本作はあくまで拙作『10年越しの再始動〈リビギンズ〉』の後日談なので、ちょっと長いですが先に本編を読んでいただいた方が話がわかると思います。ただ、未読の方でも10年後の高校生コ哀の話ということだけわかっておけば一応読めるような気もします。
後日談サイドの内容はとてもぐだぐだなのであらかじめご容赦ください。特にコナンの情けなさときたら……(笑)
なお、R15までは行きませんがR12オーバーぐらいの内容になってしまったような気がするので、その辺はご了承を……
「コナンと灰原ってよー、今一緒に住んでるんだよな」
米粒が頬についたままの元太が、箸をくわえたまま腕を組んで天井を見上げる。
ここは帝丹高校の部室棟だ。放課後、「探偵クラブ」と看板が掲げられた小さな部屋で、体格差の激しい三人の男女がパイプテーブルを囲んでいた。
「何を今さら言ってるんですか元太くん、当たり前じゃないですかそんなこと」
元太の向かいに座っている光彦がジト目でため息をつく。
確かにコナンと哀の二人は今、コナンの家で同居――あるいはより刺激的な言葉で言うなら同棲――している。表向きには、哀は自宅が"不運にも"火事で焼け落ちてしまったために、再築が済むまで養親とともに賃貸マンションに仮住まいしているという事になっている。だが、実際に今そうしているのは阿笠だけだ。仕事の都合で一足早く帰仏したフサエが不在なのはまだいいとして、模範的優等生である灰原哀があろうことか一人暮らしの同級生男子の家に転がり込んでいるなどということが学校に知られたら、教師たちは卒倒してしまうだろう。
当然ながらも幸いなことに、校内でその秘密を知るのは彼ら探偵団だけだった。
「いやだってよ……その割にはあいつら全然恋人っぽくなくねーか? いくらなんでも進展してねーわけねーだろ常識的に考えて」
「元太くん、だめだよそういうプライバシーに踏み込むようなこと言ったら」
元太の横に座っている歩美が、首を傾げて覗き込むように元太の顔をにらむ。
「歩美こそ灰原からなんにも聞いてねーのか?」
「んー、まあ、ちょっとだけ」
「おっ、たとえばたとえば?」
「だめー! 哀ちゃんのプライバシーなんだからペラペラしゃべる気なんてないよ!」
歩美はぷいと顔をそむけて語気を強める。
「んだよー、赤の他人同士じゃあるまいし」
元太に言わせれば、うだうだといつまでも関係を引き延ばしていた彼らが一応ちゃんと前に進むことができたのは――もっと言うなら、そもそも今この時点で灰原がどこか遠いところに永遠に去らずに済んでいるのも――少なくとも部分的にはオレ達が命を張ったおかげでもあるのだから、せめて二人の仲の進展を尋ねる権利ぐらいはあるだろと考えるのは自然なことだった。
「元太くんはもう少しデリカシーというものを学んだ方がいいですよ。そりゃあ僕だって気になりますけど、他ならぬあのお二人がいざ同居し始めたからって、そう順調にスイスイことが運ぶと思いますか? 変にせかしたらかえって気まずくなるだけですよ」
「へーへー、わかったわかった。とりあえずもうちょっとの間はそっとしておきゃいいんだろ。ったく、コナンのヤローいい加減に度胸出せよなまったく……」
「そういう元太くんこそ、他人の色恋沙汰ばかりじゃなくてたまには自分のことを気にした方がいいんじゃないですか?」
光彦が皮肉めいた笑みとともに親友をからかう。お互い様とはいえ、元太も光彦も彼女いない歴=年齢の経験ゼロ男子である。他人ごとばかり気にしている場合じゃないだろうと言いたくなるのも道理というものだ。
