ケモ耳巨乳褐色JKサンタ・・・・・素晴らしいぃ.....。
「はい、検査の結果がでましたよ。特に異常は見られませんでした」
「そうですか、ありがとうございます」
診察料を払い、お礼を言ってから病院から出る。
ワンパチを道中で捕まえた後、ブラッシータウンの病院にたどり着き、さっきまで検査を受けていたんだ。結局は何もなかったが、ザマゼンタがイベルタルみたいに生命を奪っていくタイプの伝ポケだったらヤバかった。ポケモンって見た目じゃタイプすら判断できない場合が多いからな。「水」と「電気」タイプだと思っていたナマズンが「水」と「地面」だったと知った時の驚きは忘れない。お前の額にあるWは電気をあらわしてるんじゃないのか.....。
外に出ると、腰のホルダーに付けてあるモンスターボールからワンパチが飛び出し、スマホロトムがポケットから浮遊して出てくる。ワンパチが足元にすり寄ってきたから、撫でてみる。へっへっへっと笑顔になるワンパチ、かわいい。
「ワン、イヌヌワン!」
『身体に異常が無くて良かったロト。これからどうするロ?』
「あー.....。特に考えてないんだよなぁ。どうしよう?」
『聞いてるのはボクのほうロ.....。ジムチャレンジでもしてみるロ?』
「ジムチャレンジ?ジム戦とは違うのか?」
『ガラル地方のジムはちょっと特殊ロ。ガラルポケモンリーグ委員会によってポケモンバトルの大会やイベントが運営されていて、1年に1度、リーグチャンピオンの座をかけたポケモンバトルが開催されてるロト。』
「へぇ~、一年に一度なんだ。今年はもう開催されたのか?」
『まだみたいロト』
「ジム戦かぁ~、ポケモンの世界に来たらやってみたいと思ってたなぁ~」
『ただ、「ジムチャレンジには、ジムリーダーなど特定の人物から推薦状をもらったポケモントレーナーだけが、参加することができる。」って条件がついてるロト』
「えっ、マジ?」
推薦状とかなにそれ。今までのシリーズでジム戦にそんなもの必要なかったじゃん。剣盾だけ面倒な仕様になってんのか。
「ジムチャレンジを行うとしたら、ジムリーダーとかから推薦状をもらわないといけないのか。俺、コネないし無理じゃね?」
『諦めるロト?』
「仕方ないだろ。いきなり『こんにちは!推薦状下さい!!』なんて言うわけにもいかないし」
『じゃあ、どうするロト?』
「う~ん、そういえば二枚のパスがあったよな。えっと、ヨロイパスとカンムリパスだったか」
『あったロト。まさか・・・・・?』
「おう、行ってみようかなって。今はワンパチがいるしある程度だったら戦闘もどうにかなるだろ」
『わかったロト。どっちから行くロト?』
「ヨロイパス・・・・・ヨロイ島の方から行こうかと思ってる」
『OKロト。ブラッシータウンにも駅はあるから丁度いいと思うロト』
「じゃ、行くか」
ジムチャレンジできないのは残念だけど、なんでかやってきたポケモンの世界、せっかくだし楽しまなきゃ損でしょ。できればワンパチ以外のポケモンをバトルで捕まえてみたいしな。ワンパチはラッキーで
ワンパチをボールに戻して駅に向かう。ポケモンセンターがある下り坂を下りて、下り坂の隣にある駅の中に入る。駅の中は、入って真正面にフレンドリィショップ、右に券売機、左が改札と待合用のイスがいくつか置かれていた。
座ってる人もいるが、何人かは立っている。その中で一人だけ凄い奇抜な恰好の人がいる。スポーツ用なのかは知らんが、普通の白とかの短パン長袖のシャツなら短パン小僧だと思うんだが、紫を主体として赤黄色青の虹みたいな色が端に塗られていて胸元には黒い布がついてる。靴はローファー?でフリルがついたハイソックスを履いてる。一番奇抜なのが、その服装に似合わない天辺が長いシルクハットだ。モンスターボールがその周りを6個ほど浮遊しているがホルダーを持ってないのか?おそらくエスパー使いなのだろうが、ちょっと関わりたくない類の人だと思った。
