ヨコヅナのヒーローアカデミア   作:ニッケン

16 / 36
ヨコのヒロアカ 8話

「困っただな…」

 

 なんとかギリギリ、一種目の障害物競走をクリアしたヨコヅナは、二種目が発表され、説明がされた後、また、困っていた。

 

 二種目は騎馬戦。

 障害物競走の順位で一人一人に持ち点があり、点数が表示された鉢巻を奪い合う。

 体育祭らしい種目だが、4人または3人のチームを作らなければならない。

 チームは自由で、今生徒達は誰とチームになるかを相談し合っているところなのだ…

 そんな中、ヨコヅナはボッチで佇んでいた。

 

「本選に残ったのは、ヒーロー科しかいないんだべかな…」

 

 予選通過できた42名の中にヨコヅナと同じ組の生徒は一人もいなかった。

 当然この騎馬戦でも個性使用は自由、個性を知っていて、相性のいい生徒と組むのは当然だ。

 その為、他科で個性を知らない、予選42位で5ポイントのヨコヅナと進んで組もうと思う者などいないのだ。

 唯一知り合いの拳藤は速攻でチームを組んでいるし、どうもヨコヅナはヒーロー科B組の生徒からは避けられているようだった。

 

「拳藤の言う通り、褌一丁で戦うのはバカな行為だったべかな…」

 

 実際のところ褌は関係ないので、そんなことを後悔しても意味はない。

 

「…これ、あぶれたらどうなるんだべかな?」

 

 42名と言う事は、4人チームが10組出来ると2人余る、または、4人チームが8組と3人チームが3組出来ると一人だけ余ってしまう。

 そんなボッチ的な考えをしているヨコヅナに、

 

「あんた普通科だよな?」

「ん…」

 

 話しかける生徒がいた。

 

「俺も普通科なんだ、一緒に組まないか」

 

 相手は普通科だが、ヨコヅナとは違うクラスの生徒のようだ。

 その生徒の誘いを、

 

「良いだよ」

 

 ボッチだったヨコヅナは笑顔で了承した。

 

 

 

 そして二種目、騎馬戦が、

 

「START!!」

 

 が開始され、 ヨコヅナは騎手の指示に従って動いただけで……

 

 制限時間の15分が過ぎ、

 

「TIME UP!!」

 

 終了となった。

 

 

『早速、上位4チーム、見てみようか!!』

 

 最終種目に進出できるのは4チーム。

 

『1位轟チーム!!2位爆豪チーム!!3位鉄て…アレェ!?』

 

 大型モニターに映ってるチーム名を読み上げていた、プレゼント・マスクが3位のチーム名を見て驚く。

 

『オイ!!心操チーム!!?』

 

 終了間際まで鉄哲チームだったのに、心操チームに変わっていたからだ。

 

「凄いだな、心操の個性…」

 

 心操チームの騎手、心操人使はヨコヅナとチームを組んだ普通科の生徒。他二人はヒーロー科のA組とB組の生徒が一人ずつ。

 心操チームは3位、つまりヨコヅナの最終種目の進出が決定したのである。

 

「何もしてなさ過ぎて、申し訳ない気持ちになるだな」

 




 小説投稿サイト『カクヨム』にて、

 ヨコヅナが主人公のオリジナル小説、

『なんでオラ、こんなとこにいるだ?』を投稿しております。

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054922126022

 こちらも読んで頂ければ幸いです。
 
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。