日輪の生まれ変わり   作:zzzzzz

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炭治郎は産まれた瞬間から今現在まで常中をしています。


鬼の根城

「綺麗って………お世辞が上手なのね………私は胡蝶カナエ」

 

「カナエさんですね!あの男は何なんですか?」

 

とずいっと炭治郎はカナエに近づく、その少年はとても大人びていた赤みががった長い髪を後ろで縛り瞳は赤く耳に花札の様な飾りをしている。

 

(不思議な子ね……………てゆーか距離が)

 

炭治郎との距離が近い事に緊張し顔が段々熱くなる。

 

「カナエさん!大丈夫ですか!顔が赤いです!」

 

「大丈夫よ………大丈夫、炭治郎君私の事はいいから逃げ」

 

「お断りします!むん!」

 

カナエの頼みにむんと胸を張りながら丁寧にお断りをする炭治郎。カナエはあれは人では無く鬼だと伝える普通の人では勝てないと、だが今彼女の眼の前にいる少年は普通の人では無かった。

 

「ならあいつを倒すにはどうすればいいんでしょうか?」

 

「私の持っている日輪刀で頸を斬るしか……ないわ」

 

「なるほど!ではお借りします!」

 

刀を握ると桃色だった日輪刀は赫色に変わっていく。

 

「…………こんな現象始めて見る」

 

「よし!刃なら赫くなるな!」

 

赫くなった事に驚くカナエ、炭治郎は赫くなったのを確認し鬼の前に高速移動をする。カナエにはその移動を視認する事が出来なかった。

 

(あの子は………………何者なの?)

 

 

 

 

 

 

鬼は屋根の上に座っていたが、炭治郎に気付き立ち上がる。

 

 

 

「お?やっと出て来た!」

 

「お前は本当に人では無いのか?」

 

「そーだよ!元々は人だったんだけどね!俺は童磨!」

 

「俺は竈門炭治郎だ、童磨お前は人を食っているのか?」

 

「そ~だよ!俺が食ってあげる事でその人を生きると言う苦しみから解放してあげてるんだ!」

 

「童磨……………お前は人の命を何だと思っている?」

 

 

童磨は終始ヘラヘラしていたが炭治郎の問いを聞き、突然誰かと重なり始める。

 

 

「あれ?何だろこの記憶は」

 

赤い髪、赫い刀、耳飾り、童磨の身体はこの少年とは闘うな逃げろと警告を告げる様に震え始める。

 

「答えるつもりは無いかあんな綺麗な人まで手にかけようとするとは許さない!」

 

 

「やばい!…………鳴女ちゃーん!助けてぇ!!」

 

炭治郎が斬りかかろうとするが突然童磨の足元に襖が現れその中に落ちて行く。

 

(ふぅここは逃げるしか………………)

 

 

だが炭治郎も即座に襖に飛び込み、童磨の頸を斬る。

 

「誰が逃がすか」

 

「嘘ーん」

 

童磨は塵になって消えた。炭治郎の突入にカナエの付き人ならぬ付き鴉が炭治郎の後を追う。

 

 

「お前はカナエさんの!危ないから俺から離れるな?」

 

 

「カァ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

炭治郎が突入したのは鬼の根城である、異空間無限城。

 

 

 

 

 

 

「どうしたのだ?鳴女?」

 

「いえ無惨様、童磨様がお呼びになられたので」

 

無惨は苦手な童磨は今回の十二鬼月議会に敢えて呼ばなかった、嫌いだからではなく普通にいると邪魔だったからだ。

 

「童磨め……………鳴女はあまり使うなと言いつけたが」

 

上弦の壱黒死牟は一人ぼやく。下弦の鬼達は鳴女の存在を今回始めた知ったため余計な事は言わずに黙っている。

 

「ヒィー怖いのぅ、怖いのぅ」

 

「ウヒョウヒョまさか童磨殿は逃げたのでは無いだろうかヒヨ」

 

他の上弦の鬼達もそれぞれの意見を言っている。

 

「黒死牟私は戻る、後は任せる」

 

「承知」

 

無惨は黒死牟に後を任せ、一人外へ出て行く。

 

「で………………童磨は…………まだか?」

 

