鬼の始祖、鬼舞辻無惨は一人雪山を彷徨っていた。全ては数週間前に自身の根城を破壊、更に頼れる部下たちを皆殺しにされたので身を隠す為である。
「此処まで来れば、あの耳飾りの小僧には見つからない筈。だが何処を拠点にしようか」
自身が身を隠せる場所を探そうと辺りを見渡すと。其処には炭焼きをしている一族の屋敷があった。
「ほう、彼処にある屋敷なら隠れ家には最適だな」
無惨は、耳飾りの少年、竈門炭治郎が寿命で死ぬまで一切人目のつく場所には出ないと決めている。その手段は三百年前のあの化け物から逃げた時と同じだ。
(先ずは遭難した事にして、屋敷に入れてもらうとするか)
「あのぅ、ごめん下さい、山で山菜を採ろうとして遭難してしまいまして」
無惨は屋敷の戸をノックして返事を待つが、背後から返事が聞こえて来た。
「遭難したんですか?それは大変です!我が家で休んで行って下さい!」
「あぱー」
振り返ると其処には、件の耳飾りの少年がいた。
炭治郎は暗くなった雪山をとんでもない速度で駆け上る。
「すっかり、家を空けてしまったぞ六太が拗ねてなきゃいいけど」
段々と屋敷が近くになって行くにつれ、家族とは別に見知らぬ人の匂いがした。炭治郎は戸に誰かいるのを確認し音も無く背後に立ち声をかけた。
その少年は圧倒的な生命力に溢れていた。日輪が照らし出す日光を彷彿とさせる少年だった。優しく辺りを照らし全てを飲み込もうとしていた。
(やばい何でこいつが此処にいるんだ?どうしようとりあえず此処から逃げなければ)
「いやぁ、遭難したと思ったんだけどね、何か突然帰り方を思い出したのでね、私は此れで失礼するね」
「え?大丈夫何ですか?、では俺から一つ質問してもいいですか?」
この時、無惨は背筋が冷えるのを感じた。
「なんだい?」
「何故貴方は、心臓と脳が複数個あるんですか?」
「あははは、そんな人間いる訳ないでしょ面白い事を言う少年だなぁ!」
「俺は産まれた時から生き物の身体が透けて見えるので間違いありません!それに貴方からは以前闘った、んーと確か十二鬼月の方達に似たに匂いがします。それは即ち貴方は人ではないと言う事です!」
無惨は、増やした脳をフル回転させてこの場から生き延びる方法を考える。
(どうする?、闘った所で勝てる訳がない、考えろ思考を止めるな考えろ!何の為に脳を増やしたのだ!)
「無理だわ」
無惨は考えるのをやめ取り敢えず無心で背中、足から出した触手を炭治郎に向かって打ち付けようとするか既に其処には炭治郎はいなかった。
「ヒノカミ神楽、思い付きの舞い!」
炭治郎は無惨の身体を見た瞬間に、思い付いた全ての舞いを一つにすればいいと。それは正しかったと言える。
「逃げなくては、逃げなくては」
無惨はあの時よりも鋭い斬撃を受けてしまい身体の再生機能は完全に失われていた。其処へ炭治郎は一歩また一歩と近付いて来る。
「お前も、今迄沢山の命を奪って来たんだな」
「まだぁ!!!!」
無惨は身体を千八百個に分裂して逃げようとするが。
「無駄だぞ!お前の匂いは完全に覚えた!お前は此処で終わりだ!」
こうして、鬼の始祖は滅びた。
炭治郎は汗一つそして息も荒れる事なく無惨を倒し、屋敷の戸を開くと其処には妹の禰豆子がいた。
「ただいま!禰豆子!」
「あ!お兄ちゃん!遅いよ!それに何か外が騒がしかったけど何かあったの?」
「ちょっとね、あっ!」
「どうしたの?お兄ちゃん?」
「俺はあの鬼の名前を知らないんだった」
こうして鬼は全て滅びた。
鬼滅の刃としての話しは終わりましたが、まだ炭治郎の闘いは残っています。
皆さん書いて欲しいですか?。
アンケート出します。
続きがいるかどうか。
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いる
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此れで完結で。