「というわけで前回のあらすじ、戦兎は学校に通うもコミュ障で全く話せなかったところに俺が乱入し、事情を説明、その後クラスメイトにはまともに話せるようになって…ビッチ先生?だっけか、その人にディープキスされそうになった、その日の放課後、戦兎は『nascita』の手伝いをするため直ぐに帰宅…その後を付ける影に気付かず、というわけで今回もよろしく」
―――line―――
『ねぇみんな、これどう思う?』
(写真)
『へぇ、石動さんしっかりしてんなぁ』
『でもこれ後ろのおっさん…』
『やるか』
『ダメだよ!?』
カルマが送った写真の内容は従業員用の服を着た戦兎が『nascita』で接客している姿だが、おっさんにヤラシイ目で見られている写真である、まずカルマがこんなにこっそり写真を撮れてるのが謎だが
『とりあえず中に入っちゃうねぇー』
『は!?待てよカルマ!?』
―――
「いらっしゃいま…せ!?」
「やっ石動さん、お手伝いしてるって聞いたから来ちゃったんだよねぇ…あと、他のみんなも来る予定っぽいよ?」←(カルマだけだと心配となって複数来る予定)
「なんだかカルマ君のせいなきがするけど」
私が不安げに言うとカルマ君はおどけたピエロのように笑い
「そんなわけないよ、俺石動さんが接客業本当にできてるのか不思議だから見に来たんだよ?それを不安だなんて…心外だよ」
「…私カルマ君の事よく知らないけど、人を困らせるのが大好きってことだけはわかった気がする」
「あれ?バレちゃった?」
悪びれもなく言うため少し驚いてしまった、とにかく…接客業なんだから一応は
「とにかく、カルマ君もお客さんだからね、んんっ、いらっしゃいませ、1名様で宜しいでしょうか?」
「なんかいつもの石動さんっぽくないね」
「あれが素なので、この喋り方は接客用です、それではお好きなカウンター席にどうぞ」
私はカルマ君にカウンター席に座るように案内する
「おっ、確か戦兎のクラスメイトの…青羽カルビー?」
「それわざと?」
「冗談だよ、赤羽カルマ…で、あってるな、朝にも言った通り俺の名前は石動惣一だ、気軽にマスターとでも呼んでくれ」
そうしていると石動惣一のスマホからバイブがおきる
「…戦兎!ちょっとお使い頼んでいいか?」
「あっ、はーい」
戦兎はお使いの場所を教えて貰いそのまま外へ出ると、カルマの送った写真にも写っていた男が着いていくように外へ出る
「…ねぇマスター!ここのコーヒーって砂糖幾つまでいれていいの?」
「あっ…その…なんだ、今はオレンジジュースぐらいしか出せない」
「そっかァ、じゃぁそれで」
―――
私は少し入り組んだ道へと入りそのまま路地裏へと進む、すると私以外のもう1つの足音が私を追うように鳴る…来たか
道成道理に曲がり角を曲がり、少し狭い道を通りながら少し開けてるが、誰もいない道へとたどり着いた
「そろそろ、出て来たらどうですか?」
私は振り向くと、先程『nascita』に居たお客さんがいた、見た目は中年太りした体型で、バーコードハゲと言われる頭、眼鏡をかけていてとてもではないが清潔感があるとは言えない見た目をしている、スーツ着てるのに、すると男は口を開く
「ふひひっ、戦兎ちゅぁん、僕はね、君みたいな女の子が苦しむ姿を見るのが楽しいんだよ…だから君も」
そういうと男は胸ポケットからUSBメモリの様なものを取り出すと、ボタン部分を押し、音が鳴る
「ふひひひひひ!」
男は左手にそのUSBメモリを差し込むと身体が変化しゴキブリを模した姿へと変化する
「やっぱりドーパントですか!…しかも寄りにもよってコックローチ…」
「さぁ、戦兎ちゅぁん…僕と一緒に来てもらうよ!!」
そう言いながら男が近付こうとすると
「…それなら、私にも考えがあります」
「ん?」
戦兎は青緑色がベースの小さめのベルトのようなものを付けていて、ポケットから黒と緑がベースのアイテムを出し、ボタン部分を押すと壮大そうな音樂が鳴る
仮面ライダークロニクル!
音とともに戦兎の目が金色と緑色に光る
「…変…身」
バクルアップ!
天を掴めライダー!
刻めクロニクル!
今こそ時は、極まれり!!!
