お待たせ、苦労人ライフ。
*月÷日
また時間が空いてしまったよ。
何たっていろいろあったからね。
ぶっちゃけ何が何だかわかんないのが正直なところ。
この前は休暇をもらったから一人で街をぶらぶらしてたんだよ。
前日に酒の注文数を間違えた事以外は最近は優等生だったからね。
いや、実際はユーチューバーの家に小包送りつけられたみたいな感じで、頼んでないものが届いたら何故か俺のせいになったっていう話なんだけど。
俺は絶対に注文してないのにな…誰が送ってきたんだ?アレ。
あ、多かった分は俺が買い取ることになりましたとさ…ま、しゃーないか。
と言いつつも俺は酒を飲まないという事で、逆恨まれてるソイヤッサとかいうお偉いさんの元に送ってやりましたよ。
ままま、それはさておき休暇の話。
そんでさ、この街っていうのが酷く狭いというか、兎にも角にも人と人とでぎゅうぎゅうしててね。
賑やかなのがそこまで好きじゃない俺としてはその中に突っ込んだことを後悔してたんだよ。
そもそも何でそのなかにはいっていったかというと、休暇に何もしないというのもつまらないから、紙(分厚いんだけど)がちょうど切れてたのを思い出して、日記用に買い足そうと思って探してたんよ。
そんで見つけて買ったのまではいいんだけど、その後に事件に巻き込まれてさ。
買い終わって人混みにまた入らなきゃ、と思った瞬間。
後ろで悲鳴が聞こえたから振り向いたんだ。
そしたら明らかに人を殺せる刃物が懐からはみ出てるおっさんが二人くらい倒れてたんだよ。
俺は思ったよね、嫌な予感って。
だから逃げようとしたらなんと!
その倒れてる男の片方の奴が見たことある奴だったんだよ!!
誰かって?
そう…逆恨み男のソイヤッサ!
例のあの人ですよ!!
それでちょっと冷静になった俺は周りの状況を見渡した。
するとだ、何だか雲行きが怪しい、というかよくないことがあった時の喧騒が聞こえてきた。
人殺しだ!とか、あれは皇帝陛下の親衛隊長官では⁉︎とか。
終いにゃ、アイツ…アイツが犯人じゃないのか?とか。
……コレは不味いな、と。
気づくと俺の周りだけ人居ないし…。
あきっっらかに、俺が犯人だと思われてない??
だが!ここで終わる俺じゃぁない!
絶体絶命!冤罪で処刑⁉︎って時に、俺の頭の中に天啓が舞い降りたのさ!!
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「大丈夫ですか⁉︎」
「あ、あなたは…ハッ!君はシュルカヌス?」
「はい!そうでございますソイヤッサ様!」
「まさか!君が私を助けてくれたのかね?」
「勿論です!私は忠実な給仕ゆえ!」
「おお、私は今まで大きな間違いをしていたようだ…ありがとうシュルカヌス。そして、今までの非礼を詫びよう。」
「いえいえ!滅相もない!」
「おぉ!許してくれるか!」
「ソイヤッサ様に恨みなど微塵も!」
「何と器の大きな男か!あわや命を奪いかけた私を救うのみならず、許してくれるとは!どうか君を取り立てさせて欲しい!」
「是非是非!これからよろしくお願いしますゥ!ご主人様!!」
「これからが楽しみだ!ハッハッハッハッ!!君とは仲良くなれそうだ!」
「ハハハハハ!!そうですなぁ!」
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ーー
ー
ハハハハハ!!
それまで敵対していたスーパー上司の命を救うのみならず、過去の確執まで洗い流した上で安楽な生活を約束される!
正しく成功者の計画ではないか!!
完璧だ!これには流石の藺相如も驚きを隠せまいて!!
よし!プランニングの後は実行あるのみだ!!
そんな感じで大の大人二人を頑張って担いで宮殿の、もっと言えばアグリッピナさんのどこまで連れて行ったんですよ。
あ、アグリッピナさんじゃないや、ユリアさんだった。
あー、なんというか、そう呼べって言われてんだよ。うん。
女心はオーロラだな…何言ってんだ?俺。
まぁ、そんで担いで行ったわけ。
門のとこまで行ったらさ、ユリアさんと兵隊が沢山出てきてそのまま俺が担いでたソイヤッサともう一人の男を持ってっちゃったんだ。
いや、ちょ!
