カナエ達はあの後数分程、気を失っていたが全員体制を立て直し復活。今はテーブルを囲い炭治郎の隣にはカナエとしのぶが座っている。
「あの何でカナエさんとしのぶさんはお兄ちゃんの隣を陣取ってるのよ!」
兄の隣に座っている二人に花子はツッコミを入れる。
「カナエさんだなんて水臭いわ!、花子ちゃん!お姉ちゃんて呼んでくれてもいいのよ?」
「姉さんたらいきなりそんな事を言っては花子が困るわ、先ずはしのぶと呼び捨てで呼んでほしいです」
しのぶとカナエは、さも当然と言わんばかりにとんでもない事を言う。これには禰豆子と花子更に葵枝は苦笑いをする。
「全く花子は、照れてるんだと思います!大丈夫です!しのぶさん、カナエさん、直ぐに仲良くなれます!」
そんな様子に気付く事はない炭治郎。
「ふふ優しいのね、炭治郎君は」
「炭シェロ‥‥‥‥」
カナヲとアオイも隙を伺っている。其処へ。
「いきなり訪ねて来てすまない!、竈門炭治郎殿に用事があって来た!誰かおりませぬか!」
カナエとしのぶはこの声に聞き覚えがあった。が今は炭治郎に集中する。
「母さんいいよ、俺が行ってくるよ」
竹雄が玄関へと行くと。
「ったく、そんな大きい声をださなくても聞こえてるのに」
ボソボソと呟きながら。どうせ男の知り合いだろうと思っていたが、其処には焔の妖精を彷彿とさせる女がいた。
「全くそんなに大きな声を出さなくとも、ちゃんと聞こえています杏寿朗、いきなり訪ねてくる無礼をお許し下さい」
「はぁ、で兄ちゃんに用があって来たんですよね?」
「はい、紹介が遅れました。私煉獄梨火と申します、隣には弟の杏寿朗と千寿朗です」
槇寿郎は席を外している。
「俺は竈門竹雄です!ではこちらへ!」
「ふふ炭治郎に似て素直なんですね」
炭治郎達が楽しく?会話をしていると。
「ん?、アオイさん!ちょっといいですか?」
アオイが隙をついて髪を触ろうとするが、炭治郎は別の人が来た事に気が付く。
「っち、誰だ邪魔をする奴は」
アオイが出入り口を睨むと。
「あら、お年頃の娘がそんなに殿方にくっついているなど、ちょっと品が無いのではなくて?」
凛とした声色が部屋に響く。そして葵枝と禰豆子と花子は。
(((また、美女が増えただと!!!)))
アオイは自身の行動を思い返し、ぐうの音もでない。
「あの人は確か、煉獄さんの娘さん」
「っく、流石は炭シェロね」
と其処へ、更に梨火の後ろに控えている男が。
「おや!胡蝶姉妹ではないか!久しいな!」
「あら、杏寿朗君じゃない!何故貴方が此処へ?」
カナエは杏寿朗へ問う。
「姉上の護衛と炭治郎殿に会いたいと思ってな!先程まで父上もいたが何処かへ行ってしまった」
「そうなの」
炭治郎は追加のお茶を持って皆がいる居間へ戻ると。
「あっ!、梨火さんじゃないですか!」
今迄凛とした態度をとっていた梨火だが。
「炭治郎!良かったぁ!心配したんだから!鬼の始祖を倒したと聞いていてもたってもいられなかったの!」
と梨火は炭治郎へと抱き着く。カナエとしのぶがそれを阻止しようとするが杏寿朗がさり気なく二人の前に立ちそれを防ぐ。
「ふふ、梨火さんも元気そうで良かった!よしよし」
「ぱぅん」
不意打ちなでなでを、喰らい梨火は気絶する。炭治郎は頸を傾げている。葵枝、禰豆子、花子は、ドン引きしている。
「はは!姉上!眠るにはまだ早いのに!」
杏寿朗も何故姉が気絶したか気付いていない。
「あっ!そろそろお昼ご飯の時間ですね!、俺は今から山へ狩りに行ってくから!禰豆子!花子!皆さんを頼んだぞ」
二人はコクリと頷き、炭治郎はカナエやしのぶが私も行くと言う前にその場から消える。
炭治郎が、狩りへ行った丁度その頃、麓の街では。
「何だい?、あの行列は?」
「花魁道中か何かかな?」
その様子を、見ている人達は物珍しそうに見る。
「誰かが嫁にでも行くんじゃないの?、ほら真ん中にいる髪の白い女とかべっぴんだし」
「あの道中が向かってる先って竈門さん家じゃね?」
街人達は考えるのをやめた。
炭治郎は、山を散策していると向こう岸の方に動物の気配がした。木の上へ登り様子を伺うと。
女がイノシシと共に歩いていた。
「君はこの山に古くから住む、主か?」
次回予告!
「あの子は人間だ!あの子を解き放て!」
「黙れ!お前にあの伊之助の心が癒せるか!」