やはり俺の青春ラブコメはデートからしてまちがっている。   作:現役千葉市民

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第7話 その想像に、比企谷八幡は饒舌に夢想を語る

 シダに茂る緑の道のところどころに咲いている、鮮やかな赤や青や黄色の名前も知らない熱帯の花々の彩りを眺めながら温室の中を進んでいくと、二階へと続く階段に差し掛かった。

 

「うん? あれは――」

 

 見上げると階段の上の方で道を塞ぐような位置でポーズを決めている人がいた。

 

「――コスプレ、ですね」

 

 一色がやや戸惑い気味にそう俺の台詞を繋ぐ。見ればなにやら薄紫というけったいな髪色をした魔法少女っぽい格好の若い女性が、ゴツイ一眼レフカメラを構えたちょっと冴えない感じの中年男性にパシャパシャと写真を撮られている。カメコだ。本物のカメコだ。俺が今日、一色相手にやったなんちゃってカメコとは違う、モノホンのカメコだ。なんというかオーラが違う。

 

「そういえば、ゴミ拾いしているときもちらほら見かけましたね」

「ああ、そういえばいたな」

 

 午前中の公園清掃を思い出す。言われればフリフリのドレスを着たお姉さんや黒コートに剣とか背負ったお兄さんなどの、遠目にも異様な風体の方々が花壇や林や砂浜をバックに撮影らしきものを確かにしていた。

 

「じろじろ見るのは失礼だろうと意識して視界から消し、自分に関わりのないものとしてやり過ごす、クラスに溶け込むために身に付けた俺の学校生活スキルを駆使して無視してたから記憶に薄かったが確かにいたわ」

「うわぁ……なんですかそのスキル……。『頑張って生きて……』とかしか言えないんですけど……」

 

 あれぇ……なんかドン引きされてる……。いや、そうやって頑張って生きてきたんですけど……。深入りすると傷が致命傷にクラスチェンジしそうなので、一色のコメントにリアクションを取らずに話を戻す。

 

「ここいらでコスプレすんの流行ってんのかね?」

「ここの公園ってコスプレの撮影スポットになってるらしいですよ。なんか団体で公園に許可取って定期的に撮影会をやってるって話です。今日もその日だったみたいですね」

「あ、そうなん?」

 

 ほう……千葉ウォーカー(自称)であるこの俺の知らぬ間に、そんな時代の波が稲毛海浜公園の砂浜に打ち寄せていようとはな……。

 

「てか、めっちゃ詳しいな」

「不思議そうに見てたら、清掃手伝ってくれてた公園職員のお兄さんが、なんか聞いてもないのにぺらぺらと」

 

 ほー、さすが一色だな。なんか俺が言ったことになっている『教えを請う女の子はかわいい』の法則を越えて、『かわいいから聞いてもないことまで色々と教えてもらえる女の子』にまで成長しているとは……ふっ、一色いろははワシが育てた。

 

「あんまり興味なかったんでありがた迷惑だったんですけど、『さすがー』『知らなかったー』『すごーい』『センスあるー』『そうなんだー』とか適当に言ってたら詳しく教えてくれたんですよー」

「合コンさしすせそじゃねぇか……」

 

 ありがた迷惑なのはわかるけど、そんな適当ぶっこいてて後ろから刺されたりしない? ……ふっ、ワシはとんでもない化け物を育ててしまったかもしれん……。

 

「まあ、それはともかく先に行きましょうよ」

 

 一色に言われ、それもそうかとうなずく。階段の下で撮影が終わるまで待ちぼうけする義理もない……というか普通に道を塞いで撮影をしている方が悪いので、俺が前に歩き「ちょ、すいません」と手刀を切って押し進む。コスプレお姉さんも中年カメコも悪気はないのか「あっ、ごめんなさい」と頭を下げて普通にどいてくれた。普通に良い人だ。見た目が異質だからといって偏見を持つのはよくないことだ。話せばわかる。話せばわかるのだ。人類皆兄弟。ウィアーザワールド。

 

「いやー、ジャマでしたねー」

「ちょっ、こら、そういうのは口に出さない」

 

 ちょっとこの子「問答無用! 撃て!」とばかりに言葉の銃弾ぶっ放しましたよ! 聞こえてないよな? 聞こえてないね? うん、こっちは見ていない。ふー……心臓に悪い小娘だぜ、こいつは。俺は一色を連れてそそくさと温室を脱出する。

 

「あ。あそこいい感じの休憩スポットになってますね。ちょっと行ってみましょうよ」

 

 温室を出た先は屋内庭園の二階だった。一色が指差したのは、庭園を見下ろせる位置に張り出すようにある屋根なしの三角梁で飾った四角いコーナーで、ベンチが設置されているのが見える。そこに移動して一息つくように座ると、一色が「そういえばー」という感じで、先ほどのコスプレイヤーさんの話を始めた。

