レーザー銃の傭兵とダボールスナイパーな人形 作:ジャック・アヴェンダドール
ただ暫くはメインキャラがオリキャラのみという体たらくである
その出会いは唐突に
核やコーラップスによる環境汚染やそれによって発生したELIDと暴走した鉄血工廠の人形達によって人類はその数を大きく減らしていった時代。
そんな時代に於いても僅かながら文明の明かりは消えていない所も存在している。
一つは未だ残存し続けている国家が直接手掛ける首都付近、ここには正規軍の武力によって最大限の脅威が排除されて国民は暮らしている。だがそこへ行けるのは資産家や権力を持った人間だけ。他の人間は入ることも出来ないという。
そしてもう一つは民間軍事会社、PMCによって運用される地方都市。国家から委託されたPMCが都市運営と防衛を担う。ただし武力は正規軍よりも大きく劣る上、練度もそれに比べて低い。だが多くの人間はこちらに住む他無いのだ。
最大手の民間軍事会社、グリフィン&クルーガー。これも例外では無い。各地区にある都市を指揮官の下、運営、防衛する。ただ他のPMCと違うのは防衛を担っているのは人間ではなく大半が人形によって守られている事。それが違いであり最大の特徴だ。
ここはSB07地区と呼ばれる、グリフィンの管轄区域。
この地区も主に戦術人形によって構成される部隊によってそれなりの治安が維持されていた。最も、一番良くてアメリカのマイアミ州のような時折銃撃戦がおきるようなレベルだが。
その地区の一角、立ち並ぶビルの内の一つの中に彼は居る。
銃を掛けるラック、作業台とパソコン、それと生活するのに必要な物一通り。いずれもこの時代では珍しいと言える程小綺麗に、そしてシンプルで纏まっている部屋の主、ジョセフ・アンバーは突然の来訪者に作業の手を止めてしまっていた。
「今日からお世話になります。ダボールスナイパーです。よろしくね」
毛先のみが水色に染まっているセミロングの黒髪、ジョセフよりやや小さめの身長に、大まかに見てDカップ程の胸部、ふとましくは無いが女性的な太ももやお尻、服装は緑色のミリタリージャケットのような物と中に白色のTシャツ、紺色のズボンを着ているが、何より目を引くのがライフルだ。
緑色のTAR-21、通常ダボールライフルと呼ばれる物を狙撃用に大幅に改造された物。それを彼女は担いでいた。
そんな少女がここに世話になる? 何かの間違いじゃ無いのか? そんな事と同時に銃を見てある疑念が浮かんでいた。
「世話になるって…っていうかその銃俺のじゃねえか」
そう、彼女の持つライフルは本来彼が持っていた物だった。
何故彼女が持っているのか、それは数週間前に遡る。
一話目はかなり短いですが次から一話毎長くなります。(約3000文字)
書きたい展開まで全然届かない……のは置いといて、これからよろしくお願いします。