奇抜な恰好をしている人から離れた方に置かれているイスに座ろうとして思い出す。そういえば、ボールは持ってるけど傷薬は持ってないな。買っといたほうがいいのだろうか?所持金というか全財産がまだ40万以上はあるが・・・・・買っとくか。ワンパチが倒れたら困るし。
「フレンドリィショップへようこそ!」
ゲームで何度か聞いたことがある挨拶を言う店員。規則なのだろうか。
とりあえず傷薬を10個ほど買っておいた。一個200円したから合計2000円の買い物だ。買った傷薬をバッグに入れておく。このバッグ、容量がどうなってるのかわからないが、99個のボールと大量の食糧、さっき買った傷薬が入ってるはずなのに、恐ろしく軽い。その上、入口を開けて中身を見てみようとしたら、真っ暗で何も見えなかった。手を突っ込んだら、突っ込んでる部分がその暗闇に溶けて見えなくなるんだ。怖えぇよ。
「ヨロイ島行きの列車が到着しました。ヨロイパスをお持ちの方はご乗車お願いします」
列車の到着音と共に改札の側に立っていた駅員がそう言う。椅子から立ち上がり、その駅員に向かって歩いてると、奇抜な恰好の人も駅員さんの方に歩きパスを渡している。あの人もヨロイ島に行くのか.....。
「やーあ」
パスを持って駅員に話しかけようとした瞬間、楽し気だけど間の抜けた鳴き声が改札の方から聞こえた。振り向いて見てみると、ヤドンがいた。のんびりゆったりと歩き、ぼ~ッとした顔をしている。でも、俺の知ってるヤドンではない。頭が黄色くなってるヤドンだ。おそらくリージョンフォームなんだろうけど、普通のヤドンが好きだなぁ。別にこのヤドンが嫌いというワケではないんだが。
「フッ、ヤドンの出迎えとは中々エレガントだ」
「あちゃ~、また、ヨロイ島から乗り継いで来ちゃったか」
奇抜な恰好の人と駅員が言う。
「また」って、以前にもヤドンが駅まで乗り継いできたことがあるってことか。頭がいいのか悪いのかわからないヤドンだな。ヨロイ島から来たってことは、ヨロイ島にヤドンが棲息してるのだろうか。駅員に聞いてみよう。
「ヤドンってヨロイ島に棲息してるんですか?」
「ん?ああ、ヨロイ島にはヤドンがいっぱい暮らしているよ。旅行気分を味わいたいのか、たまに何匹か来ちゃうんだ」
「へえ~、そうなんですね」
やっぱりヨロイ島に棲息してるらしい。普通のヤドンはいないのかな?
そう思いながら、ヤドンに近づいてみる。が、何の反応も無い。しゃがんで撫でてみる。ふさふさしてるが、ワンパチよりはちょっと硬い毛だ。さすがに気づいたのか、ゆっくりとこちらに振りむく。
「やあ?」
か、かわいい!!普通のヤドンがいいとか言ったが前言撤回しよう。ヤドンはみなかわいい。これが俺の答えだ。黄色くなった頭を撫でてみると、しばらくしてから目をつぶって気持ちよさそうな顔になった。あぁ、この鈍感さもたまらなくかわいい。カレーを頭から被ったような色してるがそれも気にならない。
「ヤドンを撫でてる君、ポケモントレーナーだよね?このままだとヤドンが改札に居座って他のお客さんが困っちゃう。重くてどかせられないから、捕まえてくれないかな?」
駅員が俺にそう言ってくる。なんでポケモントレーナーだと思ったのだろうか。まだ一度もバトルした事ないんだが。あぁ、腰に付けてるホルダーで判断したのか。
「このヤドン、野生なんですか?」
「うん」
念のため、他の人のヤドンだったりしないか聞いてみたが野生らしい。どうやって判断してるんだろう?後で聞いてみようかな。
「?」
こっちをぼーっと見つめるヤドン。バッグからボールを1個取り出して、試しにヤドンに軽く当ててみる。ボールから出た光がヤドンを包み、光となってボールに収まる。カタカタと三度揺れ、何の抵抗もなく捕まえることができた。
ヤドンって小型冷蔵庫くらいの重さなんですね。でも大人なら持ち上げられると思うんですけど、きっと駅員さんは非力なんでしょう。
ジムチャレンジをさせたいけど、このままじゃ無理だなぁ・・・・せや!元チャンピオンの師匠がいるやん!と思ったので、いきなりヨロイ島に飛ばします。