魔法少女リリカルなのはvivid 虹王ノ物語【凍結】   作:終わり無き夜空

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86話 越えた神域

「綺麗…」

 

「これが【華牙氣(カゲキ)】の力…」

 

ヨゾラは【華牙氣(カゲキ)】の予想以上の力にすこし驚いていた。ただ本来の【華牙氣(カゲキ)】はヨゾラの用に全能値を底上げするのではなく自身に特化した技や力に作用する技術である。それは【怒臨氣(ドリンキ)】も同様である、もう一度言う。ヨゾラの用に全能値を底上げ……いや、大幅に向上させるなんてことはあり得ないのだ。その上、ヨゾラは【全集中の常中】も使っている言うなれば、【華牙氣(カゲキ)】or【怒臨氣(ドリンキ)】×【全集中の常中】×ヨゾラの元々の身体能力となる。そこに【極限集中・『神吸』】や【極限集中・神吸一天】が加われば誰もヨゾラを止めることないて出来ない

 

「次は【怒臨氣(ドリンキ)】」

 

「王様ー!気を付けてね!」

 

「うん、わかってるよ」

 

怒臨氣(ドリンキ)】は【華牙氣(カゲキ)】と違いマイナスのエネルギーを使うそれは人間が最も使っている感情【怒り・憎しみ・嫉妬・殺意・悲しみ】と言った強い感情である。

 

「(……殺意)ッ!!!」

 

「「『っ!!!?』」」

 

ヨゾラの濃厚で強大すぎる殺気により闘技場全体に広がりロストやグラン、他のゾディアックたちもヨゾラの殺気に恐怖した。そして、ヨゾラの背中には黒紫色の六枚の羽が現れていた。だが【華牙氣(カゲキ)】よりも強大で存在感があった

 

「………」

 

「お、王様?」

 

この時、ヨゾラの頭の中では『殺セ…殺セ…殺セ…』と響いていた、それはかつてヨゾラがベルカ時代より蓄積されたすべての残留信念に囚われた時のように…だが、ヨゾラには無意味だった

 

「(うるさいな…でも、この声は私の本音…)大丈夫だよ、この感情も心も……忘れることはないから…」

 

そして、ヨゾラは【怒臨氣(ドリンキ)】を発動させたまま【華牙氣(カゲキ)】よるプラスのエネルギーを加え始める。すると、強大な2つの力がぶつかりあいだんだんと次は膨れ上がってくる。この時ロストはある違和感を感じたそれは2つの力の“量”である本来なら半分ずつでいい力を全力で注いでいることだ

 

「王様!!そんなにお互いの強い力を合わせたら王様の体が持たないよ!?」

 

「〈主様もう止めるのだ!〉」

 

「まだまだ!」

 

「王様!!/〈主様!〉」

 

「(もっと……もっと…強く、鋭く……私は更なる高みへ!)ハァァァァアァアアアァァァァっ!!!!」

 

それはヨゾラの試し、強くなるため、強者でいるため、王であるための試しこんなことで死ぬことがあるならそれまでの人間だったと言うこと…しかしこのヨゾラの行動によりヨゾラは神の領域を飛び越えてしまったのだ

 

ヨゾラが起こした【華牙氣(カゲキ)】と【怒臨氣(ドリンキ)】激しいぶつかり合いにより生じた力は【身勝手の極意】を会得するための一歩だった、がヨゾラはその“一歩”を大きく踏み越え更なる先へ……

 

「……フゥゥ、【身勝手の極意】を越えた極意……名付けるなら…んー、そうだなぁ【神威の領域】かな?」

 

それから、ヨゾラはその【神威の領域】の力に慣れるため無限ゴーレム千体とゾディアックたちに手伝ってもらい極めようとするが【神威の領域】はまだ未完成で完成にはすこし程遠いがヨゾラの戦闘センスと身体能力があればそう遠くないうちに完成するはずだ

 

その頃、リンネはヨゾラからもらったトレーニングシートの順に鍛えていた。それにより同年代では負けないぐらいに成長したこれならヴィヴィオやアインハルト、ジーク、ミカ、コロナとも張り合える程に*1

 

「さて、リンネこの十年間よく頑張ったね。今日で最終試験だよ」

 

ヨゾラがリンネに指定した最終試験はシンプルただこの闘技場全体にいる無限ゴーレム【攻撃特化型】500体【防御特化型】300体【魔法特化型】200体の破壊だ

 

「はい!」

 

「それじゃぁ、始め!!」

*1
原作と違い、ベルカ組はめちゃくちゃ強いです。ミカとコロナはヨゾラの弟子なので

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