俺の手柄は!?!?って思ったけど、ユリアさんが抱きついてきたから何も言えないまま俺は手柄を取り上げられちゃったのよ。
無念…。
ユリアさんからは過剰なくらい大丈夫よ!とか、心配しないで!とか、大手柄よ!とか、果ては体は大丈夫?とか。
体ってお前さん…どちらかと言うと出世のチャンスを奪われて心が痛いんですけど……。
あ、ユ、ユリア=サン!胸!旨!宗!πが!円周率が当たってるって!コラ!拙僧を誘惑するんじゃない!(修羅の顔)
ユリアさんよぉ!最近どうした?激しいなぁおい!
既婚者なんだからさ…旦那の、安倍のバブルだか何だか知らんけど、そーゆーことはさ、その旦那さんにしなさいな…。
はぁ、ソイヤッサからの、恨みを解消できてないのに、敵対者を増やすのは勘弁…。
そんな感じでその日は終わりましてな。
その後はしばらく裁判?(誰の??なんの??)があったらしくてお暇してたんですよ。
だいたい1週間くらいかな?
で、今日の朝になって何故か皇帝陛下に呼ばれたの。
え????皇帝陛下??
いやいやいやいや。
皇帝陛下に呼ばれる案件なんてソイヤッサ関連しか思い浮かばないんだよなぁ。
お前ぇ!ソイヤッサ!
おどれ!チクリおったな⁉︎しかも完全に冤罪だぜ!
ちくせう。
やはり俺は檻に縛り付けられる定めなのか?いや、今回は流石にヤバいかもなぁ。
食わなくても生きていられるという、私の体が普通じゃないのは確認されたけど…殺されても生きていられる自信は無いぞ…。
はぁ……どうか俺に情状酌量の余地がありますように。
☆月*日
校庭に呼び出されたと言うので、宮殿に校庭?とか思いつつユリアさんについて行った。
校庭はコウテイでも皇帝だったらしい。
二度見したわい。
しかし、これで驚くなかれ。
皇帝(ティベリウスさん)様が俺の顔と、いつの間にかそばにきていたドルスス(ススムじゃなかったらしい)さんの顔を交互に見てから言ったんだよ。
ーーーーー
「ユリア・アグリッピナの給仕長シュルカヌス!」
「はい!」
「汝のそのローマ帝国と帝国の第一人者たる皇帝への勇敢かつ崇高な献身に対する最高の賞賛として、皇帝である余の終身護身官に任命すると共に、汝の第一の帝国への貢献である叛逆者セイヤヌスの捕縛の功への褒賞として、2ヶ月間の護身官としての職務全うの後、余の終身近衛隊長官に任ずることをここに確約する!!よく務めるように。余の息子ドルススの生命を救ってくれたこと。誠に大義であった!」
「は?」
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……は?
☆月#日
やんぬるかな、もはや私に自由はないようだ…。
今日任官して、明日から護身官とかいうSP的な仕事に就職らしい。
残念なことに常にティベリウスさんの近くに居なきゃならない。
…半日近くずっとオッサンと仲良くするとか無理ゲーである。
ユリアさんは俺との別れを惜しんでくれた。
嬉しいねぇ…でも、社長の言う事には従わなくちゃね。
あ、皇帝か。
まぁどーでもいいけど。
そーいえば、任官した今日教えてもらったんだけど、ドルススさんが奥さんと離婚したらしい。
奥さんはギャン泣き、ドルススさんは冷たい目で見下ろすっていう構図ができてたとか出来てないとか…はぁ〜こちとら明日から持ち慣れない剣をいつ振り回すかもわからない仕事が待ってるって言うのに…あんさんは痴話喧嘩ですかい。
まぁこの前世話になったってユリアさんから聞いたし良しとしよう。うん。たぶんマンネリ?っていうやつだったに違いない!
ドルススさんで思い出したから後一つだけ。
ドルススさんの俺を見る目がヤヴァイ…。
ナニがとは言わないけど。
イケメンではあるのかもしれないけど、ちょーっとガっチリした感じでね、離れてても見られてるとわかるんだよなぁ。
圧迫感が凄いんだよなぁ。
…ここらで今日はいいかな?
俺はズボラだから、また次書くまでは時間空いちゃうかも。
どうかさっさと俺の代わりが出てきますように!!
次回のそのまた次回 シュルカヌスと止まらぬ昇進!!
ティベリウスの独白とカリギュラの帝位就任とをダイジェストでお送りします。
見てね!(読んでね!)
アンケート投票いつもありがとうございます。
そろそろネロを登場させたい…。
クリミア戦争編…もう少しテンポを上げたいですね。