 

「あれってなんのコスプレだったんでしょうね? 先輩はわかりますか?」

「さあな。魔法少女系のなにかだろうけど――」

 

 魔法少女というか完全にプリキュアで、あの薄紫のロングヘアーに大きいリボンが特徴の白ベレー帽を被ったふわふわセーラードレスは『トロピカル~ジュ!プリキュア』の「きらめく宝石キュアコ-ラル!」こと涼村さんごである。このくらい俺のような毎週日曜朝は「ぷいきゅあがんばえー」とテレビの中で悪と戦う少女たちにエールを送る歴戦の大きいお友達であれば朝飯前に一目で看破できる程度のことだが、それを言うと一色のドン引きした視線が痛ましく突き刺さって来ると思われるので黙っておく。沈黙は金だ。

 

「でも、コスプレも面白そうですね。今年の文化祭のプログラムに入れてもらおうかな……」

「ほーん、いいんじゃね?」

 

 確かにそれは普通に盛り上がりそうである。去年の文化祭は……まあ、色々あって思い出したくないことも多々あるが、雪ノ下や平塚先生が演った即興ライブも大ウケだったらしいし、似たようなノリでコスプレコンテストでも開けば大盛況だろう。そう軽い気持ちで同意していたら、

 

「雪乃先輩や結衣先輩だったら、どんなコスプレになりますか?」

 

 一色がそんな話題を振ってきた。あー、この場にいない人を話題にしてこういうトークするの面白いよねー。中学のとき同系のトークで『誰が誰々に似ている話』をしているクラスメイトの声が教室の後ろから聞こえてきて「目がチー牛www」とか大爆笑されていた俺の話でもする? しない? 悪気はなくても本人が近くにいるところでそういう話をしちゃいけないよ?

 まあ俺の黒歴史はともかく、この場には雪ノ下も由比ヶ浜もいないので乗っちゃいますけどね、この話題! だって楽しいもんね、本人のいるところでは話せない系の話題ってさ!

 さて、雪ノ下のコスプレね――単純に似ているといえばアイマスの如月千早――……は真面目で不器用なため孤立気味の性格や身体の板状の部位などが酷似し過ぎていて、もし本人の耳に入ったら「あなたが私のことをどう見ているかよくわかったわ……」といった悲しみを帯びたセリフを土下座しながら聞くことになるのが容易に想像できる。そんなリスクのある話を一色の耳に入れる訳にはいかん。となると――、

 

「雪ノ下のコスプレで個人的に見てみたいのは……俺妹(おれいも)の黒猫だな」

 

 やはりここは千葉市を舞台にした作品からピックアップしていきたいところだ。まあ俺妹(おれいも)こと『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の舞台は、千葉市といっても中央区の弁天町方面なので、美浜区にある総武高校や稲毛海岸周辺はまったく登場せんのだが、千葉の高校の文化祭でコスプレをやるには縁も所縁もある作品である。

 だが一色を見るとまったくピンときておらず「黒猫? ヤマト?」みたいな顔をしている。まったく、千葉市が舞台の作品くらい千葉市民なら全員履修していてもらいたいものだ。俺はスマホで検索して一色に画像を見せてやる。

 

「はぁー……ゴスロリ猫耳……。確かにちょっと見てみたいかもですね……」

「ほう……一色にもこの狙いがわかるか?」

 

 ふりふりフリルなドレスを着て、前髪を切り揃えた黒髪ロングに猫耳を装着した小柄な少女キャラ――それが黒猫である。この衣装を身に付けた雪ノ下の姿を想像して納得したのか、一色が同意のうなずきを返す。

 

「まず、色白の雪乃先輩には単純にゴスロリが似合うでしょうね。ですけどそれ以上に猫耳を付けて顔を赤くした雪乃先輩に『ニャン♪』とか言わせてみたくなりますね」

「その通りだ」

 

 我が意を得たりとニヤリと笑う俺。まあ、黒猫はいわゆる厨二病キャラで『ニャン♪』とか語尾に付けて言うようなキャラではなく、雪ノ下とはツンデレでコミュ症なところ以外は特に似てない性格であるのだが、コスプレは似ているキャラになるものではなく、なりたいキャラになるためにするものである。つまり本人不在のこの場では、させたいキャラについて語るべきであろう。俺は雪ノ下が猫耳を付けて顔を赤らめながら『ニャン……』とか小声で言って悶える姿を見ながら尊死したい。うむ。我ながら理想の人生の幕引きだ。

 そんな妄想をニヤリとした決め顔のまましていた俺を見ながら、一色がにっこりスマイルで言った。

 

「先輩のそのクソみたいな性癖は、わたしの胸にそっとしまっておきますね」

 