と黒死牟が城の上段へ視線を送ると誰かが広間に落ちてきた。十二鬼月達は大方童磨だろうと無視をしたが。

 

 

「お前達はあの鬼の仲間だな?」

 

其処には人がいた。下弦の鬼達は一斉に飛びかかる黒死牟はその姿が視界に入ると思考を止めその場に座り込んだ。

 

 

 

炭治郎は神楽は本当は闘いに使うものではないかと考えていた理由は分からないが昔からそれを知っていた気がする。

 

 

「ヒノカミ神楽、碧羅の天」

 

 

飛びかかって来る下弦の鬼達を身体を横向きに切り替えそのまま回転斬りを頸に放ち下弦の鬼達は瞬殺される。

 

 

黒死牟を除く上弦の鬼達も一斉に飛びかかるが。

 

 

「ヒノカミ神楽、日暈の龍・頭舞い」

 

畝りを加えながら流れる様に鬼の頸を斬り落とすが一体だけ消えない鬼がいる。

 

「クソ!お兄ちゃん!」

 

(中にもう一人の気配がするな、纏めて斬り刻む)

 

「ヒノカミ神楽、烈日鏡紅」

 

無限を描く細かい斬撃を放ち、上弦の壱以外の鬼を滅殺する。炭治郎は来世では人として産まれてきます様にと願いを込める。

 

「お前で最後だ」

 

「逃げちゃ駄目だ…………………逃げちゃ駄目だ…………」

 

黒死牟は激しく動揺していた、炭治郎の姿をそしてその強さを見た瞬間に理解したこの少年もまたこの世の理の外にいると。

 

「おい!闘わないのか!」

 

「縁壱…………縁壱…………………ぴえん」

 

 

嫉妬、憎悪様々な感情が押し寄せ等々泣き始める黒死牟。

 

「おい!どうしたんだ!いきなり泣き始めて、先ずは自己紹介だ!俺は竈門炭治郎だ!」

 

「しっく……俺は黒死牟、人だった頃の名は継国巌勝」

 

「黒死牟!それで縁壱とは誰の事なんだ!」

 

「俺の双子の弟…………俺は弟の様になりたくて鬼になったんだ」

 

「なるほど!つまりお前は弟に嫉妬していたんだな?」

 

「うん」

 

「巌勝それはお前が悪い!長男なら我慢しろ!」

 

「巌勝と呼ぶな!それ以上俺の傷を抉るな!だって縁壱みたいになりたかったんだよ!そんで俺はそう大した者ではないって言ってみたかったんだよ!」

 

「落ち着くんだ!巌勝!どうしてお前はそんなに恥を晒すんだ!」

 

「恥………………」

 

(そうだ今の俺の生き方こそ恥では無いのかなら俺が取るべき行動は一つ)

 

「炭治郎よ私の頸を斬れ」

 

「いいのか?」

 

黒死牟は死ぬのなら縁壱と同じ領域にいる剣士にと考えた。

 

「あぁ」

 

「はぁ!」

 

炭治郎の一振りで黒死牟の頸は斬られた、そして崩れてゆく中小さな巾着を見つける。

 

「これは」

 

炭治郎は巾着を開けると、竹笛が入っていたそして炭治郎は涙を流した。

 

「あれ?俺は何で泣いてるんだろう」

 

 

炭治郎に何故自分が泣いていたかを知るすべは無かった。

 

 

 

 

 

 

 

その後、炭治郎は無限城を操っている鳴女も滅し城が崩壊し始める。

 

 

「カナエさんの匂いがする!とりあえず全力で突きを天井に向かって放つか!」

 

 

 

 

 

城の天井に産まれて始めて全力で突きを放ち大穴を開け炭治郎と鴉は地上へと出る。

 

 

 

 

 

 

 

 

「なるほどこれは悪い夢だな良し稀血を呑んで忘れよ」

 

無惨はやけ酒ならぬやけ血をしていた。

 

 




十二鬼月全滅、無限城崩壊。


ありがとうございました。



何故無惨が童磨以外の十二鬼月を集めていたかと言うと、最近古傷が痛くてイライラするからとりあえず十二鬼月に殺しはしないが八つ当たりをしようと考えたらしいよ。
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