でもさ、ネモ船長とゴッホがいるverのカイニス特殊ボイスを聞いて、ストガチャという闇へ石を投げ込み、優雅たれ(笑)が帰って来たんだ。モチベが下がるのも仕方ないと思うんだ。
ポケモン
それは、最近発売されたポケモンの最新作だ。
今作の地方はガラル地方と呼ばれるイギリスがモチーフの地方で、おだやかな田園風景や、近代的な都市、雄大な草原や険しい雪山など、さまざまな表情を持つ地方とされている。他にも、鮮やかなグラフィック、以前までのシリーズとは違ったジム戦やチャンピオン戦、四天王不在、レイドバトル、独特なポケモンのデザインなども剣盾の特徴といえるだろう。
だが、前々々作のサーン・ムーンまでプレイしてきた俺は、PVが出た当時はあまりやってみたいという気持ちにはなれなかった。理由は、悪の組織がない、リージョンフォームが好きじゃない、伝説ポケモンのデザインがあまり好みじゃない(一体は初めて見た時、灰色の大狼をパクったかと思った。)、他の人と協力して行うレイドバトルが面倒そう等々たくさんあるが、その中でも最も大きな理由は受験の真っ最中だったからというものだ。
もちろん、ポケモンのアニメは無印から視聴し、ポケモンのゲームはクリスタルから始め、サファイア、ダイヤモンド、ソウルシルバー、ホワイト、ホワイト2、Y、オメガルビー、そして、サーンまでプレイするほど俺はポケモンが好きだ。と言っても、噂に聞く個体値のために卵厳選を行う者たちに聞かれれば、鼻で笑われるかもしれんが・・・・・。
まぁ、そんなこんなで、最新作の剣盾を買わずにいたんだが、最近新しく冠雪原や鎧の孤島などのDLCがはじめから入っているエキスパンションパスが出たらしく、生活も安定してきているしせっかくだからスイッチと一緒に買ったんだ。一人暮らしかつバイトの給料もそこまで高くないのに、出費は高くついた。しばらく他のゲームを買うのはお預けだな.....。
そして今、ついに俺は買ったばかりの盾をプレイしようとしている。剣にのみ登場するサイトウさんはだいぶ可愛くて、はじめは剣を買おうかとも思ったが、その気持ちを勝る程に表紙のポケモンであるザシアンがシフのパクリにしか見えなくて、盾で進化できる可愛いタルップルのいる盾にした。
・・・・・・・買った後に知ったが、剣にも低確率でタルップルに進化できるアイテムが手に入るらしく、ちょっと後悔した。
スイッチをテレビと繋ぎ、大画面でプレイできるようにしながら、栄養補給用のポテチとコーラ、チョコ、菓子パン、スマホ、予備のお菓子と食べ物、飲み物を準備する。そして、いざ始めようとソフトを起動させたその瞬間、突如、俺は強烈な眠気に襲われた。
おかしい・・・・、事前に15時間睡眠をしておいたから頭痛くて眠くなるはずがないのに、なんで・・・・・・
そんなことを思いながらも、なおも襲ってくる強烈な眠気に抗えず、俺の意識は途絶えた。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
深い霧に包まれ、時折騒々しい鳥のさえずりが聞こえるものの、さらさらと流れる水のせせらぎが、まどろんでしまいそうなほど心地良い空間をつくりだしている森の中。そこは、何者も入ってはならないとされている場所。
しかし、そんな場所に一人で倒れている男の子がいた。傍には男の子のものだろうか、大きめのバッグが置かれている。一体、いつこの森に入り込んだのだろうか。
「ん、うぅむ・・・・?」
倒れていた男の子は目を覚まし、ゆっくりと起き上がって辺りを見回すと、一言呟く。
「俺・・・・・死んだ?」
目を覚まして最初の一言がそれとは、変な人間だと思った。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
えぇ…、一体どういうことなんだ(困惑)
強烈な眠気に抗えず、たっぷり眠って起きたら辺り真っ白な場所にいるんですが。
え、なに?俺、死んだの?実は天国に来ちゃった感じ?
いや、よく見たら道っぽいの見えるな。それに、土の匂いがする。
つまり、ここは外ってことか。誘拐されたか?でも、手足は縛られていないしバッグも近くに落ちてる。誰のか分からないけど.....。
ん~、わからん。せめて周りが見えればわかったかもしれないのに、真っ白だからなぁ。とりあえず、バッグの中身を確認しておこう。何かあった時に使えるものが入ってるかもしれないし。
はい。確認したら意味わからんことになってる。
まず、何故か眠る前にそばにおいてたポテチとコーラと予備の食料&飲料水。その数、合わせて20個。次に財布が入っていた。肝心な中身だが小銭は一切入っておらず、ゲームを買った分を除いて俺が銀行に貯金していた額ぴったしの50万円が入っていた。どうやって銀行から俺の全財産を引き出したのか・・・・・
そして、ロトムっぽいカバーになった俺のスマホ。電源も入って一安心したが、その後に裏切られた。まず、ここが何処か調べるためにグーグル先生を使用したんだ。そして出てきた地図に書かれていたのは、まどろみの森と書かれた真っ白な土地だった。他に何か無いか探してみると、どうやら近くにハロンタウンという変な名前の町があるらしい。
日本にこんな名前の町があるとは知らなかった。ってか、俺の住んでた県にそんな名前の町はなかったはずだ。少なくとも、現状確定しているのはこの場所が俺が住んでた土地ではないという事だろう。警察に相談してみようと思って電話をかけてみたがつながらず、なら家族に相談しようと電話帳を見たら登録してた連絡先が全て消えていた。いや、もう、思わず二度見したね。
だが、これはまだいい。・・・・・・いや、よくないけどさ。
問題なのは次からだ。俺の顔写真が貼られており、俺の名前も書かれているトレーナーカードという物が出てきたんだ。俺は何かのトレーナーになった記憶はないし、いつのまに若返っているのかな? 一応さっきのスマホの内カメで見たら、写真だけじゃなくて俺自身も若返ってたからビックリ。寝てるうちにアポトキシンでも飲まされた?
普通、これだけ入っていたら容量ギリギリだと思うが、このバッグはなんとバッグパッカーが持ち歩いていそうなバッグなのだ!(再度の困惑)つまり、デカいうえに広いからまだ何か入っている!!誘拐の線は大分薄くなってきたけど、なぜ「君にはこれから旅に出てもらうぜ☆」とでもいいそうな状態なのだろうか。
考えてもわからないので、次にいく。
出てきたのは、ノートと筆記用具、ヨロイパスとカンムリパスと書かれたパス、なんかのスプレー、モンスターボールがいっぱい。それ以上は出てこなかった。ここで俺は考えた。ロトムっぽい柄のカバーになったスマホ、名前がハロンタウンなどという聞いたことも無い町、謎のトレーナーカード、そしてモンスターボール。
俺は期待を多分に込めてボールを傍に投げた。遠くに投げたら辺り真っ白で見えないからね。
結果、何の反応も無かった。
・・・・・そりゃそうですよね、知ってた。俺の期待を裏切ったボールは許せないので八つ当たり気味に足元に力強く叩きつけてやった(理不尽)
そしたら、ポンッて音と一緒に跳ね返ってきて俺の顔面を強打した。しばらく顔を抑えて悶絶したあと、おとなしく他のボールと一緒にバッグに戻したよ。
ザシアンをシフと思ったのは作者だけではないはず・・・・