 こ、これが……鋭利な刃物で心臓を一突きにされた感……覚? あれ、おかしいな……弱みを握られないように地雷を回避したら、なんか別のトラップにはめられてしまったような気が……。

 

「それじゃあ結衣先輩はどうですか?」

 

 なんだろう……これは俺の性癖の調査とかなのかしら? よくよく考えれば誰に誰の格好をしてもらいたいなんて話は、嫌でも話す人間の性的嗜好が覗けてくるタイプの話題である。まさかこれはコスプレ談議を装った高度な誘導尋問ではないだろうか? 性癖とは基本的に隠すもの。これを把握することはその人の弱みを握ったも同然である。「ほら、こんなのが好きなんだろ?」とイジリやマウントに使ったり、「性癖バラされたくなかったら言うこと聞けよ」と脅しに使ったりと用途は様々だ。一色め……俺の性癖を握って、俺の心と身体をどう弄ぶつもりだ……!

 

「グラブルのルリアだな」

 

 ――などと、色々邪推したが俺の性癖など、比企谷検定二級相当の理解力で俺をあざとく労働に使い倒してくる一色相手に今更な話である。ならばすべてを語るべきである。というか語りたいから語らせろ。ガハマさんには以前からやってもらいたいキャラがいるのだよ。へっへっへ……もう「やめて」と言われても止まらないぜ?

 

「ルリア?」

 

 さっきと変わらず一色が「誰?」という顔をするので、サクッとスマホの検索結果を見せてやる。そこには透き通るような長い水色の髪をした女の子の画像が映し出されている。スマホゲーム『グランブルファンタジー』のメインヒロインの美少女キャラである。

 

「ああ、なんかCMとかで見たことのあるキャラですね。でも結衣先輩とは全然似てないですけど……」

「これを聞けばわかる」

 

 可憐系キャラであるルリアと、ゆるふわ系ギャルの由比ヶ浜ではパッと見では接点を探すのは難しい。しかし、その声を聞けばこの疑問はすべて氷解する。俺はゲーム動画のボイス集を再生した。

 

「この男受けするアホっぽい声とか、ほぼ本人じゃないですか……!」

「おいやめろ男受けとかアホとかやめろ」

 

 驚く一色とその毒舌に驚く俺。え、キミそんな風に思ってたの? こんなこと後輩に言われたらいつでも元気に「やっはろー」のガハマさんでもさすがに傷ついちゃうよ? 確かに晴れ時々アホみたいなところはあるけど、そこはせめて天真爛漫とか言ってあげて? 俺は一色のクソみたいなというか完全なるクソな毒舌を胸にそっとしまった……。

 

「これだけ声が似てたら、もう見た目だけ整えれば完コピじゃないですか」

「だろ? 初めてこの声を聞いたときから考えていたことなんだ。『私だって、がんばるんです!』と言ってコスプレ会場に出撃していくルリアに『がんばれルリア!』とか応援したい。そしてステージに立ち『汝の名は……バハムート!』と叫んだルリアの声で驚きに湧くコスプレ会場の後方で『ああ、俺がお前のバハムートだ……』とベガ立ち彼氏(ヅラ)で涙を流したいんだよ……」

 

 その光景を思い描き夢想の彼方に想いを馳せる俺に、一色の「なんか始まったよ」というしらーっとした視線が突き刺さる。しかしすべては今更だ。ノーガードフル性癖オープンで俺はこの戦場を駆け抜ける!

 

「先輩のその歪んだ願望は措いといて――」

 

 しかし俺の性癖開陳は一色の右から左に手を動かすジェスチャーで即刻措いておかれた。歪んだ願望とはなんだ! 純粋な願望だぞ! 純情だぞ! ピュアドリームだぞ!

 

「……じゃあ、わたしだったらどんなコスプレになりますか?」

 

 俺が心の中で己の願望の正当性を訴える雄叫びを上げていると、一色はこちらの様子を少し上目遣いに窺いながらそう聞いてきた。

 ほう……この流れで自らに話の矛先を向けるとは、一色にしては珍しい打ち手だな。ならば我が全力の性癖を以てお応えしよう。まずは軽くジャブからだな。

 

「そうだな……御坂美琴とかイケる気がするな」

 

 一色の顔にまたしても「?」が浮かんだ。なんだ『禁書目録』も未履修か。これだから非オタは……というマウントを取っても仕方ないので、またスマホで検索して画像を見せてやる。

 

「はぁ……まあ、似てはいますね」

 

 画像に映る女の子を見れば茶髪に制服という出で立ち。普段の一色の格好に髪型をちょっとキャラに合わせて整え、花飾りのヘアピンを付けて少し勝気な表情をさせればもう完成――というか完全体の域である。つーかよく見ると本当に似てるな……。