「自分のことねえ……」
「あははっ! 元太くんにはまだ早いかもね~、色気より食い気だもん!」
「言ったな歩美、おめーだって似たよーなもんだろ!」
「あたしは彼氏が欲しくなったらいつでも作れるも~ん。こないだだって告白されたばかりだし」
歩美がドヤ顔で指を折って数を数える仕草をする。つまりは最近だけでも複数の男子から告白されているということだろう。もちろん、そのこと自体は驚きでも何でもない。歩美は哀と並んで学園でも指折りの美少女だし、しかも基本的に異性に対しては塩対応の哀と違って誰にでも明るく優しい彼女は、天性の惚れさせ系女子でもあった。どちらかというと、彼女がいまだそれら数多の告白をOKしたためしがなく、相も変わらず幼馴染の元太や光彦と気軽につるんでいるという事実の方がよほど不思議なこととさえ言えた。
「うぐぐ、上から目線で自慢しやがって……こうしてやる! こうしてやる!」
「ちょ、ちょっと元太くん!? くすぐっちゃだめだってば! あはは、そこズルい、そこズルい!」
歩美は元太の、思春期の友達男女がやるには少々刺激的と思われるようなくすぐり攻撃に対しても大笑いで受け入れていた。二人ともただただ楽しそうである。
(傍から見てたら君たちだって付き合っているようにしか見えませんよ……)
遠い昔は哀だけでなく歩美に対しても無垢な恋心を寄せていた光彦は、そんな二人の様子を眺めて一人苦笑いを浮かべた。
その日の夜。
コナンは探偵団が自分と哀との関係を肴に盛り上がっていたことなど知る由もなく、リビングのソファーで拳を握り込み固唾を飲んでいた。彼にとって、今頭の中のすべてを占めていること以外はこの世界の何一つとして問題ではなかった。何か他のことを考える余裕など一切なかった。
今日は金曜日で、明日はなんの予定もない休日だ。右脚のギブスはとっくに外れ、体は完全な健康体に戻っている。すべての条件は整っていた。
彼は決意していた。今日こそは、今日こそは彼女に言うべきことを言い、やるべきことをやるのだと。
そして"その時"が来るのをただじっと待っているこの時間は、はたして永遠の長さにも感じられた。実際は4、50分かそこらしか経っていないにもかかわらず、だ。
「お風呂空いたわよ~」
心臓が、弾け散らんばかりに飛び跳ねた。
背後から聞こえてきた、とびきり可憐で馴染み深い声。もうこの同居が始まってから数週間が経つというのに、この"風呂"が"空いた"というだけの簡素な連絡にはまったく慣れる気がしなかった。湯上りの、ほのかに赤らんだ顔の灰原哀が背後のすぐそばにいるのだ! 彼女はつい先ほどまでコナンの家の風呂で、(もちろん)素っ裸で入浴していたのだ!
哀はタオルで髪を拭きながらコナンの隣に腰かけた。手を伸ばせば肩まで抱けるであろう至近距離に、やたら簡素な薄っぺらい部屋着に身を包んだだけの彼女がいる。白い肌は平時より少しだけ赤くなっていて、何かクリームでも塗ったのであろう顔がじんわり光沢を帯びている。すっと通った鼻筋も、ぷるんと艶のある唇も、やたらと長いまつげもシャープで大きな瞳も、昔ながらのいつも通りの横顔でありながらなぜか一層魅力的に映る。
つまるところ、コナンは動揺しまくっていた。
(あああ可愛い可愛い可愛い!!! どうなってんだ灰原のやつ、いくらなんでもこんなに可愛かったのか!?!?!? っていうかタダゴトじゃないだろこのムンムンの色気は!!! こんな高校生いたらおかしいでしょ灰原サン!?!?!!?)