「仮面ライダークロノス…それが私の名だ」
「ふん!姿が変わったところでどうってことない!」
コックローチドーパントが高速移動で戦兎に近こうとすると戦兎はドライバーにあるAとBのボタンを同時に押す…すると
ポーズ!
「…時を止める…それが私、仮面ライダークロノスの能力…」
私はコックローチドーパントの目の前まで歩き
「全く…こんな奴に目を付けられるなんて…二度と私の邪魔をしないように…」
ドライバーのBボタンを2回押すことで足元に巨大な時計が現れる
「絶版…だ」
クリティカルクルセイド!!
私はコックローチドーパントに対して反時計回りの回し蹴りを繰り出す
終焉の一撃!!
私は必殺技であるクリティカルクルセイドを喰らわせ、もう一度AとBのボタンを同時に押す
「ぐひやぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
コックローチドーパントは爆発し後方へ男は吹き飛ぶ、幸い男に怪我はないが、メモリは跡形もなく粉砕されていた
「ひ、ひぃ!?化け物!!」
男はそのまま走り去って行った
「ん〜!終わったぁ〜」
私は近くにあった段差に腰掛けて、腕を伸ばす
「それにしてもこのガシャット…凄まじい力を持ってる…でもまだまだ改良の余地はある、もっと力がなければ…私の復讐は達成されない」
私、桐生戦兎は数年前に親を殺されている、エボルトは事故で死んだと言っているが、私は知っている…お父さんとお母さんは誰かに殺されたのだ、殺された理由は私が作成していたライダーシステムの軍事利用をとある科学者は目論んでいたが、それを拒否、結果殺し屋を雇われて…そいつは狂っている、そのせいで必要のない犠牲が出たのだ…そして私にも原因がある…だからこそ復讐が終わったら…
「いや、今ブルーな気持ちになってもしょうがない、さっさと『nascita』に戻らないと」
私が『nascita』に戻ろうとすると誰かとぶつかってしまう
「どわぁっ!?」
「キャッ!」
その人の特徴は白いソフト帽を被り全身白のスーツ、さっきの男と大違いな清潔感、まさにエリートのような服装だが、顔には優しさがあり、とても人間味がある
「いててて、大丈夫か?」
その男の人は私に手を差し出し、私もその手を取り立ち上がる
「ありがとうございます」
「いや、いいんだ…ところでよ、さっき人間ぐらいの大きさのゴキブリみたいなやつを見なかったか?」
…この人もそういう人間なのだろうか…ならば
「私は見てませんよ、そんなドーパント…じゃ私はこれで「まちな」…?」
「俺は人間ぐらいの大きさのゴキブリみたいなやつって言った…けどお前はドーパントって言ったな、ドーパントって名称を知ってるのは数少ない…それにそこにある残骸、恐らくガイアメモリだ、そんでもってメモリブレイクに近い破壊のされ方、近くにいたお嬢ちゃんが1番怪しいが…」
「あんた一体何者だ?」
スーツの男性は少し鋭い目付きになり私を見る、だが私はワザとドーパントの事を話した、彼は恐らく私と同じ、変身し戦う力がある…その力は私だけが持てばいいのに…
「ならばお教え致しましょう、私は貴方と同じ存在です…まぁ正義のヒーローじゃないですけどね」
「この姿の名は…ジョーカー!」
次に戦兎が、腰に巻いていたのは緑のハートマークがあるベルト、すると黒と緑を基調にしたデザインの怪人へと姿を変える、だが少し見方を変えると少々ゴキ…黒いあれに見える、そして白いスーツの男は少し驚くが冷静さをすぐさま取り戻す
「…なるほど、ドーパントとは違う何かか、けど偶然か…運命か…俺と同じ切り札とはな…そういや自己紹介がまだだったな」
そう言いながら男は左右非対称のベルトを装着し、USBメモリの様なものを取り出す
「俺の名は左翔太郎…またの名を、仮面ライダー…ジョーカー」
ジョーカー!
