「あの、お父様」
ひなきは花魁道中?、の真ん中におり後ろを歩く父輝哉に問う。
「何だい?、ひなき」
「何なんですかこれ?、確か書物に書いてある。花魁道中にそっくりな気がするんですけど」
「流石はひなきだね。よく知っているこれはね輝利哉の意見なんだ」
輝哉の脇にいる、輝利哉がひょこっと顔を出す。
「姉上いいですか、貴方は言わば男を買い‥‥‥男にもらわれに行くのです。これくらいの事をしなければ炭治郎様はその気にならないかもしれませんし」
「輝利哉は頭が良い恐らく私よりも良いだろう、だからここは次期当主の意見を聞こうと思ったんだ。あまねも賛成してくれたよ」
「あの、私の意見は聞いては」
「「聞かない」」
ひなきはやれやれと思いつつも嬉しくも感じ早く炭治郎の元へ行きたいと考えていた。
(炭治郎様‥‥‥‥‥‥早く会いたい)
私はこの山の王になる女だ今まで誰にも負けた事がない。母猪とも喧嘩になった事はあるが私は勝ってきた、だが。
「君はこの山に住む、主か?」
この山で一番でかい木のてっぺんから声が聞こえてきて、私はその声の方向へ視線をやると一瞬お日様が降りてきたそう錯覚させる不思議な人間がいた。
「そうだ!私がこの山の主!嘴平伊之子だ!」
私は自慢気にその人間に向かって叫ぶが、気が付くと人間は目の前にいた。
「そうか!伊之子と言うんだな!俺は竈門炭治郎だ!」
(速え、でも今のは私が油断してただけだ!、きっとそうだ!)
「おい!かまぼこゴンパチろう!私と闘え!」
「断る!俺は女とは闘わない!」
「あぁ?そんなの関係ねぇよ!闘え!」
伊之子は炭治郎に殴りかかるが、炭治郎は一瞬で背後にまわる。
(嘘……………、殺られる)
炭治郎は背後にまわり伊之子の耳元で優しく囁く。
「伊之子いいかい?君は綺麗な女何だ俺は君を傷つける事何てできないんだ、わかってくれる?」
ほわほわほわ。
伊之子の心に今迄感じた事のない感覚が走った。
(何なんだ、今のはそれにこいつはやべぇ強い奴だ、そう言えば母ちゃんが言ってたな強いやつの番になれと。それが山の掟だと)
「伊之子?」
炭治郎はほわほわしている。伊之子に心配していると、伊之子の母猪が炭治郎の前に立ち塞がる。
※ここからは炭治郎は、母猪と会話をしますがあくまで炭治郎は匂いで何を言っているか理解してます。
「貴方が彼女の親代わりなんですね。わかっているはず彼女は人間だ彼女を解き放て!」
「貴方にあの子の何がわかるんですか?黙りなさい小童」
「確かに俺はあの子の事はわかりません。でも共に生きる事はできる!」
「見た所、貴方は強さだけではなく、太陽の様な優しさも持っている。君ならもののけとかしたあの子を人間に戻してくれるかもしれませんね」
「はい!俺が彼女を解き放ってみせます!」
炭治郎と母猪が向かい合ってると、母猪は伊之子のもとへ。
「母ちゃん」
「伊之子お別れだ、あの男と山を降りなさい」
「ウン、ワカッタ」
「炭治郎殿、伊之子を頼みます」
「はい!」
「炭治郎君。まだかしら?しのぶ私達も山へ向かわない?」
「そうね。ねぇ花子ちゃん炭ジェロはあの山に行ったのよね?」
「うん、そうだと」
カナエとしのぶが痺れを切らして、炭治郎を向かいに行こうとした時。
「すまない!遅くなった!カナエさん!しのぶさん!」
二人は振り向くと。炭治郎はでかい魚を肩に抱え。裾を握りしめる美女がいた。
それを見て絶句する。二人。
「ちょっと、カナエさん?しのぶさん?え?あの炭治郎、そのお嬢さんは?」
梨火も二人に続き絶句するが。
でかい岩が伊之子と炭治郎を分断するように飛んでくる。
「うわ!何なんだ!」
「誰だ!私とゴンパチロウとの時間を邪魔するのは!」
炭治郎は、へ?と言った顔をし伊之子は殺気だっている。
「炭治郎君は私のお婿さんになるの!気安く近づかないで!」
其処には岩を担いだ、甘露寺蜜璃が。
そして更に花魁道中?を従えたひなきも姿を見せる。
「何貴方達は人の夫を奪い合いをしているの?」
カナエとしのぶは我にかえる。
「「産屋敷ひなきだと???」」
「はは!皆、仲良しだな!良し皆でお昼にしよ!」
炭治郎の能天気な発言に頭を痛める。葵枝、禰豆子、花子であった。