もちろん哀は誰が見たってとびきりの美人だ。そんなことはあの事件が起きるまでの、彼女のことをそういう目で見ないよう無意識のうちに己を抑制していたコナンでさえ素直に認めていたことだった。
しかし今のコナンはそんな"客観的な"視点で彼女を見ているのではない。おのれの本当の気持ちを自覚した今、灰原哀はコナンにとってこの世で最も大切な、そして最も魅力的で魅惑的な女性に他ならない。そしてコナンは聖人でも君子でもない。その内面は健康で健全な、いたって普通の男子なのだ。
要するに何が言いたいのかというと、コナンは哀のことを心から大切に想っている。真剣に、本当に、彼女を愛している。しかしその愛は、決して
同居が始まってすぐのうちは、彼女がそばにいるというだけで温かく満たされた気持ちになっていた。それだけで十分だった。
だがその生活に慣れ始めたころ、コナンの中の"男"の部分はいつしか
いまやコナンは毎日毎晩、その卓越した頭脳をたったひとつの真の難問だけに費やし悶々とし続けていた。何をどう伝えてどうするのが正しいやり方なのか、それは名探偵の推理力でどうにかなる問題ではなかった。本棚の推理小説を何百冊読もうともそんな知識は身につかないのだから。
それなのに彼女ときたら、昔と何ら変わらぬ近すぎる距離感で、平気で耳打ちしてきたり微笑みかけてきたりするのだ。こちとら灰原がひとつ屋根の下にいるというだけで頭がおかしくなりそうなのに、平然とそういうことをしてくるのだ。一体彼女はオレのことをなんだと思っているのだろうか? かつては哀の方が思い悩んでいたようなことで、いまやコナンが頭を抱えていた。
つまるところコナンはもう限界なのである。限界なのである。
(チクショー、なんで灰原の方はこんなに冷静でいられるんだよ!? オレのことなんて別にそういう意味では意識してねーってことなのか……?)
コナンの目からは、哀の様子はそう見えていた。
もちろんそれは致命的なまでに間違っていた。
(……これでも彼は、私を意識してくれないのかしら……)
哀は思い悩んでいた。哀の目から見て、同居が始まってからのこの数週間のコナンはいつだって平静だった。彼の内心でどんな嵐が吹き荒れていようと、それは彼女にとっては知る由もないことだった。
哀は幸せだった。命を懸けた困難と戦いの果てにとうとうコナンと結ばれ、ずっと一緒に生きていこうと誓い合った。阿笠邸の焼失という不幸な出来事の結果とはいえ、とにもかくにも彼との同居が始まって、最初のうちは毎日が楽しくて仕方がなかった。
哀は備えていた。いつ
だけど、待てども待てども"その時"は来なかった。コナンはいつも優しい笑顔で「おやすみ」と言って、哀が寝室の扉を閉める姿を見送っていた。彼女がその扉を閉める時にどれほど名残惜しそうにしているのか、きっと彼は想像だにしていないに違いない。どうしていまだに別々の部屋で寝なければいけないのか、哀にはさっぱりわからなかった。
(……そもそも彼って、私のことを"そういう対象"として見てくれているのかしら?)
普通に考えればそれはまったくバカげた疑問でしかなかったが、今の哀にとってそれはこの上なく真剣な問いとなっていた。はたしてコナンは本当に、哀に対してちゃんと世間一般で言うところの恋愛感情を持ってくれているのだろうか?
(……まさかとは思うけど、本当に単なる親愛の情?とか戦友としての大切さ?とかそれだけ……ってことはない……はずよね?)
哀はあの屋上での出来事を思い出していた。
(「お前にはずっと、オレのそばにいてほしい」……うん、これは言われたわ。常識的に考えてこれってプロポーズよね?)
(なのにどうして……あなたは何もしようとしてくれないの?)
