ヨコヅナのヒーローアカデミア   作:ニッケン

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ヨコのヒロアカ 11話

 予想外のヨコヅナの勝利に会場中がざわついていた。

 特に騒いでいたのはヒーロー科A組の生徒達が座っている客席だ。

 

「何で、今…?電撃を喰らいながら攻撃した!?」

 

 信じられないといったふうに驚く緑谷出久。

 

「でも、あんな凄い電撃だよ」

「上鳴の電撃喰らいながら動けるかよ」

 

 上鳴の個性は、的を絞るって放電することが出来ないとか、使用した後馬鹿になるとか、欠点は大きいが、その威力が強力なことはA組の皆が認めている。

 

「でも、事実そうとしか…」

「個性で防いだ、のかな?」

「でも、何か出したようには見えなかったよ。眩しくてよく見えなかったけど…」

「服は焦げてるように見えるケロ」

「……同じ電気系とかなら、効果がない可能性があります」

「あ!USJ襲撃の時、そんなことあったね」

 

 そんな風に騒いでいるA組を、

 

「あれあれ~、一瞬で決めるんじゃなかったっけぇ、おっかしいな一瞬でやられたよね。相手は普通科なのに、おっかしいな~」

 

 B組の物間が揶揄する。

 だが、

 

 ゴスッ

 

 拳藤が首筋に当て身して物間を気絶させる。

 

「ごめんな」

 

 A組に迷惑かけた事を委員長として謝る拳藤。

 

「それと、ちょっと聞こえてたけど、……井ノ中ヨコヅナの個性は電気系じゃないよ」

「知ってるのですか?」

「私同中だから、でも詳細は教えれないけどね」

 

 それだけ言って拳藤は自分の席へと戻った。

 

「電気系じゃない…だとしたら他に考えられるのは、……体をゴムなどの伝導率が悪いモノに変えるとか、ブツブツブツブツ…」

 

 拳藤の言葉を聞いて、ブツブツ呟いていた緑谷だが、

 

「今は情報が少なすぎるから、下手な憶測はしない方がいいか……それにしても心操君といい、普通科にも凄い人たくさんいるんだ」

 

 と、結論付け試合観戦に集中する事にした。

 

 

 

 ヨコヅナがステージから戻ると通路に飯田がいた、次が試合だから通路で観戦していたみたいだ。

 

「一回戦突破おめでとう」

「ありがとうだべ」

「しかし、どうやってあの電撃を掻い潜ったんだ、君の個性かい?」

「…それを言ったら、二回戦で不利になるから、言えないだよ」

「おっとそれもそうだな。軽率な発言だった。すまない」

 

 大したことじゃないのに丁寧に謝ってくれる飯田。

 

(ほんと真面目な人だべな)

 

 と、思いつつもヨコヅナはあることに気が付く。

 

「何で体に色々つけてるだ?」

 

 飯田は何故か体に複数のサポートアイテムを付けていた。

 サポート科以外は原則アイテム着用は禁止だ。

 

「これか、実は…」

 

 これは対戦相手である発目に理由があることを説明する飯田。

 

「そうなんだべか」

「もちろん、2回戦に勝ち進んだとしても、君との試合では使わないさ」

「それは助かるだ」

 

 ヨコヅナは16人の中で飯田が一番強敵だと思っていた。サポートアイテムを使われると困る事になっただろう。

 

「それじゃ、がんばってだべ」

「ああ、2回戦で会おう」

 

 

 その後飯田は、

 

「騙したなああああ!!」

 

 という叫びと共に勝利した。

 




 小説投稿サイト『カクヨム』にて、

 ヨコヅナが主人公のオリジナル小説、

『なんでオラ、こんなとこにいるだ?』を投稿しております。

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054922126022

 こちらも読んで頂ければ幸いです。
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