『決勝戦!!井ノ中VS爆豪、今!! START!!!』
雄英体育祭、最後の戦いが始まった。
『そういや今回井ノ中、褌一丁じゃなくて、ズボンは履いてるな』
ヨコヅナは準決勝の時と違い、上半身は裸だが褌一丁ではなく、ズボンを履いている。
『褌を爆破されたら困るからだろ』
『ハッハー!!そりゃそうだ。テレビ中継もあるのにモロ出しはこっちも困るぜ』
などと、イレイザーヘッドと、プレゼント・マイクが、言ってる間に、
先手で爆豪が攻撃を仕掛けた。
走って前に出ながら、手の平をヨコヅナに向け、BOOOM!!と個性【爆破】を放つ。
『爆豪、いきなり大爆発を起こしたぁ!!しかし、相手はの井ノ中、今まで雷、氷、炎が効かなかったわけだからぁ~』
『爆破も効かないだろうな』
ヨコヅナは避けようともせず、いや、避ける必要ないから爆破に飲まれる。
爆豪の個性【爆破】もヨコヅナの個性で無効化できる故に、直接的なダメージはない。
「…凄い煙だべな」
爆豪の爆破による煙を条件反射的に手で払うヨコヅナ。
その煙の中から拳が飛び出してきて、ヨコヅナの顔面を捉える。
「すっとろい野郎だな!」
爆豪もヨコヅナに爆破でダメージがないことは承知の上だ、だから初撃の爆破は目くらましでしかない。
「個性が効かねェなら、個性なしでぶっ倒しゃ良いだけだろうが!!」
爆豪は突き、蹴りを織り交ぜ、次々ヨコヅナに攻撃を叩き込む。
『爆豪、個性は使わず肉弾戦を仕掛けた!!』
『個性を使ったところで無効化されるからな』
『猛烈なラッシュを繰り出す爆豪!!井ノ中はやられ放題だ!!』
ヨコヅナは防御もせず爆豪の攻撃を喰らっている。
その様子を見て、一佳は、
「あのバカ、決勝だって言うのに…」
「一佳ちゃん、どうして井ノ中は防御すらしないのこ?」
「横綱相撲のつもりなんでしょ」
横綱相撲とは、先に相手に攻撃させ余裕でしのぎ、それから危なげなく勝つこと。
一見爆豪のラッシュにヨコヅナは手が出ないようにも見れるが、それはヨコヅナが攻めさているだけに過ぎない。
「………井ノ中が無効化できるのは、個性だけのこ?」
「そうよ」
「衝撃無効、ダメージ無効とかは…」
「ないわ」
「それなら、あれはどういう理屈のこ?」
希乃子同様会場のほとんどの者が驚きの声を漏らす。
ヨコヅナが爆轟のラッシュを受けながら普通に前に歩き出したのだ。
「ヨコヅナが素で頑丈なだけよ」
爆豪の攻撃を全てまともに受けながも、ドンドン前に出るヨコヅナ。
「どうしただ?オラをねじ伏せるんじゃないんだべか?」
「このっクソがぁ!!」
爆豪のラッシュはさらに激しさをますが、ヨコヅナの歩みは止まらない。
小説投稿サイト『カクヨム』にて、
ヨコヅナが主人公のオリジナル小説、
『なんでオラ、こんなとこにいるだ?』を投稿しております。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054922126022
こちらも読んで頂ければ幸いです。