 

「でも、パッと見の外見が似ているだけで、キャラ的には全然違う気がするんですけど……」

「一色みたいなキャラがそう何人もいてたまるかよ」

「どういう意味ですか、それー?」

 

 頬をぷくーと膨らませる一色。それそれ。そういうキャラだよ。

 

「だが一色、お前にやってもらいたいキャラは別に本命がある」

「本命?」

 

 そう、ここまではジャブだ。前座だ。前菜だ。ここで俺は真打ちであるメインディッシュ右ストレートをぶっ放す。

 

「夢見りあむ」

 

 俺は一色が「?」を顔に浮かべる前にスマホをスッと差し出し、デレマスこと『アイドルマスターシンデレラガールズ』の夢見りあむライブ動画を再生する。ピンク髪に青のメッシュが入った小生意気な顔をした女の子が「オタクのみんなー!」と歌い出す。

 

「一色には『オタク!ぼくをすこれ!よ!』と叫んでもらった後に、この『OTAHENアンセム』を熱唱してもらいたい。一色にはこれを演るポテンシャルがあると俺は見ている。そして俺はこのステージにサイリウムを両手に持っての全力コールをやりたい」

 

 動画を見る一色の横で俺は夢を語る。そうだ、この最高のステージで俺は「言いたいことがあるんだよ! やっぱりいろはすかわいいよ! すこすこだいすこやっぱすこ! やっと見つけたお姫様! 俺が生まれてきた理由、それはお前に出会うため! 俺と一緒に人生歩もう! 世界で一番愛してる! ア・イ・シ・テ・ル!!」とガチ恋口上をコールするのだ。もうコスプレとか関係なく「りあむ」でなく「いろはす」コールで絶叫したい。このアイドルいろはすのデビューステージに、たぶん俺はぼろっぼろに泣くだろう。それはもう泣く自信どころか確定事項といっても差支えのないことだ。確信である。信仰である。俺はこのとき神の降臨を前に咽び泣く信者となると予言しよう!

 そう俺の気分が最高潮に盛り上がってきたところで動画を観終わった一色がスマホを返してきた。さあ、どうだ? 感想やいかに!?

 

「先輩はどんなコスプレが似合いますかねー?」

 

 おい、こいつ無視したよ。おれの激熱パッションにもはやドン引きリアクションすらなくスルー一択で話題を変えてきやがったよ。ノーガードフル性癖オープン戦法への対抗策が完全スルーとは……さすがは一色といったところか……。

 俺が敗北感に打ちひしがれていると、一色は「うーん」と俺の顔を見ながら考え込んでいる。俺に似合うコスプレ? どうせ鬼太郎とかその辺りでしょ?

 

「先輩は……あれですね。謎の魚とかいい感じですよ」

 

 斜め上のヤツが来た。謎の魚とは千葉ロッテマリーンズのマスコットキャラである。基本は大口を開けた青いチョウチンアンコウに人間の足が生えた魚であるが、いくつもの形態があり、口から骨だけの姿になって飛び出したり、人間に全身タイツを着せて頭だけチョウチンアンコウを被せただけの姿になったりして、各方面から「キモい」と言われる色ものキャラとして色々と話題を集めた。そして最終形態として半魚人のような姿になり、言葉を喋るようになった末にCDデビューまで果たしたが、最近体力の限界を理由にひっそりと球場を去っていった。まあ、色もの路線ではどうあがいてもスワローズの畜ぺんには勝てんからな……。

 と、長々と謎の魚の来歴についてマリーンズファンとしてつい思いを馳せてしまったが、しかしこれはコスプレというよりもはやきぐるみである。俺は確認のために一色に聞いてみる。

 

「俺とかけて謎の魚と解く。その心は?」

「気持ちが悪い」

 

 あーはいはい、キモいつながりってヤツですね? キモいを通り越して気持ちが悪いとか、俺の性癖キモキモでしたもんねー。うんうん、ちゃんとオチがついたようでよかったでーす。

 ハァとくさり顔でため息を吐くと一色はそれを見てフッと笑い、俺の横に身体を近づけてきた。

 

「まあ、それはジョークとして、先輩は無難なところで執事コスとか似合うんじゃないですか?」

 

 そしてフォローするようにそう言うと、俺が反応する前に耳元へと口を近づけ、

 

「そのときは先輩にエスコートされてあげちゃいます」

 

 熱い吐息にそんな言葉を混ぜ合わせて、俺の耳に滑り込ませてきた。

 耳をくすぐる熱と言葉に顔を赤くした俺が振り向くと、一色はドッキリ大成功みたいな顔をして微笑んでいた。

 その顔を見て俺は、一色はどんなコスプレをしても一色らしさを失わないんだろうな、と思った。


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