ヨコヅナのヒーローアカデミア   作:ニッケン

23 / 36
明日は投稿できないと思います。


ヨコのヒロアカ 15話

『普通科井ノ中、三回戦進出!こいつぁとんだダークホースだぜ!!優勝しちまうんじゃねぇか?』

『かもしれないな…』

『おいおい、イレイザーはヒーロー科A組の担任だろ。生徒を信じろよ!』

『信じる信じないではなく、可能性の話だ』

『そりゃ、今残ってる生徒は全員可能性あるわな。それより井ノ中の個性、結局分かんねぇままだな。使ってるようにも見えなかったしよ』

『…そうだな。分かったのは井ノ中が相撲の使い手だと言う事だな』

『やっぱあれ相撲か。絶滅危惧種だな』

『種じゃないがな。ヨコヅナの名は伊達ではないと言う事か…』

 

 

 

 ヒーロー科B組の観客席。

 ヨコヅナの圧勝にB組の生徒達もザワついていた。

 

「本当に強いね一佳の彼氏」

「だから、彼氏じゃないってば」

「応援してたじゃん」

「応援ぐらいするでしょ、同中なんだから」

「スモウ!very強いデス!」

「同意」

「さっきの試合、井ノ中は個性使ってたのこ?」

「使ってたよ」

「やっぱり硬化型の個性?凄い蹴り受けても平気だったし」

「いや、ヨコヅナは素で頑丈なの。特に額は殴った方が怪我するぐらい硬い』

「もうどんな個性か言いなよ」

「う~ん……次の試合ではっきり見れると思うから、その時説明するよ」

 

 三回戦のヨコヅナの相手は、ヒーロー科A組の轟焦凍。

 

 

 選手控室1。

 試合に勝利し控室に戻ったヨコヅナを、一人の生徒が訪ねてきた。

 

「二回戦突破、おめでとう」

「心操……言葉と表情が合っていないだよ」

「同じ普通科として嬉しいという気持ちより、悔しいという気持ちの方が強いからな」

「だったら毎日稽古するだよ、強力な個性に頼ってるから負けるだ」

「…耳が痛いな」

「オラに何か用があったんじゃないんだか?」

「あまり圧勝ばかりされると、俺の印象が薄くなるから止めて欲しいと言いにな」

「はは、それは無理だべ。オラの戦いはどうしても地味になるべからな。圧勝するしか目立つ方法がないだよ」

「残り二戦も圧勝出来ると確信してるみたいな言い方だな」

「出来るだよ……残りの生徒でオラに勝てる奴はいないだ」

「顔はニコニコしてるくせに、冗談じゃなさそうだな」

「もう個性を隠す必要もないだべからな」

「バレると簡単に対策される個性を持つと大変だよな。もっとヒーローに誂え向きの個性が良かったぜ」

「オラはこの個性が嫌だと思った事は一度もないべ」

「…そんなこと言えるのはお前だけだと思うがな。そこまで大口叩くんだ、ちゃんと優勝しろよ」

 

 そう言い残し、心操は控室を出ていった。

 

 

「やっぱヒーロー志望はみんな良い人だべな。……心苦しくなってくるだ」

 

 

 

 




 小説投稿サイト『カクヨム』にて、

 ヨコヅナが主人公のオリジナル小説、

『なんでオラ、こんなとこにいるだ?』を投稿しております。

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054922126022

 こちらも読んで頂ければ幸いです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。