
もう7時だアイツ何しているんだろう。
「しょうがない、迎えに行くか」
まったく、女でも出来たのかな?
そんな事を考えていると不意に玄関の扉が開いた音が聞こえた。
「ん?帰ってきたのか?」
まったく夕飯冷めちゃったのに。
玄関に居たのは士郎だったしかも制服が血まみれで
「おっ、おい!どうした士郎、そっ、その血は」
「わりぃ、俺にも分からないそれよりもアイツは」
「アイツ?」
「ああ、青タイツに奇妙な模様が描かれていて、赤い槍を持っていてそいつに襲われて」
っ、何だよそりゃ明らかに不審者じゃないか。
「・・・悪かったな、変な模様で」
不意に声がした、振り返って見るとそこには・・・
「っ、当麻アイツだ、アイツに襲われたんだ」
見た目の年齢は20代中盤ぐらいだろうか、特徴と言えばこの辺りでは珍しい青のかかった髪そして士郎が言っていた首元から全身に掛けて着ているタイツ、そして
「赤い槍」
「まぁ、坊主運が悪かったなどんな方法を使って生き返ったか知らんが生きている以上殺さないといけないおまけにそいつは友人か?まぁもう一人の坊主もついてないな」
ははは、たしかにな。
「ほんと、ついてないよなぁぁぁ―――」
俺は右腕を構え目の前にいる男に渾身の右ストレートを打ち込む。
「はっ、いいね元気のある奴は嫌いじゃねぇぜ、だが」
右ストレートは男の持っている槍にあっさり弾かれ。
「まだまだ、って所だな筋は良いようだから残念だな」
そう言い、庭に蹴り飛ばされた。
当麻は背中を強く打つ。
「がはっ」
「くっ、くそ・・げっほげっほ」
二、三度咳き込み家を見る。
「よう坊主まだ足掻くか?」
突然何もない所からさっきの男がやってきた。
「あ、当たり前だろうが!会って直ぐに死ねって、言われてはいそうですかって訳にはいかねぇんだよ」
「まぁ、そりゃそうだな。まぁ、せめて苦しまないように殺してやるよ、さっき別の所に飛ばしたあの坊主と共にな」
「っ」
・・・死ぬのか、ここで俺は死ぬのか。殺されるのかよ。確かにさ結構ひどい人生だけどさ。
(このまま死ぬ何て・・・いやに決まっている。だから)
「さっ、最後まで諦めてたまるかぁ!―――」
そう再び男に挑もうとすると・・・
「っ!!」
「なっ!なんだ!?」
一瞬光が溢れた。発生原は倉庫の方だ。
「まさか、7人目のサーヴァントか!」
そう男が言った瞬間・・・
ブン、と剣を振る音が聞こえた。
「っ!」
男が槍で防御するが、まるで空気が叩きつけられたように男が飛んだ。
「がはぁっ!」
ふと見るとそこには一人の少女がいた。
見た目は自分達と同い年だろうか?髪の色は金、青を基調とした鎧姿。
美少女と思えるほどの美貌であった。
「下がってください、これは私の戦いです」
女騎士はそう言うと男へ足を進めた。
・・・これが彼(上条当麻)を再び戦いの渦に引き寄せる運命(Fate)の夜であった。