レーザー銃の傭兵とダボールスナイパーな人形   作:ジャック・アヴェンダドール

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DIVISIONコラボ真っ只中で投稿します


前回ジョセフ達はランデブーポイントに辿り着いたのはいいが、回収ヘリが来るまでの防衛をする羽目になりました


STAGE2-2 防衛戦

 扉が開け放たれた瞬間、ジョセフとUziが一気に外に飛び出す。目の前には基地に近寄ってくるガードとリッパー。それらに対してUziは軽やかに動きで躱しながら銃を撃ち、ジョセフは遮蔽使って敵の攻撃を防ぎつつ、レーザーを撃ち、前進を防ぐ。

 2人が敵を撹乱している合間に煙が上がる。それを見たジョセフはさらに前進してガードの一体をCQCの要領で遮蔽越しに引き込んで、至近距離から頭を撃つ。そして盾を奪い取って、積極的に攻勢に出る。後ろからの銃弾も増えて来た辺り、64式自達も外に出られたようだ。

 

 そうしてあっという間に戦線を構築して、敵の攻撃をやり過ごすと大量の足音が聞こえて来た。

 

「なんだ?」

 

 ジョセフが音のした方へ向くとそこには、茂みから突然現れた大量のダイナゲートがジョセフに向かって来ていた。

 

「こっちに寄るんじゃねぇ!」

 

 群れに対して1マガジンを全て使って、倒して行くジョセフ。だが数が多く、4体程残ってしまう。その残ったダイナゲートからの攻撃を盾でなんとか防ごうとするが、あまりの連射速度を至近距離で受けたせいで盾が破壊されてしまう。その時、ジョセフは死を覚悟したがそれでも最後の足掻きとして後ろに飛びながらリロードをする。それが幸いしたのか、後方からの銃撃によって残った4体も倒された。

 

「助かった!」

「前に出過ぎですよ!」

 

 89式の援護によって、ジョセフは後退する事が出来た。彼女達の想定以上に戦線の拡大が早かったようだ。盾を破壊された為、彼は遮蔽に隠れながらリロードをして体制を立て直そうとする。

 

「きゃあああ‼︎」

 

 ジョセフの横から悲鳴が聞こえる。そちらの方を見てみると、Uziの身体に無数の傷を付けられて倒れていた。そしてその前には焼けた地面と壊れたダイナゲートの群れがあった。その後方からはイエーガーとヴェスピドが新たにやって来る。

 

「Uziがやられた!誰かカバーしろ!」

「了解!」

 

 M1911がUziの代わりに前に出る。発煙手榴弾を駆使して相手からの死角を増やす。それと同時にUziを抱えて後ろに下がる。その合間をジョセフの斉射と64式自と89式の攻撃でカバーをする。イエーガーからの攻撃はピリアのカウンタースナイプで最小限に抑える。

 M1911がある程度Uziを後ろに移動させた後、煙が晴れると無数のヴェスピドが再度ジョセフとM1911に対して攻撃を仕掛ける。弾幕の嵐に顔を出すには危険過ぎる状況に陥る。辛うじて64式自と89式、ピリアが攻撃を仕掛けているものの、攻撃がそちらにも回り抑え込まれる事になった。

 

「クソッ弾幕が厚いな……」

「ジョセフさん!これを!」

 

 M1911から投げ渡されたのは焼夷手榴弾。彼女は投擲物のエキスパートか何かなのかと思いながら、物陰越しにヴェスピドの集団に投げ込む。同時にM1911側からも投げ込まれ、一瞬で火の海と化した。

 ついでと言わんばかりに発煙手榴弾を投擲して視界も奪う。ジョセフと89式がそこに一斉射撃をかまして、一気に攻守が交代した。火が収まる頃には、ヴェスピドは全て破壊され動かなくなった。

 周囲を見渡しても新たな敵がすぐ現れる様子は見られない。M1911がこの隙にUziを建物の中まで移動させる。ジョセフはその間、周囲に目を張り巡らせる。

 

「ジョセフ!残弾はまだある⁉︎」

「そろそろ尽きそうだ!」

「後ろにリッパーの残骸が複数あるから、バラしてマガジンとエネルギーユニットをバディに渡して!」

「了解!」

 