「…変身」
ジョーカーメモリをドライバーに差し込み外側に展開させる、すると短めのリズムが流れ黒色のライダー、仮面ライダージョーカーに変身する
「なるほど…ロストドライバー、もしかしてシュラウドと何か繋がりが」
「シュラウドのこと知ってんのか!?」
左翔太郎と名乗った男性は私にシュラウドの事を聞く、まぁ嘘をつく理由も無いし正直に言っておくか
「ええ、私はシュラウドの研究を短期間ですが手伝っていました、そしてその時ドライバーやサポートアイテム等の研究資料を全て暗記して…ね」
そう言いながら私は自作のダブルドライバーを取り出す
「あ、あと私は別に争うつもりはありません、それに…あなたが仮面ライダーなら安心です、それじゃ」
私は姿を人間に戻し来た道を戻る
「なっまだ話は「相棒さんにも、よろしく言っといてください、いるんでしょ?」…なんでもお見通しか」
少しの間謎の少女を見送ると俺のスタッグフォンが鳴り出す、今で言うガラケーの為、スタッグフォンを開いてから応答する
「どうした?相棒?」
『翔太郎、ドーパントはどうだった?』
俺の相棒、フィリップの声である、コイツもまた風都の仮面ライダーだ
「あぁ〜別の奴が倒しちまってたよ、けどまさかガイアメモリが流出しちまうなんてな…」
『ミュージアムが多方面から圧力をかけてまで流出をしなかったからこそ今まで風都でしか事件が起こらなかったからね…今じゃ次世代のガイアメモリまで別の企業が作ってやりたい放題だ、指図目別の企業の人間が倒したんだろ?』
「いやそれがよ、年端もいかない女の子が倒しちまってたんだよ、メモリブレイクもきっちりとな」
フィリップは興味津々になる…またいつものか…
『ほぉ?それは面白い、ゾクゾクするね、後で検索してみよう、素性が分かるかもしれない』
「辞めとけ、多分無理だ」
今度は不貞腐れるような声で話す
『どうしてだい翔太郎?君もその少女の事、少しばかり気になるんじゃないのかい?』
確かに気になるは気になるが…
「いや、辞めとく、知ってもいい気分にならねぇ」
『そうかい…なら僕は勝手にやっとくよ、あと、その近くにまだドーパントはいるから気をつけてね』
ブチッと通話が切れる
「なっ!?あの野郎!大事な事は先に言え!!んでもって勝手に調べんな!!」
俺は急いでドーパントを探す、町は違ってもやることは変わらねぇ、町も守る、人も守る、探偵ってのは両方やるからハードボイルドなんだよ、そう思いながら俺は次のドーパントの元へ向かう
――――『nascita』――――
遅い、さすがに遅すぎる…
「ねね、マスター、石動さん…いや、戦兎さんっていつもこんな遅いの?」
赤羽カルマに質問され俺は少しギクッとなる
「いや…普段はもう少し早いんだけどなぁ、まぁそろそろ遅い、他の奴らも帰った帰った」
俺は後から来た他の奴らにも帰るように言う、家が何処かは知らんが多分電車は使うだろうし、帰宅ラッシュなり何かに巻き込まれたら責任はこっちが持ちそうだからな
「確かに、そろそろ帰った方が良いかもな、帰ろう」
磯貝悠馬が他の奴らに帰るように促すと他の奴らも帰る支度をする
「「「ご馳走様でした!」」」
「はいはい、今後ともご贔屓に」
カランカラン♪︎
――――数十分後――――
カランカラン♪︎
「ただいま」
「おう、おかえり戦兎、今日赤羽カルマ以外にも友達が来てたぞ、磯貝悠馬に潮田渚、色んなやつが来てたな」
「そうだったんだ、なんか悪い事したなぁ…」
「悪い事してんのはお前と戦った奴だけどな」
私はカウンターに座りエボルトが出したカレーを食べる
「全くあの野郎…女の子虐めて何が楽しいんだか」
「まぁ一昔前の俺だな、人間っていうスケールでだけど」
「ホントだよ、お父さんとお母さんよくこの心の無い宇宙人に心を持たせられたな」
私はカレーと水を交互にお腹に入れながらエボルトと話す、エボルトのブラックジョーク(?)に悪態を着くのもいつもの事だ
「まっ、お前の父さんの忍と母さんの京香には世話になったからな…返せなさすぎる恩がある」
私はいきなり席から立ち上がるそしてエボルトに背を向け、背中を反りながら
「夜は焼肉っしょぉぉ!」
「はっ?えっ?おまっ?大丈夫か?」
「いや、しんみりしてたから和ませようと思って」
私は少し照れながら席に戻りカレーを再び食べ始める
「まっ、ありがとよ戦兎」
「どういたしまして、惣一」
何故3作同時進行なんて馬鹿なことやってるのにダンまち見てライダーとクロスオーバーさせたいなんて考えてしまうのだろうか、そしていきなり強くなりすぎだろ戦兎ちゃんって思っても気にしないで…(˘•̥ω•̥˘)