今日の昼休みに、哀は意を決して歩美に相談をした。世界広しといえども、哀がこんなことを相談できる相手は歩美以外に考えられなかった。まだコナンと"そういう関係"になっていないと打ち明けた時、歩美はアメリカンドラマなら"Oh no, fxxk! whyyyyyyy???!"と叫んでいそうな顔になった。
「あたしからコナン君に言ってあげようか?」
「お願い、それだけはやめて」
「でも哀ちゃんはどうしたいの? 大事なのは、哀ちゃん自身がどうしたいかだと思う」
「……そうね、あなたの言うとおりよ……」
「話だったらいつでも聞くよ! あたしはいつでも哀ちゃんの味方なんだから!」
「ありがとう、歩美……。あなたには元気づけられてばかりね」
かくして今日の哀は意を決していつも以上に準備を整えた。お肌良し、ムダ毛良し、その他諸々すべて良し。買ったばかりの新しいナイトウェアは簡素なデザインながらもその生地は薄っぺらで、しかもピタピタでないのに絶妙に体のラインを拾ってくれる気の利いたシルエットになっている。そのおかげで、ごくさりげなく巧妙にセクシーさを醸し出せると評判の服だった。これで駄目なら、もうどうすればいいのかわからない。
(……いえ、違うわ。そうじゃない……)
弱気に支配されそうになった時、哀の脳内でもう一人の自分が意識をひっぱたいた。
(これじゃあ私は何も変わってないじゃない。ベストは尽くしているとかなんとか言い訳をして、結局は彼の行動をただ待っているだけ……)
(歩美が言ったとおり、大事なのは私がどうしたいか……。私は……)
(私は彼と……心も体も、私のすべてで結ばれたい。キスしたい。抱きしめ合いたい。そしてそれ以上のことがしたい……。本当に欲しいものは、ちゃんと”欲しい”と望まなくちゃいけない。あの日、あの屋上で"生きたい"と願ったように。"助けて"と叫んだように。本気で望んで、言葉にして、自ら手を伸ばして……)
(だってそれは……私の望みなのだから)
哀は拳を握りしめ、口を真一文字に結んで天井を見上げた。それから勢いよく顔を横に向け、大きく声を張り上げた。
「工藤君!!」「灰原!!」
二人の言葉は、完全に同時だった。互いが横を向いたのも同時だったから、二人は至近距離で正面から向き合う形になった。
「あ……」
予想だにしなかった状況に、哀の思考がフリーズする。視界には今やコナンの顔しか映っていない。そのコナンもまた、予想外の展開に目を丸くしていた。
「えっと……お先にどうぞ、工藤君」
ああしまった!と哀は心の中で叫んだ。どうして遠慮してしまったのか。時間が経てば決心が鈍ってしまうかもしれないというのに!
「あ、ああ」
数秒の間、コナンは間抜けな顔で沈黙していた。それからようやく口を開いた――ただし、消え入りそうな小声で。
「あ、あのさ灰原。こんなこと言うのもどうかと思うんだけど、今日のお前すっっっげーエロいんだけど……」
「……え?」
「あの、その、ぶっちゃけオレ、お前がそばにいるだけでめちゃくちゃその……ええっと、つまりその……」
コナンの顔はいつの間にか耳まで赤くなっていた。目は泳ぎ、手は宙をさまよっていて、言葉はしどろもどろでまるで要領を得ない。
だけど哀にもようやくわかった。彼はずっと冷静だったわけではない。ただ自分が勝手にそう思い込んでいただけなのだ。それはつまり――
「ええっと、要するにだぜ? だからその、ちょっとお前に言いたいことがあるんだけど――」
コナンはその文章を最後まで言うことができなかった。
唇を、ふさがれてしまったから。
「――――!!!」
数秒ののちに、哀の顔がわずかに離れた。その表情は今までに一度も見たことがないほど嬉しそうで、愛らしくて、それなのに今にも涙がこぼれ落ちてきそうにも見えて。
「好きよ、工藤君」
はっきりと、まっすぐに、哀はそう言った。
「はいば……」
