破界僧〜Fateの世紀〜   作:ヤン・デ・レェ

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ローマは最初の世紀なんで、あえて緩やかにします。


伝 シュルカヌス日誌 3

*月@日

 

困ったことになった。

 

いや困ったと言うのは語弊があるな。

 

恐ろしさがあると言う感じだな。

 

ここ1ヶ月、何も食べていない。

 

多分ソイヤッサとかいうやつがワタシを殺そうとしているに違いない。

 

コッワ。

 

多分ソイヤッサは非南無南無民なんだろうな。罰当たりな奴め。

 

いやもちろんそれも勘弁なんだが。

 

一月何も食ってないんだけど、トイレにも行く気にならんし、体に変化は無いし。

 

何かおかしい。

 

今日で日記はもう書けない。

 

ページもインクも無くなってしまった。

 

今ももう殆ど掠れたインクで点々と書いている。

 

 

あの後、若い女の人がワタシの独房に来た。

 

彼女は何故だかワタシを気に入ったらしい。

 

ワタシは、今日でワタシを卒業することにした。

 

腹を決めなければいけないらしい。

 

そこに死か何かが待っているとしたら。

 

この日記はワタシの…否。

 

俺の遺書ということになる。

 

母の声とドルススムさんとしかまともに会話もしたことなかったけど、まずまず楽しかった。

 

それでは、俺の今後に幸あれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆月☆日

 

俺は生きているぞ。

 

もうあの時使っていた日記はどこかへいってしまったが。

 

あの後は大変だった。

 

苦労した?のかも知れないな。

 

あの日の女性はアグリッピナというらしかった。

 

高貴な女性だったようだ。

 

一月食べずに死ぬこともなく、栄養失調になることもなかった俺を屈強な護衛になるとでも思ったのか自分に仕えるように言われた。

 

特にすることもなかったし、日記なんかもどっちみちもう書き足せなかったから承諾した。

 

その後は思ったよりもこき使われることなかったな…。

 

何か、気に入られてる?のかな。

 

今書いてるのも、彼女にお願いしたらくれた紙?みたいなやつと、古臭いペン?みたいなヤツで書いてる。

 

正直なところ描きにくいったらないけどね。

 

最近のルーティーンをメモしておこうと思う。

 

後で思い出せたら面白いかもしれないから。

 

 

・日の出とともに起床 一人部屋だった やったぜ

 

・アグリッピナさんを起こす

 

・給仕の仕事 この国の偉い人たちは良いもの食べてるみたいだけどアグリッピナさんは綺麗な人だ

 

・彼女は護衛を連れてお出かけに行くので、留守番だ

 

・家の中で給仕したり、在庫をつまみ食いしたりして過ごす

 

・結構暇かも 周りの人はもっと働かなければならないらしい

 

・俺の仕事はやろうとすると終わってる 不思議だ

 

・彼女が帰ってくると入浴の手伝いをさせられる ナゼ俺を選ぶんだ

 

・夕飯が終わり次第、就寝

 

こんな感じかな?あ、あと驚いたことがあった。

 

この前、夜にアグリッピナさんに部屋まで来いって呼ばれて

そんで言ってみると裸だったんよ。

 

そんで「来い」とか「満足させてみよ」とか言われてさ。

 

手招きされたんだよ。

 

俺?俺は本気で困ったよ。

 

手をワキワキさせながら1分は悩んださ。

 

そしたら、ふと裸で寝ると風邪ひくっていつも母(声だけだったけど)が言ってたの思い出してさ。

 

何かするのは良いけどまず服を着ましょう?みたいなことを言ってみたの。

 

そしたら「服を着たままが良いとはお主も好き者じゃな」って言われた。

 

困惑。俺の常識が間違っていたっぽい。

 

この国の人は裸で寝るのか…。

 

そんなこと考えてたらいきなり抱きつかれたからビクッてしちゃった。

 

耳にフゥ〜とかしてくるし。

 

どうしたアグリッピナさん⁉︎ってね。

 

で、思いついたわけよ。

 

なるほどな、と。

 

何すんのさ⁉︎とかっても思ったんだけど棒立ちでヌボーっとしてた俺もアレだったからさ、しないでおこうとは思ってたけど結局誘惑に負けて シちゃった んだよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

風邪ひきますよって言ってさ、抱きついてるアグリッピナさんを横抱きにしてから、落ちてる服拾って、それ着せて、こっちに来てからの労働で強くなった力で抱き上げてベッドに叩き込んでやりましたよ!!

 

いきなり何するのさ!とまでは言わなかったけど。

 

だって、あれは間違いないよ。

 

アグリッピナさんは風邪だな。

 

顔も赤かったもの。

 

絶対風邪だよ、アレ。

 

でもどうして抱きついたんかな?

 

俺にうつしたかったとか?

 

まぁ、色々考えたんだけどさ結局何もしないで帰るのも何だったから、昔話と子守唄を歌ってから帰ってきましたとさ。

 

風邪をお召しになると(看病が面倒くさくて、私に)悪いですから御身体を大事になさってください(今ココで何かあったら私の責任になるので)。貴女は(.私の仕事が減るので)社交に無理に出席する必要は有りません。(毎回送迎の際の挨拶が面倒くさいので)少し休まれた方が宜しいですよ、って捨て台詞を吐いてからね。

 

流石にこれはまたクビかな?

 

とか思ったけど寧ろ呼ばれる回数増えたって言う不思議。

 

あの日以降ずっと俺が呼ばれてる気がする。

 

何だったんだろう。

 

ま、裸で待ってることは段々少なくなってきたから良いのかな?

 

最初の5回目くらいまでは毎回全裸でベットの上に涅槃ポーズに待ち受けられてたからな。

 

その度に寝かしつけるまでを演出する俺の苦労を知ったのかもしれない。うん。

 

最近は寧ろ何かアグリッピナさんも楽しそうな感じだったな。

 

最初はなんか勝気というかこれでもか!って感じだったんだけどね。

 

あ、あとアグリッピナさんは結婚してたっぽい。

 

なら何で……。

 

そう言う文化なのか?

 

文化なら何も言えないなぁ…。

 

20歳を超えてから成長が完全に止まっている俺が言うのも何だが、落ち着きを持って欲しいもんだ。




面白かったら良いな。
私の考えたことを沢山の方々が目にしてくださってることは嬉しい限りです。
いつもありがとうございます。
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