 ピリアの指示で後ろに移動して、2体程のリッパーの残骸からエネルギーユニットを素早く引き出し、マガジンを差し込む。1マガジン分のエネルギーを回収してから89式の元に置いて行く。

 

「使い方は分かるな?」

「はい!さっき見てましたから大丈夫です!」

「俺が手を振ったらマガジンを投げてくれ」

「了解しました!」

 

 建物から出てきたM1911と共に、周囲を警戒するがまだ敵の増援が来る気配が無い。

 

「あれで打ち止めか?」

「そうだといいのですけど……」

「……!ピリア、そこから離れて!」

 

 前衛であるジョセフとM1911が本当に終わりなのか訝しんでると、64式自が慌てた様子でピリアを退避させようとする。彼女が急いで支援位置から離れたその時、何かが落下する音がした数秒後、その位置が爆破される。それと同時にブラウラーとリッパーとヴェスピドの大群が押し寄せて来た。

 

「迫撃砲か⁉︎」

「恐らくジャガーの遠距離砲撃です!」

「ピリアはジャガーを探せ!他は押し寄せて来た奴らを狩るぞ!」

「了解!」

 

 物量に物を言わせた猛攻を仕掛けて来た鉄血、それを止める為に弾幕を張って応戦する。だが数が多すぎて戦線が少しづつ下げられて行く。それと同時にジャガーの居場所の特定が出来ず、非常に不利な状況に陥ってしまう。

 進軍を止めるだけならば発煙手榴弾や焼夷手榴弾を使えば済むのだが、ジャガーの攻撃が1番の脅威になり得るの為、優先的に探さなければならない事もあり視界を妨げる手榴弾系は使い辛い。

 

「これ以上は持ちませんわ!」

「発煙手榴弾を投げろ!」

「それではジャガーが見つかりませんわ!」

「こっちでどうにかする!兎に角投げろ!」

「…了解!」

 

 流石に限界が来た為、発煙手榴弾を投げるM1911。煙が充満して敵の視界を奪うが、逆にジャガーの索敵がやり辛くなる諸刃の剣と化していた。

 

「一気に叩く!」

 

 混乱の最中、ジョセフが敵集団の横に移動して攻撃する。煙に気を取られていた鉄血の人形達はまともに回避行動を取る事が出来ずに倒されて行く。そしてその集団の奥に探していたジャガーの姿を発見する。しかしジョセフの位置からは遠く、持っている銃では当てられない距離に陣取っていた。更に悪い事に狙撃担当のピリアからは発煙手榴弾の煙で死角になっており、そこからの狙撃も厳しくなっている。

 ふと、ある装備を持ってきていたのをジョセフは思い出した。それならば煙越しでも狙撃は可能だと確信した。

 

「ピリア!サーモセンサーを使え!」

「え⁉︎あぁ‼︎了解!」

 

 ジョセフがピリアに指示してから12秒後に、ジャガーが彼女の狙撃によって崩れ落ちた。

 

 

 

「なんとかなった……かな?」

 

 サーモセンサーを外して安堵の息を吐くピリア。その周りからは増援が来る気配は無く、警戒はしつつも構えを解き始めたが何かが落下してくるような音で再び戦闘態勢に移る。

 上の方を見てみると、ジャガーの置き土産と思わしき砲弾が落ちて来ようとしているようだった。

 

「往生際の悪い奴め!全員退避しろ!」

 

 急いでその場から別れる。ジョセフは離脱しながらも斉射して迎撃を試みる。ピリアは建物の中から1発づつ撃ち込もうとするが掠りもせずに地面に到達する。

 瞬間、爆発が発生する。先程よりもよっぽど規模の大きい爆発が周囲を包み込む。建物には直撃しなかったが余波でガラスや入り口部分が崩れて行った。




ジャガーの迫撃砲って実際はただの砲弾なんでしょうかね?
榴弾に変えると範囲がヤバそうではありますけど、ドッペルゾルドナー辺りがばら撒くんですよね……

さて次回は爆発後の後始末です
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