「好き、好きなの、あなたのことが大好き。ねえ知ってる? この10年、ずっとずっとあなたが大好きだった。だけど決してあなたと結ばれることはないと、望むことさえしてはならないと、ただそばでいられればそれでいいと思っていた。私は幸せにならなくていいと、なってはいけないと思っていた。だけどあの日、あの屋上であなたがまた私を救ってくれたあの日、私は決めたの。"生きたい"って。"幸せになりたい"って。……だから欲しいの。あなたのことが欲しい。好きだから。ずっとずっと大好きだったから――」
それだけ一気にまくし立てて、哀はとうとう言葉を詰まらせた。
唇を、ふさがれてしまったから。
「……!」
今度はコナンが顔を離し、哀の瞳を見つめ微笑んだ。
「……ありがとう灰原。オレも、お前のことが好きだ」
コナンの手のひらが哀の髪を撫でる。
「くどう、くん……」
「ちぇっ、さっきオレから先に言おうとしてたのにな」
コナンが不服そうに唇を尖らせ、哀はいたずらっぽく目を細めた。
「ふふっ、たまには私が先手でもいいんじゃないかしら?」
「そうだな……」
それからコナンはもう一度哀の唇を奪い、離れ際に囁いた。
「あのさ、灰原。オレまだ風呂に入ってねーから……」
「……バカ」哀の顔が赤らむ。
「だからさ……ちょっと待っててくれねーかな、オレの部屋で」
「……ええ、待ってるわ」
二人は見つめ合い、微笑み合い、もう一度キスをした。
この日を境に、彼らが別々の寝室で眠ることは二度となかった。
<おまけ>
「哀ちゃーーーん! 大好きだよーーーっ!!」
「はいはい、私も大好きよ、歩美」
ある日、探偵クラブの部室でのこと。哀はファッション雑誌を読みながら、横からいきなり抱きついてきた歩美の髪を無造作に撫でていた。ちなみに目線は雑誌からまったく動いていない。
すると歩美は、哀の首筋あたりをじいっと見つめてぼそりとつぶやいた。
「……あれっ? 哀ちゃん、首にキスマークついてるよ」
「えっ!?」
哀は動揺をあらわにし、目を泳がせながら手で首筋を押さえた。
「な~んて冗談! 何もついてないよ~」
「……ちょっと、タチの悪い冗談はやめてよね」
ましてや今この部室には、当事者たるコナンは席を外しているとはいえ他の男子二人がいるというのに!
「……だけど哀ちゃん、なんとなくコナン君の匂いがする……もしかして昨日も……」
「そ、そーいうのやめなさいって言ってるでしょ!!」
哀の声は完全に上擦っていた。これでは到底、まともにごまかせているとは言えそうにない。
そんな二人の様子を眺めていた元太があきれ顔でぼやいた。
「歩美のヤツ、自分が一番プライバシー踏み込みまくりじゃねーか……」
「歩美ちゃん、ある意味一番無敵かもしれませんね……」
なんというか許してください、黒鉄を観て衝動的に何かを書きたくなったけどこんなものしか思いつきませんでした(笑)
とはいえ、黒鉄はある意味僕にとって「答え合わせ」になったというか、「僕の解釈って結構合ってたんじゃね?」と思わせてくれたこともあって、そういう意味でも嬉しい映画でした。
あの映画で僕が最も再認識したのは、やっぱり原作の哀ちゃんが(少なくとも我々コ哀派が望んでいるような形での)ハッピーエンドに行けそうにないのは、何より本人がそれを望んでいないからだ――ということに尽きます。そんな形で自分が幸せになりたいだなんて思っていない、コナン=新一には他ならぬ彼女がいるのだから、と。
だから『10年越しの再始動〈リビギンズ〉』において僕は、何よりもまず灰原哀自身にその未来を望ませなければいけない、欲望させなければいけないと思っていました。そうでなければ、いくらコナンが手を伸ばそうとも彼女は決してその手を取らないだろうと。
ある意味今回のこの後日談は、その結論をもう一度強調させてこの上なくあからさまに提示し直したものだとも言えます。その巻き添えでコナンはとことん情けないヤツになってしまいましたが……(笑)いやでも結局のところ童貞(あっ、言ってしまった)男子ってああいうものでしょう? そんなね、クールにキザにカッコよくなんてできやしないんですよ結局(笑)
あとこれは完全なる余談ですが、「コ哀の背中を押しまくる歩美ちゃん」はもはや界隈の共通概念になっている気がします。
それでは、またどこかでお会いしましょう。